adiaryはMySQLとPostgreSQLに対応していたが、これらを利用するユースケースが思いつかなかったため削除した。と言うのもOpus 5.5に調べさせたところ、1万記事程度までならSQLiteよりTextDBに分があるとのことで、それより確実に遅いMySQLやPostgreSQLが必要になるケースが思いつかなかったからだ。SQLiteはRDBMSの中では最も速い[1]と言われており、これより遅い時点で話にならないのである。
CGIで動かす場合は毎回DBドライバを呼ぶことになるため、DBドライバのいらないTextDBは非常に優位になる。FCGIの場合でも倍くらい差がある。
adiaryはログインやログアウト、アカウントに対する操作をログに取っているのだが、これを確認する画面がどこにもなかったので作った。
adiaryは画像をアップロードする単位でサムネイルサイズを設定できたのだが毎回設定しないしUIがあると煩わしいため全体設定に寄せて個別設定できないようにした。
WordPressも記事に挿入する画像のサイズをいじれるが、あれを使っている人がどれほどいるのか分からない。画像の左右にテキストを回り込みさせたいみたいな躍動的な記事を書くようなケースでは有用だと思うが、私にその需要がなかったのでこうした。
input type=numberの要素で矢印を押すと無限にインクリメント・デクリメントされていたので、この制御をしてるJSを殺した。
PageSpeed Insightsで動画のサムネイルの容量がデカすぎると言われたので少しだけサイズを落とした。480px表示なので480pxでいいと思うのだがOpus 5.5が小さくし過ぎるとスマホでぼやけるからやめておけと言うので嘘か本当か分からないがこうした。
そもそも静止画のサムネは320pxな訳で何ら問題ないわけだし、次のアップデートで480pxに落とすと思う。
品質を落としたWebPかAVIFにしたらいいのは解らないでもないのだが、AVIFは非常に使い勝手が悪く、ClaudeやChatGPTのWebUIでは扱えなかった記憶がある。またこの手の規格は割とコロコロ変わって面倒なので余り手出ししたくないのが本音だ。どうせ次はJPEG XLが来るのだろう。正直この部分についてはPageSpeed Insightsの指摘を無視してもいいかなと言う気がしているので放置するつもり。
昔はGoogleでは付けても無価値と言われていた気がするのだがPageSpeed Insightsがうるさいので付けた。
Bing Webmaster Toolsでは前々から出ていた指摘なのでついでに潰せて丁度いい。
次のページや前のページがない時にナビを出さないようにした。これもPageSpeed Insights対策。
画像アルバムのサムネイルを同じ大きさのマスに並べ、並びの既定を日付の降順にし、邪魔なコントロールを消し、ファイル名でフィルタ出来るようにした。
| 変更前 |
変更後 |
 |
 |
変更前は細長い画像や小さい画像があると見づらいし、面積当たりの情報量が多いのはいいのだが整然としていないのがどうにも微妙だと感じていた。
そこで全部同じ矩形に入れ、碁盤状にすることでどこに画像ファイルがあるのかを解り易くした。面積当たりの情報量は減ってしまったがトレードオフだ。
その代わり最近追加したファイルを探しやすくできるようにデフォルトのソートをアップロードした日付の降順にした。これは最も頻繁に探すのは最近追加したファイルだからだ。アイキャッチ画像(OGP)を決めるときや間違ってアップロードしたのを消すときや、前回の記事で貼った画像を再利用するときなどに重宝する。
またサムネイルのサイズを変える機能もあったが、邪魔くさかったので消した。消してスペースができたのでLyndbaumにあったファイル名でフィルタする機能を追加した。

参考までにadiary本家だとこんな感じだが、UIがコンパクトなのでサムネイルのサイズを変える機能があっても気にならないというか、私はそもそもこの機能に気づいてすらいなかった。
画像以外も上げられるのに画像アルバムは変だよなと言うことで名前を変え、パスも?album/から?media/に変更した。
一つ上の見出しの変更前と変更後にも出ている。

管理画面にある記事一覧だが、以前はタイトルのリンクを踏んだ時に公開ページが表示されていた。これを編集ページを開くように変えた。Lyndbaumからのバックポートの一つである。
更に種類の列と、種類と公開・非公開の絞り込みを追加した。adiaryには記事とコンテンツページが種類としてあるので種類にはそれが出るようにしている。adiaryでは記事とページは相互に切り替えることができる。実装的にはctypeが空なら記事、wikiならページと言う扱いになっている。
URLの形式は記事とページで明確に異なる。記事は^0\d+$にマッチするURLで、ページはそれ以外のURL規則にマッチするものすべてだ。ただ、データ上はどちらも数値IDを持つレコードとして管理されている。記事はIDで、ページはページ名でアクセスする仕組みだが、実体は同じなので、実はページも数値IDでアクセスできる。ややこしいので上手く説明しづらい…w
恐らく飛んできた値が数字でなければ文字列でインデックスを当てる処理をしていると思う。実装は見てないし、LLMにも聞いてないので適当に書いている。
主にスパム対策で、誤検知で引っかかったコメントを救済する機能。WordPressとかによくある奴。
Lyndbaumからのバックポートを大分やった結果、もはやこれはLyndbaumと呼んでよいのでは…?と思ったので名前を変えた。Extendsってのもなんだか野暮ったいし、世の中のOSSはフォークでその名前を変えていることも少なくないからだ。既存のコードの中に「adiary extended」と言うワードがあり、これと被って紛らわしかったのもある。
例えばMastodonのフォークではglitch-socやkmyblue、Fedibirdがあるし、Misskeyにもsharkey、cherrypick、iceshrimpなどがある。もっと大御所で言えばMySQLのフォークであるMariaDB、RedisのフォークであるValkey、Debianのフォークと言えるUbuntuなどもある。
ぶっちゃけ現時点では本家との互換性もほとんど壊れており同一性と言う意味では怪しい。精々adiary 3.52dev時点からアップデータ経由でアップデートできるくらいしかない。それもTextDBでかつMarkdownを使用していて、これまでに削除した記法を使っておらず、非公開コメントを使っていないなど、多数の前提条件が付いたうえでやっと可能なことだ。それらを使っている場合のコンバート機能はつけていないし、UAによるスマホモード切替も廃止したので既存のテーマは全滅しているなど、甚だしく互換性を失っている。
ただそれでもadiaryからフォークし、コアであるSatsukiSystemは維持しており、TextDBは健在だし、テンプレートエンジンの様式であるSkelも生きているので、全くの別物という訳でもない。
リポジトリはlyndbaum4として、今までLyndbaumと呼んでいたやつはlyndbaum0として分けた。4と0の違いは振っていたバージョンからそのままつけている。
余談だが本家ではSatsukiSystemをフォークしたと思われるSakiaを開発しているようで、どうやら今後はこちらを軸にしていくようだ。
元々動画のサムネはOpus 5.5の気分によってやたら画質が良く、JPEG品質85だった。クライアントサイドで動画からJPEGサムネを作りサーバーはそれを受け取って保存、表示するだけだった。
これをクライアントではPNGサムネを作り、サーバー側にある共通サムネ生成処理を通すことで普通の画像のサムネと同じ条件であるJPEG品質80に揃え、容量を落とした。ついでにこの処理にプログレッシブ処理を追加し、更に容量を削れるようにした。
これによって動画のサムネイルは平均14.5%のサイズダウン、普通の画像のサムネイルは2%のサイズダウンが実現でき、将来的にavifやwebp対応を考えた場合も統一的に変更できるようになった。素
Opus 5.5の言うことを真に受けたら失敗するようになっていたので直した。恐らくHTTPクライアントのUAをサーバー管理者に優しくなるように変更から起きていたと思われるが昨日まで気づいてなかった。
Opus 5.5はadiary向けのpingはUAを別にセットするから大丈夫とか言ってたのだが、コードを見たらどう見ても規定値を変数で突っ込んでおり、どうやらその関連性が読めなかったようだ。
| 変更前 |
変更後 |
 |
 |
僅かな差だが背景色とリンク文字のコントラスト比が改善し文字が見やすくなった気がするのと、カードタイトルが太字になり、視認性が高まったと感じている。
この差分についてはLyndbaumのスタイリングを取り入れている。
adiaryは同時セッション数を設定で変更できるのだが、これは画面ではなくファイル側に設定があり、解りづらかった。そこで管理画面に設定を移し替えた。
本システムにはアップデート処理を伴うアップデートがあった場合にお知らせする機能があるのだが、お知らせするだけで何をすればいいのか直感的ではなかったため、アップデートページへのリンクをつけた。
adiary本体にもある不具合の修正。

なんか最近たまにサーバーが劇的に重いなと思ってGrafanaを見ていたらメモリ使用量が上限に達しており、調べたらデーモンがOOMを吐いて再起動していた。タイミング的にClaude Codeが何かしてる時に良く起きていたため調べたところ、FCGIの起動中にFCGIファイルが書き換わると特定の条件でプロセスが無限に増殖するバグがあり、3秒ごとに起動時の引数で指定されたプロセス数が増殖していた。
3秒ごとに増える理由は3秒ごとにプロセス数をフェッチして減ってたら復活させる処理があった関係だ。そしてこの時の判定と増分がおかしいせいで無限増殖が起きる状態だった。
実装上は(指定されたプロセス数 - フォークしたプロセス数 - 1)が0でなければ指定されたプロセス数を新しくフォークする内容だった。
例えば指定されたプロセス数が10だとして親プロセスと合わせて11プロセスが起動する。この時10-10-1となり-1になるため、0を満たすことができずプロセスがフォークされ、次回は10-20-1となり-11で更にフォークされ…といった具合で増えており、OOMが出るまでプロセスが無限に増殖していた。
厳密な再現条件は不明だが、少なくとも自身が書き換えられてすぐにHTTPリクエストが飛んできた場合に発生していた。そしてこの条件はClaude Codeが作業をする流れで発生していたため、Claude Codeを使って開発していた時に発生していた。
基本的にこのファイルを直す必要性は低いのだが、恐らくClaude Codeは何も考えずにFCGIを修正し、修正対象じゃないのでコミットのタイミングで元に戻すみたいなことをしばしばしていたので起きていたのではないかとみている。なお本番でも一回起きており、恐らくこれはFCGIファイルのアップデートをした直後にアクセスがあって起きていたものと考えている。
恐らくこれはadiary-extendsをlyndbaumにリネームしたときにルートに存在していたcgi系のファイルを軒並みリネームした影響で発現した潜在的な不具合だと考えている。基本的に発生しない不具合とはいえ、一度起きるとサーバーが不安定になるためadiary本家にもPRを提出している。