2025/05/02(金)EXPO 2025 大阪・関西万博に行ってきた
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去る4月13日、EXPO 2025 大阪・関西万博に行ってきたのでその記録。
開幕日の10時入場で予約を取ったがパビリオンの事前予約抽選は全て落ち、三日前予約は開いた時には全滅していたので、予約なしで行ける所だけを回っている。
入場前
万博会場に入るまでの流れ。
旅の始まり
旅の始まりは神姫バス三宮ターミナルから。
今回利用したのはEXPO神戸号、神戸空港発・神姫バス三宮ターミナル経由万博会場行だ。三宮からは結構出ているため使いやすいと思う。
1000円で会場に乗り付ける直通バスに乗れるので鉄道利用より若干高くつくものの、便利だ。所要も48分なので鉄道より早い。というか電車は間違いなく混雑地獄なのと、地下鉄で景色が見れないので使いたくなかった。
発時刻1分前に来たら随分行列ができていた。
行先には万博会場とだけ書かれている。田の文字が見えるので三田営業所の所属だろうか?
側面の行き先表示には何かの残骸が残っているように感じた。ひょっとしたら電光表示を切り替えるときにクリアせずに上書きしているのかもしれない。
普段高速バスに乗るときは阪神高速に入ることが多いのだが、今回は生田川ではなくフラワーロードに舵を切りハーバーハイウェイに入った。初めてだったのでちょっと楽しかった。
どうやら夢洲へ行く場合はハーバーハイウェイのほうが近いようだ。
西宮浜のあたりにヨットが多数浮いていた。兵庫県内でも関連イベントがあるとどこかで見た気がするので、万博と関係あるのだろうか?と眺めたりしていた。
夢洲が近づくと地面に「夢洲万博」という文字が見えた。ちなみにこの写真は奥にある謎の建物が気になって撮ったもので、撮影時地面の字には気が付いていなかった。
やけに独特の建物だけど万博に関係しているのだろうか?と思って調べたところ、ごみ処理施設と下水処理場らしい。
施設としては大阪広域環境施設組合舞洲工場と舞洲スラッジセンターらしく、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーによってデザインされたものなのだとか。Art Tourismというサイトに訪問記があるので読んでみると面白い。
会場への接近
万博会場に近づくにつれ、万博カラーのバスや、各社の高速バス、タクシーが目立った。特に万博カラーのバスは無数に走っており驚いた。
万博カラーのバスは恐らく予約制のリムジンバスと思われる。運賃が異様に高いのでなんじゃこりゃと思っていたが、恐らく走ってる本数的に高額報酬を設定して運転手を集めていたのかもしれない。
鉄道会社のバスはEVバスも目立ち、京阪・近鉄・阪神・南海でEVバスを確認できた。万博ラッピングされたものもあり、力を入れている会社も垣間見えた。
余談だが大型バスのラッピングは100万前後が相場と言われており、結構高い。ソースはいつぞやの沿岸バスのツイート。ググっても大体そんくらい。ラッピング業者の価格表でも88万とあるので、恐らくそんなものなのだろう。
事前報道などで分かり切っていたことだが、万博会場の周囲は工事関係の機材が目立った。
会場バスターミナル
会場のバスターミナルではひっきりなしにバスが往来していた。
会場前
会場前では多くの人が入場ゲート前に並んでいた。この日は雨だったので多少は空いているか?とか思っていたが甘かった。
はためく万博旗。いろんな国の旗がある。しかしここから見える吉本のパビリオンは強いなと思った。

会場は人の海で長蛇の列ができていたが、人の塊がずるずる動いており「並ばない万博」のキャッチコピーは確かに正しいなとか思った。
ただ入場時に空港のセキュリティチェックと同じものがあるので、立ち止まれずには入れるというほどではなかったが、私は特にストレスには感じなかった。
会場内では様々な制限があった。引っ掛かりやすいものも少なくないはずなので、これから行く人は事前にチェックしておくとよいかもしれない。
セキュリティゲートは競輪が協賛して設置しているようだった。X線のモニタが見れるのはちょっと面白かった。
セキュリティゲートを抜けるとQRチケット認証機があった。これを通過することで会場内に入れた。
大屋根まで
会場入場~大屋根まで
万博会場入場
入って左手には色々話題になった大屋根があり、そこまでは大きな広場になっていた。
正面にはお土産屋さんやコンビニなどがあった。ヤマト運輸や日本郵便もあり、ヤマト運輸の中は小さなパビリオンになっていた。
施設案内には手が回らなかったのかトイレ以外何も書かれていなかった。
おみやげ いちびり庵
ゲートを出て直進すると土産屋があったので入ってみることにした。いちびり庵という店名の意味はよくわからなかった。特にいちびってはいなかった。
大阪と兵庫の地ソース。やはりソースは兵庫が強い。
ご当地ラーメンやレトルトご飯。やはりここでも兵庫が目立つ。
お菓子売り場。ここでもぼちぼち兵庫の存在感が強いような気がする。
特にめぼしいものがなかったというか、別に万博に来てまで買うものがなかったので土産屋を後にした。
土産屋の通り
この通りにはパラソルがあり、雨宿り?ができそうだった。まだこの時はパラパラとしか降っていなかったので傘をさしている人は多くなかった。
石臼を引いて作るわらび餅が食べれる店があり、仮設施設内での座敷席の作り方に感心した。
どんどん食べて。どんどん出すよって。遠慮せんと食べて。遠慮したらあかん!!!というキャッチは大阪らしくていいなと思ってしまった。
JRのショップに長蛇の列ができていて驚いたが、Adoのグッズがあったらしいので、その関係なのかも知らない。
Adoについては吊り広告くらいでしか存在を知らないが、割と長い間JRが力を入れているように見えるので結構人気なのかもしれない。軽く調べた感じVTuberではなく、顔出しなしの歌い手ということを知れた。
どこかで見た記憶があるがどこで見たか全く思い出せないアートが万博にいた。
自販機
水汲みに使える謎の機械があった。この機械は会場のあらゆる場所に設置されており、代替自販機の横に配置されていた。水道でよくね…?と思ったが野暮なので言わないことにする。
ペットボトルの削減よりこの機械の製造資源のほうが確実にヤバいはずなので謎の装置だ。
Co2を食べる自販機なるものがあった。これも同様に津々浦々にあった。
なんで自販機にその機能を乗せたのか…というのは突っ込んだら負けなのだろうな…。恐らく中に吸着用の触媒が入っているのだと思うが、回収コストを考えるとアサヒの社屋や工場の屋根にでも置いておいたほうが効率的なようにも思わなくない。
また場内はキャッシュレスオンリーとのことで自販機の現金穴は封印されていた。
決済方法はアサヒだと交通IC、nanaco、waon、iD、QuicPay、楽天Edy、UnionPay、J-Coin Pay、楽天ペイ、PayPay、d払い、メルペイ、支付宝、微信支付、LINE Pay、au Pay、国際ブランドのコンタクトレスに対応していた。何故かPiTaPaは非対応。
なおコカ・コーラの自販機はPiTaPaに対応していた。
そらいす
USBチャージャーが付いた謎の椅子が置いてあった。
太陽光パネルで終電した電力を使って充電する設備のようだ。畳のようなものでできていたが、柔道場にあるようなゴムの畳だった。
大屋根手前
大屋根前にはミャクミャク様がいた。ミャクミャク様は意外と会場内にいないので貴重な撮影チャンスだ。
ガンダムパビリオン。万博にもいるガンダムの存在感がすごい。
吉本のパビリオン。入れる気がしなかったのでスルーした。
大屋根前
さていよいよ色々な物議をかました大屋根の前に到着した。なかなか立派な作りだ。
よく見てみると一本の木ではなく集成材であることがわかる。
この集成材は主に高知県の木材を使い、愛媛と岡山の企業が制作したものらしく、国産なので素晴らしい。
また、大屋根は世界最大の木造建築物に認定されたらしい。また、東大寺大仏殿はとっくに世界最大ではなくなっていたらしいが、木造軸組構法では依然として世界最大のようだ。
大屋根から昼食まで
大屋根に入ってから昼食まで。
大屋根の内側
大屋根の中は広く、どことなく日本を感じさせるようなデザインなのがよかった。
雨が降っていたので、この中を歩くことが多かったが横殴りの雨に対しては無力だった。但し当日吹き荒れていた風を避けるには便利だった。
ゴミ箱一つとってもスポンサーがよくわかり面白かった。
水汲み装置にも種類があるようで別のタイプを見かけた。
デジタルサイネージも競輪。
JR西日本グループと書かれた東日本ナンバーの車を見かけるなど。
先進感を出すためなのかセコムの無人警備ロボが巡回していた。前に人が現れたらしばらく止まるので、概ね飲食店の猫ロボットに近い挙動をしていた。
後ろに控室があることから、自律走行を行う傍らで人間による有人監視を行っているのだろう。製品化されており、実際にレンタルもできるようだ。異常検知や威嚇、エレベーターでの移動が行えるなど意外と高機能である。また公道走行も可能らしい。将来的にはアームを取り付けドアの開閉ができるようになるなど、可能性を感じるデバイスだ。
施設内の車両が往来するための踏切が設けられていたが降りているシーンは見れなかった。
ひとまず昼前に何か食べておかないと混雑地獄が予見されるため、飲食店を探すことにした。
いきなり胡散臭い建物が現れたが、雰囲気的においしくなさそうなのでこの時は飛ばした。
フードコート:大阪のれんグルメ
恐らく安くしたいならここが一つ無難な選択肢である。
入ると青森名物、ねぶたが出迎えてくれた。
BellaBotの親戚、KettyBotの集団が走っていた。この時点で神座があることを把握した。
天井には出資者の提灯がたくさんぶら下がっていた。
フードコート内の各店舗には店舗のアイコンとなる、ねぶたが飾られており、雰囲気が良かった。
結局一周して万博で普段食えるもの食ってもなぁ…と思い退店した。
フードコートの通り
先ほどのフードコートの隣には独立したうどん屋があったり、
岩手からやってきたという中華料理店もあったりした。
京都のお土産屋さんもあった。
なんかここ数年パインアメいろんなところに生えてきてない???
色がカオスな万博記念の生八つ橋。
桜の塩漬けという珍しい品もあった。ちょっと欲しい気もしたが絶対全部使わないので買わなかった。
しかし、この近くにアニメイトがあることに気づき食事を忘れアニメイトに向かうことに。
アニメイト
なぜ万博にアニメイトがあるのか、まったく謎だったがきっと何かあるのだろうと入ってみることに。
アニメ店長って名前あったんだ…。
結果としては、特に万博関連品はなく、万博で売れそうなものが置いてあるだけのアニメイトでしかなかった。一応入るときに記念ステッカーを貰えたが、アニメ店長の絵にエキスポの文字を印刷しただけの簡素なもので何とも微妙だった。
店から出ようとしたら声としゃべり方がめちゃくちゃ樋口楓なガタイのいいカッコいいオバちゃんが入ってきてビビった。本人ちゃうんか?と思ったレベル。
さて飯をどうするかと思ったところで、そういえばまねき食品がえきそばで炎上してたことを思い出し、えきそばを食いに行くことにした。
えきそばへの道中
色々なパビリオンを横目に、食べた後どこ行くかを考えながら歩いていた。私は事前予約抽選に全て落ちており予約なしでは入れる場所を探す必要があった。しかし万博公式地図には予約必須パビリオンは探せるのに、その逆を探す機能がなく難儀した。
スペイン。並びすぎなのでないなという感じ。
トルコ、写真ではわからないがあまり並んでいなかったのでここはありかなと思った。
夜の地球?Traditional Kogeiなので伝統工芸だろうか?気になるけど並んでるなぁ…というのでここはスキップすることに。
アゼルバイジャン。建物がカッコいい。列もそこまでではないし、実は私はアゼルバイジャンが好きなので行くことに決めた。また隣のモナコパビリオンも空いていたので、その次はモナコかなと考えていた。
水飲み場。水汲み装置は何だったのかと思う具合に存在する、ただの水道の蛇口。でもこれでいいと思う。
フードコートにあったらぽっぽがここにも。
そしてまねき食品のえきそばにたどり着いた。
隣のスシローは列もなんもなかったが、えきそばは結構な列ができていて、進みがすさまじく悪かったので一時間並ぶ羽目になった。ちなみにこの後14時くらいになるとフードコードに長蛇の列ができていたのだが、その時のえきそばはガラガラだったので狙い目の可能性がある。
えきそばの前には吉野貯木場と書かれたベンチが置いてあった。名前の通り奈良の吉野にある貯木場らしい。
えきそば
徐々に列が進み、えきそばの入り口あたりに来た。
22時閉場であることを考えると、割と遅くまでやっているようで使いやすそうだった。
まねき食品のブースなので駅弁も売られていた。こちらは並ぶ必要がない模様。
さて、ぼったくりと叩かれていたメニュー表とのご対面。値段よりただのそばがあるほうに驚いた。三度見はした。
無料の水はないので飲み物が欲しい人は買う必要がある。
店内は落ち着いた雰囲気でまねきの文字が目立つ。壁面ではちょっとした映画が上映されていて見ていると面白い。
レジの注文票。まねきは姫路の会社なので姫路の酒が目立つ。決済端末はステラ。万博の店舗端末はどこもステラだったのでSMBCとパナソニックはよく儲かってそうだ。
レシートは万博使用だった。
店内設備は面白く、段ボールでできた椅子や、曲げわっぱでできた協賛証もあった。
注文から待つこと20分、神戸牛すき焼き丼、海老天えきそばセットが来た。
海老天は衣の先までエビが詰まっていて、えきそばは生めんから茹でてあるのか麺は硬めで伸びておらずかなり良かった。正直これ立派すぎてえきそばじゃないと思う。だって普通のえきそばって伸びた茹で麺やもん…w
神戸牛すき焼き丼も柔らかい肉質に甘辛い味付けでたっぷり入っててかなり良かった。
店の出口には謎のマシーンが設置されていた。
どうやら工業ロボットを使ってNゲージを操作する展示だったようだ。切符を取り出して列車に乗せ、最後は回収しているので、よくできている。
施設も簡単なアトラクションになってるし、たぶん投資額や仮設店舗での臨時運営とか諸々考えるとこんなもんじゃないでしょうかって値段なので、ぼったくりということは全然ないなと感じた。むしろ黒字なのかどうかやや懸念が出るレベル。
店舗設備もかなりこだわりがあり、容器に輪島塗を採用したり、ユニフォームも日本の伝統を意識し、大阪の著名デザイナーに依頼して製作していたり、壁面映画も芦屋のエクスアールジョンに制作を依頼し、店舗外の大型ディスプレイは姫路発祥のウシオ電機の協賛により設置されている。そして椅子は会期終了後リサイクルできるとされている段ボール製だ。
ウシオ電機の機材はアースシネマズ姫路でも利用されているため、アースシネマズの民であれば親しみがあるだろう。
総合的に見てマーケティングは意図してなのかどうか知らないが、功を奏していたように感じた。
昼食からパビリオン巡り
腹ごしらえをしていたら時刻は14時近くになっており、軽く焦燥感を覚えたので本来の目的であるパビリオンに行くことにした。ひとまずは昼をとる前に決めたアゼルバイジャンだ。
アゼルバイジャンパビリオン
戦時国なのに万博に出るのはすげぇなと内心では思いながら向かった。
アゼルバイジャンパビリオンに入る前には雨の勢いが強くなっており、傘をさしている人が目立った。またこの時にモナコパビリオンに列ができていたので、次は人が少なそうに見えた、トルコパビリオンに行こうと思った。
アゼルバイジャンパビリオンの入口には持続可能性への七つの架け橋と題した七人の美女が展示されており、足元にその意味を説明するディスプレイが設置されていた。
中に入るとまず幻想的なスクリーンシアターが出迎えてくれた。内容的にはアゼルバイジャンの紹介のようだった。上にあるプロジェクターにはSHARPと書かれていた。
案内図があったが2Fはオフィスのようで、実質1Fと3Fしかなかった。
展示物の写真を撮っていないが、展示としてはアゼルバイジャンの伝統芸能や、文化の多様性、建築技術、特にアーキテクチャへの造詣が書かれていた。あっさりとしたした展示で個人的にはそこまで惹かれなかった。しかしパビリオンの建物の豪奢さからして、建築アーキテクチャの情熱はなんとなく伝わってきた。
アゼルバイジャンパビリオンにはカフェがあった。さっき沢山食べたばかりで軽くキツイ思いがあったが、折角だし食べてみようと思ったら残念ながら目の前で売り切れになってしまい食べることはかなわなかった。後でわかったことだが、食事ができるパビリオンも多いようなので、パビリオンで食事をとるのもありな気がした。
出口近くの土産コーナーには絨毯をはじめとした伝統工芸品や、建築アーキテクチャの本などがあったが、私はとりあえずマグネットを買うことにした。CAUTION MAGNETICとあるのが日本では見かけない注意で面白い。最初は磁力を封じる蓋だと思っていたが、磁石そのものだった。
これはエンブレムの裏に鉄板が溶接されており、そこにCAUTION MAGNETICと書かれた磁石が磁力でくっつけてあるという構造だ。
トルコパビリオンまでの道中
トルコパビリオンに行く前にもうちょっと何かないかな?と散策した道中。
韓国パビリオンはロープが張られており入れそうになかった。巨大なモニタには魅入ってしまうようなダイナミックな映像が流されていた。
ドイツパビリオンは日本語とドイツ語で「わ!ドイツ」と書かれており、かわいらしくていいなと思ったが、行列が凄まじく入れる気がしなかったのでパスした。
関西パビリオンは予約制で入ることができなかったが関西の定義がかなり誇大解釈されていて関西がよくわからなくなった。
以前松山市が関西を自称しているのを見たこともあるので、北陸西部と三重、近畿、中国、四国辺りはひょっとしたら関西なのかもしれない。
トルコパビリオン
TÜRKİYEと書かれていて、なんかいいなと思った。あと建物も赤い棒や波のような模様で囲まれていて好きだ。
トルコアイスらしき人形が設置されていて、その横にあるアイスマシーンのようなものはスピーカーとして機能していた。
またHEYDAY OF CIVILIZATIONS TÜRKİYEやHEYDAYという表現はパビリオンのいたるところで使われており、特にYESTARDAY, TODAY, HEYDAYと並んでいる場所では意味は分からなかったが、謎の感動をしていた。
今調べたところHEYDAYとは全盛期という意味らしく、昨日・今日・そして全盛期という意味があるのだろう。そしてHEYDAY OF CIVILIZATIONS TÜRKİYEは全盛期のトルコ文明という意味があるのだろう。参考までにClaude 3.7 Sonnetに解釈させてみたところ、トルコという国の威信を表しているのではないか?という感想が返ってきたので以下に紹介する。
トルコ(TÜRKİYE)が「文明の交差点」あるいは「文明の揺りかご」として自国を位置づけているメッセージだと思います。歴史的に見て、現在のトルコの領土はアナトリア半島を含み、ヒッタイト、ギリシャ、ローマ、ビザンチン、セルジューク、オスマン帝国など、様々な強大な文明が栄えた地域です。東西文明の架け橋として、複数の文明が交わり、それぞれが全盛期を迎えた場所という意味が込められていると感じます。
この表現は、トルコが単に一つの文明の発祥地ではなく、多くの重要な文明の「全盛期」を見てきた土地であることを強調し、その豊かな歴史的遺産と文化的多様性を万博という国際舞台でアピールする意図があったのではないでしょうか。
また、現代のトルコが過去の様々な文明の遺産を受け継ぎ、それらを融合させた独自の文化的アイデンティティを持つ国であることを表現しているようにも感じます。
そういうのもあってか展示には3Dの顔がエモーショナルに動いてしゃべる映像が投影されていたりもした。
全体的にはなんかかっこいい展示が多く、謎に日本を意識したものもあった。
ライブステージもあり、YAMAHAの機材が使われていて、ここでも日本製品が…というので、ちょっと面白かった。
パビリオン内は結構列ができてなかなか進まなかったのだが、スタッフから「これはレストランの注文の列です。ここには他に何もありません。」という声が聞こえ列が崩れていったのも面白かった。
つまりトルコパビリオンは料理を食べるところだったのだ。建屋はかなり大きかったが、入り口付近の簡単な展示があるほかは特に何もないようだった。
会場をぶらぶら【イ】
時刻は14時半。さて次はどこに行こうかな?と思い韓国パビリオンのほうを見ると17時から自由入場を始めるというので、しばらくぶらぶらすることにした。
モナコパビリオンを覗きに行ったら、まだ混んでいたので、どこか入れそうなパビリオンはないかな?と思い公式地図を見てみたものの、余りにも探しづらかったので会場をぶらぶらして探すことにした。
昼にがら空きだったフードコートには長蛇の列ができていて、早めにまねきに行って正解だったなと思った。経験則として飲食店は14時前後に混む傾向があると思っている。
雨が降っていたのもあり、大屋根の下は混雑していた。三宮センター街の倍は混んでいる。
記事の頭のほうでボトルに水を入れるマシーンを紹介したが、洗浄するマシーンも設置されていた。恐らく水筒を利用することで廃棄物を減らし、こういった装置で衛生的に利用できるというのがSDGs的に売りなのかもしれない。
どのパビリオンも趣向が凝らされた建物で見ているだけで楽しめた。とくにアメリカのアメリカらしさは最早アメリカという他なかったが、入ろうとしたら既に閉まっていた。
ミャクミャクの撮影会なる謎のブースもあった。グッズ販売がないのはありがたい情報だが、それにしてもすごい人気である。
見るものがなく飽きてきたので大屋根に上ってみることにした。この時は風が強く横から叩き付けるような雨も降ってきており、これは風邪ひいて明日会社休みかなとか思いながら雑に行動していた。
地下鉄の出口の風を強くしたような暴風に煽られながら外に出てみると、意外と人がいた。とはいえ晴れていた時と比べるとずいぶん少ない。
傘が折れている人を横目に凄い風を耐えつつ一番上まで登ってみたところ、なかなか見晴らしがよかった。この時は写真を撮るのに必死で正直何も見えていなかったが改めて見返してみるとグラフィティが描かれていたりして面白い。万博ではストリートパフォーマンスもありなのだ。
下界を眺めてみるものの、どこのパビリオンも列が長く、この雨の中では、入れる気がしない。
歩いているとバスが走っているの見かけたので近づいてみると道路があることに気が付いた。
バスを追ってみるとニュースで話題になった基礎の崩落現場と騒がれていた海に出てきた。
どうやらここは大屋根の内側に水を引き込むためにこういう作りになっているようで、ウォータープラザにつながっているようだった。
眺めているとけたたましいサイレン音とともに万博と書かれたレスキュー車のようなものが走り去っていた。
先に進むとバス停があり、これに乗るとバスターミナルに行けるようだったので、疲れもあって乗ることにした。横には放送局の楽屋みたいなものもあって面白かった。
列はあったがバスは多く往来しており、いつか乗れるだろうと思っていた。
中には自動運転バスも走っていて、なかなか面白かった。
しばらくするとバスが滞留するようになり、火災のためバスが動けなくなったというアナウンスが流れ、軽く絶望に襲われたが並んでいるうちに疲れが取れたのもあり、またパビリオン巡りに戻ることにした。
そもそも運賃が超高いので乗らなくて済むならそれに越したことはなかった。
適当に歩いているとトイレに出会った。とても主張が強く非常時にも安心そうだが列がすごい。
夢洲の未造成状態を保持した空間があるとのことでチラ見してみたが、中央にある部分が夢洲の植生が本来の土壌らしく、会期終了後に更地になるまでの間は本来の地面を見ることができないので展示しているとのことだった。
先ほど外側から見たウォータープラザの内側。なかなか見ごたえがあり、真ん中には謎の門があった。
手前にあるモニュメントと重ねて撮影するためのオブジェなのかもしれない。
その後も適当にパビリオンを眺めていたが行列やそもそも開いてなさそうなどでパスしていた。
null2というテクニカルっぽいパビリオンは面白そうに見えたが、予約制らしいので入ることはできなかった。
SEIKOの日時計があったり。
神戸市民のバウムクーヘンオーブンTHEOがいたりして、ちょっと面白いなとか思った。
ぐるっと一周してきて16時過ぎ、まねきの列はだいぶ減っていた。
そろそろ17時前なので韓国パビリオンに行くことにした。開場情報が広く知られていないはずなのでまだいけるという確信があった。
韓国パビリオン
韓国パビリオンに着くと相変わらずダイナミックなムービーが流れていた。
現在の韓国の様子を表現するシーンや
朝鮮の歴史から現代韓国の繋がりを描いたり
韓国の情報技術をアピールする内容もあり
締めくくりもかなり良かった。これはかなりの長編で全編見ようとすると15分ほどはかかる大作に見えた。もしこれが列に並んでいるときに見るものとして設計しているとすると、非常に戦略的だなと感じた。
パビリオン前には勝手列が形成されており、非公式に人々が並んでいた。予想通りこの段階ではそこまで人がいなかった。
公式の列ではないため開場時にそこそこ横入りされていたが、周囲が空気を読み、それなりに機能していたのは日本ならではだろう。
中に入るとブースがいくつかあり、中には体験コンテンツが用意されていた。四ヶ国語対応なのはすごいなと思った。但しすべてのコンテンツが四ヶ国語対応ではなく、ここくらいだったと思う。
ブースに入る待機列にも暇つぶしになる動画や、場内案内が流れており、さすがコンテンツ大国だなと感じさせられる内容だった。
特に一枚目のグラフィックはインターネット黎明期の韓国の個人サイトでよく見られた表現で懐かしい人もいるのではないだろうか。
ブース待ち列がある場所は巨大スクリーンの裏だったので、スクリーンの実装も見ることができた。
見た感じLGと書かれたモニタが大量に組み合わせられているが、LGのサイトによるとビデオウォールというモニタを連結して巨大化する製品があるので、それを使っているのかもしれない。背面の見た目がLGのサイトにあるものと異なるので韓国エディションとか、特注品なのかもしれない。あるいはオプションのアタッチメントの可能性もあるが、これは面白いなと思った。
先ほどの機械で受付を済ませると、第一ホールでPA機器による演出があった。
これは受付端末で来場者が登録した音声を合成して流すアトラクションのようで、なかなか面白いなと思った。ひょっとしたらPA機器そのものも音の波形などによって有機的に動いていたのかもしれないが、特に説明はなかったのでわからない。
次のホールでは息を吹きかけると水素を利用して水を生成する謎の装置が展示されていたが、これはあまりよくわからなかった。
この次のホールは撮影禁止だったので写真がないがミュージカル形式でKPOP的な映画を見ることができた。これ以上なく韓国らしいムービーが見れたのは中々楽しかった。
参考までに劇中で使われる楽曲のフルムービーは以下で見れる(ミュージカル部分は含まれていない)
全体のメイキングもあり、以下で見ることができる。
これはここまで見たパビリオンの中では最も凝った演出の一つだと感じた。
また全て終わり出口に行くとアンケートがあり、それに答えるとスマホリングを貰うことができた。
最初の受付での言語選択とこのアンケートである程度客層を集計できるはずなのでマーケティングが上手いと感じたし、全体に非常に韓国らしさのあるパビリオンだったのは好感が持てた。余裕があるなら行ってみても損はしないと思う。少なくともKPOPに特に興味がない私でも十分に楽しめた。
そういや韓国パビリオンのアンケート見てて思ったけど、こういう場合の「職業」の表記はJobよりOccupationのほうが一般的なのだろうか?とか。
なお私はMMO黎明期から韓国産のゲームをはじめとしたコンテンツに親しんでおり、韓国の電子機器にも古くから親しんでいるユーザーであるため、肩入れしている面は否めないことは附しておく。
更に出口の奥にはレストランとショップがあった。
レストランでは韓国料理を頼むことができた。「いんりょう」や「しゅるい」などの日本語がかわいらしい。「しゅるい」はおかしい気もするが、それもまたかわいい。
日も暮れかけているし、そもそも万博なので各パビリオンで食べるのも一興だろうというのでここで食べることにした。アゼルバイジャンのほうでは食べられなかったしね。
海鮮チヂミを頼んだところ、だいぶお好み焼きチックなのが出てきたほか、玉ねぎのしょうゆ漬けのようなものも出てきた。飲料は水を買った。
海鮮チヂミは概ねお好み焼きで、本場のチヂミはここまで違うのかと衝撃を受けた。普段日本で見るもちもちした透明な生地とは一線を画していた。またコチュジャンもなく、そのまま食べる感じだったが、下味はついており特に問題はなかった。
玉ねぎのしょうゆ漬けはそのまま玉ねぎのしょうゆ漬けで、醤油味の玉ねぎだ。ググった感じヤンパチャンアチというらしい。キムチとナムルくらいしか知らなかったので新鮮だった。
箸袋には竹箸とプラスプーンが入っていた。箸は日本の箸の2/3程の長さで先はとがっておらず、こけしラインが入っていて興味深いデザインだと感じた。
水は裏のラベルに日本語が書いていたので、恐らく日本でも韓国食品店などで手に入るものだと思う。
食べ終わると時刻は18:30を回り帰るかどうか思考を一巡させ、せっかく来たのだし最後まで楽しもうと他のパビリオンも見ることにした。
夜の地球
朝来たときは混んでいたので避けていたが、Traditional Kogeiという文字に魅かれて入ってみることにした。私は歴史と伝統が好きだ。
大漁旗をよく見ると石川県漁協輪島支所とあるが、これが展示内容のヒントだ。
こちらのパビリオンでは輪島塗の歴史を学んだり、今回の万博のために作った輪島塗の地球儀のメイキングビデオを見ることができた。このビデオでは、およそそこら辺の食器には使われてなさそうな珍しい技法をふんだんに使った重要文化財レベルの逸品を作っている光景を見ることができた。
そしてこれが実際に作られた輪島塗の地球儀だ。デジタル地図をレイヤリングして下図を作り、それをもとに精緻に蒔絵や沈金、螺鈿など各種技法で趣向を凝らし、更に塗り技法のみで凹凸を作り立体感を出すなど、非常に凝ったものになっている。ベースは木のようだが、金属部品もあり、そこにも漆塗りの技術が使われている。
木でできた地球儀の乾燥を防ぐためか真横にはダイニチの加湿器も置いてあった。
また世界の主要都市を輪島塗で制作した工芸品も展示されており、こちらも見ものだった。
東京。
ニューヨーク。
ロンドン。
北京。
アップも撮っていたのだがぶれていて見れたものではなかったので、気になる人は是非現地に行ってみてほしい。いずれも値段がつけられないような品だと思うので、会期が終わったらどこかの博物館に展示しておいてほしいところだ。
この後には全国地各地の伝統工芸品のコーナーがあり、様々な工芸品を見ることができた。
南部鉄器は黒いものをよく見るので、こういうのは珍しい気がした。
江戸切子はそうめんの大鉢で見ることがあるが、最近はめっきり見ないかもしれない。
もちろん輪島塗の展示もあった。今年漆器を買った私としても親近感がわいた。但し私のは山中漆器だと思われる。
石川県の伝統工芸は特にクローズアップされて紹介されていた。
全国の伝統工芸品の一覧もあり、各地の工芸品を知れるの勉強になった。
会場の隅には綜合警備の警備ロボがいた。セコム同様に先進性をアピールしているのかもしれない。
夜の万博会場とドローンショー
夜の地球を出て時刻は19時を回っていた。
会場はライトアップされ、やや幻想的な雰囲気に包まれていた。
みんなカメラを構えていたので振り返ると、突如ドローンショーが始っていた。これはなかなかの見ものだった。正直途中で帰らずに、この時間までいてよかったと思う出来事だった。
モナコパビリオン
最後に一番最初に気になっていたモナコパビリオンに行くことにした。空いてたので。
夜に来るとずいぶん幻想的な雰囲気だったので夜に来るといいかもしれない。
中にはすごろくゲームや、ミニゲーム的なものがいくつかあった。
幻想的な雰囲気の中で私たちは自然と人類の共生を目指していますというメッセージが伝わってくるパビリオンだと感じた。
会場をぶらぶら【ロ】
時刻は19:15を回り、人はずいぶんまばらになってきた。
神座のあったフードコートへ戻ってきて、前来た時に気になっていた西川布団のマシーンをチェックしてきた。
段ボールの筐体にタブレットがはめ込まれているようで面白さを感じたものの、布団と何が関係しているのかはよくわからなかった。
人が集まっている場所があったので何かと思って近づいてみる。
アラブの民族衣装を着た人との記念撮影が人気を呼んでいるようだった。
サウジアラビア王国のパビリオンだった。ここは予約制なので外していた場所だ。
日本語の表記が逆転しているのがちょっと面白い。確かに国名を前面に出す場合はありだなと思った。
バードのような人がいて周りのほの明かりと合わせて、雰囲気が出ていた。
ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」
外見の怪しさで近づいていなかったパビリオンに入ってみた。
こちらでは和菓子で作られた作品が展示されていた。
餡や粉砂糖など、造形しやすく腐りづらいものをよく使われているようだった。
他にも様々な和菓子作品の展示があり、見ていて楽しかった。
小規模なものでは干菓子で作られたものもあった。
和菓子に限らず、飴細工やチョコレートで作られたものなども見られた。
天井まで楽しめるように作られていて、なかなか凝っているなと思った。
肝心の外食パビリオンについては調味料メーカーが料理を提供していたりして、実際に食べることも楽しめるようだった。
帰路
さて、そろそろ帰ろうかという道のり。まだまだ見るものがいっぱいあった。
土産屋への道中
時刻は19時半を過ぎたあたり、そろそろお土産を買って帰ろうと西ゲートに向かい歩き出した。
吉本のパビリオンでは来場者参加型の盆踊りがされていた。
西ゲートへの道は人であふれていた。22時閉場だが、みんな帰るところなのだろう。
そらいすは街灯の代わりなのか光っていた。
ヤマト運輸ブース
時間があったので何となくヤマト運輸のブースに入ってみた。
いろんなラベルが展示されており、記念にもらうこともできた。今ではもう見かけなさそうな昭和の香りが漂うラベルが多い。
きっと今ほどシステム化されていなかった頃はこのラベルを見てアナログ的な人情で対応されていたのだろう。そう考えると少し心がほっこりした。
奥には夢見る黒猫の世界という内容で未来への展望メッセージや、顔認証式の宅配ボックスの展示が行われていた。
顔認証式宅配ボックスは実際に操作することもできた。中のぬいぐるみがかわいい。
実際の宅配便の発送にも対応しているようで、お土産を送るのにも便利そうだった。
エキスポオフィシャルストア
お土産を買うならここだろうというので入ってみた。しこたま買った。
入ってすぐには伝統工芸で作られたミャクミャクやミャクミャクダルマが展示されていた。
中でも目を惹いたのは漆のミャクミャクだ。165万円というすさまじい値段だった。
越前漆器は漆琳堂の製作で、様々な漆技法が凝らされた逸品だそうだ。
他にも鍋島焼のミャクミャクや、錫のミャクミャク、硝子のミャクミャク、手漉き和紙のミャクミャクなど、様々なミャクミャクが売られていた。
小物では美濃焼きの豆皿などもあり、日本の伝統工芸品を使ったグッズにも注力しているさまが読み取れた。
それらしいTシャツやポロシャツも売られており、よくある観光地のお土産的な雰囲気の服も手に入れられるのはいいなと思った。
排ガス出してるしいつの車これ?みたいなのがあったり、
北斎的なパンツがあったりしたのも面白かった。ブラジャーやショーツはたぶんなかった。
ミャクミャク柄のそういうのがあったら、それはそれで面白そうだったがw
勝負下着に使えば間違いなく相手が笑い転げること間違いなしである。その後はきっとそういう流れにはならないだろうw
他にもおよそ大抵のグッズがあり、生活をミャクミャク尽くしにしようと思えばできるくらいはあった。
お菓子も地場メーカーを中心に多く出ており、フレームに収まりきらないほど無数といえるほどの品ぞろえがあったので、何かしらほしいものが見つかるのではないかと思う。参考までに瓦せんべいは神戸垂水亀井堂だった。
御座候ではなく回転焼きが売られていた。
なお御座候は実は回転焼きなので解釈的には割と正しい。
ミャクミャクもなかも面白い。これは最近流行りの組み立て式でサクサクが食べられるのがいい感じだ。求肥も入っている。ところで英語のMonakaは通じるのだろうか?
都こんぶもあり、これは裏表で赤と青を表現しておりリバーシブルなのが面白かった。中には全く同じデザインの小箱が入っている。ちゃんと中まで万博仕様なのはすごくよかった。
最近ではあまり見かけない缶ドロップの販売もあった。スーパーだと最近はドロップも袋タイプになってしまったので懐かしい。
外箱と個包装以外に万博要素が全くなさそうなネタ菓子も見られた。こういうのは会社とかで配るとウケそうだ。
どこにでも生えてくるパインアメ。POPもあり、主張が強かった。個包装に赤と青の文字でミャクミャクと書かれているのも芸が細かい。
食品も大阪名物の肉水や讃岐うどんの販売もあり、オール関西という感じが出ていた。
レジ袋は驚異的なプライスで、おそらく人件費や各種諸経費に取られていることが読み取れた。大量の人員を集め、大きなお金をかけて運営されているため、この辺りは仕方ないだろう。
混雑回避のためかレジは多くあり、もちろん幅広いキャッシュレスに対応していた。てかミャクぺ!以外にも独自決済あるんだ…w
Adoステージと集客についての考察
死ぬほど人が集まっている場所があったので近づいてみたら奥にライブステージがあり、Adoがライブをしているようだった。
JRのブースで、この後グッズショップが非常に混雑するため今のうちにお買い求めくださいという放送がされていた。
イマイチ盛り上がりに欠けると言われていた大阪関西万博だが、こうやってキャッチーナ芸人を配置することで集客をしている部分は素直に評価できる。現在はJR三ノ宮駅のデジタルサイネージでもヒカキンとセイキンのCMが流されており、若年層を中心とした客引きには効果があると思われる。
公式プレスリリースによると地上波のTVCMでも同じものが流れているらしい。
一度目の出場
出口。流石に閑散としていて朝ほどの活気はなかった。
因みにここを出るときに見えないスタンプを押してもらう必要があるらしく、私はこの後に少しトラブった。
バスターミナル
バスターミナルには非公式バスであっても運行案内が出ていて親切だと感じた。
また以前調べたとき、みなと観光バスだけバス会社側サイトで案内されていないことに言及したが、どうやら運休扱いになっているようだった。まだ体制が整っていないか、運転手が足りていないのかもしれない。
今回発生した大量のバス運行で調達された運転手の中に、もし新規免許取得者がいるとしたらバス運転手の潜在人口が増えることに繋がるので、万博は運転手不足解消に対して一定の寄与があるのかもしれないなとか思ったりもした。
バスターミナルにはバスが多くいて、バスで賑わっていた。当然のことではあるものの、盛り上がらないとか散々たたかれていた結果がこれなら私は満足だ。
朝来た時も思ったが鉄道各社のバスは電気バスも目立つ。車種としては中国BYDのK8が特に多いように思う。日本の名誉のために書いておくと、公式バスだといすゞのものも見られた。
国産のEVバスはメーカー名が残っていることも少なくないが、輸入車の場合パッと見わからないのも特徴的だ。
トラックだとスカニア、ボルボあたりはメーカー名をでかでかと露出しているが、バスになると消えるので不思議だ。
Scania 日本のサイトを見るとどうやらバスだけは元からロゴがないようだ。
帰りのバスと乗車失敗
さて、帰りのバスについた。往路と同じ神姫バスのEXPO神戸号だ。すごい列になっており誘導員から「これ以上乗れません。次便をご利用ください」というアナウンスが流れていた。
行先表示は相変わらずUSJか何かのロゴが消えずに残ったままになっていた。
一応並んでみたものの無事乗車失敗した。
この事態を見てか、神姫バスではEXPO神戸号の増発を行っており、今では乗車機会が多少増えているものと見込まれるが、相変わらず満席らしい。
初日の列形成から見て、あらかじめ並んでいれば乗れるとは思うので、次便への待ち時間が減ったのはいいことだ。
バスターミナルからの花火
しかし怪我の功名か、バスのドアが閉まった途端花火が上がり始めた。
20:59~21:00まで、わずか一分間の短い花火だったが、おそらく一時間後の閉場を知らせるものなのだろう。
再度西ゲートへ
次のバスは一時間後なので電車で帰ろうと思い西ゲートへ踵を返す。地下鉄駅がある東ゲートには会場を横断していくのが一番早いからだ。
再び発車案内を見てみるとずいぶん遠く、関東方面からきているバスもあるようで驚いた。ディズニー夜行バスなんかもそうだが、疲れないのだろうか?
西ゲートに向かいながら再入場はできるのだろうか?と考えながら向かっていたが、警備員に聞いたところ今日は会場の混乱のため特例的に可能と聞きほっとした。
ただいざ西ゲートに着くと腕にブラックライトを当てられ、出場のスタンプがないといわれ再入場はできないといわれ、軽く困惑した。入場のQRはあるので、これで入れないか?と話したところ入場確認が取れたが、念のためにX線検査を通ってほしいとのことで、検査場に回され、検査場では再入場は認められていないといわれ悶着した。ただまぁ何とか再入場は果たせた。
歩くのが面倒なので場内バスの運行を確認してもらおうとしたが10分たっても運行状況が判明しなかったので、健康のため徒歩で向かうことにした。
今回のケースはかなりのイレギュラーのようで、係員の人たちも大変そうだったが、戻り客が多いようで、この悶着の間にも大勢が随時強化されて行っていた。
ちゃんと入場記録がされていて、再入場時に何かしら確認できるシステムといい、再入場という例外を一応想定している体制は当たり前かもしれないが、ちゃんとしているなと感心した。こういうやつの要件定義や設計ができる人は本当にすごくて、尊敬できる。
東ゲートへ
またもや道中でどこかで見たことがある気がするが思い出せないアートを見かけた。万博はこういうアーティストを積極的に選んでいるのかもしれない。
多細胞を模した動くオブジェや、かつて三宮にあったパイ山のような謎地形を抜けてゆく。閉場時間が近く急いでいるのでカメラがぶれている。
東ゲートへ向かう。閉場のアナウンスが繰り返し流れており、急いでいたのでカメラはブレブレだ。
東ゲートは人であふれていたがスムーズに抜けられた。ここでも結局スタンプは押されなかった。
舞洲駅へ
地下鉄夢洲駅までの道は500m程にわたる大行列が形成されていた。
中にはバリケードを抜けてショートカットしようと試みる人もいて、警備員と悶着していたり、並んでいる客の中には何故こんな遠回りするのか?最短経路で結べばいいではないか?と愚痴っている人も見られた。
恐らくそうすると会場内に行列ができるため、場外に列形成用の経路を作っているのだろう。閉場時間になっても客が中にいると場内設備を壊す人が出るなど、安全上の問題が出てしまうだろうから、出したほうが安全だ。
なお舞洲駅は東ゲート内からしかアクセスできないため、西ゲートから場外を大回りしても入ることはできなさそうだった。
並ぶこと約20分、舞洲駅へやっと入れた。駅は入場規制が敷かれており、そこまで混雑していなかった。外では規制に対するクレームも聞こえたが、将棋倒しのようなことが起きると大変なので規制があるのはいいことだと思った。
夢洲駅構内
駅は混雑を見越した作りになっており広々としていた。万博後は誰も使わない気がするが、そこらへんは気にしないことにしよう。
切符の券売機には列ができていた。交通ICを持たない人も少なくないのだろう。
自販機類が充実しており、だいぶ助かった。売り切れている1300円に何があったのかが地味に気になった。
謎の人型ロボットもいた。反応はあまり芳しくなく実用性は謎だった。
休憩室のようなものもあったが休憩室と何が違うのかはあまりよくわからなかった。
改札とその先は人は多いものの、やはりそこまで混雑していないのは入場規制の賜物だと感じた。
分かりづらいが列車内も通勤ラッシュと比べるとずいぶん空いていた。週末昼の御堂筋線より空いていて、同山手線くらいかもしれない。
時刻表は御堂筋線ばりの過密ダイアで、御堂筋線みたいに多い時間帯の部分には3分ごとに発車とか書いてもよさそうなレベルだった。
奈良まで行くようで、奈良の人は万博まで楽に来れそうだなとか眺めていた。生駒は近鉄大阪線との結節点でもあるため、万博利便性は高そうだ。
帰路
九条で下車して阪神なんば線に乗り換えた。九条を通過した回数は多いが、利用するのは初めてだ。しかし九条の字を見ると京都のほうが思い浮かぶ。
尼崎の字が見え一気に帰ってきた気分になる。
奈良色バリバリの列車が入線してくる。
車内までラッピングしているのは珍しい。
尼崎で特急を待っていると終電の香りを漂わせる列車が入ってきた。御影行きは終電付近になると増加するものだ、これはおそらく石屋川車庫行きだろう。
昔は石屋川まで運行してくれていたと思うのだが、なぜ御影止めになったのだろうか?ちなみに御影駅と石屋川駅は鉄道だと1分程度の距離しかないが、歩くと10分くらいかかる。
どうせ車庫に入る前に石屋川駅を通過するのだから止まってほしいと思うものの、私はもう石屋川の住民ではないので気にしないことにした。
そういえば阪神尼崎駅に万博にあったPiTaPa非対応自販機と同型っぽいものがあったが、こちらはちゃんと対応していた。いやまぁ、阪神駅の自販機で非対応はありえないので当然といえば当然だが、万博のやつも対応していてほしかったなとは思う。
そうこうしているうちに特急がやってきた。東須磨行きだった。
場外広告~JR三ノ宮駅
この項ではJR三ノ宮駅で見かけた広告を紹介していく。万博当日に見たものではないので番外編だ。正直直近見つけたネタだったので、執筆がここまで伸びてなければ書いてなかったネタである。
山側の壁には「来てな!大阪」の広告に挟まれる形で万博の広告がしれっと配置されていた。多分真ん中にあったのを抜いて差し込んだのだろう。
中央口の柱にはビビット感のある広告もあった。どことなく関西感(イコちゃん・ビリケンさん・大阪駅・大阪城・舞妓・たこ焼き・花札・大阪のおばちゃん)のある感じやMAIDOO☆OOKINIがポップでいい。
クレジットにある上田バロン氏は線が太く、目力があり、ビビットでキャッチーなイラストが得意なデザイナーの方のようだ。こういう絵柄や色遣いは個人的にかなり好きだ。JRもオタクカルチャーに触れているうちにこの辺りが理解ってきたのかもしれないなと感心した。
デジタルサイネージには韓国パビリオンの宣伝が出ており、韓国のコマーシャルに対する努力にひたすら感服した。
また別のサイネージでは未来永劫ヒカキンとセイキンのコマーシャルが流れていた。これは前項にも書いた内容だが、実際にサイネージで見たら思わず来たくなる感じかもしれない
あとがき
4月13日に行ったのにだらだら書き続けていたら5月2日にまで伸びてしまった。これだけの日数をかけて書いた長大な記事を、ここまで読んでいる人が果たしてどれだけいるのかは謎だが、まだあとがきとしてもうちょっと続けていく。
感想としては正直、大多数の人が楽しめるかどうかは疑問だが、私は楽しめた。恐らく旅にハプニングを求める人や博物館巡りが好きな人にとっては楽しいかもしれない。実際私は怪我の功名の積み重ねやアクシデントのお陰で楽しめた部分が大きい。
この記事自体も前章にあった広告ネタの様に執筆が伸びたから書けたネタがあるため、より一層そうだと言える。この後書きのバス増発についてもそうだ。
パビリオンは予約制のところも少なくなく、予約なしで見れる場所は相変わらず探せないようなので練り歩く必要がある。しかも大抵列ができている。
なお私は途中雨が降っていたにもかかわらず、二万歩も歩いてたらしい。ゲート間移動なども大きかったとは思うが、とてもいい運動になった。
そういった部分も含めて楽しめる人にはうってつけのイベントだといえるだろう。また会場は人が多く、広大で、大屋根や地上を歩いているだけでも熱気に充てられる楽しみがあると思うので、運動目的で行くのもありかもしれない。
但しチケットは安くなく、休日も見れる一日券は大人7,500円と比較的高い。夜間パスなら3,700円とお得だが、こちらは時間に限りがある。
複数回行くことを見越すなら通期パスや夏パスのほうがお得だ。夏は炎天下と島特有の高湿度に見舞われて地獄だと思うので、これは計画を立てて回ったほうが楽しめると思う。間髪入れずにパビリオンへの入場を繰り返せたり、それ以外は極力大屋根などの下に入れると、暑さしのぎになるだろう。
アクセスについても三宮からは比較的高頻度で直通バスが出ており、予約不要で手軽だ。正直KANSAI MaaSとか言う謎アプリのインストールと会員登録は手間だ。むやみやたらにアカウントを増やすのはセキュリティ上望ましくない。
運賃は鉄道最安経路より若干高いが、乗り換えがいらず確実に座れ、混雑とも無縁で、景色も楽しめることを考えれば悪くないだろう。
帰りの便もたっぷりある。
姫路加古川からの直通バスもあるが、本数が少ないのが弱点だ。三宮~舞洲同様、姫路~舞洲も鉄道のほうが若干安く若干早い。但し乗り換えが多く、疲れるという欠点はあるだろう。
広告露出も努力がみられ、個人的には、世論の凜さを始めとした各種困難な状況の中でも、どうにか成功させようと奮闘する万博運営に好感が持てた。
確かに公式サイトが使いづらいとか、チケットシステムのUXが何とも言えないとか、重箱の隅を突こうと思えばそれはいくらでもできるのだが、それよりは現場で頑張っている関係者各位に敬意を示したい。現場の人が頑張ってるからイベントが素晴らしいとか、行くべきとはちっとも思わないが、万博なんて今後開かれるかも怪しい国際イベントもそうそうないと思うので、貴重な機会と思って行くのもありだろう。
多少のことに目をつぶれば、きっと思い出に残るイベントになるはずだ。
デジタル社会でいろんな情報が交錯し、一瞬で消費し記憶に残らない、この時代だからこそ、敢えてこういったイベントに行く価値があるかもしれない。
2025/03/25(火)メイクアガールを観てきた 六回目
投稿日:
メイクアガールを観てきた 五回目の続き。
去る3/23、今回は山口は宇部に飛び、シネマスクエア7でのセカンドランを鑑賞してきた。メインは感想なので手前に持ってきているが、後半に簡単な旅行記も書いている。
感想
いったい何遍書いてんねんという感じだが、流石に鑑賞ごとの感想はこれでラストにしたいと思っている。
今回も特に前回までの内容を深ぼったりはせず、見たままの感想を書いていく。これまでより0号と明以外にも焦点を当て、0号と明にはより焦点を当てて書いてゆく。
前回同様に感想はノベライズの影響を少なからず受けているため、そちらに引っ張られたようなことも書いている。
「いきなさい、いきなさい。いきるの。私と。」
ここは行きなさいなのか、生きなさいなのか、逝きなさいなのか、見方で解釈が変わるなと常々感じている。これはここに限らず、「いきなさい」が出てくる全ての場面でそう思う。
「生きなさい」と解釈する場合「生きなさい、生きなさい。生きるの。私と。」というのは明が稲葉と共に生きて欲しいという、稲葉からの想いなのかもしれない。
つまり第三人類として稲葉を作り、一緒に生きて欲しいということだ。口調が命令形に見えるのは、恐らく明が稲葉に作られた第三人類で、稲葉の意思を無視できない設計になっているところがあるのだろう。
ただ恐らく明は0号同様に生体制御を振り切れる状態になっているか、造られて以来、長い時間が経ちすぎて、稲葉の意思が薄れていて、あまり効力がなかったりしそうだ。
そういうのは経験しないと知恵として昇華されない
「そういうのは経験しないと知恵として昇華されない」は邦人のセリフだが、これは昨今LLM界隈で少し話題になっている記号接地問題に通ずるものがあるなと思った。
記号接地問題というのは、その言葉(記号)を現実の意味として紐づけられるかという問題のことらしい。
モップ掛け
明にモップ掛けはもうしなくていいと言われた後にも、言いつけを守らず果敢に挑戦する0号の姿には、邦人に言いつけられた「自主性」が見事に表れていたと思う。
何よりここでソルトに対して、「あっち行け。しっし。」みたいに振舞うところは何ともかわいらしい。ここは、前後の神社の階段を上るとこと合わせて、この作品で最も好きなシーンの一つだ。
初のホールで明に頭をポンポンされる0号
ノベライズでは心臓が跳ねて、ぺしゃんこになるほど緊張しているみたいな描写があったが、映画では明確に嫉妬したような表情になっており、ちょっと表現が異なると思った。
ここ以外にも幾つか異なる場面が見られるため、恐らくノベライズは完全に同一シナリオとしてみるよりは平行世界のシナリオとして解釈したほうがいいかもしれないと思った。ただお互いに何かしら重力のようなもので引きあう関係にはあると思うので、解釈が難しいところだとは思う。
個人的には映画は映画として、ノベライズはノベライズとして解釈するのを推したい。といっても一度ノベライズを読むと脳裏にノベライズの内容が刻み込まれるので難しいが…w
買い物に誘う場面
0号が明が買い物に誘いデートする場面で明が行くのを断ると0号はムスッとした顔になるのだが、ここはやはりかわいいなと思った。いや、0号は常にかわいいのだが。
離別のために離れたマンションに連れていかれた場面
「どうしてあなたは私から離れようとするんです?」
「あなたは私を恋人として作ったんじゃなかったんですか?」
「これはあなたにとっても計算外のことなのではないですか?」
といった0号から明への感情の発露はとても切なく、それだけに心に刺さる場面だ。
また明が「いつからだ。いつから君は。僕の前を歩くようになったんだ。」と回想する場面もノベライズにない部分だ。これは恐らくノベライズでは明視点のシーンを除き、基本的に0号視点になっているのためだと思われるが、こういった箇所からも原作完全再現ではなく執筆を行った池田明季哉氏の解釈が入っていることが垣間見える。
そんなこと。僕にかまうのはやめろ!
このセリフは0号がまとわりついてくるのを邪険にした明のセリフだが、この発言で0号の生体制御を発動させることができるのであれば、終盤0号に滅多刺しにされている場面ではこの動きがなかった。要するにあの時は能動的に発動していなかったのではないだろうか?
この後に出てくる「母さんの開発は主の意思に逆らえないようにできている。」というセリフと共に回想シーンに入り、ラボでおじさんが落ちた片腕を呆然と眺めている場面があったと思うが、これはおそらく明が稲葉に何かしら抵抗し、その時に明の片腕が生体制御によって破壊された記憶なのかもしれないと思った。
これまでの鑑賞から明が稲葉によって作られた人造人間であることは明らかであり、このことはノベライズでは明示されている。
つまるところ、恐らく明は知っているのだ。生体制御の苦しさを。知っているからこそ、それがどれほど辛く苦しいか、死ぬほどなのかを理解しているのではないかと感じた。
稲葉との二回目の回想
回想の中で明と稲葉がやり取りする場面だ。個人的にここは水溜稲葉の意思が明と邂逅するシーンだと考えている。
「記録じゃこんな話はできないでしょ。」
「研究はこの子に託した。この子が私になってくれる。明くんが大きくなった姿も見てみたかった。」
「困難に当たるとき、そういう時、家族がいたら楽しいかなって。」
と稲葉が言っているのを察するに、恐らく稲葉の意識は生前で止まっており、ラボのサーバー群の中に封じ込められているのだと考えている。
なので、生前の状態では対話できる。しかし、明の現在の姿を見たりすることはできない、或いはそれを記憶することができないのかもしれない。これはソルトを遠隔操作して接触できたとしてもかなわないことなのだろう。
この後、明が稲葉に対し「またこうしてお話しできますか?」と聞くと稲葉は「生きなさい。あの子と一緒に。」と返す。冒頭の「生きなさい、生きなさい。生きるの。私と。」の流れから考えると「あの子」は0号なのか、稲葉なのか気になるところで、稲葉はどちらの意味で言っていたのだろうか?
ノベライズ基準だと恐らく稲葉だと思う。映画基準では稲葉が「仲直りしたら?」と発することから、それは0号なのかもしれない。かもしれないというか、そうあってほしいという私の願望だ。だって0号が稲葉にとって代われるなんて、そんなの嫌じゃないか…。
ラボで茜と邦人が明を起こしていた時
邦人が「大丈夫だって、あの二人はそういうんじゃないんだよ」と茜に告げているときがあるが、もしかして邦人は茜の明への想いを分かったうえで、茶化していたのだろうか?と思った。だとしたらいつからなのだろうか?物語が始まるより前からなのか、その途中なのか。或いは、この茶化していた時に感づいたのか、それはわからないが、以外と邦人もわかってるやつなんだなと思ったし、ここからの流れは微笑ましいなとも。
邦人は恐らく純粋な悪友キャラとして設計されていて、それが最もいかんなく発揮されているのが、この場面だなと感じた。
茶ソルトからの支援
明が0号を探しに行き、そこから茶ソルトが支援に回る時の場面で、茶ソルトの目はずっと黄色に光っていた。黄色に目が光るときは主人への犯行が表れている時だと私は解釈しているが、だとするとこの時は何かしらの命令に反していた状態だったのだろうか?
少なくとも最後に壊れたのが、もしそれが理由だとしたら、これは何故なのだろうかと思った。
個人的にあのソルトには稲葉の意思が宿っていると考えているが、もし稲葉の意思のクローンみたいなもので、稲葉の意思に反抗して動作しているとすれば納得できるかもしれない。或いは市中のシステムをオーバーライドするのが主従を無視した状態ともとらえられるかもしれない。
なんにせよ考察し甲斐のあるポイントだと感じた。
明と絵里の対峙
「親譲りの才能、恵まれた環境、きらびやかな成果物、私も頑張ってきた」と明に当てつける場面があるが、ぶっちゃけ絵里は明の作ったものを改造する程度のことしかできていなかったので、研究者としてみるとどうなのか?と思ってしまうところはあった。
最後の最後までソルトの改造しかできていなかったのだ。ある程度自律的に動く人型ロボットは今の世でもBellaBotの様なものはあるわけで、ソルトの機体を真似して殺戮マシーンくらい作れただろうし、あそこまで作れたのに自身は特に凶器を持っていなかったのも不思議だ。
まぁ、ここはストーリー上の整合を合わせるためなのだろうから、深く気にしないほうがよさそうだ。
0号の反撃と、たじたじになる明
前述したとおり、ここでは明は以前のように明確な停止命令を出さなかったと思っている。
また過去何回も書いた部分でもあるが、やはりここは0号から明への気持ちと、明から0号への気持ちの交錯が、なんとも切ない。平行線を辿り、交わらない想い。分かり合えない二人、ボーイミーツガールの神髄の様なものが、ここには詰まっていると思う。
「私は謝ってほしいんじゃない、認めてほしいんです。」
「やめてほしいですか?」
「当たり前だろ。」
「いやです。」
「やめてくれ、生体制御が痛めつけるのをよく知っているだろう。」
「はい、明さん。とっても痛いです。」
「なんで明さんは信じてくれないの。こんなに頭が明さんだらけなのに。」
「それならできるのは抗い続けることだけです。」
0号だって、明が認めてくれないこと、彼女として、恋人として見てくれないことをやめてほしかったに違いない。しかし明はこの時点で0号のことを家族だと思っていた。まだ妻なら救いもあったものが、家族とはいったい何だろう?流れ的に母親だろうか?
どの道、この時点での明に救いはなかった。殺されていてさえよかったとも思えるほどに0号に対しての興味や関心がなく、何の悪意もない。それこそが0号が厭がる明の姿だった。0号は明に代わってほしかった。でも0号は人は簡単には変われないことを、明を嫌いになれず、好きなままで、またあの時に戻りたいと願う、自らの経験からも熟知していた。
明の目が黄色くなる瞬間
「私は、私の想いが本当だって信じてほしいんです。」「だから明さん、私はあなたに逆らえます。」
ここで明の目が黄色になる。もしかしたらこの時、明は0号に対して何かしら攻撃の意図を持っていたのかもしれない。そう、明が0号を認めない、否定し続けることへの何かしらの生態制御。或いは稲葉からの何かだったのかもしれないが、この場面についても考える余地はありそうだなと思った。
ちゃんと証明しますから。人の想いは制御できないって。
一体これほど悲しい場面がほかのどこにあるだろうか?明は0号が死ぬことさえ予期できていたはずなのに、それでもなお、0号を認めなかった。どうして、何が彼をここまでさせるのか、とにかくひたすらに悲しく、私は0号にだけは幸せになってほしかった。
そして稲葉からの「明くん、生きなさい。生きなさい。一緒に。」というメッセージもよくわからない。メタ的だとは思う。これは0号により強い生態制御をかけるためのおまじないみたいなものだったのかもしれない。明の中にも眠る稲葉の意思の様なものがそうさせたのか、或いは横にいたはずのソルトからの干渉なのかまではわからない。
倒れる0号と、介抱する明
ここは本作で最も美しい場面といっても過言ではないだろう。
「明さんの勝ちです。私の想いはニセモノ…。」
「そんなことない、君は僕なんかよりずっと―――」
果たして明はここでなんと続けたのか。もしかしたら「人間」と言いたかったのかもしれない。つまり、ここで明は自分自身も第三人類であることに気づいたのかもしれない。それまで明は自分自身を人間だと錯覚しているように見えたので、このタイミングで、そういう風に自分を見返していても不思議はないなと。
明は明らかに人間として欠落した要素がある。半面、0号は人としては普通で、何ら問題ない境地に達していた。それゆえに、自分が第三人類であると自覚したうえで、「人間」とはなったのであれば不思議もないだろう。
ここから先は感想というより、観た人がそれぞれ解釈し、次に繋げていく、要するに二次創作の領域なのかもしれないと思ったりした。
おかえりなさい「明くん」
0号は意識を取り戻さないが、身体的には生存している状態、いわゆる植物状態になっていた。
そんなある日、0号が部屋から消え、明は0号を叱ってやろうとなど考えながらも急いでラボへと向かう。すると、そこにいたのは0号の姿をしているが、どこか違和感のある0号だった。
明に気づいた0号が『おかえりなさい「明くん」』という謎めいたセリフを残し、ここで物語は終わる。
どう考えてもこれは稲葉だ。これは恐らく明にとっては望んだ結末だった。しかし0号はどうだろうか?
もうここに0号はいないのだろう。稲葉の意志だけがある。
「生きなさい、生きなさい。生きるの。私と。」の通りになってしまった。明は0号にめった刺しにされながらも「生き続けた」、つまりここが「生きなさい、生きなさい。」なのだと思う。
そして稲葉はここに蘇り、「生きるの。私と。」に続くのではないだろうか?
いったい0号はどこへ消えたのだろうか?稲葉に屠られたとでもいうのだろうか?
非常に悲しい結末で、胸が苦しくなる。胸が痛い。とっても痛い。
ボーイミーツガールといえば男女が出会い、色々あってデートをしたり、また別れたりして、最後はくっついたり、或いは何か明るい未来に向かっていくのが王道だが、メイクアガールはその道をかき消した作品だと思う。もうそこに0号はいないのだ。
変わってしまった0号
エンディングを見ると0号だった人物は、その後もファミレスでバイトをし、0号ではなくなったため、様々な失態を犯しているように見える。しかしこの時はまだ、誰も0号が0号でなくなったことには気づいていなさそうだ。
明でさえも普段通り暮らしているように見える。まぁ明は興味関心に乏しく鈍感そうなので仕方がないかもしれない。
こういった場面を見ていると0号の意識が少しは残っているのだろうか?とかも思うのだが、稲葉が0号の記憶を読み解き行動しているだけかもしれない。
少なくともこの0号らしき人物は、その素性を周りに対して明らかにしていないことは明白なので、稲葉なのか、0号なのかははっきりしない。
しかし最後に稲葉の姿が被る場面があり、稲葉と同様の行動をとっているあたり、きっと、もう完全に稲葉なのだろう。0号の記憶が混濁していたり、意思が少しでも残っているといいのだが、なんにせよ、もうきっと0号はいないのだ。
余りにも悲しい。非情な物語だ。しかし、この不条理こそがメイクアガールをメイクアガールたらしめる要素なのだと思う。終わり方としてはさっぱりしている。
全体を通しての感想
明は元々恋人を求めておらず、しかし恋人を作ってしまった。これはいわゆる「ドリルを買いに来た人が求めているのは、ドリルではなく穴である」や「顧客が本当に必要だったもの」案件だろう。自分が本当に欲しいものは中々見えず、手段と目的が逆行するのは世の常だ。
このストーリーは明の壮大な勘違いから生まれた0号が、その成長の過程で明の本心を気付かせるものなのかもしれない。
そうして明は家族が欲しいことに気が付き、0号は水溜稲葉となる。そう考えればハッピーエンドだ。そう考えることができるのならば。
私には無理だ。あれだけ明を慕っていた0号がいなくなってしまう。明を殺したいほど愛していて、明がいないと生きていけないほどだった0号が、そこまでの愛を抱いた0号が消えてしまう。それは切なく、儚く、最悪で、そして0号となった稲葉に対しては最悪という感情しか湧いてこない。
なんてことだ…。こんなことはあってはならない。0号を返してくれ!とさえ思う。ただ0号が帰ってきたところで明は0号を恋人として認めないので報われることはないのだろう。そう考えるとこの形での決着は望ましいものとなる。
しかし、それでも私は0号に帰ってきてほしい。帰ってきてもらってもどうにもならないのもわかる。しかし明に改心してもらって0号と余生を過ごしてほしい。そう思うのだ。
そして、そうならないこと、このジレンマこそがメイクアガールの本質だと思う。だからこそいい。素晴らしい。こういった酷さがあるがゆえにメイクアガールは美しい。
メイクアガールを観てきた 五回目にも書いたことだが、だからこそ「世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい。」作品だと思うのだ。
きっと脳を灼かれたり、感情がぐちゃぐちゃになる作品というのは、こういう要素が一定あるのだと思う。
わざわざ宇部まで見に来てよかった。間違いなく、そう思わせてくれる作品だった。4月11日から塚口サンサン劇場でも上映が始まるが、そちらも是非見に行きたい。ブルーレイが出たらそれも買いたい。
余りにも感想を書きすぎているので、恐らく次回はもう書かないと思う。純粋な気持ちで作品を鑑賞し、最後の映画館での鑑賞としたい。それとは別にノベライズの感想は書いていきたいので、また書くかもしれない。
シネマスクエア7までの行程
新神戸から新山口まで新幹線で行き、そこから宇部線で宇部岬へ向かい、そこから徒歩でシネマスクエア7に向かうといった内容だ。
旅の始まり
旅は新神戸から始まる。三宮に住んでいると新神戸が近くて非常に助かる。
この日は九州新幹線さくらに初の乗車をした。
軽めの防寒具として以前買った、U.L.トラベルダウン ハーフコートを持ってきたが、小さくたため適当な場所に引っ掛けておくのに便利だった。
さて、鉄道の旅といえば駅弁は外せない。淡路屋で春限定の弁当を買った。これは行動量が多いからボリューミーなのがいいだろうと選んだ。
内容は大変豪華で、いかなごのくぎ煮や桜餅、鱚の南蛮漬けっぽいもの、煮豆、桜人参入りのすき焼きに、季節感あふれる煮物に塩鮭、そして季節感あふれるばら寿司。どれも美味しく目でも舌でも楽しめる一品だった。
飲み物を買い忘れていたが九州新幹線にはまだ自販機があるらしく、事なきを得た。
新山口につく前になると転車台が見えた。今時珍しいなと思ったが、単行が目立つので車庫の代わりにしているのかもしれない。転轍機複数持つよりはローコストだろうし。
新山口に到着
そんなこんなで新山口に到着。
駅の南側にはホテルと塾くらいしか見えず、北側もぱっと見そんな感じだった。新山口は姫路よりも停車が少ないらしくさびれていた。
新山口駅では手ぶら観光なるものができる立て看板があった。
これから行く宇部線ではICが使えないことも知った。松山駅にはなかった気がするので、完全にICがないエリアと、混在しているエリアの差を感じる。とはいえ、同様の加古川線や播但線もここまでのものはなかった気がするが、まぁ駅の規模の差とかなのだろう、きっと。
さて、こういう時帰りに土産屋が閉まるのを散々経験したため、あらかじめ土産屋を物色する。フグの刺身は売り切れだった。
帰りの駅弁を買っておこうと思うものの。こちらも売り切れ。
宇部線へ
新幹線のホームから宇部線は離れているらしく、連絡通路を歩いていたら透明な消火栓を見つけた。オシャレだし故障が一目でわかって便利かもしれない。
連絡通路から在来線ホームを一望してみるとかなり広いことがうかがえる。新幹線が通過する割にでかい駅だ。
しかし改札は少なく、券売機もたった三台。
行先表示も二行しかないことに閑散具合を見ることができる。
さて、往復の切符を買い、改札を抜ける。
この時になるとジャケットを入れたスリーブはカラビナに引っ掛けていた。松山でも思ったことだが、やはりこのカラビナは便利だ。
宇部線乗車
しばらくすると宇部行きの電車がやってきた。宇部線はラッシュ時以外は一時間に一本、運行していない時間もある路線だ。
車社会だし、この本数ではあまり使ってる人はいないのだろうなぁと思っていたが、意外と乗車客は多かった。
さていよいよ乗車する。宇部線経由と書かれているが、宇部線しか走らないのでは…?などと考えていた。
宇部線車内
まず目に入ったのは福知山線ではおなじみの整理券発券機だ。
整理券があるということは当然運賃箱もある。
扇風機があって琴電のようなレトロさを覚えた。
宇部岬駅
一時間ほどの乗車で列車は宇部岬駅に到着した。駅には意外と人がいた。
改札はしょぼかった壬生川駅を、さらにしょぼくしたような感じだ。
駅は全体にレトロ感が漂う。
駅舎も雰囲気があっていい。
駅前は居酒屋が一個ある程度で特に何もない。
ここが鉄道駅であることを示す居酒屋があるのはいいなと思った。
特に写真は載せないが、この駅のトイレには紙がないので、駅のトイレを使う場合は要注意だ。この駅は無人駅だが、トイレ自体は綺麗で、段差のある和式が一個ある感じのやつだった。
シネマスクエア7
駅の脇道を抜け歩くこと5分程度、シネマスクエア7が見えてきた。
やっと来れた。少し感慨深い気持ちになった。
シネマスクエア7の入るフジグラン宇部の中に入り、シネマスクエア7の前に来たところ。
NOW SHOWINGに光るメイクアガールの掲示が美しい。
グッズもセカンドランとは思えないほど充実していて、なんとクリスタルアートまで揃っていた。
メイクアガール入場開始
開場の瞬間は誰もいなかったが、あれこれ撮影したりしてる間に一名に先を越された。手落ちである。
しかし事前予約では9席あったので、まぁ後からくるのだろうと思った。実際上映開始前には10席埋まっていた。
シネマスクエア7はレトロでいい感じだ。
今回もぬいを持ってきていたので一緒に撮ってみた。
シネマスクエア7の座席は段差が少なく足元が広いタイプで、塚口サンサン劇場が近いと感じた。キノシネマ神戸国際ほど平坦ではないと思う。
シネマスクエア7では一週目の特典も配布されていた。一週目にもらったものと合わせて三枚になったのだが全部「0号?」なので、もし4/11~上映の塚口サンサン劇場で配布があるとしたら「0号」のほうをゲットしたいところだ。
またグッズ販売もセカンドにしては充実しており、クリスタルアートをはじめ、多くのグッズが揃えられていた。
帰路
上映が終わると19時手前になっていた。辺りは暗くなっていた。
宇部岬駅に戻ってきて待つこと一時間弱、新山口行きの列車が入ってきた。
新山口駅に着き新幹線乗り換え口に向かう。発車案内には新大阪行き最終電車が表示されている。そう、最終電車で帰るのだ。
このあと新幹線改札をくぐる時に簡単なトラブルがあった。それは新幹線はEX予約でとっているので本来改札なしには入れないのだが、切符で入ってきているため改札ではじかれてしまったのだ。
駅員に聞いてみるも半ば困惑気味に、切符を通した後にICを通せばもしかして通れるかもしれないと言われ、試したらなんとこれで通れた。これはちょっとした裏仕様っぽくて面白かった。
改札を抜け、またもや待つこと一時間弱。ついにそれはやってきた。新山口発、新大阪行き最終電車。おそらく東京から来た人ならもう帰れないやつだ。
今回の旅では列車の接続に概ね一時間弱かかり、合計で三時間ほどの余白があったが、一回一回が中途半端すぎて地元のお店に入ったりできなかったことが残念だった。機会があれば次はふぐとか山口らしいものを食べてきたいところだ。
そして無事新神戸まで帰ってこれた。
改札はこの時間の割には割とごった返しており、意外とこの時間でも使う人がいるのだなと感じた。
お土産
宇部かまのかわいらしい紙袋で持って帰ってきた。
かまぼこやふぐうどん、お茶漬けのもとに地元の銘菓っぽいものを軽くそろえてみた。
2025/01/14(火)がんばっていきまっしょいの聖地巡礼をしてきた 四日目
投稿日:
この記事はがんばっていきまっしょいの聖地巡礼をしてきた 三日目の翌日版だ。日付の上では12月29日。
やたら長く続いてきたこのシリーズも今回で終わりである。なお本記事は帰路を含むため、初日の記事同様に微妙に日跨ぎする。
この日は奇跡の出会いがあり、結果的に延泊したことが正解となるイベントが発生した。
一日の始まり
さて聖地もほぼ巡り終えて空白日のような感じだが、まだ行っていない場所がある。そう、玉川湖だ。
TAKAさんの作成されたがんばっていきまっしょい地巡礼マップによると、これまでの聖地からはとてつもなく離れた、とんでもない山奥にある。
地図画像の右上にある紫のピンのところが玉川湖。
こんなところに車なしで行けるのか?と思うが、実は行けるのである。そう、ここにはバス停があるのだ。
しかも都合がいいことに大街道のホテル前にあるバスターミナルからバスが出るという。利用しない手はない。
しかしバスに乗るとお土産に買ったかまぼこがだめになりそうだ…と、そこで思い出したのが二日目の延泊時のレイトチェックアウト要件だ。12時までレイトチェックアウトが無料でできることを思い出し、かまぼこを12時までホテルの冷蔵庫に入れておき、12時までに玉川湖から帰ってくることにした。これは奏功し、無事かまぼこが痛むのを防げた。いやまぁ、季節的にコインロッカーでも大して問題ない可能性はあったが…。
玉川湖行バスへの乗車
大街道のバスターミナルに来るが、どこにもバス停や案内がない不思議なバスに乗車する。玉川経由と書いてあるのが特徴的だ。何よりバスがみかん色じゃない。
バスは道後温泉をぶち抜いてゆく。
セブンスターのガソリンスタンドを見かけた。一六はスーパーもやっていればガソリンスタンドもやっていて、しょいともコラボするとんでもない和菓子屋だ。
バスは徐々に山間部へと入っていく。奥道後を抜けたあたりで「これより先、玉川湖まで山岳道路を進みます。バスが大きく揺れますのでご注意ください。」とアナウンスが流れてたが、最後まで特に揺れた感じはしなかった。
凄いカーブが続き、どことなく玉川湖に遠征に向かうバスのシーンで通った道にも見えるが、似たような道が非常に多く正直聖地がどこかの特定は難しそうだった。
峠道が延々と続く。
聖地のトンネルかどうか定かではないトンネルを抜ける。
SeAKiさんの舞台探訪によると、私が聖地だと思って撮影した地点は、いずれも外している気がした。
スリップ防止のためか、道路に溝が入っていた。
目的地、竜岡のアナウンスが出る。運賃表がなかなかの額だが距離で考えた場合はかなり安いと思う。何せ大街道から30kmほどある。
バスはここまでの間、周辺の小さな集落に多くのバス停を設けていたが特に乗降はなかった。恐らく車社会なのと極端に人口が少ないからだと思うが、そんなところにもバス停を設けているのは非常に親切だなと感じた。
バス停の間隔が長いため次のバス停の案内があってから、しばらく走っていたら今治市に入った。そう、玉川湖は松山市にないのである。その関係なのか、松山市が出している聖地マップには玉川湖が書かれていない。
因みに途中からずっと写ってるトラックは広島に本社を置くあじかんという玉子焼きのメーカーらしい。なんでも業務用玉子焼では国内トップクラスのシェアを誇るのだとか。このトラックは山口から松山に来て帰る道だろうか?
車窓に玉川湖が映る。ヒメたちが車の中で感動していた光景かもしれない。
竜岡
竜岡に到着した。バス停には乗務員不足のために廃止便が出ることや運航時刻が変わる案内が出ていた。世知づらい世の中だ。
とはいえ便数は十分にあり、これだけあれば聖地巡礼には特に困らないだろう。
バスはここで私だけを下ろして出発していく。
参考までに今回利用したバスのダイアも紹介しておく。大街道を9:05に出て、竜岡に9:51に到着するものだ。この便だと10:21に松山市駅方面が来るので、結構使いやすいと思う。また大街道に11:07に戻れるため、ロイネットホテルのレイトチェックアウトをする場合にも都合がよい。
これ以外だと復路は一時間以上待つことになるので、ゆっくり見たい人向けになる。
参考までにせとうちバスのダイアはこちら。このバスは現金しか使えないので注意だ。
玉川湖
バス停から反対車線に移ると玉川湖がよく見える。よく見ると何かが見えるような…。まさか…。
カメラをズームしてみるとローイングをしている人たちが見えた。この光景が見れるのは、かなりいいタイミングで来れた気がする。
【聖地】今治市営玉川艇庫
歩くこと数分、玉川艇庫に到着した。劇中のように複数のバスはいなかったが、一台だけバスがいた。
艇庫は開いており、中には多くのボートが収められており、外にも何艘ものボートが配置されていた。
そしてアングルを変えようと場所を移動したところ、なんと止まっていたのは松山東高のバスだった。バスには校名と共に「がんばっていきまっしょい」の文字があり、「がんばっていきまっしょい」が実在したことに驚いた。
何より実在する東高ボート部のバスに聖地で巡り合えたことにも感動した。奇跡すぎるでしょ…。
ちなみに「がんばっていきまっしょい」は松山東高内部にも実在するようだ。劇中で説明されていたが、本当に伝統だった…。
SeAKiさんの舞台探訪によると事務所入り口にポスターの掲示があるようだが、学生や先生が頻繁に往来しており、近づくと邪魔になりそうだったため、確認できなかった。
しかし写真を何枚か確認すると、うっすらポスターらしきものが映っている写真が確認できたため、12/29時点ではまだ掲示されていたものと思われる。
実際に使用されている場所に入るわけにはいかないので、外側に向かった。
劇中で各校の部員が歩いていた場所はキャンプ場として使われていた。
湖畔には湖の底に沈んだ小学校の記念碑らしきものが生えていた。
どうやらボート部員によく使われているらしく、釣り客に向けて学生の邪魔をしないように注意書きがされていた。よく見ると各校の利用予定表も出ているように見える。
玉川湖に来た時によく出てくるアングル。悦ネエがトイレ行くときとか。
実在する東高ボート部のバスに出会うことができたことは延泊してよかったと思えた最大の出来事だった。しかもまさか「がんばっていきまっしょい」の文字が実際に書かれているとは感動ものである。ローイングが見れたことと言い、エモい。エモすぎる。
玉川湖畔の里
道の駅みたいな場所が向かいにあったので寄ってみることにした。玉川町と書かれた看板があるので、恐らくここはかつて玉川町で、今治市に吸収されたのだろう。
入店して奥に入ると手芸品や民芸品が売られていた。いつ作られたのか定かではないものもあったが、恐らくフリマみたいな感じで出品されたものをそのまま置いているのだろう。中には自分の店の連絡先をふんだんに記載した名刺を貼っているものもあり、強い商魂を感じた。
今調べたところ一枚目のバッグは銭湯などでも使えるとのことでなかなか便利そうだ。材質がプラ紐なのもあり耐久性も高そう。
手持ちの銭湯バッグが小さく、百均には大きいものがないためちょっとほしくなったが、流石にこのためだけには行けないのが惜しい。
近隣の集落で作られたと思われる米飯類もおいてあった。名所堂のお菓子もある。コンビニみたいで便利だ。
野菜もあるので簡単なスーパーかもしれない。周辺に住んでいる人にとっては便利そうな施設だった。
松山市駅へ
帰りのバスの時間になったのでバスを待つ。行きとは全然違う単なる路線バスみたいなのが来た。
整理券方式であるため、整理券をとって乗車した。因みに往路では整理券をとっていない。確か出てなかった。恐らく大街道は市駅と極めて近いため券なし扱いされているのだろう。
乗車すると「山間部では交通事情により安全のため停留所を幾分変えさせていただくことがございます。ご了承ください。」というアナウンスが流れていた。
松山市駅に到着して工事フェンスを見ると坊ちゃん団子と一六タルトを持ったみきゃんが書かれていて、松山を強く感じた。
【聖地】松山市駅 2番線 高浜方面のりば
映画では3番線となっているらしいが、三津に行くのは2番乗り場である。
因みにい~カードがあると改札を抜けて乗らずにそのまま出られた(これはJRや大阪市営地下鉄などでやるとはじかれる行為)ので、中を見て出てくることができて便利だった。
【聖地】愛媛県美術館
ヒメと悦ネエが堀之内に来た時に愛媛県美術館が映るカットがある。
【聖地】堀之内
初日の記事でも出しているが、画角がいまいちだったので撮りなおしたもの。
これはうまく配置できなかったヒメ
媛すぎ・媛ひのき電車
昨日見かけた伊予鉄道モハ50形電車の最初期型と基本的には同一のようだが、方向幕がLED化されていない。
【聖地】デュークショップ 松山店
悦ネエがふてて部活をサボってるときに訪れるレコードショップ。12/29時点でしょいのポスターが貼ってあるのを確認できた。
まさか劇中に出てきたこのメカがこの時代の現実世界に実在するとは思わなかったので驚いた。買う前に試聴できるのは地味に便利だ。
店内には特設コーナーもあった。モデルとなったショップでCDが買えるのは貴重な体験だ。OSTのCD販売はないが、MP3販売であれば配信リンク集の一番下にある。
聖地マップも貼り出してあった。
因みに店内をぐるぐるしていたら別の人にCDを買われてしまい、聖地でCDを買うことはかなわなかった。
HOJAKEN 大街道
ほじゃけん、随分インパクトのある店名だが中身はイベントスペースのようだった。
ここのデジタルサイネージにしょいの映像が流れていた。
過去にはスタンディもあったようだが、それはもうないようだった。
マナベスポーツ
劇中に登場したスポーツ店のように思えるが外観が全く異なるため確信はない。
【聖地】珈琲館 赤煉瓦
初日に前を通りすがっていたが入店できていなかったので入ってみることに。
劇中表現を超えるレトロな店内が光る。一人で来店したのでカウンター席、つまりヒメが座った席に案内された。
店内はとにかくレトロな銘板であふれており、当時を生きていない私でも懐かしい気持ちに浸ることができた。
一大聖地だけあり、しょい関連の展示も多くあった。
とてもいい眺めだ。
ひとまず空腹だったのでカレーライスを頼んだ。紡錘状のライスに紙で包まれた独特のスプーンが風情を誘う。
ぜんざいも頼んでみた。昆布の佃煮が付いてくるのがユニークだ。
最後にヒメが頼んだコーヒーも頼んだ。ストレートで飲んだ感想としては、ヒメが言うように苦かった。そりゃコーヒーだもんね。
カップやソーサーに気品を感じたが、SNSを見る感じ結構高いものらしい。
フレッシュはdartという見慣れないメーカーのものだった。九州ダートコーヒーというメーカーのものらしく、九州に近い松山ならではかもしれない。
コーヒーはヒメの追体験で苦さを味わったあと、砂糖を入れて普通に飲んだ。砂糖入れもおしゃれだ。
坊ちゃん列車
せっかく松山に来たのなら坊ちゃん列車にも乗るべきだろうということで、やってきた。市駅で面白いものが見れるとの事前情報を得ていたので、列車の到着前に来れるように朝から調整していた。
ワクワクしながら待っていると、坊ちゃん列車が轟音とともに市駅に入線してきた。坊ちゃん列車はディーゼル機関車なのでエンジン音が力強い。
乗客を降ろし終えると連結の解除が始まった。手動で連結器を操作している光景なんて中々見れないので、貴重な光景だ。
複数人で手際よくケーブルや連結用の鎖を外していく。
客車と機関車が切り離され、機関車だけスイッチバックのために前進してゆく。シュールな光景だ。
Uターンする必要があるのでどうするのかと思うと、なんと機関車をジャッキアップして人力で転回させていく。
同時に客車は人力で押されていった。
そして再度連結しなおし。この後、後続の路面電車の邪魔にならないようにバックして待避線に進入していく。
連結器は鎖で車両同士を繋ぎ、車両同士が衝突しないように緩衝器で牽制する方式だった。緩衝機が縮んだ時に外れないのかと思ったが、見た感じはネジで鎖の長さを調整することで外れないようになってるようだ。
坊ちゃん列車は蒸気機関でないこと以外は極限まで当時の姿を再現するように作られているらしく、レトロな作りだ。実は客車にビューゲルがついていて、一見すると電車にも見えるのだが、これは軌道の分岐器を操作するのに必要らしい(ビューゲルを架線に当てることで分岐の切り替えをしている)
因みに坊ちゃん列車という単語を生んだ夏目漱石は松山東高で教師をしていたらしく、これが後に坊っちゃん文学賞を生むことになる。「がんばっていきまっしょい」は第4回坊っちゃん文学賞受賞作であり、また東高を舞台にしているため、随分遠いが、しょいとの縁も感じてしまう。
車内もレトロな感じでいい。
坊ちゃん列車に関する説明や観光案内を受けつつ列車は終点の道後温泉に到着。ここでも切り離しと連結の光景を見ることができる。
今回の運転士はこれがラストランだったらしく、ささやかなお別れ会が開かれていた。坊ちゃん列車の運転士を探すのは大変と聞くが、後任は定まっているのだろうかとか、少し心配をした。
というのも坊ちゃん列車は軌道線を電気ではなく、ディーゼルエンジンで運行されているため該当する免許「乙種内燃車運転免許」がここ以外で使えないという極めて希少なものなのだ。
一般的な鉄道を走る内燃車で利用するのは甲種内燃車運転免許であるため、これでは運転できない。(甲種=鉄道、乙種=軌道用)
つまりJR四国で一般的な気動車を運転している人が転職してきても、そのままでは運転できないということで、採用はなかなか大変と思われる。
因みに「乙種内燃車運転免許」は伊予鉄が免許を復活させたらしい。と言うのも、路面電車という名前がある通り、軌道線には電車が走る事が一般的過ぎて、免許自体が歴史の流れで消滅していたのだ。そういう意味でも、めちゃくちゃレアと言える。
リーの帰り道へ移動
さてここからリーの帰り道へ移動する。上一万に戻ると、別方面の乗り換えにはのりかえ券がもらえると案内があったので貰う。これがあると次回の乗車が無料になる。
市内電車と郊外電車の乗り換えにもあってほしい仕組みだが、料金体系が異なるため難しいだろう(改札コストが上がる)
そんなこんなで鉄砲町というユニークな駅名にやってきた。線路は専用軌道となり、路面電車の面影はない。
【聖地】リーの帰り道
奥にある自販機の形が一致するのでここが有力という説がある。
【聖地】いよてつ高島屋
序盤、市駅から市内電車に乗るときに出てくるところ。印象的なシーンの一つだ。悦ネエと梅子が別れるときに、こんな感じで見上げる構図があった気がする。
ここに来たことでTAKAさんの作成されたがんばっていきまっしょい地巡礼マップでアニメ版に登場する部分については、悦ネエと梅子が別れる場所(まつちかタウンのとこ)を除き、すべて巡りきれた。
悦ネエと梅子が別れる場所は行き忘れてしまったが、ひとまず、ほぼほぼ全部巡れたので満足だ。
銀天街
JR松山駅前にあったビジョンと比べ随分大型のモニタが設置されている。まさに松山市の中心地という感じだ。
中は煌びやかな商店街で多くの人が往来していた。
アニメイト松山
銀天街の中にあるアニメイト。ここに来てやっとしょいの全員集合スタンディを拝むことができた。ただ店名が入っておらず白枠になってるのはちょっと寂しい。
「みんなの愛媛が詰まってる!」と書かれたみかんも、愛媛らしくていい。オール愛媛という感じがする。
店内にはシネマサンシャイン衣山にあったのと同じ悦ネエのスタンディもあった。しかしグッズは特に売ってなさそうだった。
JR松山駅
さていよいよ帰路に就く時だ。オレンジフェリーに向かうリムジンバスが取れなかったため、最寄り駅まで鉄道で向かう。
松山駅は交通ICに対応していないようで切符を買うことを強いられた。9月に駅舎を建て替え、リニューアルしたのに対応してないことに驚いたが、多分対応している駅が周囲にないのだろう。因みに高松駅はICに対応している。それはたぶん岡山が近いから。
JRの券売機ならクレカが刺さるはず…と思ったそれもなかった。
9月に立て直したばかりというだけありホームはピカピカだった。
そうこうしていると特急しおかぜっぽいのが入線してきた。しばらくすると先頭車両は切り離されてどこかに向かっていった。
行き先表示が高松に代わり乗車できるようになった。特急いしづちである。
自由席では車内改札を行うアナウンスがあったが、何故か指定席では改札がなかった。車掌の巡回もなかった。指定席にキセル客がいるのは容認するのだろうか?謎である。
勿論、私は乗車券と指定席特急券を買った上で乗車している。
車内はJRの普通の特急という感じだった。愛媛らしく、みかんや道後温泉、しまなみ海道の案内が見える。
壬生川駅
壬生川駅は東予港の最寄り駅の一つで、無料送迎バスが発着する。
途中ほとんど止まらなかった特急は爆速で壬生川に到着した。
改札は有人改札をしていた時の設備がそのまま残っているが、人が入る箱がないので簡素な感じだ。
駅のベンチは四国の形に彫られており、四国愛を感じるデザインだった。見栄えはいいが、もたれると背中が痛そう。
壬生川駅の運行本数は悲しいほど少ない。
単線の上、基本岡山まで出るとなると瀬戸大橋のキャパの都合もあり、利用者も少ないからこうなるのだろう。
瀬戸大橋は高松・徳島・高知・松山行きの列車が通行しているので本数を増やせない。多分一時間に松山行きを二本にするとどこかの県が割を食らう。
各停はお情けであるだけだと思うので、そうなるとこんな本数になってしまうのだろう。
駅前には風流なタクシー乗り場があった。
少し進むとこれまた風流なバス乗り場があった。
バス乗り場には旅の安全を祈るしめ縄が飾ってあった。正月飾りではないらしい。
小さな神社もあった。
バス停の時刻表はダイア変更や減便などのビラが大量にあり、地獄みたいな様相だった。なんなら7列もあって1列しか使われてない時刻表すらある。しかもその1列にも1個しか書いてない。本当にこんなところにバスが来るのか、軽く恐怖を覚えた。
バスでオレンジフェリーへ
待てど待てどバスは来ず、時刻表のひどさも相成って来ないのではないかと心配したが定刻から7分遅れでやってきてくれた。
ただ時刻表にあるダイアが実は間違いで、その下にある「予定時刻 21時41分」が正しいのであれば2分しか遅れていないことになるが、カオスすぎて読み解けない。少なくともオレンジフェリーの案内では21:36となっているため、上の時刻表が正にも見える。まぁ深く考えないほうがよさそうだ。
無料送迎バスなのにバス停を過ぎるたびに運賃が増えてゆく。恐らく路線バスのシステムをそのまま使っているのだろう。
この辺りは車社会なので、このバスは空いてるだろうと思っていたが、車体下の荷物入れが使えない関係で座席は9割ほど埋まっていて、乗車は割とギリギリだった。
おれんじ おおさか
ついに夢にまで見た「おれんじ おおさか」への乗船だ。二日目に寝坊した時に二日延泊した最大の理由にやっと乗れる。
銘板が光る。SHIP NOは「おれんじ えひめ」が「S-A120」なので、こちらのほうが番号上は後のようだ。
そして夢にまで見た、オレンジフェリーのしょい全員集合スタンディに出会うことができた。延泊したのもあり、時期が時期なので消えているのではないかと心配していたが、無事見られてよかった。本当に良かった。
4Fの階段裏にある展示コーナーは「おれんじ えひめ」側とレイアウトが異なっていたが、しょいに関しては大きく違いはなかった。
「おれんじ おおさか」側では、こえる大峠さんの展示がややリッチだったのと、御船印の紹介があった。
チラシ置き場は「おれんじ えひめ」側と大差なかった。
船室
一等船室が取れなかったので二等。
シーツに道後リネンサプライのほかに、道後リネンという印字があることに気が付いた。道後リネンの方は恐らく古い社名だろう。
船内ゲームコーナー
おおさか側のスロット台はえひめ側と比べるとオタク色が強かった。まどマギとかまどマギとかバジリスクとか。
おいてあるプライズマシーンも微妙に違ったが、大まかな景品は同じような感じだった。
乗船記念
取り敢えず撮っとくよね。前回はクリスマス仕様だった。今回は正月飾りがあっても良さそうな時期だが、特に何もなかった。
エレベーター
なんかカッコよかったのでフレームに収めたやつ。
帰阪
12月30日の朝。
という訳で都合二泊延長し、無事、大阪南港に帰ってきた。
さらば、おれんじ おおさか。
フェリーターミナル
待合に「きゃんばっていきまっしょい」がいた。
阪神梅田
山電の車両を見ると帰ってきた感じがある。
これは久々に兵庫県に帰ってきたので、つい感動して撮ってしまった尼。
お土産
私が一六マンだと言わんばかりの一六タルトの袋が土産の多さを物語る。
まずは三津のセブンスターで買ってきたしょいBOX。
次に銀天街のメロブで買ってきた一切松山と関係ないし、三宮でも買える物たち。
郷土菓子の山。
かまぼこ。松山に聖地巡礼に行ってかまぼこ買って帰ってくる人私くらいだと思う。
あとがき
さて、12/25に始まり12/30に終わる長いしょい地巡りの旅がこれにて終わった。
突発の思い付きで色々準備が足りていなかったり、思い付きの行動が多く写真の構図は決して満足いかなかったが、全体的に見ると良い旅になったと思う。
特にTAKAさんの作成されたがんばっていきまっしょい地巡礼マップは写真撮影が一箇所できなかった点を除けば、全て踏襲しきれたので満足度が高い。特に予期しない延泊の影響で玉川湖に行けたこと、東高のしょいバスが見れたことは非常に思い出深かった。
他にも延泊があったからこそ赤煉瓦にも行けたし、行くのを諦めかけていたリーの帰り道にも行くことができ、更に坊ちゃん列車にまで乗ることができたので結果的にだいぶ良かった。行程についてもその日の朝即席で作った内容だったにも関わらず、結果として上手く回れたのはよかった。
なんだかんだ二日目の寝坊や体力不足、全体的な無計画さが裏目に出て最終日はかなりいい塩梅に仕上がった。道後プリンスホテルではなく、ロイネットホテルの方が都合が良かったことなども含め、正に怪我の功名だ。
松山市観光パンフレットを見ると松山には見るところが多いし、愛媛には夏トンの聖地である下灘駅などもあることから機会があれば是非また行きたいところだ。
ということで長らく四記事にわたって続いてきた、このシリーズもこの記事で終わりになる。よくこんだけ書いたな私。
全体的に書きなぐりの個人の随想集だが、もし全部読んでくれた人がいるとしたらありがたい。
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2025/01/12(日)がんばっていきまっしょいの聖地巡礼をしてきた 三日目
投稿日:
この記事はがんばっていきまっしょいの聖地巡礼をしてきた 二日目の翌日版だ。日付の上では12月28日。
昨日は余り動けず休息がメインとなったため、ここから真のしょい地巡りが始まる。
松山市駅
この二日間で私が学んだことは切符を毎回買うのは非常に面倒くさいということだった。おまけにホームに電車がいるときなんか乗り遅れそうになる。
そこで私はホテルを出て真っ先に市駅へ向かった。
そして「ICい~カード」を手にすることができた。これでありとあらゆる郊外電車に快適乗車できるし、ついでにこれで市内電車に乗ればPiTaPaのSF残高も気にしなくてよくなり一石二鳥だ。
【聖地】高浜線の車窓
住宅地が流れてるシーンのあたり。
【聖地】三津駅
昨日も書いたが今日も来たので…。
花火大会の日に二宮を待つシーンで一番最初にカメラが向いてたとこ。
三津駅舎内にはしょいのフライヤーが置いてあった。三津浜商店街とのコラボチラシはかなりレアな気がする。
駅前のターミナルには貝殻が置いてあり、三津浜という土地を象徴しているように感じられた。何ら関係ないが新神戸駅のターミナル出口にもサザエの貝殻がこんな感じであったりする(港町だから?)
三津浜商店街
無人販売をしている家を数件見かけた。
電卓やレジ袋、消毒液もあって大変充実している場所もあった
かなり歴史のありそうな回漕店だったが、なんと現役で営業されており、つい最近までこの建物を使われていたらしい。
【聖地】恵美須神社
昨日も来たが脚が痛かったので再来訪編だ。
正面。
悦ネエがしょげていたシーンのカメラの向きはこんな感じだっただろうか?
【聖地】花火大会の屋台通り
花火大会で屋台が並んでいるところだ。劇中でも黒天物産(株)までは映り込んでいたので同じようになるようフレームに収めてみた。
この黒天物産(株)は大黒天物産のことで、端的に言うと激安スーパーのラムーのことである。
実は二日目に一度ここに来ているのだが、そのあとに劇中で「黒天物産(株)」の文字を見たときはちょっと感動したりした。何故かというと私は大黒天物産の本社所在地である倉敷市の出身だから。
しかしなぜ地方のスーパーは24h営業が多いのだろうか?何故か都心のほうが営業時間短いと思うんだ…。
【聖地】花火大会でダッコがナンパされたがってたのをヒメに突っ込まれてた場所
日中に撮ったため、一切何ら聖地感がないが、場所的にはここのはずである。
【聖地】花火大会会場
日中に撮ったため、一切何ら聖地感がないが、場所的には(ry
停泊している漁船?のサイズが神戸や明石のそれとは別格で、県外にも鯛を出荷している愛媛の格を見せつけられた感じがある。
周囲には水産加工工場もあり、香住のような雰囲気を感じた。
三津浜港
フェリーターミナルにはいい感じの建物があった。
正岡子規に縁のある場所らしく、関係する石碑があった。子規が記者だったことを初めて知った。
この場所はARスタンプラリーのスポットにもなっている。
きせんのりばと書かれた石碑と、その説明もあった。かつての三津の繁栄が頭に浮かぶような場所だ。
【聖地】避けたフェリー
悦ネエがオールを暗礁にぶつける前に避けたフェリー?船の形を覚えていないため、これかどうかはわからない。
TAKA氏の地図によると興居島行きのフェリーらしいのでこれではない可能性がある。
石崎汽船本社
松山観光港周辺で営業しているフェリー会社のようだ。恐らく全社が旧本社、後者が現本社と思われるが、随分しょぼくなっている気がする。
三津の渡し
この日は正月飾りを取り付けていた。
ライフジャケット兼座布団は毎日敷きなおしているようだった。
この渡し船をよく見るとロープでレールのようなものが取り付けてあるが、自転車を乗せるためのものなのだろうか?
【聖地】ソフトタイム
昨日は定休日だったが今日はやられていた。駐車場は満車で、この写真を撮る前は路上駐車まで出ていたほどだ。どうやらソフトタイムは人気店のようだった。
やっていたので定休日の文字が営業中になっていた。
港山高が座っていたのはここだっただろうか?
入口には悦ネエ(雨宮天さん)のサインが入った大判ポスターと、ファンによるイラストが寄贈されていた。ダッコとイモッチがいないのがちょっと気になった。

さて劇中で出てきた三津浜焼きがこちらだ。女子高生が食べるボリュームには到底見えないが運動部なので、このくらい食べるのかもしれない。
ソフトタイムに向かう道はこんな感じだったろうか?
関係ないが三津周辺にあるこのデザインの案内板、風情があって結構好きだ。
艇庫
アニメに出てくる場所ではないが実在する東高の艇庫がある。東港以外の艇庫もある。
恐らくアニメの艇庫は新田高校のものがベースではないかと思うが、こちらの艇庫はかなりボロボロだ。
新田高校のボート部は今でも存在しており、この艇庫もWebサイトを見る限り使われているようだった。
しかし、どの学校の艇庫も個性があって素晴らしい。
因みに私は海沿いの高校を出ているのだが、ボート部はなく、しょいを見るまでその存在すら知らなかった。軽く調べてみたところ高校ボート部自体が多くないようで、どちらかといえば珍しい存在のようだった。
湖がある場所や、天然の港湾があるような場所に比較的多いようだ。松山は周囲に巨大な島が多く、波が穏やかそうなのと、湖もあるのでその影響だろう。
【聖地】三津浜
これはオールを岩にぶつけるとき練習していたであろう場所だ(昨日撮ったのと逆側からの視点)
うろうろしていると野生のプチトマトに出会った。近くに苗を入れるポットが落ちていたので、恐らくどこかから苗ポットが飛んでくるか何かして砂浜で育ってしまったのだろう。
よくあそこまで成長するまで風に飛ばされずにここにあったねという感じのポット。
【聖地】踏み切りその1
具体的にどこのシーンの踏切かは判断がついていないが、TAKA氏の作成されたMAPに登録されているスポットの一つだ。
踏切を渡った先の道路の外壁にレモンが生えていた。周りに家があるので誰かが勝手に植えたか、種が飛んできたものだと思うが、流石愛媛という感じはした。

【聖地】ソフトタイムに行くときの道
一番最初にソフトタイムに行くときの道と思われる場所。確かリーがカフェに行きたがったので、ダッコが「喫茶ならソフトタイム行くか」といったシーン。
【聖地】東高の艇庫がある場所
劇中では東高の艇庫がある場所だが、実際には貸しBBQ場がある。手ぶらOKらしいので、劇中のようなBBQがしたいときにいいかもしれない?
参考までにPVを見てみると三津東高の艇庫が何もないところにポツンとあるのがわかる。右のほうには実在する艇庫やブルーエンジェルのビルがしっかり確認できるので、三津東高の艇庫だけ時空がねじ曲がっていることが見て取れる。
振り返ると普段練習している場所が見える。
【聖地】線香花火した場所
花火大会の後で線香花火をしながら夏休みの終わりを嘆いていた場所。
振り返るとちょうど伊予鉄が走っており味がある一枚が撮れた。確か劇中でもクラス対抗戦の時は背景に伊予鉄が走っていた気がする
【聖地】テトラポッド
どのシーンだったか忘れたが割とドアップで出てくる個所が一か所あった気がするテトラポッド。
【聖地】三津浜の背景としてよく出てくる場所
ヒメとリーが一番最初に出会った場所でもある。ヒメは最初「あんな人いたっけ?」的な反応をしていたと思う。
背景の巨大和風建造物が凄く気になっていたのだが、Google Mapsを見た感じ天理教の教会らしかった。天理教宮和分教会。
【聖地】三津浜から見る興居島
公式のビジュアルにある光景。もっと左側に寄せて灯台が入らないように撮れば、本来の構図に近づいたかもしれない。
今回の巡礼で撮影したものは特に深く構図をイメージしていなかったので当たらずといえども遠からずだったり、場所はあってるが構図はまるであっていないまで、大体ずれていることが多いなと感じた。
【聖地】梅津寺 ブエナビスタ
遠景。
悦ネエが寝転がってたところ。ブエナビスタが閉まっていて入れなかかったため背伸びして撮影。
ブランコがあり、若い人たちが楽しそうに漕いでいたのが輝かしく見え、印象的だった。
【聖地】ブエナビスタと踏み切り
踏切からブエナビスタに近づいていくシーンの再現的な。
ダッコとイモッチの帰り道
線路沿いを帰るときのシーンの場所。
線路の外壁を眺めていたら狸のしっぽのような謎の模様があった。
道からは線路がよく見え、転てつ器や線路の分岐を眺めることができた。
【聖地】梅津寺駅
みきゃんパーク 梅津寺
何故か公式PVでは存在が消されている場所。
PVだと梅津寺駅の上はアスファルト舗装の更地になっている。実際の映画でも多分消えてそうだが流石に覚えていない。
建物の横にはみかんがいっぱい積んであった。
店内はみきゃん一色で、とにかくみきゃんだった。
【聖地】ダッコとイモッチの帰り道にある踏切
確かかけっこでどっちが先に帰れるかレースするときの帰りに出てくる踏切。
【聖地】走り込みの時に出てくる道
確か大会出場のために猛特訓するときの場所がここのはず。ダッコとイモッチが競争し終えた場所もここだった気がするが、この先は行き止まりなので、多分劇中では空間がねじれていてどこかの住宅街に出られるのだろう。
梅津寺公園
梅津寺駅をすぐの場所にあるさびれた公園。窓口のシャッターが下りており、改札口にも人がいないのが非常にわびしい。
無人運営がデフォになっているのか、案内の札だけがあった。
入場券の販売機。こんな場所にあるにもかかわらず新札に対応していて驚いた。横に年末年始の閉園期間が書いてあるが、そもそも無人なのにそんな概念があるんだろうか…。
新千円札を入れ支払うと新五百円玉が出てきたので、場末の公園にある自販機とは到底思えず、たまげた。
公園は伊予鉄が運営しているらしい。
入場券を買い中に入ると、まず坊ちゃん列車が出迎えてくれた。
どうやらこの坊ちゃん列車は当時使われていたものをそのまま展示しており、レプリカではないらしい。
現在の価値に換算してみる。まず米一合が150gらしく、一升は十合らしい。現在では米5kgが2500円程度なので、一升に換算すると750円。1銭が10厘であるため、4銭5厘は45厘、1円は1,000厘、9,700円は9,700,000厘。9,700,000厘は米一升の215,555倍程度であることから、現在の価値に換算すると161,666,250円ほどだろうか?つまり単純計算だと1.6億円程度になる。今と昔で通貨の価値に違いがあるため、実際にはもっと高価だっただろう。
適当にググったところ、現代の鉄道車両も1.6億程度のものがあるらしいが、機械的に量産してこの価格なので、当時の情勢を考えると1000倍くらいで見積もってもいいくらいではなかろうか。つまり1600億くらい。
参考までに福岡市総合図書館によると単純計算はできないものの、明治と今では千倍以上の価値差があることがわかるので、少なくとも千倍はあると思うが、当時の最先端で舶来技術だったことなども勘案すると、もっとあっても不思議はないのかもしれない。
保存状態はよく錆びてボロボロになってなどはいなかったが緩衝器が塗り固められているところからすると静態展示のようだった。
他にも笹の生えた謎の池があったり
道後温泉本館の霊の湯にある温泉の出る塔のようなものが展示されていたりした。これはかつて梅津寺の温泉にあったものらしい。
一通り見て退場。ほかに誰か来てるのかな?とチケット入れを覗いたら私が入れた一枚しかなかった。かなしい。そういえばチケットの番号が0001だったのに気が付いた。
伊予鉄には頑張って保全してほしいところだが、園内の植栽も放置気味に見えるあたり、なかなか難しそうだ…。
横には立派な事務所があり、中をのぞいたところカレンダーが12月までめくられていたため、一応有人で管理はしているようだった。なお、この日(12/28 15時)は閉まっていた。
高浜駅
興居島に向かうべくフェリー乗り場のある高浜駅にやってきた。木造部が目立つレトロな駅舎で大変風情がよかった。

伊予鉄によると昭和初期に建てられたらしく、時代を感じさせる駅舎だ。
そして駅の入り口に立てば、そこはもう高浜港だ。
周辺の観光マップも充実しており、いろいろ巡りたくなる構成だ。
高浜港
駅を出て前を向くと、そこはもう港である。歴史的経緯から港に面して作られているはずの高松駅や宇野駅を遥かに凌ぐ近距離でビビる。
港に着くと今回乗るのとは別の船が着岸しており、出向の準備をしていた。車両甲板と船橋以外ほとんどなんもない船だったので、形がちょっと面白かった。まさにこの形は文字通りのブリッジである。
この船では乗客は船橋を支える左右のわずかなスペースに乗ることになる。左にある船のように上部に乗る場所はない。煙突もファンネルに囲まれておらずむき出しの簡素なものだ。
TAKA氏の地図的にはこっちが聖地の船となる。
まだ目当ての船が来ていないこともあり、フェリー乗り場に入ることにした。
フェリー乗り場の中には航路や時刻表が掲示されていたが、興居島行きの案内がなく少しビビった。
興居島行きの案内は外に貼り出してあった。
フェリー乗り場の中にはチケット売り場があるのだが、ここで興居島行きのチケットは買えない。チケット売り場をよく見ると興居島行きの乗船券は船で買ってねと書いてあるので、ここの存在は無視してかまわない。「中島行きっぷうりば」なので、興居島とは何ら関係ないわけだ。
フェリー乗り場にはしょいのポスターが掲示されていた。
さて目当ての船が来たので乗ることにする。先ほど見た船と同型の船のようだ。
車両甲板が貫通しているため、船は港に入ったら進行方向を変えるだけで航行できるので便利そうだ。どっちが船の前なのかはわからない気もする。
旅客室はロングシートになっており、鍵盤を模したシートや木のベンチが置いてあったりした。
中は暖房が聞いていて暖かった。私はこの巡礼に関して愛媛は南にあるし、みかんも生えてるから、きっとあったかいだろうと思い上着を持ってこなかったのでいたく助かった。そう、これまでの全行程を薄着で回っていたのだ。超寒い。船員から寒くないんですか?と聞かれたくらいである。
そして乗船料も払っていないまま船は出航した。いいのかそれは。五分くらいして回収に来たが無一文の人が乗ってたらどうするのだろう。そういうの気にすると大変なので深く気にしないことにした。こういうのは放牧的なほうがいい。
船旅の道中(往路)
風光明媚な島が見えたが、これはターナー島といい、坊っちゃんに登場する島らしい。随分急峻な島だが、生えてる松は人が植えたものらしいのが凄い。
船が進んでるときの波の形っていいよね。
船内にいたみきゃん。みきゃんはどこにでもいる。
興居島への着岸
興居島側には跳ね橋があったが、隣の開かずの歩道橋のせいで無価値になったのか、降りっぱなしになってた気がする。
やはり船はそのままの姿勢で高浜に戻れる仕様になっていた。前後の概念はなさそうである。
由良港フェリー乗り場
かわいらしいフェリーが描かれたフェリー乗り場があった。隣にはスーパーも併設されている。
中はレンタサイクル置き場になっていて、休憩できるベンチもあった。レンタサイクルを使う場合はフェリーの中で運賃を支払うようにあったが、その案内はせめてフェリー内にあるべきではないかと首をかしげた。
聖地ではないがポスターの貼り出しやチラシの配置もあった。
お土産の無人販売もあり、小瓶はよく売れているようだ。他にも釣りえさの販売や、コンビニにあるような複合機、コインロッカーもあった。
外から見たしょいのポスターは大分色あせていた。
Aコープ
特に意味はないのだが時間が余っていて暇なので入ってみた。
かなり地元志向で、ハタダや母恵夢がおいてあったり、地物のコメやみそもあった。
練り物も地物が多く、三津浜焼きに使われる紅白のちくわもあった。
醤油やソースも九州~兵庫の近隣品が多くみられた。
観音寺
ARスタンプラリーのスポット。何でここに設定したのかは謎だが、立派な寺である。
お寺へようこそという札に詫び寂びを感じる。
高台にあり、島からの眺望はいい。但しここは由良湾の端に位置しているため、ここから見えるのは同じ興居島である。
先日ソフトタイムでAR撮影したダッコは妙に小さかったが、こちらでは普通のサイズになっていた。多分アプリの出来が微妙なのだと思う。
海を眺めていたら乗ってきたフェリーが折り返しを始めていた。船にはミソラと書かれており、フェリー乗り場に置いてあったCDのタイトルと一致していた。
ひとまずここでARスタンプラリーをコンプリート。分かってはいたが特典画像はNFTでなくても入手可能なものだった。
ブロックチェーンの中に画像を込める故なのか、画像サイズはかなり小さく何とも言えなかった。むしろNFTサイトに来る前の元画像の方が普通にデカかった。
80 Ownerとあるが50 Viewな辺り所有できてもここまでたどり着けていない人が多くいそうだったし、オーナー一覧を見ても捨て垢でないのは3ユーザー程度だったのでNFTを真面目にやってる人は多くなさそうだ。favoriteに至っては1しかない。取り敢えず私が2にしておいた。
所有欲を満たすという観点でいえばアプリ内のアチーブメントにしておけばよい気もしたのだが、どうなんだろうか。
NFT利用者が多ければ勿論、永続的な所有権というので満たせる気もするが、そうでない以上、設計思想が謎だ。普及させるための前段階でやっているのかもしれないが、NFTが普及することはないと思う。基本は投機だし、システム間が複雑なうえに疎結合すぎるので操作がめんどすぎて、よほど熱心なオタクでないとやらないだろう。
ただまぁNFTサービスを利用したと思われる、NFTサイト誘導前の特典ページはアプリ内でCOMPLETEDになった状態でないとアクセスできないよう、巧妙に細工されていて、そこは感心した。URLを共有するとかでバラまけないのはプレミア感がある。
みかん畑
高浜・三津方面が見れる場所がないかぶらぶらしていたらみかん畑?に突入してしまった。レモンも生えてた。
人が出入りしていないのか、ここを抜けるころにはひっつき虫まみれになった。興居島の観光地図上ではミカン畑扱いだが、真横は墓場になっている面白スポットだった。
興居島から見た松山観光港とか
船と建物形的に恐らく松山観光港。
高浜付近?
恐らく土地の形的にここから三津方面は見えなさそうだった。三津を見るなら泊方面のフェリーに乗ったほうがいいだろう。
興居島の海
特に開発されていない海岸といった感じだった。
興居島の弁財天
やたらピカピカの弁財天があった。つい最近できたばかりという感じだ。
由良港フェリー乗り場に戻ってきた
そろそろ船が来るので戻ってきたら、ちょうど船がやってきているところだった。
先ほど高浜に戻るときは車を積んでいなかったが今回は積んでいるので、地元の人が帰ってき始めているのかもしれない。恐らく島には何もないので内地に遊びに行っているのだろう。
空が暗くなりつつある中、乗船する。
高浜へ
周囲はすっかり暗くなり、駅には電車が入ってきていた。しかしここで迷った。このまま電車に乗ってホテルに戻ると鯛めしくらいしか食べられるものがない。もう鯛めしは連日食べており飽きたのだ。
さてどうするか…。そう考えたときに高浜駅から松山観光港行きのLv4無人運転バスが出ていることを思い出した。調べると松山観光港にはいい感じの食事処があるらしい。というので向かうことに。
自動運転バス レベル4の文字がまぶしい。
念のため終バスでないこと、戻ってこれることを確認した。この手のバスはフェリー運航時にしかなかったりするからだ。しかし時刻表は特に考慮されてなさそうなダイアだった(こんなにフェリー出てないっしょ)
因みに自動運転バスはおらず、人間が運転するごく普通のバスがいた。夜だからかもしれない。
松山観光港
というわけで松山観光港へ来た。興居島から見えた建物だ。客はほとんどおらずガラガラだった。人がうじゃうじゃいる三宮フェリーターミナルとは対照的だ。
客の割にフェリーは沢山あった。因みに松山観光港の利用者は年々減ってるらしい。昔は神戸便もあったらしいが今はない。しかし広島行きの密度が異常である。
建物内には愛媛の木材を使ったテーブルがあった。充電もできて便利そうだ。
実は今回愛媛の木材を使った汁椀をゲットするという裏目標があり、扱っていそうな三津浜商店街の木生活さんにお邪魔したかったのだが年末休みに入っておられて手に入らなかったという悲しい話があり、この話は以前書いた漆器を買ったに繋がる。
松山観光には、いよてつショップという土産店があり、非常に幅広く豊富な土産が売られていた。定番品から生鮮食品まで多岐にわたる。JR松山駅より充実していると思う。
特筆すべきはかまぼこの取り扱いだろう。削り蒲鉾は松山の特産で、他では売られていないと聞く一品なので是非手に入れたいひとしなだ。ホテルのレストランで食べたが見た目が綺麗なうえにおいしかった。
恐らく松山土産買うなら松山観光港が最強な気がした。もちろん今治タオルもちゃんとあった。
お食事処 由良
松山観光港にはご飯を食べに来たので伺った。因みに観光港の中にもレストランがあるようなのだが、時間の関係か全部しまっていた。
江戸前寿司のような店内で何を食べるか悩んでいたところ定食を作りましょうかという提案を受け、食べたい魚を選んで作ってもらうことにした。人生で初めてメニューにない料理を作ってもらった瞬間だった。
机の前に並ぶお魚たち。
お刺身定食。カンパチとシマアジを頼んで1,350円だった。おまけなのかイカが付いていて少しうれしかった。近くに寄ることがあればまた来たいお店だ。
高浜駅からホテルへの帰路
夕ご飯を食べバスで無事高浜駅に戻ってくることができたので、ここから大街道に帰る。
古町で市内電車に乗り換える
中が木造のかなりレトロな車両を引き当てることができた。
吊革にみかんついてる。
ドア付近も年季を感じさせる作りだ。
回数券販売機と書かれた穴が封印されていた。かつては車内で回数券の自動販売があったのだろう。
降車ボタンもレトロだ。ところで伊予鉄の市内電車って降車ボタン押さなくても止まってる気がするが気のせいだろうか…。
車内を見渡すとナニワ工機 昭和26年製と書かれていた。ナニワ工機はアルナ工機の前身らしく、伊予鉄の最新型にはアルナ工機と書いてあったので、伊予鉄の市内電車はアルナ工機製が多いようだ。
以前都電荒川線に乗った時にもアルナ工機の文字を見たので、路面電車界ではアルナ工機はポピュラーな存在なのかもしれない。
上一万という線路が合流する面白い電停があった。
窓枠一つとっても歴史が感じられる。
吊り広告にはみかんカレンダーなる、みかんのできる季節が書かれたものがあった。みかんのイラストが描き分けられていて面白い。
6~9月はみかん不作の期間らしい。はれひめと清見が同じラインにいるのはなぜなのだろう。
大街道につき名残惜しくもレトロ電車から降りる。車両は恐らく伊予鉄道モハ50形電車の51と思われる。現存するものの中では最初期の車両のようだ。
この系列は51号以外廃車になっているようだが、51号車はあぶない刑事の撮影でも使われたらしく、歴史のある車両なので残しているのではないかと思った。そんな車両に乗れたのはいい巡り合わせだったように思う。
電車を降りたところ、歩道の端に発電設備なる煙が出るらしい不思議な装置が置いてあった。
さて、後半ほとんど聖地と関係ない内容になってしまったが三日目もこれで終わりだ。長すぎて二日目を書いてから三日もかかってしまった。
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2025/01/09(木)がんばっていきまっしょいの聖地巡礼をしてきた 二日目
投稿日:
この記事はがんばっていきまっしょいの聖地巡礼をしてきた 一日目の翌日版だ。日付の上では12月27日。
松山に来て二日目の朝が訪れた。今日は三津地域の巡礼をして、しょい三度目を見て、帰路に就く予定だった。
しかし現実は厳しく、昨日の激しい徒歩移動が運動不足の体に響き、疲労と筋肉痛で二度寝をかました結果、3時間くらい時間をロスしてしまう。
【聖地】三津駅
花火大会に行く前に悦ネエやヒメ達が集合した場所だ。
三津駅はしょい地巡りの起点となるスポットで、ここから梅津寺までの間に多くの聖地が集中している。
駅のホームにはしょいの広告も掲示されており、ここがまさにしょいの聖地であることを燦燦と物語っている。
三津駅には大きめのコインロッカーがあるので荷物に困ったら、ここに置いていくのもいいだろう。
セブンスター三津店
三津駅から歩いて少しのところにあるスーパーで、一六タルトを作っている一六が展開するスーパーだ。なんでも一六から1+6=7でセブンになるからこういう名前らしい?
一体どこの世の中に聖地巡礼でスーパーに来るアホがいるのか?と思うのだが、SNSによる事前情報でここには一六のしょいコラボタルトが残っていることを把握しており、それを求めにやってきた。
店の中には地物の果物や鮮魚が多く陳列されており、松山らしさを感じるとと共に生まれ故郷のスーパーもこんな感じだったなぁと回想していた。神戸はあんま地物ないのでこういうのは羨ましい。
みかん箱の中にみきゃんがいたりしてかわいい。
かまぼこ売り場の充実もすごく、半数くらいは地元の練り物メーカーだった。
なおチーズ売り場は神戸による支配を受けていた。
そして求めていた一六に行くとコラボタルトが売っていたので無事確保に成功した。
三津浜商店街
三津浜商店街には悦ネエの家があり、登校時にヒメと合流するシーンがあることから、おそらくヒメも近くに住んでいるのだと思う。
商店街に入ると早速しょいの大型ポスターに迎えられた。大分色あせてしまっているが、公開からそれだけ時間が経ったということなのだろう。
商店街は大分ノスタルジーを感じるような感じだった。
今でも活気はあるようで、いろいろな催しがされていた。
かつてまだそこまで大企業がなく、地方にメーカーが点在していた時代のシャッター会社の銘板を見かけ、感傷に浸ったりもしていた。
三津浜商店街の歴史を示す案内があった。こういう風情があるのはとてもいい。書いてあるアーケードの蓋がどこにもないのは老朽化などで撤去されたのだろう。かつてそれだけ栄えていたところがこうなってしまっているのは何ともわびしい。
N's Kitchen & labo
ARスタンプラリーのスポット。一体ここがしょいにとっての何なのかはなんもわからないが、きっと協賛金を出してくれているのだろう。
ARスタンプラリーの運営原資はこういう場所の宣伝費とか協賛金みたいなもので成り立っているのかもしれない、ふとそんなことを思った。
【聖地】辻井戸
登校時に悦ネエがヒメと待ち合わせる場所だ。
個人的には小さな丸太の垣みたいなかわいらしい部分が印象的で、ここがとても好きだ。
ここはARスタンプラリーのポイントにもなっている。
この場所は松山城の藩主が三津を拠点に定めたときに作られたもので、その後も長らく生活用水として使われた由緒あるものとのことだった。
またかつて電車が開通した時には憩いの場として市井の人に広く使われていたらしい。つまりここは文字通り市井であったのだ。
【聖地】悦ネエの家がある通り
悦ネエの家の軒先には丸っこい屋根があった気がするので、クリーニング店の横にある建物がそれっぽい気がする。すぐ横が交差点だったような気もするし…?
因みにこの写真は辻井戸が奥になるように撮影している。
河野家
辻井戸に戻り恵比寿神社方面に向かうところで現れる建物だ。三津で最も古い船具屋らしく、ほかにも旧銀行通りなど、歴史的な名所が案内されていた。
この通りは全体的に大変雰囲気のいい場所で、こういった歴史的建造物や、昭和の商店(潰れてる)とかもあって、非常に歴史を感じられる場所だった。機会があればぜひ歴史探索に訪れたいものである。
【聖地】セブンイレブン 松山三津浜港前店
悦ネエが花火大会中に絆創膏を買いに行ったコンビニだ。特に聖地感のあるなにかはなく、ただのコンビニだった。
そして私はここで時計の針が正午を回っていることに気づく。この後にしょい鑑賞が控えていることを考えると残りの聖地は到底回り切れない。脚の痛みも限界気味で行動継続がきつかった。私は少し考え、延泊を決めた。
寝坊による遅れが原因だったので一泊の追加でよかったのだが、帰路は「おれんじ おおさか」がよかったので、二泊の追加を決めた。
すぐにオレンジフェリーに電話をかけ、復路の変更を予約し手持ちの大阪行きチケットをキャンセルした。そして復路フェリーに乗るために予約していた連絡用の特急いしづちも日付を切り替え、更にホテルを探した。
三津にはホテルAZがあるため、ここが取れれば予算は膨らまず、後日の巡礼にも打ってつけと思ったが埋まっていた。結局元居た大街道のロイネットホテルに落ち着かせることにした。最終日にスケジュールが大きくショートすることになるため、レイトチェックアウトが無料になるロイネットホテルに泊まる決断は正しいものとなった。
因みにレイトアウトチェックアウトが無料になる権利を手にしたのも、奇しくもこのホテルに予約を入れている、この日だった。
全ての手続きを終え、私は追加で二日分のしょい地巡りの日を手に入れることができた。
【聖地】恵美須神社
悦ネエが絆創膏を足に止め歩けるようになった後に、二宮とリーが親しげに話している場面に遭遇してしまう場所だ。
脚が痛すぎてまともに写真を撮る余裕に乏しく、この時は周囲の聖地を軒並みスキップした。
この日は足が痛くて身動きが取れない中、年末休みに入る前のソフトタイムに何とかしていこうと考え、そこへ向かうのに全体力を使った。
【聖地】悦ネエがオールをぶつけた暗礁
恐らくオールをぶつけた暗礁がちょうど顔を出していた。
【聖地】三津の渡し
遠景。
乗り場に行くとちょうど高校生が乗船している現場に巡り合えた。
悦ネエの気分になって乗船でき、非常にいい思いができた。
脚の痛さが先行してこの時は余り写真が撮れなかったが、気合でARスタンプラリーだけはした。
船頭さんの話を聞くと三津の渡しには観光客がよく来るらしく、遠くは青森からも来たという話を伺った。それとは別に地元の人の利用も多く、学生や主婦らしき人が乗っているのをしばしば見かけた。
この渡し船は松山市が運航しており、市道高浜2号線の一部として、松山港内港地区の三津と港山の間約80mを結ぶ渡船で、年中無休・無料で年間約4万人の方が利用しているらしい。これを見て宇高国道(国道30号)にも国営の渡しがあっていいのではないかとか少し思った。
乗船料は無料で、これは大阪の天保山渡船と同様だが、ダイアは存在せず、人が来たら運航するという放牧的な感じだ。普段はその時間によって人が良く来る側に停泊しているようで、乗船後に乗客なしのまま対岸に移動しているシーンも見た。
三津の渡しは四国運輸局のサイトでも紹介されており、非常に興味深いので、運輸局の記事も必読だ。
この船は乗降口が先頭にあるため、出向時はバック、途中で反転し前進に切り替わるという動きも面白く、見ていて飽きない。船の形も昔ながらのもので独特だ。
船には「こぶかり丸」と書かれており、港山側の乗船場には古深里と書かれていたので、そのに由来する船名だと思われる。参考までに逆の三津側には洲崎と書かれている。
悦ネエたちが乗船する側のフェンスには劇中にも出てきたおさかなさんたちが描かれている。
誰も乗せていない船が対岸に戻っていく様子。特有の動きが見て取れる。
【聖地】ソフトタイム
ボート部のみんなが集まり、港山高の部員もやってくる、あのソフトタイムだ。この日は定休日となっており、翌日来ることができたため、結果として延泊は正解だった。
ARスタンプラリーのスポットにもなっている。ダッコちっさすぎない?
港山駅
ここにはしょいの看板が置いてあり、メッセージがすごくいい感じなのでほっこりする場所だ。手前は立ち入り禁止となっているため、近くでは見れない。
伊予鉄の駅には大抵駅員がいる印象だったが、ここにはいなかったので新鮮味を覚えた。
因みにこの駅は踏切をくぐらないと入れないが、電車が入ってきたときに踏切が開くため、渡り損ねても乗れるのが安心だ。多分ほかの駅も全部そうなってると思うが…。
日が暮れ始めていたので、ここからはオレンジフェリーでもらったムビチケを使った三度目のしょい鑑賞へ移る。
シネマサンシャイン衣山
と言うわけで、三度目のしょい鑑賞にやってきた。
三度目の鑑賞を終え、帰るために松山駅に預けていた荷物を取りに行き、大街道に向かうためJR松山駅前から道後温泉行の市内電車に乗ろうとしたところ、異常なまでの混雑に襲われ一本乗り過ごした。
路面電車で大量の積み下ろしが起きるという異常な現場を見たが、みんな年末旅行か何かで道後温泉に向かうところだったのだろう。次の電車を待って無事大街道のホテルに戻ってこれたが、降りるとき宣言しないと降りられないくらい混んでおり、人生でも最強レベルの凶悪さだった。松山に存在する混雑とは到底思えなかった。
というわけで二日目のしょい地巡りが終わったが、寝坊や脚の痛さなどで満足いくものでなかったため、延長戦で三日目となる次の日も三津を中心に回ることになる。明日以降は映画観賞を行わないため、一日を丸ごと巡礼に充てられるという充実した日になる。つまり明日からが本番、真のしょい地巡りとなってゆく訳だ。






























































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































