2026/06/06(土)個人サイトWebオンリー めぐる市を見てきて
本日ピクリエ[1]で開催されており、当サイトも参加している個人サイトWebオンリー めぐる市を見てきた感想。
このイベントでは参加サークルが一次創作、二次創作、その他に分類されているが、この記事ではその他ジャンルについての語りになる。
また本記事で行った調査は私が目で見た限りなので、漏れや誤りがある可能性もある。あくまで個人の感想であって、何かを批判したりするものではないことを先に断っておく。
トップページへの流入が凄く増えた
トップページというのはlycolia.infoのことだが、ここへのアクセスが爆発的に増えた。
ただピクリエはリファラを吐かないようで、実際にどの程度がピクリエなのかはわからない。さっきUTMパラメータ付きのURLを用意したが、開場が10時だったのに、書き換えたのが20時ごろの話なので、時すでにお寿司という感じはしている。
出オチした
Anubisを雑に設置したが、結果微妙だったので撤去した話でも少し触れているが、私はこの日このイベントがあることを知っており、サイトを生かしておかないとならないはずだったのに、会期中にAnubisの画面が出したいがために8時くらいからAnubisの導入試験を行っており、結果的に10時~13時半までサイトが断続的にダウンしていた。
一番アクセスが集中する時間にサーバーダウンを伴うメンテナンスをするとは愚の骨頂である。
自分が想像していた「その他」サイトはそこまで多くなかった
サークル分類が一次創作、二次創作、その他とある以上、個人的には「その他」には日記や技術、DIY、写真などいわゆるサブカル系ではないものを期待していたが、22サークル中11サークルが創作外のその他という風に感じた。個人的な感覚としては、小説や同人誌の頒布が中心のサイトは「創作寄り」に見えたため、自分が期待していた「その他」とは少し違って感じた。
とはいえ、ジャンル分けには各サークルなりの事情や判断があると思うので、外から見ただけであれこれ言うものでもない。
サイト制作の手段が変わってきている
上の図は今回その他ジャンルで公開されていた22サークルで使われていた技術を調べたものだ。1サイトに複数技術が入っているところもあるため、合計は22にならない。
やはりWordPressが最多で、根強い人気を感じる。またWordPressについてはSangoテーマを使っているサイトがないのも驚いた。
Sangoテーマは国産のWordPressテーマで、有償だが、その完成度ゆえに結構人気が高いテーマだと思っているので、これは意外だった。流行りすぎてて独自性を出しづらいのもあるかもしれないし、特に収益性を重視したブログとの親和性がいいため、非営利のサイトだと相性があまりよくないかもしれないなと思った。
しかし驚いたのは次点以降だ。てがろぐが次点に入ってきていて、Astroも勢いがある。まさかこの令和の世に個人開発のCGIがここまで流行るとは思わなかったし、Astroのような今どきの静的サイト生成系ツールが、こういった界隈でも普通に使われているのはかなり意外だった。
それとDokuWikiを使って創作サイトをやっている人がいるのも驚いた。見た目はどっからどう見ても良くできた小説サイトの体裁で、どこをどう見てもWikiに見えなかったからだ。
HTML手書きと思われるサイトも結構あり、こちらも未だに根強い人気がありそうだと感じた。シンプルイズベストというか、HTML手書きはCMSのように画一的な表現から解き放たれ、自由自在な構成が作れるのが魅力だと思う。
流石にadiaryは私のサイトしかなかった。知ってた。
個人サイト制作勢にX(旧Twitter)やMisskey.ioは不人気?
この図は各サイトやピクリエ上の紹介リンクにあったSNSのうち、マイクロブログに入るものを集めたものだが、トップはBlueskyで、X(旧Twitter)は次点だった。Misskeyもあったものの、Misskey.ioを使っているところはなかった。またMastodonは一番少なかった。なおFedibirdはMastodonとして集計している。
それでもFediverseとしてカウントすれば7件になるわけで、個人サイト勢の中ではXからの離脱、或いはそもそもXをやらなかった人が多かったのかもしれない。
Misskey.ioがいなかったのは、今回の「その他」ジャンルの個人サイト勢とは、利用者層が重ならなかったのではないかと思っている。というのも、あそこは男性向け成人イラスト周りの要素が強く、今回の参加者層に一致する要素が少なかったのではないかと思っている。
SNSらしきリンクが見当たらない管理人さんも3名ほどいらっしゃったので、SNSより自分のサイトに注力したいとか、そういうのもあるかもしれない。
あとがき
全体的にみると驚きが多く、Astroのようなテックなものが目立ったり、WordPressに押されて一時は影が薄くなっていた国産CMS文化が、てがろぐによって、また存在感を取り戻しつつあるように見えたところは非常に興味深く感じた。
AstroはCMSではないものの、サイト構築手段として見た場合に、Koibumi Astro Blogという日本語由来の名前を持つテーマが結構使われているようで、これも面白いなと思った。ただし国産とまでは言い切れなさそうなので、Koibumiという名前の響きと、テーマそのもののデザインの両方が評価されて使われているのかもしれないと感じた。
WordPressが主流になる前はtDiaryやSerene Bach(旧Sb)、Blogn、BlognPlusといった国産CMSが結構流行っていた記憶があるので、こういう景色を見ていると、その当時を彷彿とさせるものがあった。というか、tDiaryもSerene Bachも開発が続いているし、Serene Bachについては見た感じかなりモダンな感じになっているようなので、過去形にしたのはちょっと失礼な物言いだった。
しかしまぁ、うちのような何をやっているのかちっともわからないところはなかったので、どこもテーマがちゃんとあって凄いなぁと思うのであった。多分このサイトにテーマが生まれることは一生ないだろうが、まぁそれはそれでいいと思っている。
このサイトにテーマがないことなんて24年前からずっとそうで、一時期は何かコンテンツを置こうとしたし、MMOをプレイしていた時はそれが中心だったが、もうプレイしてないし、核がないのでどうしようもない。
結局のところ私は、過去あの時どうしていたかを書き留めたり、便利なWebツールを作ったりして、それが偶然誰かの役に立てさえすればいいと思っているのだ。
何故なら私自身がネットで検索した時に出会った記事やツールに助けられたことが多くあり、どんな事であろうと誰かの役に立つかもしれないと思っているからだ。例えば地方の豆腐屋のパッケージ写真が置いてあるだけの記事でさえ、複数のサイトに別の時系列で存在していれば、その豆腐の原材料やパッケージのマイナーチェンジが読み解けたりする。そんな誰のためになるかも分からない、需要があるかどうかも謎なものを、私は公開しているのである。
勿論、公開していればネットがある限り記事を見れるため、出先で「その話なら過去にこういうのを書きました」とか紹介したり、或いは調べ物をするときに自分の経験をベースに調べたりできて便利なのもある。
つまるところ、私のサイトははなから他人に向けて発信していないということだ。それでも読んでくれている人がいるのは嬉しい。ただ嬉しさのためにやっている訳ではないので、今後も他人のための記事を書くつもりはないし、私は私による私のための私のサイト作りをこれからもしていくのだろう。
でもそれでいいのだ。何故ならここは私の個人サイトだからね。
- オンライン同人イベントプラットフォーム ↩






