2026/03/31(火)ノートPCとかのキーボードのカーソルキーとかキーボードに対するこだわりの話

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ここ最近というか、最近というほどでもないが、ノートPCのカーソルキーが小さくなってたり、妙な形になっていることが悩みの一つだ。

典型的なものだとこんな感じだと思うが、左右キーはまともなサイズだが、上下キーは半分のサイズしかない。個人的にはこのサイズだと誤打鍵が増えるのだが、世間はそうではないのだろうか?

少し気が利いたものだと溝が掘ってあり、上下が分かり易くなっているものもある。

亜種としては左右キーも小さくしたものがあるが、まだこちらのほうが一貫性があってよい気がする。

個人的にカーソルキーはフルサイズであってほしい派なのだが、小さくなっているものが多いあたり、世間の人は使わないのだろうか?

私の場合、行移動や文字や単語、変換の節移動、行頭、行末、ファイル先端、終端への移動をよく行うほか、Excelを多用するのもあり、カーソルキーはとてもよく使う。それだけに、かつてSurfaceを使っていたときは、誤打鍵が酷く、ちょっとこのキーボードはないなと思ってしまった。

理想的なカーソルキーはNEC LAVIEにある、フルサイズで等間隔のものだ。これであればデスクトップ用のフルサイズキーボードと比べても謙遜ない。

富士通やパナソニックもカーソルキーを下にずらして大きめに配置しているので頑張っているとは思うが、富士通は上下キーが完全に分離しておらず、間隔が狭いのがイマイチだ。

カーソルキーが小さいのは端末が小さくてスペースがないから仕方がないという向きもあるかもしれないが、テンキー付きモデルでも普通に小さいのがザラなので、たぶんあまり関係ない。

何ならカーソルキーそのものがないキーボードさえある。これはノートPC用でもモバイルキーボードでもないので衝撃を受けた。もしかすると世間ではカーソルキーは使っていないから小さくなっているのかもしれない。万一にも、そのうち消滅したりしないでほしいところだ…。

最近は外部キーボードでもカーソルキーが小さいのは小型ではザラにある。

あとがき

写真が汚くてアレだが、個人的に最も好みのキー配列はこれ。JISキーボードからテンキーを切り落としたタイプで、幾つかキーを弄っている。

例えばDELETEが二つあったり、SCROLL LOCKがなかったりする。これはDELETEを押したときにINSERTを誤爆すると面倒なのと、SCROLL LOCKを使うことがないからだ。但しINSERT自体は使うので残している。

また私はロープロファイルキーボードが好きなのだが、実はJISキーボードからテンキーを切り落とした形のキーボードは選択肢が多くなく、ロジクール、エレコム、サンワサプライくらいしか知らない。以前、そこそこ探したが、驚くほどメーカーが少なかった記憶がある。むしろ最近は国内でもUS配列が増えていてJIS配列が劣勢になっている気がしているのも複雑だ…。

Keychronのキーボードは割と理想に近いのだが、mac向けであるからなのか、PRINT SCREENとPAUSEがないのが不満だ。スクリーンショットはボタン一発で撮らせてほしいし、PAUSEがなかったら割り込みデバッグができない。あとINSERTキーは上にずらしたいが、上段がキーボードのコントローラーに見えるので、できるのかどうかが分からない。

2026/03/31(火)ARM版ノートPCはUbuntuの夢を見ないが、Windowsには光明あり

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以前、ARMとCore UltraのWindowsノートPCを軽く見て、バッテリー持ちと熱周りを比較してみたところ、かなりいい結果になったのでUbuntuを入れたいが、これができるのかどうかという話。結論から言うと無理らしい。

ラズパイで動くんだから動くんじゃね?と思っていたのだが、そんな都合のいい話はなかった。

x86やAMD64であれば、今時のLinuxは基本的に動作する。これは、これらのアーキテクチャがACPIをサポートしているからだ。ACPIと聞くと自作PC的には電源管理のイメージがあるが、Advanced Configuration and Power Interfaceの略であり、電源だけでなくハードウェアの攻勢も管理できる仕組みになっている。そしてARMにはこれが存在せず、標準化されたハードウェア管理方法がないというわけだ。

ではARMベースのPCではどうしているかというと、今のところOS側でハードウェア情報を持っておき、これを基に起動しているようだ。この情報のことはデバイスツリーと呼ばれているらしい。

例えば、gihyo.jpのそのSnapdragon X搭載PCでUbuntuを使えますか?によると、ARM版UbuntuではSMBIOSというものから端末情報を読み取って、あらかじめUbuntu側で決め打ちしているデバイスツリーを利用してOSを起動するといった手法がとられているようだった。ラズパイの場合も専用イメージがあるため、おそらくデバイスツリーが組み込まれているのだろう。

恐らくこれはARMの場合、基本的にSoCにすべて集約されているため、x86やAMD64のようにメモリやGPUなどが独立したCPUのように管理できないところがあり、ACPIで解決できず、デバイスツリーが必要という事態になっているのだと思われる。

ではWindowsはどうしているかというと、先ほどの記事にもあったがPlatform Extension Plug-ins(PEPs)を使っているとのことだ。これはLinuxでは今のところサポートされておらず、やっているプロジェクトもないようだ。

ならデバイスツリーを書けばよいとも思えてくるが、これは非常に忍耐が必要な作業で、ACPIコードやWindowsドライバのリバースエンジニアリングを行い、カーネルパッケージをビルドし、各ハードウェアが正しく動くかどうかを根気強くテスト、デバッグする作業になるようで、おいそれと気軽にできるものではないらしい。

つまり、ARM版ノートPCでUbuntuを動かすのは、公式にサポートされているもの以外は難しいだろうし、それさえきっちり動く保証はないだろうから今のところ難しそうだ。つまり、ARM版ノートPCを買う場合、重量やキーボードにこだわりのある私の場合、Windowsで運用する必要がありそうだ。何故なら日本のノートPCがサポートされる気がしないからである。

バッテリー持ちがいいのは魅力だが、Windowsにするとなるとメモリやストレージを多めにしないと厳しいので端末価格が上がってしまうのがネックだ。ただソフトウェアの互換性はよくなってきているらしく、出先で使うサブマシンとしてみた場合の実用性は十分にありそうにも思える。

マイクロソフトの案内でも、デバイスドライバやアンチウィルス、アンチチートソフトウェア以外の一般的なアプリケーションは動作するとあるため、この辺りは安心してもよいだろう。一部のソフトウェアの互換性についてはLinaroのWoA対応アプリ検索で確認することができ、例えばXnViewは動作することがわかる。XnVew MPは出てこないが、恐らく動くのではなかろうか?国産のソフトの動作状況はPC Watchの記事でも一部を確認できる。なおエミュレーションで単に動くだけなのか、パフォーマンスがいいかどうかは不明だ。

2026/02/10(火)ARMとCore UltraのWindowsノートPCを軽く見て、バッテリー持ちと熱周りを比較してみた

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ここ数年ARMノートを追っていて、ここ最近は国内メーカーからもARMノートが出てきたので、ちょっと見てきた話。

ARMと言えば近年のMacbookに代表されるように、低発熱でバッテリー持ちがいいというのが話題だが、つい最近までは海外製で1kg越えだったり、JISキーボードがないものが主体だったが、遂に東芝や富士通も出すようになり、JISキーボードを備えた軽量ノートも出てきていい流れなので、実際にどんなものか、軽く見てくることにした。

ヨドバシの展示機を使って発熱とバッテリー持ちを比較してきたので、その内容をまとめる。

今回見てきた端末

富士通のノートPCで、Snapdragon XとCore Ultra 7のものを見てきた。

比較するにはバッテリー容量が異なる。これはヨドバシの店頭展示品で試してきた都合、同じものがなかったためだ。但しバッテリー持ちはバッテリー容量に比例するため、本記事では単純に倍換算にして計算する。

FMVUQSL1BC FMVUXSK3BC
CPU Snapdragon X X1-26-100 Intel Core Ultra 7 255U
画面 14.0型ワイド FHD 14.0型ワイド FHD
バッテリー 63Wh 31Wh
消費電力:標準時/最大時/スリープ時 約5.6W / 約65W / 約1.0W 約5.3W / 約65W / 約1.1W
重量 876g 634g

数値上はCore Ultraが有利そうだが…実際のところはどうか比較してきたので下に続く。

比較結果はARMマシンの圧倒的有利

Intel、Core Ultra シリーズ2正式発表。Armより低消費電力で高性能なんて記事もあるので、Core Ultraに期待していたが、勝負にすらならなかった。

発熱

電源オプションを「最適なパフォーマンス」にした状態で、CPU負荷ツール.jsでカウンタが6Gに到達するまでぶん回した結果。

CPU負荷ツール.jsのカウンタが6Gになるまで回したところ、ARMマシンであるFMVUQSL1BCは、ファンがかなりの音を立てて回っていたが、ほのかに暖かくなる程度で、膝の上で使っていてもパフォーマンスの不安はなさそうに感じた。

対するCore UltraのFMVUXSK3BCは、ファンは静かなものの、600M辺りで明らかに熱くなり、カウンタの周りの劣化が明らかで、2Gになる前に止めてしまった。恐らく負荷をかけるのには全く向かないだろう。

バッテリー持ち

こちらは電源オプションを「最適なパフォーマンス」にした状態で、アイドル状態のバッテリー持ちを比較している。

ARMマシンであるFMVUQSL1BCは推定残り時間が1日1時間31分と驚くべき時間が出て、すぐに13時間24分となった。「最適なパフォーマンス」で13時間は驚異的な数値だ。

バッテリーの低下速度も見てみたが、恐らく閉店後にブレーカーが落とされてからは緩やかに減っているのがわかる。このグラフは電源オプションが「バランス」の状態で出ていると思われる。設定変更前は「バランス」だったからだ。

対するCore UltraのFMVUXSK3BCは、3時間30分と出ており、なんとも頼りない。本機はバッテリーが前述のARM機の半分しかないが、仮に同一容量であったとしても、7時間しか持たないだろう。これは基本的にバッテリー持ちはバッテリー容量に比例するからだ。

バッテリーの低下速度もすさまじく、閉店時間中に尽きてそうな勢いだ。このグラフも電源オプションが「バランス」の状態で出ていると思われる。こちらの個体も設定変更前は「バランス」だったからだ。

あとがき

ARM PCと言えば、2020年あたりにAppleがいわゆるM1 Macを出してからARM化の波が来ていて、MicrosoftもWindows 10を乗せたSurface Pro XからはARM対応を進めているが、初期はMicrosoftくらいしかなく、後にLenovoやDell、HPが出てきて、そのうちASUSも出てきたが、長らく国産機は出てこず不満だった。

しかし去年Dynabook初のSnapdragon搭載ノートPCをリリースしたのを皮切りに、年初に富士通の最軽量ノートシリーズからもARM対応版がリリースされた

ARMと言えばRISCアーキテクチャなので、かつてPowerPCを採用していたMacからすると先祖返り感があるが、Windowsは長らくCISCで、例えばIntelのx86が長らく主流で、今もAMD64が主流であることから、長くCISCが続いている。

そしてこの流れは当面変わらないだろう。何故ならWindowsはMacのように端末を丸ごと出すのではなく、各ベンダーの設計や自作PCも可能な設計にしているからだ。まさかこれを取り崩すことはしないだろう。

コンポーネントが分かれていて色々組み合わせられるのは様々な用途のマシンを作るうえで都合がいいし、ここを標準化してしまうとつまらないし、Appleみたいに寡占された市場ができてしまい不健全でもある。

しかし、ことモバイル端末に限って言えば別だ。ゲーミングノートのように常時電源に繋いで高パフォーマンスが求められる環境ならともかく、事務作業レベルさえできればいいようなレベルではバッテリー駆動でどれだけ長く作業できるかが重要だ。

例えば出先でデジカメの写真を加工したり、記事を書いたりするのには左程高スペックはいらない。そうなってくると元々特に高くなかったハードウェアの多様性はあまり必要ではなく、ARMでも十分になってくるだろう。

取り敢えず私としては大半のノートPCのカーソルキーとサイズに不満があるのでLavieの13.3型ノートにARM版が来てほしいところなので、NECに期待したい。