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去る7月5日、EXPO 2025 大阪・関西万博にもう一度行ってきたのでその記録。

予定では日本館→サウジアラビア館→関西館→中国館の順で見る予定だったが、時間の都合で中国館は見れておらず、実際に回った順序も幾らか前後や変更がある。

前回の記事はEXPO 2025 大阪・関西万博に行ってきたを参照。

前回の失敗を踏まえて入念に準備した万博

前回は万博の予約システムの理解不足や、何とかなるやろ感でナメていて予約が必要なパビリオンを巡ることが出来なかったが、今回は執念を掛けたのもあってよくできたと思う。

特に今回は関西館と日本間を絶対に見たかったが、これは予約が奏功した。

事前予約で関西館の予約に成功したほか、日本館も当日予約で執念を掛けて取得に成功した。

これらは事前の情報収集による部分が大きい。特に当日予約はノウハウが必要で、知識がないとうまくいかないこともあるだろう。

旅の始まりとEXPO神戸号の混雑状況

行列が酷くて乗るのが大変と聞いていたEXPO神戸号の07:24時点の行列は思ったほどではなかった。ぶっちゃけ山側の高架下まで伸びているかと思ったが、精々横の半分程度だった。

バスが一便出た後はこのくらいの状況で、余裕をもって乗れる状況だ。実際私はこの後に並び、次便に乗車できたため、15~30分並べば乗れると思った。15分前に消えていれば基本乗れるのではなかろうか?

神姫バス三宮バスターミナル

15分刻みの高頻度運転のため、案内にはEXPO神戸号が同時に表示されていて面白かった。

ビラ置き場には万博ツアーの案内らしきものが刺さっており、万博人気の高さが伺えた。以前喫茶店で隣の人が神姫の万博観光は高齢者に絶大な人気だというのを隣の人が話していたのを聞いたことがあるので納得だ。

出発

やはり神姫バスは窓際に小物を置けるスペースがあって便利だなと思った。

往路途中のビルには万博の掲示が行われていた。ずっとこのビルが何なのかわかっていなかったがGoogle Mapsによると関電のビルらしい。

世界一大阪と岡山に近いサファリパーク

バスの車内では姫路セントラルパークが斬新な宣伝を流していた。この理屈で言えば姫路城も世界一岡山と大阪に近い現存天守とか言えそうだ。物は言いようである。

西ゲート

人の多さは初日とそこまで変わらないと感じたが、並ばない万博から並ぶ万博に姿が変わっていた。セキュリティが強化されたのか、明らかに初日より列の進みが悪い。

スポットクーラーや給水場があるなど、暑さ対策がされていたのは良いと思ったが、肝心の列部分にクーラーはなく、ほぼ空気だった。

08:46に整列地点に着いたが、入場できたのは09:55と、並ばない万博とは何だったのか…という感じである。とはいえ、万博組織や会場の方も頑張られていると思うので、これは仕方のないことだろう。初日は奇跡だった。

日本館への道中

日本館は09:30の入場では予約なしで入れるので日本館に向かっていた。とはいえ、時刻は10時近く軽く諦めていた。

ベルギー館の前には謎の装置が並んでいた。

真ん中の森では何かがメンテナンスされていた。

住友館の奥に日本館の片鱗が見えてもうすぐだと思っていたが、進むと行き止まりだった。

どうやら日本館の入口は大屋根側にあったようで、私はここでタイムロスしてしまう…。

万博マップからは入口がどこにあるかわからないため、さながらアドベンチャーゲームのようだ。

熱すぎるからか電気バスが休憩施設として使われていた。

タイムアップで日本館に到着

時刻は10:18、列の影も形もなく当然のように予約なし入場は打ち切られていた。目の前で予約なし入場のビラが剥がされて持ちさられていたので、道に迷ってなければワンチャン…いや…なかったかな…。

ひとまず大屋根に戻り日本館の予約が取れるまで執念深くリロードと予約ボタンを連打して何とか夕方に日本館の予約を取ることが出来たので、時間潰しに次のパビリオンを探すことにした。

予約時刻が帰宅予定時刻を過ぎていたうえ、自由入場時刻に近かったため微妙な面持ちであったが狙った時間に取ろうとすればどれほどかかるかわからなかったので妥協した。

後述するが、予約なしは地獄だったようなので、予約して入れていたことは良かったと思っている。

アラブ首長国連邦館へ

一旦近くにあったアラブ首長国連邦館へ入ることにした。

中々インパクトのある外観だ。見ての通り並んでないので余裕で入れた。

大地から天空へというテーマで実際の国土と、宇宙開発に関するテーマが主だったように思う。

外から見えた壮観な柱はナツメヤシをモチーフにしているらしいが、柱に巻き付けられているのは細すぎるため、断面から見た感じサトウキビか何かだと思われる。

内部は床に透明感のあるパネルがあるなど、独特の感じがあった。

伝統的な短剣はかなり曲がっており、太い鞘に収められていたが、これは抵抗面積を稼ぐことで砂漠に落とした時に沈み辛くするためらしく、面白い発想だなと思った。

UAEの砂も置いてあった。蓋を開けて触れるようだが、触っている人はいなかった。触ろうとした子供をなだめる親はいた。

こういう場にあって開けられると言う事は普通触っていいはずであるし、係員も止める素振りがなかったので、きっとそういう事だろう。

過去の万博を通して展示され続けてきたお城?が飾られていた。

お香が置いてあったが、お香をたく壷は飾りになっており、実際は箱の中からモクモクと出ていた。仕方ないね…。

各モニタが独立して機動的に動く展示があった。モニタはDell製だった。

写真は撮れていないが横斜めに傾いたり、右から左へ波打つように動くモニタはちょっと面白かった。

宇宙科学関連の展示ではロケットの形をした塔にモニタが張り付いており、ユニークだなと感じた。

人工衛星を入れた箱にTHE EMIRATESとあるが、エミレーツ航空とは関係なく、首長国という意味だそうだ。つまりエミレーツ航空は首長国航空という意味の社名なのだろう。アラブ首長国連邦を表すUAEもUnited Arab Emiratesの略らしいので納得だ。

しかし宇宙空間にアラビア文字が浮かんでいる光景は新鮮だなと思った。

月に探査機が着陸しているシーンでは日本の名前が大量に書かれており、これは興味深かった。説明を見つけることが出来なかったが、ググった感じ日本の宇宙開発企業アイスペースがUAEのムハンマド・ビン・ラシード宇宙センターの月面探査機を打ち上げた時に利用したものと思われる。

万博会場という集客が見込まれる場所に映し出されることで、SMBCや高砂熱学などは予期せぬ宣伝になったかもしれない。

昼食会場への道中

時刻は11:00、関西館の入場開始が13:30なので昼食を取るために移動した。時間が微妙すぎて並ぶようなところは無理なので、ひとまずアニメイトがある辺りのフードコートを目指して歩いていた。

やたら寿司のキャラクターが並んでいる謎エリアがあった。

セコムの警備ロボは小さな子供のおもちゃにされていて、道を塞がれたり、なでられたり、大変そうだった。

JRキューポをデザインした人の作品っぽいものが展示されていた。

前回無料の水飲み場を発見していたおかげでタダで水にありつけて助かった。

会場のいたるところにミスト扇風機が設置されており、場内はそこまで暑さを感じなかった。

時間があったのでサウジアラビア館へ

時刻は11:25。やや時間があったのでサウジアラビア館に寄ることにした。ここは今回寄りたかったスポットの一つだ。

列の長さ的に入れるか訝しんだが、列の進みが早かったので、すぐに入ることが出来た。

アニメ的な絵があったボタニカルエリア

列の道中にはサウジアラビアの植物らしきものが展示されており、ボタニカルな感じを出していた。

中でも驚いたのは比較的日本的なアニメ的イラストが存在したことだ。これは大変驚いた。これは一番最後に答え合わせが出来る要素なので、覚えておくとポイントになる。

アラビアン空間

列はどんどん進み、サウジ広場といういかにもアラビアンな広場に出てきた。列空間までをここまで文化要素で支配しているところは珍しいと思う。

絵画を展示しているスポットもあった。配置的に恐らく時間帯によっては作業風景が見れるのだろう。

サウジアラビア社会の革新的変容と、女性の自由化

最初に迎えてくれたのは文化視覚芸術スタジオだ。まず目に入るのはヒジャブ・アバヤ・ブルカといった民族衣装に身を包んでいない女性の姿だ。

私は最初別の国のパビリオンに来てしまったのか?と軽く首をかしげた。しかし私はその意味をすぐに理解することが出来た。

次の瞬間にモニタにサウジアラビアの女性と、その変容を描いた内容の資料が表示されたからだ。

この部屋の中央には一冊の本が安置されていた。みんな列を進むのに一生懸命で誰も読んでいなかったが、私は軽く手に取ってみることにした。

すると、怒った表情の女性が拳を掲げているページを見かけた。書いてある内容は読み取れなかったが、先ほど見たモニタの内容と照らし合わせて考えると恐らく女性が権利獲得のために声を挙げているシーンではないだろうか?

参考までにClaude Opus 4に読ませてみたところ、上の三行は以下の内容ではないかという返事が出てきた。

الحق لأجل ما (al-haqq li-ajl ma) - 「〜のための権利」
يضمن (yadman) - 「保証する」
حق الجميع (haqq al-jamee') - 「みんなの権利」

女性のための権利を保障せよ!という内容なのかもしれない。

別のモニタを見ると女性の困難と社会の変化についての内容が流れていた。やはり、そういう展示なのかもしれない。私はここでサウジアラビア館が非常に楽しみになってきた。

一体サウジアラビア館は私に何を見せてくれるのだろうかとワクワクした。

次は中庭に出てきたが、ここは特に何もなかった。

日本の機材もある音楽スペース

その次は文化音楽スタジオに入ることになった。

ライブスペースらしきものがあったが、今はやっていないようだった。時間によっては演奏を見ることが出来るのだろう。

機材にはYAMAHA, TRUETONE、BOSS、DELLなどのブランドが見えた。YAMAHAを見るのはトルコ館以来である。やはり日本のものが使われていると嬉しい。

何よりサウジアラビアにここまで電気楽器が充実していることに驚いた。失礼ながら伝統的な楽器を使っていると勝手に思っていた。

またヘッドホンはロゴの形からSONYの赤帯ないし、青帯と思われる。少なくともSONY製だろう。

出口には水汲み場があった。砂漠だから?

進化するサウジアラビアの都市

次は進化する都市という部屋に案内された。

まず出迎えてくれたのは歴史的日干し煉瓦から近代的な石材?だった。

この部屋には大きなスクリーンがあり、様々な都市を映し出していた。

地形と建造物を利用して侵略から人々を守り続けてきたディルイーヤ。

テラスに植生を作ることにより快適に過ごせる環境にしたリヤドのキング・サルマン公園には、驚くべきことにTシャツを着た女性がランニングをしている姿が映し出されていた。

サウジアラビアといえば女性は民族衣装に身を包み、肌を完全に隠し、許可がなければ外出すらできない印象だったので、これは衝撃的だった。

アルウラという数千年の歴史を持つ伝承地域。

Welcome Saudiによると、これは古代の墓で、建造物は西暦1世紀に建てられたと言われる、クザの息子リヒヤンの墓だそうだ。

またサウジ観光局を見ると、巨石を掘って作ったものであることが推測できる。これほどの岩を削り、これだけ建造物にしてしまうのは、とんでもないことだ。

アル・アハサ・オアシスには大量のナツメヤシが植えられていて、ターバンを巻いた典型的なアラブの人がよじ登って採るイメージが描かれていた。実際にこんなことをしているのかは果たして謎だが…。

持続可能な海と、サウジの先端技術

次は持続可能な海というところに出てきた。入口は歴史的な公開技術や遺産類の展示に見えた。

次は二酸化炭素を吸収するマングローブの紹介。恐らくSDGsがらみだろう。石油大国サウジの技術で気候変動を逆転させられたら、それは凄く画期的で面白いことだと思った。

他にも再エネで運営されている高級リゾート地という、石油大国のイメージを払拭するような展示もあった。

3Dプリンタによるサンゴも興味を引いた。フィギュアとしての価値はありそうだが、宝石としての価値はなさそうではある…。

人類の無限の可能性と、サウジのスポーツと、女性の進出

次に来たのは人類の無限の可能性と書かれたシアターだ。ここではサウジのスポーツに関する取り組みを見ることが出来た。

スマホのカメラと映写方式の相性が悪くイマイチだが、ここではサウジでは女性のプロスポーツ選手も活躍していることが大きくアピールされていた。どうやらサウジアラビア館では今までの女性に対するイスラム的文化を打破し、西洋的文化に迎合、女性の自由を開放するといったイメージを伝えたいのではないかと思えた。

勿論男性の活躍もちゃんと出ていたが、どちらかというと女性の活躍の方が目を引く構成になっていたと思う。

最後に流れるまとめのシーンでも女性を贔屓していることが割とあからさまだ。

イノベーションの頂点

次に訪れたのはイノベーションの頂点という部屋だ。ここではサウジラビアの宇宙開発や、将来像について知ることが出来た。

まず出迎えてくれたのはパネルの数々だった。宇宙開発をメインにアピールされており、やはりここでも女性にターゲットが向けられていた。女性宇宙飛行士の活躍や、専用装備の開発は、いかにもそれっぽく、効果的な請求に繋がっているなと感じた。

恐らくサウジアラビア館では先進的なサウジというテーマでのプロパガンダを主体としたいのかもしれない。例えば今まで抱かれていた、封建的で規律と戒律に縛られ、石油が中心で時代遅れな伝統的サウジのイメージを払拭し、宇宙開発や女性活躍といった、先進的開発、人権表現を取り入れた内容を万博という場を利用し、喧伝することが出来れば、人々の意識を塗り替えるという意味で、一定の成果が出る可能性がある。

次に現れたのはNEOMと呼ばれる新世代都市の紹介だ。名前がNEO + Mと言う事で、いかにもそれっぽい。変に洗練されておらず、誰にでもわかる感じがよい。

しかし個人的には配置がやや気になった。イスラエル・ヨルダン・エジプトの国境に近く、ここは政情が不安定だったはずだ。こんなところに作って大丈夫なのだろうか?

サウジの山間部にスキー場を作るという大分夢物語風なイメージが流れてきた。そういえばスポーツシーンでもサウジらしさのない変な雪山が出てきた記憶があるが、あそこを指しているのだろうか?

NEOMにはOXAGONという瑞々しい都市が造成され、世界市場との接続性を提供する工業都市になるらしい。UAEのパーム・アイランドみたいな感じだろうか?

左の島が居住区で、右の島が工場だろうか?左の島との架橋が一箇所しかなく随分アクセスが不便そうに見えるし、棟数から見ると規模も神戸市西区にある西神ニュータウンや西神工業団地と変わらない気がするので、大規模プロジェクトなのかどうかはイマイチ判別がつかない。車が走れるようなスペースがなければ線路も見えないし、どうやって暮らすのかは謎である。

他にも海岸線に超豪華リゾートを作るとかのが出てきたが、パット見はすごく見えるが、段々石油パワーをフル活用した幻想に見えてきた。なんというかパーム・アイランドやブルジュ・ハリファの現代版というか…。

ネオム諸島なるものも出てきたが、街灯の場所には砂州程度のものしかなく、容易に水没してしまいそうだ。

締めくくりはNEOMが世界を結ぶ要所として機能するという内容だったが、結んだところでこれまでの内容では中身がなさすぎるため、今後に期待したいと思った。

このメッセージもリヤドとNEOMは距離がありすぎて何ら関係がないと思うので、あまりよくわからなかった。

出口とサウジの漫画が並ぶ土産店

出口には「さようなら」的な絵が描かれていたが、タッチして何か起きる仕掛けとかは特になかった。

会場の出口にも名前がついていた。

出口には各パビリオン恒例のお土産屋さんもあり、伝統なものなどが売られていたが、中でも目を引いたのは漫画の存在だ。

この漫画はManga Arabiaから刊行されている実際の漫画で、一巻だけを特別に日本語訳して製本したものらしい。見かけも内容も相当サウジアラビアとは思えない内容で、だいぶ驚いた。サウジアラビアでは日本の漫画が人気らしく、その活気から自国でも漫画産業を作ろうというので生まれたそうだ。

Manga Arabiaのサイトのサムネイルにはこんな作品も行けるのか…!?というのが出ていて軽く驚いた。

閉まっていたレストラン

パビリオンで食事をとろうとしたが、残念ながらレストランは閉まっていた。

想像より西洋化が進み、先進的だったサウジアラビア館

古くからの風習からの解放による女性の自由や、全体的な西洋化、自由の受容、オリンピックや宇宙開発への参画、漫画の出版、NEOMの開発といった風に、全体的に西洋化が進み解放され、自由・先進化の進むサウジアラビアといった印象を受けた。

ただそれと同時に、これらがどれほど浸透しているのかは気になった。例えばNEOMは現実を見るとほとんどできておらず、大幅に遅延しているという情報があり、これはGoogle Mapsで当該地の衛星写真を見ても明らかだ。

またNEOM諸島の建設予定地も砂州にしか見えず、実現性が大変怪しい。実際、動画の中でも海抜が非常に低く、特に防波堤もないように見えた。これはOXAGONにも通じるところがある。

OXAGONも発表されているスケールの割に、明らかに小さい。NEOM 公式サイトによると48㎢ とのことで、これは箕面市や明石市程度のサイズだ。前述した西神ニュータウンは6.3㎢ 程度のため、これよりは大きいが、この規模で一体何を作るのかは謎だ。まずサウジアラビアで工業が成立するのかという部分が非常に気になる。

全体的に夢物語色が強い内容だが、背景を調べると死刑を伴う土地の強制収容や、石油マネーにものを言わせた強行的な宣伝などの歴史も出てきて、実際のところは中々難しい内容だと感じた。

UAEのブルシュド・ハリファやパームアイランドの例を見るに、一定は達成できると思うが、再エネの部分などは明らかに厳しいか、石油マネーで解決されるなら、実質的な炭素問題はクリアにならないだろう。

深く考えるとあれなので、SF的で見てて面白かったといったところに落としておくのが良さそうだ。

謎の神戸感が漂ううどん屋で伊勢海老を食らう

昼食は安く軽いものにしようと、つくもうどんにやってきた。フードコートのすぐ横にある、THEうどん屋みたいなところ。

机の上には小さな衝立が立っており、謎の神戸感があった。富士山や東京タワー、日本海の波や大阪城みたいなのが混ざったカオスな絵で、何より神戸505という謎の文字が、謎の神戸感を漂わせていた。

あとで調べたら法人名が神戸ゴマルゴとのことで、元々は神戸を中心に万博にも出店していた企業だそうだ。

店内はとにかく日本らしさを醸し出そうという感じだったが、客の九割以上が日本人だったため、なんとも言えない光景だった。

モニタには謎のアニメが流れていた。

また、お冷は無料で提供されており、これは非常にありがたかった。

後ろがつっかえているので安く早く済むものを頼もうとしていたはずが、なぜか私は限定10食と書かれた伊勢海老うどんを頼んでいた。ここの麵は見ている限りシマダヤの冷凍うどんだったので、手抜き讃岐うどんとかでは全くなさそうだったし、クオリティも丸亀製麺レベルが予想されたが、それでもあえて頼んだ。

待つこと20分、時刻は13:02、伊勢海老うどんがやってきた。明らかに他より出てくるのが遅かったうえ、作っている行程を見ていると海老味噌をだしに掻き入れたりしていて、結構手間暇をかけていそうだった。

見た目もなかなか立派で、特に和傘を身に刺しているなど、風情があるのもいいところだ。肝心の味の方は、これまで伊勢海老を食べたことがなかったので何ともだが、上等な車海老を食べている感じで中々よかった。

関西館の道中にあった変なトイレ

そもそもこの万博には変なトイレしかないというのはさておき…。まず目に飛び込んできたのは宙に浮いた手洗いというか、水を受け止める場所がどこにもない斬新な手洗い場だった。しかもやたらカラフル。色合いも、マットな感じで主張し過ぎないところがいい。

男子小便器が個室なのも特徴的だった。他のトイレでは個室でない場所もある。

荷物を下げるフックがあるのもいい。これも男子小便器だとあるところとないところがある。

お待ちかねの関西館

本当は前回来たかったけどこれなかったところ。関西人の入場比率が65%といわれているこの万博においては超人気ともいえるパビリオンだろう。知らんけど。

自由入場時間のある日本館とは異なり、完全予約制のため、予約なしに入ることはできない。

エリアについても関西の定義が割と謎気味だが、恐らく近畿地方というよりは近畿地方に所縁のある府県くらいのノリだろう。

入口の道にある各府県の風景

表にある各府県の絵柄も見ごたえがある。

予約制なので並ぶことはなく、列はスイスイと進む。

入口壁面には関西館の対象となっている府県の様々な風景が描かれていた。

エントランス

天井には東証のリングみたいな感じで各府県のバナーが表示されていて、ちょっと壮大な感じがあった。

中央には各府県の紹介の垂れ幕もあった。

垂れ幕の下には各府県の特産品も置いてあった。ほとんどの府県が伝統工芸一点勝負みたいな感じの中、徳島だけバリバリで観光アピールや、阿波踊り用具一式展示にすだちくんまでいて力の入れようが凄かった。印籠みたいなやつはちゃんと開けられて、ガチで来てるなという感じが凄かった。

また兵庫県は淡路瓦の展示があったが、これは前回つるぎ町に行ったときに折目邸の玄関で見た内容と一致して、淡路島の伝統を新たに知れていい気分になったりした。

あまりパッとしなかった京都

色々な展示があったものの、イマイチ京都感がなくてパッとしなかった。そもそも京都感ってなんだ…?神社仏閣…?

これはアフリカンプリントと呼ばれるもので、アフリカでよく使われる布地だそうだ。かつては日本でも作られていたそうで、それを京都で復刻したものなのかな?ちょっとよくわからなかった。

こちらは木津川市で作られている世界シェアトップらしい織物壁紙。手をかざすとLEDが光り、これで「証明が要らなくなるかも?」とあったが、強引すぎて理解が及ばなかった。織物とLEDと人感センサーに繋がりがなさすぎる…。

アニメやゲームなどとコラボして、タペストリーとして売り出せば面白そうだが、どうなんだろうか…。

西陣織は京都の伝統工芸らしい。展示方法がモダンすぎて、どうにもしっくりこなかった。

次は生糸をガラスに織り込んだ製品で、島津製作所の製品にも採用されているというものだった。蚕の繭の実物を触ったり生糸や、練糸を触ることが出来大変面白かった。繭は本物で中に蚕が入っているが、出てくることはないとのこと。

蚕の繭から生糸を作り、そこから絹になることは知っていたが、それより深い話を聞くことが出来た。まず生糸は蚕の繭を糸にしたものだが、そのままではガサ付きがあり、これはセリシンというたんぱく質によるもので、3時間茹でてセリシンをそぎ落とすことで柔らかい布にするらしい。茹でずにハリのある素材にすることもあるのだとか。

ここでは他にも絹を挟み込んだガラスや、生糸で作った布も置いてあった。生糸で作られているのでざらざらしていた。

こっちの織物は確か練糸で作られていて、つるつるしていた気がする。

他にも伝統工芸士による金泥(きんでい)描きの実演もあった。

金泥というのは金箔の粉を膠に溶かしたものらしい。

絹織物を使ったUSB行燈もあったので、興味本位で裏をのぞき込んでみると、当たり前な結果とはいえ、ちょっと残念な気持ちになった。

黒染めでTシャツを復活させる試みや、市松人形に着せたもの?もあった。この黒染めは触り心地がつやつやになるのが特色らしい。

頭原作熊倉聖祥とあるが、調べたところ日本のひな人形の頭の8割を作っている工芸士の方らしい。埼玉県の工房にいらっしゃるそうで、京都とはあまり関係がなさそうだった。

SOMABIRODOなる、化繊で作られたパフの展示があった。触るとふわふわしていて気持ちよかった。

最後は和紙畳を染めてかばんや、椅子、オブジェにする取り組みを見た。和紙畳の良さを熱心に説明されたが、い草産地の出身者としては何とも言えない気持ちになった。

次は、隣にあった滋賀に入ろうとしたが、これ以上並べないとのことで後で来ることにした。滋賀に来たいかどうかの投票もあり、来たくない人が一定数いたのに笑ってしまった。

忍者屋敷だった三重

前述の通り、滋賀は入れなかったので、滋賀の隣にあった三重にやってきた。やたら綺麗な空間が入口になっていた。

まずは三重は美し国三重と古くから言われていたという歴史が紹介されていた。

20250705_140457380除湿機.JPG

金庫のような装置があったので撮影していたら「お客様これは除湿器ですので見ても仕方ないです…」といわれてしまった。恐らく下の箱は水を貯めておくやつなのだろう。

内部は壁の中に展示が埋め込んでいるタイプでアトラクション性があった。

引き出しの形も色々あり、写真はないが中には忍者屋敷の回転扉のような仕組み(どんでん返し)もあって楽しかった。

香りに関する展示もあり、酒は良く香りがしたが、茶は香りが飛んでいる気がしたのが残念だった。

伝統的な品から、近代的な品まで幅広い展示がありこれも面白かった。漆器はどこにでもあるなぁとか。和歌山にも漆器があるのでその流れなのかもしれない。

国産のNVMeSSDが存在することにも驚いた。一般流通に乗ってるようなので次回購入時は検討したい。

東海道や、松坂商人の紹介もあった。東海道新幹線は特に東海道に沿っているわけではないようだった。

三重を代表する食材として松阪牛や、伊勢海老、真珠も展示があった。伊勢海老さっき食べたなとか。

料理や加工品としては鰹節や、てこね寿司というのもあった。鰹節は高知のイメージだったので意外だったし、ここのからくりは引き出し+更に引き出しと二重引き出しになっており、中々ユニークだった。引き出しの網からは鰹節の香りがした。てこね寿司もカツオを使った寿司らしい。

繊維品として松阪の染色技術を使った松阪もめんや、伊賀くみひもという忍者が使ってそうな紐もあった。

三重といえば伊賀、伊賀といえば忍者と言う事で、忍具や忍者の食べていたものも展示されていた。手裏剣は大変高価で、実際にはほとんど使われていなかったらしい。きっと真備氏なんかもそうだったのだろう。また、かたやきという忍者食は非常に硬く、小さな槌で叩いて割って食べていたようだ。

海女さんの視界を再現しアワビか何かを取るアトラクションもあった。これは中々新鮮で楽しかった。

盤をくるくる回して色んなミカンが見れるのもあった。本当に良く凝っている。

秋刀魚を一尾丸ごと使ったお寿司もあるのだとか。

熊野古道というと和歌山のイメージだが、調べたところ結構広く、伊勢路という部分は三重県にあり、伊勢神宮までを結んでいるようだ。

森の香りをかげる場所もあり、ここは普通にヒノキの香りだった。

全て見終えると三重の名所を紹介するモニタがあり、各場所をタップすると詳細が出てきて、これは中々観光し甲斐があるなと思った。しかし最近妙に手延べそうめんと縁がある…。

関西館は府県ブースごとにスタンプがあり、スタンプ稼ぎ場になっているのだが、三重だけは名張市の職人謹製の手作りスタンプらしく、なかなか興味深かった。スタンプ帳買っておけばよかったと若干後悔した。

特に何もなかった和歌山

和歌山ブースにはびっくりするほど何もなかった。しかしこの何もないことが特徴でもあった。

万博の終わりの方になるとHYDEも来るらしい。かつて和歌山に何もないと言われてころ流星のように現れたスターだったので個人的にはかつて和歌山の星として印象的だった存在だ。

壁面には和歌山の紹介とHYDEのサインや、何かのアートが描かれていた。

奥の方にあるカウンター席では練切りが提供されており、あまりにも何もないため「えっ?これだけ?」と正直思ってしまった。

中心には立派な太鼓群があり、大太鼓には浅野太鼓祭司株式会社の文字があった。なんで和歌山に石川の太鼓が…?いったい何の展示だ…?と思って眺めていた。あとで調べたところ現在の株式会社浅野太鼓楽器店に当たる企業で、太鼓の製造やリースを手掛けていることが分かったが、この時点では全く謎の存在だった。

後ほどこの太鼓群の真価が分かることになるが、この時は和歌山はなんもない謎のブースだなというので通り過ぎた。休憩にちょうどいい椅子があるのもあり、この後和歌山ブースのは足繁く足を運ぶことになる。

出藍の誉れと大爆笑された徳島

徳島は入口からしていい雰囲気を醸し出しており、右側には出藍の誉れが書かれていた。令和七年七月四日とあるので、どうやら私はほぼ掲示タイミングジャストに来ることが出来たようだ。

記述からして、徳島ブースでは期間ごとに展示が変わるようだ。

入っていすぐのところには藍染和紙が展示されており、団扇本体は万博団扇でもおなじみの四国団扇が使われているようだった。展示品とばかり思っていたが、よく見ると値段がついていた。中々風情があるのでうちわ兼部屋のインテリアに一本ありかもしれない。

1893年のシカゴ万博で展示されていたという公式記録集には染のほか、阿波和紙や刺繍ラグが徳島県から出展されていたという。

阿波踊りからくる徳島の精神も掲示されていて面白かった。

藍染体験コーナーもあった。小学校のころに家庭科の授業辺りでやった気がするので懐かしい。

今回の企画展示として藍も展示されていた。藍染の原料は、このどう見ても緑色の植物からとれるようだ。Wikipediaによると、藍染を行うと虫食いが減るほか、耐火性が上がるため、かつては火消しの半纏や蒸気基幹社の乗務員の制服を染めるのにも使われていたようだ。

触ることが出来なかったため、実際に藍色の液体が出てくるのかは確かめられなかった。

辰砂という水銀の元になる鉱石が阿南市から採掘されるというので、それの展示もあった。

美馬市の三木家に伝わる麻織物の展示もあった。特別に許可された大麻を栽培とあるので、トチギシロのようなものを栽培しているのかもしれない。忌部というとつるぎ町の「ソラ」関係の伝承にも出てきたのでなんだか感慨深い。

植物としての愛や、染(すくも)に関する説明と乾燥させた藍が展示されていた。どうやら長く乾燥させ発酵させることで、あの色を出すらしい。

大谷焼という伝統的な焼き物があるようで、大きな甕を作るときは足でろくろを蹴りながら作るのだろうか?一度見てみたい光景だ。

他にも人形浄瑠璃の人形の頭や、遊山箱という、遊山をするときに弁当や菓子を詰める箱の展示もあった。

阿波踊り会場もあり、壁に踊っている人が映像として出てくる面白い仕組みがあった。壁には深度カメラ(Depth Camera)と思われるものが埋め込まれていて、中々力が掛かっているなと感じた。以前仕事でDepth Cameraを使っていたこともあり、少々懐かしい気持ちにもなった。

阿波藍の未来双六というものもあり、阿波藍が暮らしに浸透していくという内容の展示になっていた。実際にプレイすることもでき、子供たちが楽しそうに遊んでいた。未来の藍染め師になる子もいるかもしれない。

他にもいくつかのデジタルアトラクションがあり、子供は楽しく遊べそうだと感じた。

出口付近にはやはり青染めがあった。

出場時に今回徳島ブースによる最大の目的だった「徳島県への招待状」を頂いた。なんと京阪神和から徳島県に500円で行けるお得なチケットだ。これを貰うときに間違えて「徳島県への挑戦状ください」と言ってしまい、受付の人のツボに入ったのか大爆笑されてしまった…wぜひ挑戦してくださいとのことなので、次回のマチアソビに行くときに使えたら使いたいものだ。

予算に達すると失効するほか、使えるのは窓口限定なので注意したい。

徳島ブースを出ると和歌山に人だかり、驚きの演武

徳島を出てすぐ横を見ると和歌山に人だかりが出来ており、覗いてみると太鼓群の演武が始まるところだった。会場の都合でボリュームは大分控えめだったが、まさかこんなのがあるとは思わなかったので、だいぶ驚いたし、これが見れただけで何もなかった和歌山は大満足に変わった。

演武が終わると太鼓を叩く体験も始まり、どうしても全力は無理なものの、ポコポコ叩くことが出来た。ポンポンが付いた撥と、付いてないただの木の棒の撥があり、場面によって使う撥が変わるのも面白かった。

また台座をよく見ると撥を収納できる筒が両側に二双あり、ただの台ではなく、収納機能も兼ね備えていることに驚いた。

佐用町パビリオンだった兵庫

わが兵庫ブースに来ると未来バスというものの発車時刻表が表示されていた。どうやら兵庫ブースではシアター上映がコンテンツとなっており、これはその上映開始時間のようだ。

なぜか佐用町の主張が激しかった。

シアターへ向かう通路では佐用町と兵庫県のアピールが並んでいた。

書いてある通り兵庫には歴史的なルーツが多くあり、他にも日本サッカー発祥の地、日本マラソン発祥の地、近代登山発祥の地といわれている。

日本の縮図はWikipediaにも書かれている内容で、兵庫には神戸といった大都市(旧五大都市のひとつ)から、淡路島といった架橋された島、家島のような離島もあれば、県央~県北ののどかな田舎まで、幅広くあり、産業も農業や漁業、畜産業から重工業、医療まで広くあり、IT産業としてもmonotaROを擁するし、空港や港があり、私鉄やJR、新幹線もあり、温泉や観光地もそこそこあり、非常に多面的な県になっている。

世界一はちょっと謎だが、日本一も多く、日本最長の吊り橋である明石海峡大橋や、架橋された離島としては日本最大の淡路島があるほか、日本最短の国道があったり、ため池の数も日本一だったりする。産業では、手延べそうめんや、日本酒、酒米、養殖のりの生産量が日本一である。

交通についても新幹線駅を四つ有し、新神戸にはすべての新幹線が停車するほか、阪神間では地下鉄を含めた私鉄も多くあり、関西の基幹空港の一つ伊丹空港や、三宮から近い位置にある神戸空港、四国と九州を結びフェリーや、上海行のフェリーまでもが訪れる神戸港もあるし、都市高速や臨港道路、山を縦貫する有料トンネルなどもあるため、交通利便性も高いと言える。

通路には名産品の展示があり、三木金物や、淡路島の線香、丹波焼に、赤穂段通、灘の酒などが展示されていた。

酒米の生成度合いレベルに米粒を見れるのは中々ない機会かもしれない。

通路の天井にはコウノトリも見られた。

通路の奥では佐用町の展示もあった。佐用町推しが激しい。

とりあえず和紙は四国団扇のうちわに貼っとけばいいみたいな感じがあるのだろうか。このうちわも大分見慣れてきた。

作用では大豆が特産になっており、味噌や黄な粉、豆腐といった大豆製品が陳列されていた。

ひまわりも有名らしく、ひまわり油や、ひまわり油を使った手延べうどんも展示されていた。

壁からくるオール兵庫のアピールが凄い。

シアターはHY5.0という名の玉ねぎ型ロボのキャラクターがおり、HYが兵庫、5.0は兵庫県を構成する五つの律令国である淡路、播磨、但馬、丹波、摂津をああ和していることが一目でわかり、いいセンスだなと感じた。

内容は大まかには国産み、酒、金物、丹波焼、登り窯、コウノトリ、尼崎工業地帯と工業汚染と浄化、明石天文科学館、震災とルミナリエみたいなコンテンツだったと思うが、淡路成分が伝承なのに対して、他が史実だったため、どうにも淡路だけハブられているような感じがした。

全体的に軸がなく、何を伝えたいのかよくわからなかったという印象が強い。恐らく観光招致が目的だとは思うのだが、「尼崎工業地帯の工業汚染と、そこから立ち直った尼崎」みたいなシーンは観光要素が謎すぎて理解不能だった。尼崎城やあまろっくでも流していた方がよかったのでは感…。ルミナリエはまぁ判る。

コンテンツ的にも播磨と摂津に偏りが見られ、但馬はコウノトリ、丹波は丹波焼、淡路は国産みだけで流されているように感じたが、但馬なら浜坂温泉や香住のカニ、余部橋梁、氷ノ山やハチ北、城崎温泉。丹波なら竹田城、生野銀山、ケヤキの根橋、篠山城や丹波大納言小豆。淡路も渦潮や人形浄瑠璃や古墳などあると思うので、もしかしたら単に私が覚えていないだけかもしれないが、もうちょい観光に繋がる要素があってもよかったのではないかと思う。しかし淡路なんも浮かばんな…。瓦は手前に展示あったしな…。

ここのプロジェクターはパナソニック製だった。私は機材確認職人なのでついチェックしてしまう。

シアター出口にはアンケート装置があった。明らかにデータ取得を目的としており、あくまでアトラクションの一部になっていた滋賀県とは趣が違うのが面白く感じた。

兵庫県立美術館とやり取りできるどこでもドア的なものもあって面白かった。

漫画化の輩出地だった鳥取

鳥取ブースは入っていきなり障害者対応の充実が見えた。この車いすは是非乗ってみたいものだが、今回は時間の関係でパスした。いつか鳥取に行くことがあれば見てみたいものだ。

無限鳥取砂丘なるものがあり、面白そうだったが列が長く、時間の関係もありパスした。三宮から鳥取はスーパーはくとで一本なので、鳥取砂丘にはそのうち行ってみたいと思っている。

さてここからは漫画王国鳥取を名乗るエリアに入っていく。名探偵コナン、ゲゲゲの鬼太郎、あともう一人は…誰だ…?

孤独のグルメの人だった。孤独のグルメだろそこは!?と思わず思ってしまったが、よく見ると鳥取の風景とセットで展示されているように見えるので、鳥取の作品と言う事でプッシュされているのかもしれない。

青山剛昌先生のコーナーには倉吉で作られている名探偵コナンのねんどろいどや、鳥取砂丘の砂を使ったレリーフ、実際のコミックなど、様々な展示があった。

水木しげる先生のコーナーにもコミックや鬼太郎のグッズがあった。こちらも鳥取砂丘の砂を使ったものがあり、焼き物の皿があるのは趣深いと感じた。

他にも鳥取県出身の漫画家の先生らからメッセージが寄せられており、プリンセスメーカーや、うちゅう人田中太郎といった作品も鳥取出身の作家のものだと知り、結構な衝撃を受けた。鳥取、マジで漫画王国だったよ…。しかもキャバクラを舞台にした作品までもが紹介対象になっていることに、鳥取県の気概というか、懐の深さを感じざるを得なかった。ジャンルを問わず、それが鳥取県出身者であれば紹介するのだなと。ちょっぴり感動してしまった。

他にも著名人などのサインも掲示されていて面白かった。

鳥取は三宮からだと2時間強で行け、徳島と大差ないどころか、巡礼で訪れた、つるぎ町や川崎市、山口市なんかよりよっぽど近いので、全然ありである。

鳥取砂丘とかにっこ館だけでも一日満喫できそうだし、わらべ館も興味がある。青山剛昌ふるさと館のある由良駅周辺は名探偵コナンに関するモニュメントなどが多くあるらしく、こちらも楽しそうだ。調べたところ、鳥取砂丘周辺はバスの本数が比較的多く、毎時一本はありそうなので、そこまで不自由しなさそうなのもいいところだ。

境港や米子にも水木しげる関連の展示や博物館があり、見る場所は多くありそうだ。

鳥取には、はわい温泉もあり、旅館組合のトップページが温泉むすめだったのもあり、隣接する東郷湖も魅力的そうなので、期待できそうだ。

和歌山で休憩しつつ、滋賀解放を待つ

和歌山ブースは椅子があり休憩に便利なので度々座りに来ているが、座っていたら柱モニタの説明を伺うことが出来た。

この7本の柱状モニタは和歌山の過去と現在、未来を表現してるそうだ。ただ芸術度が高すぎて私にはちょっと理解が追い付かなかった。

和歌山ブースから滋賀ブースが見れ、滋賀ブースは入場規制時の整列が出来ないため、休みつつ解放のタイミングを眺めるのにうってつけだった。

でっかい焼き物スクリーンと光蠢く滋賀

和歌山ブースから虎視眈々と滋賀ブースを眺めていたら解放されたので入ることにした。滋賀はブース前で整列できず上手くやり過ごすテクが必要で難易度が高い。

入ってまず目に入るのは、まん丸のスクリーン。普段はお風呂を焼いている職人が万博のためにろくろを回し特製した信楽焼スクリーンだという。どえらいサイズだ。今やこれだけのものを焼けるのは3人しかいないそうだ。

焼き物なのでよく見ると焼き物らしく、粘土の不純物が入っているのがわかる。

奥へ進むと230度くらいの円形スクリーンになっており、中央では様々な色に変化する球がリズミカルに揺れ動いていた。

一例としてはこんな感じだが、その時々によってだいぶ異なる色彩や動きをするので、実際に見ればより楽しめるだろう。

上映としては概ね琵琶湖に始まり、琵琶湖に終わるような感じで、琵琶湖の源流は本流117本あり、その支流は450本もあるが、出口は瀬田川一本のみであるとか、琵琶湖は500万人の水瓶だとか、琵琶湖には淀川水系固有種60種類が住んでいるとか、琵琶湖の鮎は栄養不足で小さく小鮎と言われているが、他のところに移すと普通サイズになるとか、びわ大ナマズはブラックバスさえ食べてしまう琵琶湖の主だとか、概ね琵琶湖博物館で見れるような内容だとは感じたが、光る珠の雅な動きもあり、中々に楽しめた。

他にも比叡山延暦寺、エリ漁、篠田の花火辺りはキーワードだなと感じた。

美し国の土産屋

恐竜展と言う事で興味がわかなかった福井以外を一通り回り切り、外に出ると美し国(三重)の土産屋が商売をしていたので入ってみることにした。

伊勢うどんや手裏剣クッキー、赤福といった、THE三重みたいな感じのラインアップだった。時刻は17時を少し回った頃だったが、赤福が売れ残っているのは驚いた。三ノ宮駅や京都駅だったら売り切れてる時間帯だと思う。

腹ごしらえへフードコートへ

関西館を満喫し、日本館までは、まだ余裕があったため、軽く腹ごしらえをしようと近くにあったフードコートに入ることにした。

見るものが尽きない道中

この万博という奴はどこを歩いても目を見張るものがあり、ちっとも飽きない。歩いているだけで楽しいのだ。

フードコートへの道中にはミストをだしながら走るBellabotらしき物体がいて、どうやって改造したのかや、涼しさに対する執念に対して少し感動してしまった。

フードコート前にはステージがあり、ハローキティが推しの子のアイドルなどを流しながらDJをしていて、ちょっと驚いた。DJコントローラーはPinoneer DJの製品が使われていた。

フードコートへ進入

いざフードコートへ。まずはほっかほっか亭と韓国系のお店、そして右手にはドラッグストアが見える。

入ってすぐ、左手にはスパイファミリー系の飲食店があって親子連れが喜びそうな感じだった。

聞いたこともないドラッグストア、アカカベ

反対側にはアカカベという薬局が展開されていた。調べたら大阪の地場チェーンらしいが聞いたこともない。大阪のドラッグストアチェーンといえばコクミン、キリン堂、ダイコクドラッグの印象だったが、私の辞書にアカカベも追加された(見かけないからすぐ忘れそう)

アカカベではしこたまセンスが売られていたが、意外と価格は良心的だった。別に万博の外でもこんなもんだろう。

店柄的には立ち食い点が主体だった内部

フードコートの中にはいろんなお店があったが、基本的には立ち食い可能なメニューを提供しているお店が多かったように思う。

ほっかほっか亭もスパムむすびの改造版みたいなものを弁当として開発していた。中々画期的なのでぜひ各種イベントにも出してほしい。

われらが神戸QBBも!

われらが神戸からはQBBも出店していて誇らしい気持ちになった。また、この記事を書いているときに気が付いたが、店員がダブルピースしててワロタw明らかカメラ目線だし完全に狙ってそう()しかし、観光地において、こういう気前がいい人がいると、こちらも楽しくなるのでうれしいものだ。

可愛らしいアイスクリームマシーンのあるNISSEIコーナー

まずは一番奥まで進みNISSEIのアイスクリームコーナーにやってきた。NISSEIというのはアイスクリームメーカーやアイスクリームコーンなどを供給するアイスクリーム大手企業で、アイスクリーム屋さんにはNISSEIの箱やキャラクター、ロゴがあしらわれていることも少なくない。地味に大阪の会社らしい。

プラントフリーソフトクリームかつ、自動ソフトクリームマシーンによる提供を体験することが出来るというので、万博らしい面白さがきちんとあるお店だった。

注文するとコーンが貰え、自分の番になるとマシーンの所定の位置にコーンをセットすると指定のフレーバーのアイスクリームが出てくるという仕掛けだ。スロットはフレーバーごとにあり、中にはこのマシーンでしか味わえないものもあるそうだ(マシーン体験なしで、普通の提供を受けられるフレーバーもある)

演出も凝っていて、コーンに3D映像をオーバーレイしているのは、さながらVRのようで、可愛らしいアニメーションや、ハートエフェクトが描写されていたりするのも可愛らしく、非常に和んだ。

アイスクリームは少し独特の風味だったが、全然ありだった。

スパムむすび風弁当を提供するほっかほっか亭

ほっかほっか亭ではワンサンド弁当と言って、スパムむすび風の弁当が提供されていた。

お客さんが多いのですごい勢いでストックを作っている。奥にはフライヤーや冷蔵庫などが見えるため、どうやらここで調理しているようだ。作り立てが食べられるのはありがたい。

隣にはおにぎり屋さんもあった。謎の高知推しが見えるが、砂糖で作った塩を作られている高知の方らしい?

目線をほっかほっか亭に戻すと、回転を上げるためにバシバシとストックが積まれていた。

私は軽食が欲しかったので唐揚げを買うことにした。からあげくんみたいなパッケージでその場で食べられるのがいい。レモンも大きく切られていて贅沢だが、意外と価格はお手頃(600円)だった。

フードコート前にあった無料水飲み場

万博会場で無料水飲み場を見つけるのはこれが三度目だったと思うが、これによって飲料水代を節約できるのは便利だった。

日本館へ向かう

腹ごしらえも済ませたので、今日の最終目的地、日本館へと向かう、その道中。

自販機に国産白桃エキス使用万博限定ペプシがあるのを見かけた。

まだ開館していないパビリオンがあった。大阪関西万博は常に現在進行形である。来る度に変わる姿を楽しめるのは皮肉抜きに目玉の一つといえるだろう。少なくとも私はそう思う。

アゼルバイジャンパビリオンの正面前あたりに空の広場というものがあり、丸太に浜松市と書いてあった。浜松市の木が使われていると言う事なのだろうか?

調べてみたところ浜松市による天竜材(FSC認証材)の展示らしい。浜松市で生産される木材によると、天竜材は浜松市で産出される木材のようだ。恐らく山と森に囲まれた天竜区辺りで取れるのだろう。

愉快な茶番と歴史と伝統と技術の無駄遣いの日本館

さて、しばらく歩いたところで朝に入り損ねた日本館に戻ってこれた。

自由入場者による地獄の行列

この行列を見た時、自由入場枠で来なくてよかったと、心の底から思った。可能であれば自由入場から離れている時間帯がよりよいだろう。私は館内でゆったり展示を眺めていたら、あとから入場してきたであろう自由入場者の怒涛の人波に襲われて資料観覧や写真撮影が困難になるシーンがあった。

余裕のある予約列

幸い予約列は空いていて助かった。

いよいよ入場

待望の日本館へ入ってゆく。地味に禁止事項が多い。他の国などのパビリオンでは見られなかった気がするので、日本の規律性や厳格性みたいなのが出ていてよい。

外周は日本建築をイメージしているのか、木の板が目立ち、モダンな和を感じさせるデザインだ。

通路を進んでいくとテーマを表示しているパネルが並んでいた。どうやら日本館では廃棄物と循環みたいなのがテーマになっているようだ。「3つの入口と3つの出口」、「どこから入る、どこから出るか」というメッセージがあるが、特にパビリオンの入口や出口を選べるわけではなく、これに関する説明もなかったと思うので、ポエムだと思う。

この木の溢れる佇まいがいい。この外観には意味合いがあり、館内の後半で説明される一つの構成要素にもなっている。

進んでいくと館内図が現れた。ごみからみずへ、みずから素材へというのはよくわからないが、循環型社会を表しているようだ。実際、中を進んでいっても私は理解することが出来なかったし、核となる部分は茶番によってマスクされていたため、きっと誰もわかっていない。深く考えず芸術かなんかだと思った方がよいだろう。ドラえもんやハローキティがいるのは日本のIPを強調したい感じなのだろう。

しかしシロッコファンのようなデザインだ。

音声ガイドもありQRコードをスキャンすると解説サイトが開く。

流れを知るPlantエリア

まずは最初の入口、Plantエリアだ。どのエリアも似たり寄ったりな作りのため、ここで日本館の基礎みたいなのを知ることが出来る。

入ってすぐの通路は脇に石が詰めてあったり、焼杉のような壁があったりで、和を意識した感じがした。

少し先には、ちいさないのちがささやくという詩的な文言がちりばめられていた。

次に現れたのは砂時計型のモニタだ。幻想的なイメージが流れていたが、これは各エリアのイメージになっているようで、各エリアの入口にそれぞれのテーマを流している砂時計モニターがあったと思う。

ここではおそらく水を表しているのだと思った。

ごみはいのちのはじまりだ。生ごみから電気を生み出し、その電気で排水を浄化し、きれいな水にしていくらしい。

このブースではベルトコンベアの上をごみのオブジェが流れており、その下で謎のマシーンが右往左往していた。このマシーンの走行パターンは完全に固定されており、固定ルートを走行する以外、特に何もしていなかった。日本館では、このように特に意味はないが、それっぽく見せる茶番のような展示が多くあり、奥に行くほど極まっていき、最後に茶番明かしがある。

ほのかにぼんやりと光る通路をたどっていくと、発酵で発光中?というところに出てくる。

ここでは一定パターンでLEDオブジェが点滅を繰り返していた。先ほどバイオガスや微生物の仕事などとあったが、これ自体は普通の電力で点灯していると思われ、あくまでイメージだと感じた。

ライトの下には謎のタンクや配管があり、演出としては凝っているなと感じた。

次は日本館、ただいまお食事中

ここでは生分解性プラスチック容器が分解されていく様子を表したオブジェや、微生物の生きざまを表現したアニメーションの展示があった。

同じ部屋の中にはコウジカビの模型展示があった。先ほどの生分解性プラスチック容器といい、日本館は立体的に実物を造形し、このように展示する傾向があるようで、今後もこのようなものが出てくる。

部屋の中には休憩できる椅子が設置してあり、歩き疲れた脚には大変便利だった。

パッと見、畳なのか木なのか漆なのかよくわからない見かけだが、明らかにプラスチックだった。コンテンツの一つになってる生分解性なのかな?とも思ったが、特に説明はなく、この時点では判らなかった。

相変わらず演出用の謎の装置はある。

制御盤が気になったのでズームしてみると「サブ機械室演出制御装置」とあり、特に隠す気もなさそうだった。

中央の水場

未来を移すまっさらな水とあり、大きな池が現れる。

特に目を見張るものもなく、ここまでの流れ的に水道水か何かのような気はした。

雨が降っていても大丈夫なように屋根が設置されており、主張が薄く、中央の池に視線をフォーカスさせる作りなのはよいなと思った。

謎の大阪節が炸裂する火星の石コーナー

壁に火星の石が埋め込まれたコーナーがあり、係員が大阪節を炸裂させていた。

例えば石がハマってないとこ触ってる人に「そこ触っても何もないですよ〜エレベーターのボタンでも触っといてくださいね〜」とか、やたら触りまくってる人に「こんなん触ってもなんもないですからね。時間の無駄なんで他のパビリオン見てくださいね〜」とか言っており、めちゃくちゃ大阪感があるなと感じた。

このパネル自体は触るとつるつるしていて、石というよりエレベーターのボタンを撫でているという方が感覚的には近かった。一応むき出しにはなっているとのことだったので、ひょっとするとプラスチック感のある石なのかもしれないが、個人的にはプラスチックの中に封印している可能性を拭い去ることはできなかった。何故ならここまでずっと茶番だったので、ここが茶番であっても何ら不思議ないからだ。

火星の石塊も展示されていた。

茶番が加速するFarmエリアへ

さて、次の「いのち」は何になろう?と言う事で、ここから次のエリアに入っていく。

Plantエリアの冒頭にも書いたように砂時計型のモニタがここにもある。流れている映像は別のもので、たぶん藻を表している。

リレーはめぐる。姿を変えて

Plantエリアにあった微生物的な表現と、発酵で発光中を組み合わせたような表現だろうか?子供が喜びそうな区画だ。

進んでいくと日本館がごみの再生工場であると言う事を熱心に語りかける説明があった。通路には同一の内容を流す、複数のモニタがあり、ある程度の人数が来ても無理なく見れる設計になっていた。

微生物がごみを分解して資源に変えるのはかろうじて理解できなくもないが、CO2を資源に変える微生物というのはよくわからなかった。燃焼してCO2になるはずのものが微生物によって資源になると言う事を言いたいのだろうか?

ひとまず日本館は現時点では実用化されていないものの、微生物を使った資源再生の仕組みをアピールしたいようだ。

あれ藻 これ藻 それ藻 ハローキティ

あれ藻 これ藻 それ藻ということで、藻で何でも作れると言う事らしい。どうやらここからは微生物から藻に話がシフトしているようだ。

但しモニタには藻ではなく微生物とあった。

室内にはCO2でなに作ろう?とあり、二酸化炭素ボンベのようなものも置いてあった。

真贋のほどは定かではないが、CO2で作られた器なるものが置いてあった。これは「日本館、ただいまお食事中」に置いてあった器と同じものだろう。

部屋の奥には、またもや謎装置とライトの組み合わせがあった。

更に進んでいくとハローキティと藻のコラボレーションという、中々マニアックなものが展示されていた。ハローキティに凄まじいバリエーションがあるのは知っていたが、まさか藻になる日が来るとは…。

恐らくこれ目当てに来ている人がいるレベルの存在だろう。勿論、最後にあるグッズ売り場に行けば藻キティのグッズもあった。

様々な藻の説明。

藻になったキティちゃんのアニメーションまであった。

次は「個性いろいろ、藻類のフシギ」という部屋だった。

藻類が日本館の中を変えるという説明に変わった。

藻類がどれだけ優れているかの展示があった。

  • 藻類が吸収するCO2は杉の14倍
  • 藻類が生産できるオイルの量はひまわりの14倍
  • 藻類が生産できるたんぱく質の量は大豆の36倍
  • 同じ水の量で藻類が生み出すたんぱく質の量は牛肉の50倍

最後の二つは比較対象が異なるため、やや疑問に思った。同じ水の量で藻類が生み出すたんぱく質の量が牛肉の50倍だとして、それと大豆のたんぱく質の量を比べた時はどうなのだろう、とか。

次は、いのちみなぎる藻のカーテンという部屋に来た。

網目のようになった細いチューブの中を気泡入りの緑の水が流れており、藻が流れているように見せかけていた。

スタッフの案内によると、これはスピルリナ培養で、スピルリナは螺旋状をしているため、この名を持ち、タンパク質やアミノ酸が高いとのこと。また、このチューブはフォトバイオリアクターという装置だそうだ。

次は「お前が藻になるんだよ!」と言わんばかりのメッセージがあった。

おみやげに「循環」をどうぞとのことで、緑色の粉をたっぷり詰めた瓶が置いてあった。藻を詰めたものをモチーフにしているのだろう。

茶番の最終形態と、日本の伝統技術とその設計のFactoryエリア

「こわれやすく生まれる」何を言っているかさっぱりわからないが、最後まで行くと理解できる内容になっている。結論を言うと疎結合であると言う事だ。

疎結合であれば分離しやすく、分離しやすいと言う事は「こわれやすい」。そして分離したものを再び組み合わせることで「生まれる」ということだと私は解釈した。具体的な事柄については後で触れるので、しばらくは茶番について紹介していく。

いつもの砂時計。今度は紫色だった。

次の部屋に入ると何やら実験施設のようなところに出てきた。どうやらここでは以前に見た変な椅子を作っているお芝居をしているようだった。

小型の自走マシーンは車輪の跡が付くほどに同じ場所を往復しており、ロボットアームも椅子の破片を掴んで右往左往するだけ、現場にいる人もそれらしい振りをするだけという、ここまでにあったそれっぽさの究極系、茶番がここにあった。

設定上は先ほどの流れからして、藻類を使って、あのへんな椅子を作っているのだろう。きっとスピルリナの力で作っているに違いない。

とはいえ、小道具はそれなりに本格的で、DENSOと書かれていたり、それっぽい制御マシーンには表示がされていたり、ノートパソコンで何かをしているようにも見えた。

時として何かをメモしたりもしていた。VSCodeらしきものが映っているのも興味深いが、明らかに何も開いていない。

手すりのあるガラス壁には機械音が表記されており、拘りの深さ、細かさを感じた。いったい何人が気付くのだろうか…。

日本の伝統的なアーキテクチャと技術の無駄遣い

ここでは日本の伝統技術で使われているアーキテクチャ、設計が柔らかさという軸で展示・紹介されていた。ここは展示物が多すぎるので気になったものを中心にピックアップしている。

まずは木桶だ。木桶は複数の木の板で出来ており、そのうち一枚が壊れても交換できる。それが柔らかく作ることで長持ちすると言う事だった。これは疎結合の思想に通じるものがあり、感慨深くなった。

組み立て式のサッカーボールもあった。

次は和釘の展示があった。最後まで打ち込むために途中で曲がるというのが面白い。

しかもこれ、映像でなく実物を動かして見せている凄いギミックで技術の無駄遣いというか、そんな感じがする、非常に日本らしい展示だと感じた。

次は和裁で、一つの布を無駄なく使え、糸を抜けば布に戻すことが出来る柔らかさがアピールされていた。

次は流れ橋、やわらかく作ることで吸収するコーナーだ。

資材がない時代に橋を架ける方法として、川の流れに耐えるのではなく、橋桁が流されることで橋にかかる負荷を軽減するという発想だ。

この展示も面白く、橋桁は映像なのだが、橋脚は模型が動いているのだ。こういうギミックの面白さや、技術の無駄遣いは、個人的にFactoryエリアの魅力だと感じた。

次はやわらかく作ることで耐え抜くコーナーとして、焼杉の展示があった。

杉の表面を焼き、炭化させることで腐食を抑え耐久性を高めているそうだ。一般的な外壁材が15年で寿命を迎えるところ、焼杉は40~50年も持つと言われており、湿気や虫を防ぐ効果もある万能材なのだとか。

次はやわらかく作ることで、受け継ぐコーナー。ここで紹介されているのは式年遷宮だ。式年遷宮といえばシステムのリプレースを揶揄する言葉としても印象深い。昨今のモダンシステムの開発に携わった人であれば、一度は聞いたことがあるのではなかろうか?

最後はやわらかく作ることで、日本館も次へ活かすというコーナー。種明かしコーナーでもある。この時点で写真撮影に時間をかけすぎて自由入場枠の人がどっと来たので写真を撮るタイミングに少々難儀した。一瞬ズレると人で埋まるくらいの盛況だったが、大半の人は人の流れに飲まれて、展示をほぼ見ていなかったと思う。

こちらでは日本館の外装や看板をはじめとし様々なものが分解可能だったり、容易に再資源化できる状態で作られていることが紹介されていた。

段ボール箱は綺麗に降りたため、自分自身で畳んだ状態を保持できる設計になっているほか、変な椅子もバラせるらしい。

各物品がどういう思想で作られ、どう再資源化できるかが説明されている。そしてここであのへんな椅子が藻で作られていないという衝撃の事実が告げられる(判っちゃいたが)

真なる藻の芸術

次は二度とみられない、はかなすぎる芸術という部屋に来た。展示場としてはここが最終区画だ。

今までは今後実用化されるであろう微生物や藻による資源の生産がテーマだったと思うが、ここにきてなんと、珪藻土という藻が作り上げた資源の実物を見ることが出来た。藻の可能性を感じるシーンだ。

場面としては珪藻土パネルを敷き詰めた円盤がくるくる回っていて、その上に独特の音をリズミカルに立てながら回っていた。なんてことはなくすごい地味な展示なのだが、個人的には美しく見え、ちょっと感動した。

グッズ売り場には様々なメーカーの品があり、IP物も多く、客でごった返しており、ここまで混んでいるパビリオンは他に見たことがなかったため、商いとしては良さげな感じに見えた。

出場するとすっかり夕刻に

一通り回って出てくると時刻は19:50、18:10くらいに入ったことを考えると一時間四十分もいたと言う事で、かなり満喫していたようだ。実際、こんなに長く滞在したパビリオンは過去になかった。関西館は日本館より長居したが、あそこは実質内部の府県コーナーが1パビリオン扱いの、複合パビリオンなので例外だ。

外にはバイオガスプラントなるものがあった。これまでがこれまでなので本物なのかどうか定かではないが、本物かもしれないし、そうでないかもしれない、そんな存在感だった。

日本館から出るまでの通路は長く、ハイタッチで触れ合う伝話というのもあった。関空と繋がっていてコミュニケーションできる仕組みだったが、兵庫館にあった兵庫県立美術館とやり取りできる奴とデジャヴを感じた。

夜なのでモニタには蚊のような虫が張り付いているように見える。

長い通路をぐるぐる回っていると凄い行列が見えた。これも自由入場枠だろうか?絶対に予約してくるべきだと感じた。

外へ向かうと何やら壮大な光景が見えた。ここはEXPOホール シャインハットといい、毎日19:30~19:50と、20:10~20:30に、その時期に応じたプロジェクションマッピング映像を流している場所らしい。

会場出口には警備ロボがいたが蚊まみれだった。明るいうえに温かいので集まっているのだろう、きっと。

日本館の感想

日本館の感想としては、正直テーマが迷走しすぎていてよくわからない部分が多かったものの、Factoryエリア最終盤にあった、日本の伝統技術の部分が非常に良かった。技術の無駄遣いもそうだが、疎結合を愛する私にとって、疎結合要素が多い展示は非常に楽しめた。それらに対してドラえもんのアニメーションによる解説動画もあって、これもよかった。そして最後の珪藻土アートもよかった。勿論、序盤の光の芸術は楽しめたし、中盤のハローキティも面白かった。

全体的にみると、これまでに訪れたパビリオンで最も充実しており、最も楽しめたパビリオンだった。

EXPOホール シャインハットのプロジェクションマッピング

会場の近くに寄ってみると丁度カウントダウンが始まっているところだった。ジャストタイミングだ。

僅か6分程度の間だったが、幻想的な作品を見ることが出来、とても充実した時間を過ごせた。

最後には前回見たOne World One Planetのドローンショーで閉められていたので、似たような性格のものなのかな?

帰る前の夕飯にワンハンドBENTO

時刻は20:42。終バスまでにどうにか間に合うか、どうかギリギリの中、とりあえず腹は収めていこうと言う事で、ほか弁のワンハンドBENTO、チキン南蛮を購入してその場でそそくさと食べた。サクサクの衣と御飯がマッチして、中々ありだったのでレギュラーメニューにあってほしい感じだ。

帰りのバスへ

時刻は21:06。バス乗り場の案内を見ると21:15以降のバスが表示されていた。近くでは「予約無しで乗れるのは夢洲行きと三宮行きだけでーす」という警備員の声が響いていた。

よく見ると22時便は(2台)とあり、何とかして積み残しを減らそうという神姫バスの心意気や企業努力が見て取れる。

バスターミナルには各社のバスが止まっていたが、立ち止まる時間が惜しかったので写真はブレ気味だ。

いよいよ三宮行きの神姫バス乗り場に到着した。すごい人の数だ。

着いてしばらくするとバスが出ていき、案内表示には「出発済」と出ていた。この手の案内は出発したら単に消すことが多いと思うので、なんか珍しいなと思った。2分ほどすると表示行が消えたので、タッチの差で間に合わなかった人向けの親切なお知らせという感じなのだろうか。

また、この段階で一台当たりの収容人数が、おおよそ二列強であることが分かった。私は五列目の前の辺りだったため21:45のバスには乗れるだろう、仮に乗れなくても確実に終バスには乗れるだろうという確信を持った。

時刻は21:21になり、21:30発のバスが来た。神姫バスは万博に全力をかけており、使えるバスは全部投入しているのか、明らかに場違いなバスが来ていて面白かった。君は淡路島用でしょw

このバスが発車して少しすると「22時のバスまで乗車定員に達しています」という自動音声が流れ始め、「ついに来たか…。どうにか間に合ってよかった…。」という気持ちになった。

atoaラッピングのハーバーライナーがターミナルに入ってくるのも見たが、乗るまでにこれが来ることはなかったので恐らく終バス用だろう。

先ほどの淡路島仕様ハーバーライナーが消え、発車案内は二行になり、確実に乗れるとはわかっていても緊張感が漂った。

時刻は21:41。余裕をもって乗車できた。前回バスに乗り損ね、トラブルに巻き込まれながらクソ遠い東ゲートに行き、長蛇の列を待ち、地下鉄に乗ったのと比べると存外楽だった。

バスは確実に座ることが出来、乗り換えも不要で、疲れのまま寝ていれば勝手に三宮についていた。

お土産

前回は割としこたま買った気がする(記事にはしていない)が、今回は大分控えめとなった。

Manga Arabiaで実際に刊行されている漫画を日本語訳した一巻を買ってきた。+10とあるのはマンガアラビアキッズということもあり、対象年齢が十歳以上と言う事だろうか?

想定は凝っており、エンボス印刷がされていてゴージャスだった。石油パワーを感じる。

なお価格が一冊1920円もするため、漫画単行本としてみるとかなり高額だ。しかし販売部数を考えた場合、翻訳や印刷製本などの費用を考えれば安いだろう。

本の重みのせいか紙袋は底が破れていた。

全体を通して

まず万博攻略という意味では無対策で訪れた前回と比べるとかなりスムーズに回れ、良かったと思う。幾らかのトラブルはあったものの前回と比べると知れている。

充実度では前回以上に高く、見たいパビリオンをすべて見れたので非常に満足いく結果となった。

サウジアラビア館は完全に予想外の内容で、社会の変容や、それに伴う女性の自由化、NEOM計画といった今まで知らなかったサウジの一面を知れたことは非常に大きい。Manga Arabiaは個人的にかなりの衝撃があった。中東でも日本の漫画やアニメが人気という話は見聞としては持っていたものの、現地で作られ、それが流通しているのは驚きだった。

これは日本がどれだけ国内向けの文化を保ち続けられるかというのは一つの挑戦になるだろう。何故なら昨今の中国や韓国によるオタク産業の隆盛や、ドキドキ文芸部といった欧米発のコンテンツの人気を長らく見ていると、日本が相対的に弱体化しているような気がするからだ。

関西館も徳島の藍や阿波踊りを中心としたやたら主張が強く、無駄にハイテクな展示は興味深かったし、なんといっても徳島まで500円で行けちゃう切符は強すぎるだろう。エリアが京阪神和に閉じていることも、万博客の需要をよく見ていると思う。いや、全国津々浦々のバス会社と契約していられないとか、予算の都合とか、現実的な話もあるだろうが。

鳥取は想像以上に漫画王国で、文化に寛容なことも印象的だった。他にも京都館で生糸に触れたり、三重の忍者屋敷型展示、和歌山の和太鼓を使った演武、滋賀の巨大な信楽焼スクリーンの展示もよかった。兵庫も兵庫五国を全面的に押し出し、各国のことを紹介しているのは良かったと思うが、各地の微妙な紹介と阪神地域は負の歴史紹介が強く、これといった軸を感じられず、どうにもインパクトが薄かったように思う。

日本館は茶番とIPと技術の無駄遣いの印象が強かったが、伝統技術の文脈で「やわらかさ」を強調し、疎結合的な文脈に繋がる部分は個人的に面白いと感じたし、あからさまな茶番部分にも茶番なのかガチなのか境界が微妙にあやふやな部分があり、解釈の余地を残す部分は面白かった。ドラえもんやキティちゃんといったIPを前面に押し出し、ファン層を掴むのも、日本らしく面白いと感じた。特に歴史技術でのドラえもんを使った解説動画は分かりやすく、好感が持てた。

初手で行き損ねた日本館だったが、どうにか入れて良かったし、なんだかんだ結果的に時間配分としても丁度良くなった上に、展示内容はこれまでの全パビリオンの中でも個人的には断トツで好きになれたので、本当にここに来れてよかった。

そして今回も中々の長大記事になってしまった。前回は22,724文字書いたようだが、今回は執筆時点で30,127文字と言う事で、前回を超える文字数になった。前回の記事には番外編など、調節関係ないコンテンツもあると考えるとすさまじい文章量だ。

他にも面白そうなパビリオンはあるものの、時間や予算の都合もあるため、一旦今回で最後にしようと思う。通期パスも買ってないし、ちょっと今年お金使いすぎなので…。

今回も前回同様、いやそれ以上に満喫できたので、非常に良かった。伊勢海老を食べられたのも貴重な経験となったし、行きも帰りもバスで行けたのは良かった。少なくとも7月5日時点では現実的な時間で乗車できたのは良い体験になった。

参考までに今回は万博開幕から84日目で関係者を含めた来場者は約14万4000人、一般来場者は12万8000人だったそうだ。

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去年の末に漆器を買ったわけだが、また買った。

今回は汁椀とお盆で、川口屋漆器店さんの工房に伺い、買わせていただいた。

汁椀

汁椀は側面に細かな筋目が沢山入っており、ちょっとした高級感がある。外側は象谷塗という真菰の粉を漆の上に撒きて仕上げる香川漆芸の技法が使われていてマットな仕上がりになっているが、内側はすり漆塗になっており、木地が透けて見えるのが特徴だ。

木の密度が高いのか、薄いのにずっしりしており、硬い感じがする。特に高台は薄いのに、とても頑丈そうだ。

素材としては国産のミズメザクラを使ったものと伺った。

前回買った汁椀の現状

前回も汁椀を買ったので、本当は二個もいらないはずだった。

しかしわずか半年でここまで漆が剥げてくると何とも言えない。しかし色合いや生地の見た目はこちらの方が好きなので、今回買った汁椀がどれほど摩耗していくのかを見つつ、古い椀も残しておこうと思う。

もし新しい椀も同様に摩耗するのであれば、そういうものだと割り切れるからだ。

とはいえ、新しい椀は12,000円ほどし、2.4倍ほどするため耐久性には期待したいところである。

参考までに同時期に買った箸は目立った摩耗が見られないので、工房によって耐久性の差があるのではないかと感じている。当たり前だが汁椀より箸の方が使用頻度は遥かに高い。

旧椀と同じ販売元のスプーンも摩耗が顕著なので、そうだと考えている。ちなみにこのスプーンは500円くらいで、非常に安く若干心配になった記憶がある。

上のスプーンと同じ日に買ったミニスプーンは摩耗がほとんど見られないが、これも確か旧椀と上のスプーンとは別の工房の製品だったと思う。こちらは1,000円ほどした記憶がある。

汁椀の新旧比較

一見すると今回買った椀の方が大きく見えるが、これは口縁(飲み口)が反っているためであり、容量的にはほぼ同じだ。

測ってみたところ新椀が360ml、旧椀が350mlだった。

お盆

お盆は独特の表面になっており、裏面にも柄ある。これは木地に鑿を打ち表情を作っていると伺った。これを作れる木地職人はもう2人ほどしか残っていないそうで、後継者もおらず、手間がかかるため、貴重だそうだ。全面がすり漆塗になっており、木地がよく見えるが、鑿の入れ方や生地の密度の差によって、濃淡が現れているのが美しい。

盆としては厚みと大きさの割に軽く、持ちやすい。素材としては国産のトチノキを使ったものだそうだ。こちらも価格は12,000円ほどだったかと思う。

盆を買った理由としてはランチョンマットが欲しかったというところがある。そんなの100均のでも良さそうだが、100均のは使い捨てや布や竹ひご製など取り回しがイマイチよくなさそうで避けていた。

個人的にランチョンマットに求めるものはパッと水洗いして干せば乾くとか、ゴミ箱にクズを叩き落としたら終わりくらいのがよかった。なら安いお盆でいいじゃんと思うじゃん?

最近のお盆は滑らないのがウリになっていて、盆の上でトーストを食べたかすを落とそうとしても落ちないとか、板を組み合わせてる関係で目詰まりするとか微妙だったのだ。

だからと言って12,000円もする漆器の盆は行き過ぎでは?とは思わなくもないが、こういうのが家に一個でもあると風情があるじゃないか、というので買ったのである。

しかしトチノキというと、ツルギスタ巡礼で見てきたばかりなので、なんだか感慨深いものがある。

その他

店内には飯椀もあり、こちらは汁椀より厚みがあり、高台も太く高かったが、その体積の割に軽いことに驚いた。その軽い飯椀は国産のホオノキを使っていると聞き、基本的に木の密度で重さが変わるとのことだった。ホオノキは木目も美しく、正直どちらにするか悩んだが、口縁が反っている方が飲みやすくてオススメという言葉に押されて、今回のミズメザクラのものにした。

結果として、既存の汁椀と体感重量に差がなかったので良かった。

旅路

さて四国といえば先週、つるぎ町に行くために来たばかりだが、今週もまた四国に行くはめになってしまったため簡単に旅路を書く。

旅の始まりは三宮バスターミナルから

今回もフェリーで行くため、三宮バスターミナルから始まる。フェリーで行く理由は単純で圧倒的な安さによる。

往復で取ってもバスの片道程度で行けるので非常に安い。因みに新幹線を使っていこうとすると4倍ほどする。つまりフェリー往復=バス片道、バス往復=鉄道片道という具合だ。

バスは安くない上に疲れる上、満員が多く乗りづらいため、選択肢としては微妙だ。

またもや新船あおい

乗船したのはまたもや新船あおい。先週は事故でドック入りしていたりつりん2がドック開けして正常ダイヤに戻ったため、二連続で乗ることになった。

向かいには宮崎カーフェリーの「フェリーろっこう」もいた。あおいと比べるとかなりデカい。

朝便は積み荷も車も少なかった。

意外と快適だった自由席

自由席に期待はしていなかったが、雑魚寝席があり、これが意外と快適だった。もう個室取らなくてもいいかもしれないと思った。

畳は折目邸で見た和紙畳とよく似たものが使われていた。

荷物置き場もあり、簡単な鍵もあるためセキュリティも多少はあった。

靴を脱ぎ履きするための椅子があるのも便利だと感じた。

キッズルーム

船内を歩いていると小さなお友達が描かれたピクトグラムがあった。

中には児童向けのプレイルームがあり、遊べるようになっているようだった。

アダルトルーム(ゲーセン)

大きなお友達向けの部屋もあった。こっちにはそういうピクトグラムはなかったと思う。

切符や耳栓をガチャガチャで売るという面白い光景も見られた。確かに自販機の設置コストを考えると安価な選択だ。

ただ、カラトリーは無人販売方式だったため、耳栓もこの方式でいいのでは…?とか思ったりはしたw

風光明媚な離岸風景

出航し、神戸の町並みと山を背景に見れる光景はとても見晴らしがよかった。これは夜行便では見れない景色だ。

海を切り、白波が立つ光景も見れた。

須磨の山肌に並ぶマンションと山の向こうに見えるタワマン

須磨の辺りに来ると山肌に張り付くようにマンションが叢生しており、山の向こうにはUR高倉台団地の一号棟と二号棟と思われるタワーマンションが見えた。

船上デッキと明石海峡大橋

船上デッキは消しを眺めるにちょうどいい場所で、更に瀬戸芸で作られたであろう作品の展示や、緑の広場もあり、充実していた。

オリーブの植木もあったが、今は植わっていないようだった。

明石海峡大橋をくぐることもでき、中々壮観な景色を見ることが出来た。夜行フェリーだと見れない光景なので貴重だ。

淡路島をまじかに見れたり、本州側も遠景出来たり、中々いいビュースポットだった。

橋をくぐると明石丸と書かれた釣り船もいた。

デッキ上にあったドコモの基地局

船の上で安定して通信できるようにするためなのか、ドコモの基地局らしきものがあった。他のキャリアのものは見当たらなかったが、やはりこういうカバー範囲の広さはドコモの強みだなと思った。

かつて2023年9月22日に、りつりん2に乗った時より、圏外が少なく、電波も安定しているように感じた。

一面の海原と小豆島

船はしばらく一面の海原を進んでいたが、しばらくすると何かの陸地が、ぼんやりと見えてきた。

船が近づくにつれ、陸地はみるみる明瞭となり、小豆島が現れた。

島の周辺にはプレジャーボートがぽつぽつ見られた。

島は意外と建物が多く、栄えてそうだった。

小さな属島にはペンションのようなものが見えた。

船はみるみる小豆島に接近し、街並みがよく見えた。新築も目立ち、活気がある。

山に縦筋のように張っている割れ目が気になる。少し調べた範囲では判らなかったが、少なくとも沢や登山道ではなさそうだ。

小豆島に接岸

時刻は11:28、小豆島に接岸した。

割れ目をズームしてみると電柱と電線が通っているように見えるので、その割れ目なのかもしれない。山上に最短経路で配電する電気の道なのだろう。

港側には何やらモンスターがいた。きっとあおいの上にいる猫と同じ、瀬戸芸のやつだろう。

ここからは主張の強い佃煮工場や、廃ホテルらしきものも見えた。Google Mapsで調べた感じ廃ホテルは寒霞渓荘というらしい。

下船客が多く、小豆島が人気の観光地であることを認識できた。

フェリーへのコンテナの扱いはなく、橋が下りることはなかったが、数台のトラックの乗降は見られた。

時間が時間なので乗船客はそんなに多くなかった。

小豆島から離岸し、軽食を摂る

下船後何かを食べる余裕がないことを思い出し、ここで昼食を兼ねた朝食を摂ることにした。

この時間帯はうどんの提供がないらしく、瀬戸内レモン味のチキンナゲットと単なるからあげ棒、オリーブポップコーンを頂いた。

オリーブポップコーンは独特の風味があってよかった。神戸の映画館でも売ってほしい。

窓際にあったPOPを見ると、ジャンボフェリーのレモンは冷凍しているので種まで食べられるらしい。健康的かもしれない。

POPの下にはudon-eatersなる謎の単語が書かれていた。

新たなる陸地、四国

何やらぼんやりと陸地が見えてきた。

陸地は徐々に姿を顕現し、香川のどっかであることが見て取れた。四国本島である。

しばらくすると高松っぽい景色が見えてきた。

高松着

まさか二週連続でここに来る羽目になるとは思わなかった。時刻は12:57、真昼間なので夜行便が着く早朝と違って明るい。

この時、送迎バスが見えないことに軽く違和感を覚えた。13:15にバスが来るというアナウンスが聞こたが、バスは一台しか来ず、積み残しが発生。次便は13:50と言う事で、時間が間に合わずタクシーに頼る羽目になってしまった。せめて志度線と長尾線がまともに接続してくれていれば…。

川口屋漆器店

時刻は14:09、来店予約より1時間も早く着いてしまったが、送迎バスと琴電を使うと想定より30分以上遅れることがわかっていたため、遅れるよりはマシだった。

着くとそこは、THE 家だった。入っていいのかわからないが、店の矢印ついてるし大丈夫だろうと高をくくり、息を吸うように中に入った。

鍵は開いており、家の中にも工房こっち、みたいな矢印があったので多分問題なかった。

誰もいない無人の店舗で品定めをしているとお店の人がやってきて色々お話を伺うことが出来た。

昔は旅館や料理店からの要望を聞き、それを作り問屋に卸していれば商売になったこと、座敷机の需要が強く、これがかなりの収益源だったこと、畳が無くなり、座敷机の需要も消え、食器は洋食器になり、最近は苦しいこと。問屋に卸しているだけでは成り立たず、地方巡礼が必要なこと、それさえも最近は陶器に押され厳しくなっていることなど。

伝統工芸を取り巻く環境は厳しく、ウレタン塗装や、漆器としての基準を最低限満たす安価な紛い物が増えていること、江戸切子のようなものも海外で安価に作られたものが出回っていること。

そもそも近代化の影響で伝統工芸品の需要そのものがないこと、何より作り手も使っていないので理解できると言う事。これは例えば伝統工芸人が伝統的な和服を着ているかといえば着ていないとか、そういった話。ユニクロのTシャツ着てるよねとか。

高齢化に伴い、前述のように木地を作る人や鑿を打つ人は減ってゆき、中々従前のようにはいかず、新しい道を模索するしかない中で、三代目がカラフルな漆器を使って洋食器に対抗しようとしている、生活する中で普通に扱える漆器を作る取り組み、代々続いてきた屋号を87.5みたいなのにされたりしたが、意外と話の掴みとして悪くないなど、興味深い話も色々と聞かせていただいた。

ちなみに塗師は多くいるらしく、これは石川と香川に無料で塗師を目指せる学校があることが大きいという。香川では毎年10人程度の塗師が誕生しているが、職人になっても食えないし、組合からの依頼をこなそうとすると専業にならざるを得ないため、大半は趣味でやっていると聞いた。

神戸からわざわざ来てくれたのだからと言って勉強して頂いたり、帰りは駅まで送迎して頂けるなど、休日なのに無理を言って開けて貰ったにもかかわらず、非常にありがたい配慮もいただき、大変いい思いが出来た。

他にも、もし漆器が痛んだ場合、物を送ってもらえれば見積もりののち、修理もしていただけるとのことで、出来るだけ長く使えるような配慮も嬉しかった。

ことでんの長尾駅

本来であれば往路はここから川口屋漆器店まで歩き、帰路も川口屋漆器店から歩くはずだったが、行きはそもそもタクシーで通過したし、帰りも送って頂いたため、結局歩くことはなかった駅。

終点の駅にしては小さいなと思ったが、駅舎は立派だった。

駅前はさびれていたが、四国八十八箇所の八十七番札所、長尾寺が近くにあった。この八十七番札所と八十八番札所の間にあるので川口屋漆器店は87.5というブランド名になっている。

駅には観光案内があった。87番札所と88番札所も描かれている。

ことでんでは全国共通ICカードを使うことが出来、便利である。当然SF扱いだが、PiTaPaも使えた。

券売機は更新する予算がないようで、そのうち無くなりそうな気配すら感じる。

列車本数は多くはなく、乗り継ぎを考えると少々ばかり制約を受けるのを感じた。とはいえ毎時2.5本あることを考えれば十分贅沢で、実用的である。

ホームにも名所案内があり、距離の単位表記が昭和レトロであった。

駅に入ると丁度列車がやってきたので乗車する。長尾ではそこまで乗っていなかったが、水田辺りで大量に乗ってきて、着席率は八割ほどまで増えた。

乗車口の戸が伊予鉄や徳島線同様、片開きであることや、連結部の貫通扉が伊予鉄同様存在せず、貫通孔の間口が広いことも興味深かった。

瓦町で下車

瓦町はさながら都会のターミナル駅である。松山における松山市駅というと大げさだが、そんな感じはする。

但し松山と違い高松はJRの需要も多いので、観光客を運んでくるだけのJR松山とは事情がだいぶ異なる。

JR高松は通学通勤需要があり、琴電瓦町は地域輸送の需要があるが、JR松山は観光需要しかなく、伊予鉄市駅は地元民の鉄道利用のほぼすべてといえる程度には需要があるだろう。

なんだか可愛らしいイラストの広告があったので撮影した。

祭事スペースではうちなーフェアが開かれていたので、三宮のわしたショップに売ってないようなものを幾つか買った。

IruCaの申し込みカウンターには毎日駅員が真心を込めてめくってそうなカレンダーがあった。こういうのがあるのはとても良い。

飯屋探しに商店街へ繰り出す

時刻は18:00、いい時間なので晩飯屋を探す。

これからアーケード街マンションにでもなりそうな空き地には青鬼の柵があった。松山はみきゃんだったが、高松は青鬼なのだろうか?すると徳島はスダチくんかなぁ…?

歩いていると徳島県のご当地VTuber、蒼藍アオのコラボカフェがあった。香川出張…?

しかしまさかこんなところで徳島との出会いがあるとは、今年は徳島と縁があるなと思った。

うどん屋は長蛇の列ができていたため、本格握りずしなのに59円から食べられるという怪しい寿司屋に入ることにした。

晩御飯、本格にぎり や台ずし

本格とは思い難い凄いハンマープライスだ。

店に入ると実際に人間が寿司を握っており、すしマシーンの姿はなかった。

しかも給与待遇もいいらしい。恐ろしい店…!

食べ物はどれもおいしくサイコーだった。

瓦町に戻る

食ったのでフェリーの時間まで休憩するため瓦町へ戻る。

先ほどの飯屋が入っているビルにソレイユという映画館があることを発見した。

名画座とロードショーが同居していることが興味深い。

商店街に戻ると古墳シスターズというだいぶファンキーな垂れ幕がぶら下がっていた。左から二人目が近所の八百屋の人に激似である。きっと神戸の八百屋から瓦町までライブに行ってるに違いない(それはない)

調べてみると古墳シスターズはバンドらしい。パンクバンドで、最初のころは音楽が出来なかったので奇声をあげたり全裸になったりしていたのだとか。ホームページの写真がすでにファンク。

土讃線と土讃戦をかけている?

そして瓦町に戻ってきた。

ここが新宿歌舞伎町ですと言えば信じてくれそうな人がいるくらい渋滞していて都会に見えてくる。ちなみに私は歌舞伎町に行ったことがないため、完全にいい加減なイメージだ。

瓦町駅に戻ると謎の展示があった。ガンダムに雪印、ケロロ軍曹にCCさくら、あのちゃん。びっくりするくらい何ら脈絡のない謎の展示があった。

STU48ではなく乃木坂を採用する百十四銀行を三度見くらいした。

最近は少子化で文化祭も県合同になってしまったのか…と思ったら、調べたところ文化祭の大会のようなものがあり、優勝すると東京に出られるみたいなのがあるようだ。

高松駅へ移動

高松築港、本日の最終電車ですに乗車しに向かう。フェリーバスに合わせてもうちょい後ろにあってくれると嬉しかったが、言っても仕方ない。

ホームに向かう途中で、琴電ではアクロバティックな遮断機くぐりが行われているのだなと眺めていた。

そして終電がやってきた。ワンマンだが瓦町からは車掌が乗っていた。

高松築港に着き、券売機を見るとこちらは新500円と新札に対応しているようだった。そういえば瓦町もしていた気がする。長尾が非対応だったのは利用者数の差だろうか。

築港から高松駅に向かう途中でまたもや徳島と出会ってしまう。

うどん県へようこそ!

夜の高松駅

潮の香りがするなと思ったら、海水を引き込んでいる池があった。

駅前では若い女性らがはしゃぎまくっており、高松感を感じた。

高松駅は終電を終え、すべて終わっているように見えたが、しばらくすると続々と列車が到着し、ぞろぞろと人が下りてきたので少し驚いた。

デジタルサイネージにデイパークがいて、こんなところでも徳島を感じた。

夜の高松駅前。

しばらく待っているとジャンボフェリーのバスがやってきた。

神戸行きジャンボフェリー

地味に高松から神戸にフェリーで戻るのは初めてだったのでワクワクした。

夜の高松東港

薄暗い中に光る灯たちが中々いい雰囲気を醸し出している。

帰りのフェリー

さぬきレモンうどんを頼んでみて、レモン食べチャレンジをした結果、確かに種も川も全部食べれるが、すっぱくて結構厳しかった。サクレみたいに冷えてないとダイレクトに来るので厳しい…。

グッズ売り場にはうどん持ち込み禁止マグネットがあり、これは中々わかってるデザインだなと感心した。

寝台が取れなかったので雑魚寝スペースを取ったが中々よかったので次回もまた利用するかもしれない。

見知らぬ人が私の席(寝床?畳?)で寝ていたが、他が空いていたため、船員に確認して他のところを使わせてもらうことにした。相手方は場所を間違えていたらしい。

三宮港に戻ってきた

いい朝焼けが見れた。まさか普段住んでいる場所でこんな景色が見れるとは…。

高松の風景との落差で、見慣れた景色のはずなのに、いきなり都会に来たような感覚に襲われた。

お土産

先週乗ったばかりなので沖縄土産が中心になるという摩訶不思議な結果となった。

しかし沖縄そばにも手延があるのは興味深い。わしたショップでみたことないぞ…。

まとめ

ひとまず漆器購入については、このくらいにしておいておいおい様子を見ていきたい。汁椀が二つあっても困ることはないし、今後何かがあっても買うようなことはもうないだろう。

しかしやはり、こういう一点物は通販でなく現物を見れた方がよい。手触りや色合い、木目などを比べて買うのは実際に見ないと出来ないことだ。

また今回の旅では瓦町で安くて美味い店を見つけられたことや、ジャンボフェリーの雑魚寝が予想以上に快適だったことなど、発見もあり、旅としてもいいものだった。

そして香川に来たはずなのに、妙に徳島との出会いがある旅だった。香川には何度か来ているが、観光目当てで来たことがないため、いずれ香川観光もしたいなぁ、と思うのであった。

去る6月21日に、マチアソビに行ってきたで紹介したツルギスタの聖地巡礼をしてきたのでその記録。

時間と予算の制約のため、行程がかなり強行になっている。

大まかな旅の流れ

今回の旅は徳島県つるぎ町に一泊二日の日程で赴き、次の行程を踏む内容だ。

初日は貞光川流域のGPSスポットを31箇所を巡り、追加で付近の観光地を幾つか巡り、貞光に一泊。

二日目は貞光中心部をメインに軽く観光し、徳島市に移動してからアスティとくしまでツルギスタ展を観覧。

移動手段と行動予定

私は車を持っていないため大まかな公共交通機関を利用し、現地の細かい移動にはタクシーを利用する。

各日の予定としては以下の感じだ。予定なので実際の行動結果とは一部に異なる部分もある。

初日

貞光に到着してからはタクシーでGPSスポットを巡り、最終的に宿泊地である折目邸 遊懐に向かう。一番最後に貞光ゆうゆう館で買い物をする予定だが、時間が押している場合は翌日に順延する。

出発地(時刻) 到着地(時刻) 移動手段
三宮港(01:00) 高松港(05:15) フェリー
高松駅(06:04) 琴平駅(06:39) JR四国 土讃線 特急
琴平駅(06:58) 佃駅(07:42) JR四国 土讃線 普通
佃駅(07:58) 貞光駅(08:28) JR四国 徳島線 普通
貞光駅(08:29) 折目邸 遊懐(19:00) タクシー

GPSスポットの範囲が極めて広く、タクシーでスポットを回るという部分が軽く狂気に染まっているが、細かいことは気にしてはならない。

当日タクシー会社にこれを告げるのは無理があるため、順路や所要時間、運賃などを事前に相談している。

二日目

初日に貞光ゆうゆう館に入れないことを想定してスケジュールしている。

出発地(時刻) 到着地(時刻) 移動手段
折目邸 遊懐(08:00) 剣山道標(08:10) 徒歩
剣山道標(08:15) 貞光二層うだつの町並み(08:16) 徒歩
貞光二層うだつの町並み(08:50) 貞光ゆうゆう館(09:10) 徒歩
貞光ゆうゆう館(10:10) 貞光駅(10:40) 徒歩
貞光駅(10:53) 徳島駅(11:43) JR四国 徳島線 特急
徳島駅(11:43) 任意の昼食処(11:50) 徒歩
任意の昼食処(12:30) 徳島駅(12:45) 徒歩
徳島駅(12:50) アスティとくしま(13:15) バス
アスティとくしま(15:33) 徳島駅(16:00) バス
徳島駅(16:30) 三宮(18:29) 高速バス

両日を通して、タイトなスケジュールになっており、観光要素は最低限に近い強行プランだ。

初日

旅の始まり

旅の始まりは三宮バスターミナルから神戸フェリーバスに乗るところから。四国に行くのに船は便利な存在だ。

このバスに前回乗ったときは高齢者が多かったが、今回は若い人が目立った。

またバスが更新されており、以前は方向幕の入った箱をガムテープで固定していた関係で走行時に、この箱が揺れる騒音がひどかったが、それが無くなっていて快適だった。

三宮フェリーターミナル

この日はりつりん2が事故でドック入りした関係で新船あおいが来ていた。あおいに乗るのは初めてなので楽しみだ。

夜行便だが、わずか4時間で着くため、ぶっちゃけ寝る余裕はほとんどない。オレンジフェリーと違って出航前の乗船もできないため、余計に寝る時間がない。

とはいえ席は個室寝台を取っている。

新船あおい

寝台を取ったが、きっと寝れないだろうなと思って取った。

乗船

船内は明るくモダンな作りで、りつりん2とだいぶ違うなと感じた。

プレミア席ゲート

プレミア席に移動するにはゲートがあり、QRを通す手間がかかるのがイマイチだった。

プレミア席通路

りつりん2と比べると随分、船感が減っていて、いい感じだった。ただ入口でQRを通したのに、更に各区画に入るときにもQRが必要なのは過剰だと感じた。

特に私の場合は今回りつりん2からの振り替えでQRのWeb発行ができず、レシートのようなペラペラの紙だったため余計にそう感じた。

寝台区画

りつりん2同様、通路は土禁だった。

比較すると金属感がだいぶ減っており、扉も普通っぽさがあったため、だいぶモダンになったように感じた。しかし高級感はなく、オレンジフェリーがホテルだとしたら、こっちはネカフェだなと思った。

寝台個室

ロフトベッド構造になっており、ジャンボフェリーによると最大3名まで入れる構造とのこと。ロフトベッドの寝心地は特によくなかった。

冷房も微妙だが、まだ6月なので気温はマシだった。またエンジン音がうるさく、お世辞にも寝心地は良くなかった。ネカフェの個室の方がマシだと思う。

雑魚寝や椅子寝よりはマシくらいの存在だといえる。とはいえ、人気は高く二週間を切ると基本埋まる印象がある。

オレンジフェリーの一等寝室と比べるとお世辞にもコスパは良くないが、個室で寝られるというのは非常に優位性が高い。

コンセントは充実しており、読書灯まであるのは良かった。ただ室内照明は入口にスイッチがあるため、なんとも使いづらかった。

要するに一度ベッドから降りて入口のスイッチを切り読書灯を入れないといけないわけだ。寝るだけなら最初から読書灯だけでいいかもしれない。

さて、ここからは初めてのあおいなので船内をぶらぶらする。この時点で寝る時間がなくなることは確定した。

土産売り場

土産売り場はりつりん2同様充実しており、更にセルフレジまで備えられていた。

セルフレジは二台あり、現金とQR決済に対応しているようだった。クレジットにも対応してほしいところだった。

ネットが不通になる区間で動くのかどうかも興味があるが、いったいどうなんだろうか。

レジ袋についてはビニール袋はレジの画面をタッチして買えるのに、紙袋はバーコードスキャンになっていて、特に説明書きもなかったため、客が困惑しそうだなと感じた。

半面、プチプチが無料であるのは良心的だと感じた。

ふねピッピ

ふねピッピというのは平たく言えば食堂のことである。ピッピというのは讃岐弁でうどんのことを指すらしい。

りつりん2と比べると、かなりちゃんとした座席が用意されていた。うどん専用席があるのも面白い。うどんに限らず、汁物を食べる座席のようだった。

自動オーダーシステムなる、大層な装置が設置されていたが、要は食券発券機である。

「100円」「千円」といった謎の文字がUIに重なっていたり、「販売中」や「必要な方は領収書ボタンを押して下さい」などの文字がやたら読みづらい位置にあったり、カートの位置が成人の腰くらいにあり視界に自然に入らなかったり、洗練されているとはお世辞にも言い難いUIだ。

ボタンの連打判定にインターバルがなく、カートが視界に入らないのも相成って私は二重注文をしてしまった。購入金額がやけに高い気はしてたのでよく見るべきだった。もう歳だ…。

しかしこいつはクレカが使えるので土産屋の方でもクレカ対応していてほしかったものだ。

これは別の人が酒を買おうとしているところを撮影したやつだが、OKを押したかどうかが判別できず、かなり連打されていた。

恐らく独自のシステムなのだとは思うが、開発費をケチりすぎだと感じた。

この自動オーダーシステムは呼び出しシステムとも連携しているようだったが、この呼び出しシステムは途中からアプリケーションがダウンして動かなくなっていた。

アプリケーションの再起動が行われたものの、番号が表示されておらず、上手く動いていないようだった。お粗末すぎる。

券に書かれている英語も大文字始まりだったり、小文字始まりだったり、スネークケースだったり、なんとも言えない感じだった。

出来上がると自動呼出し音声が流れるのだが数字のゼロをゼンと読むようになっており「010」だと「ゼン・イチ・ゼン」という呼ばれる形で聞き分けが難しかった。よくこれで本番稼働にGOサインが出たなと思う。おそらく頑張って作ったのだろうが、適当なTTSに読ませた方が遥かにマシだし、費用も掛からないだろう。

さてシステム面への不満はそこそこにして、そこそこの列に並び注文し、頼んだものを食べることにした。価格はいずれも安いが、ありていに言うと基本的に冷凍食品である。

とはいえ、船の上で何かが食べられるというのは非常にうれしいことだ。

座席もいい感じで、コンセントまであり、設備面は充実していた。

ふと外を見ると夜景が奇麗だった。

高松東港に到着

前回ジャンボフェリーに乗ったのが2023年9月22日なので約2年ぶりくらいだが、景色はちゃんと覚えており、とても懐かしい気分になった。

高松駅に到着

朝の高松駅前は静けさがあってのんびりできるのがいいところだ。

駅の中にはほとんど人がいなかった。

発車時刻に「岡山」「東京」とあり、東京があるのがシュールだ。

今回は6:04発、特急しまんと 1号、中村行に乗車する。

特急しまんと

しばらく待っているとホームにしまんとが入線してきた。新型車両なのでカッコイイ。他の特急に転用するためなのか、ヘッドマークがLEDなのが面白い。

比較的新しい車両なので内装もいい感じだ。いしづちと比べると年期の差は明らかである。

枕カバーもカッコイイ。

指定席と自由席で枕カバーの色が異なり、一号車前半分が指定席とのことだったが、二号車に乗っていたため、見る機会はなかった。

因みにこの列車は二両編成である。

木造住宅が広がる坂出駅前

坂出は香川有数の工業地帯なのにもかかわらず、駅前にはデカめの木造住宅が並んでいるところが特徴的だ。

これは宇多津や丸亀の駅前と比べた時に結構特徴的な部分だと思う。

また坂出に着く前に「間もなく坂出です。お忘れ物ないようお支度ください。」とアナウンスされており、お支度くださいは初めて聞く気がして、新鮮だなと思った。

更に坂出に停車すると「この列車はマリンライナーではありません。この列車はマリンライナーではありません。この列車は特急券が必要な列車です。ご乗車には特急券をお買い求めください。」みたいな感じのアナウンスがされており、二度もマリンライナーではないといっており、少し笑ってしまった。

商店街が見える丸亀駅前

丸亀駅前にはごついアーケードを擁した商店街らしきものが見え、機会があれば寄ってみたいと思った。

四国団扇

万博団扇やおへんろ。団扇でお馴染みの四国団扇のビルも見ることができた。

役場が真横にある多度津駅

びっくりするほど線路の真横に役場があってびっくりした。役場の職員にJR四国をもっと使ってもらおう的な意図があるのかもしれない。

しかしここに来るまでに車窓を眺めていて思ったのだが、香川の田んぼには、田んぼの中に小さな祠を持つところが多く、少し興味深かった。

琴平駅に到着

琴平駅の手前には四国ガスのタンクがあり、金比羅山を表すようなマークがあったのが特徴的だった。

琴平駅に到着したので下車する。ターミナル駅には見えないが、四線もあり中々大きな駅だ。優等列車を退避するためにこうなっているのだろうか?

金比羅山の最寄り駅とだけあって駅はいい感じだった。

改札には団体用とみられるゲートと、改札員が入る箱があった。

駅の掲示板では高知のアピールが強かった。土讃線ならではだろうか。

跨線橋を渡り阿波池田行き普通を待つ。

ここで乗り換えず特急で阿波池田に行ってから貞光に向かうこともできるのだが、どっちに乗っても貞光に着く時間は変わらないので、運賃節約と快適な移動を兼ねて乗り換えている。

ホームには金毘羅的手洗い場があったが、蛇口は封印され遺構と化していた。

ホームのベンチには蜘蛛の巣が張っており、いかに使われていないかがよく分かった。

なお、私は先ほどの手洗い場を見に行くときに、蜘蛛の巣に引っかかっている。恐らく手洗い場とホームの柱を結ぶ形であったのだろう。

しばらく待っていると阿波池田行きの一両編成の列車が入線してきた。「知」とあるので高知所属だろうか?

JR四国の列車は一枚扉のやつがいるよなぁと思って眺めていた。

阿波池田行き普通に乗車

整理券が出るタイプだった。バスみたいに運賃箱に入れるやつだ。

車内にはロングシートがあり、クロスシートが主体の加古川線のより広々としていた。

客は8名ほど乗ってきたと思うが、5人くらいは隣駅の塩入で降りて行った。

この列車にはトイレがあるが、乗換で下車する佃駅にはトイレがないため、ここで済ませておくとよい。

発車前に「この列車途中坪尻駅では止まりません。」というアナウンスが聞こえた。

田舎の風景

塩入を出てしばらくすると列車はひたすら田舎を走り始める。

写真は撮れていないが、満濃池に関する看板があったのは記憶にある。満濃池というのは日本最大のため池である。

黒川駅

高台にある小さな駅に到着する。Wikipediaの記事を見ると、ほとんど何も書かれていない凄い駅だ。駅周辺の「田畑が広がっている。」という説明が味わい深い。

列車運行モニタがスマホ

鉄道車両そのものを改修する予算がないのか、普通は列車の運転台に組み込まれている運行モニタが、なんとスマホだった。コストダウンを突き詰めるJR四国の努力は本当にすごいと思う。

巨木のある讃岐財田駅

列車は讃岐財田駅に到着した。ホームには行き違い待ちの琴平行き普通が止まっていた。

駅前には立派な巨木がそびえており、これは財田駅前のタブノキとして香川県の保存木に指定されているようだ。

行き違いの停車時間がかなりあるため、列車を降りて見に行くのも悪くないだろう。実際、乗客の中には下車して歩き回っている人もいた。私は周囲の観察に夢中だったのと、発車時刻を把握していなかったため、下車していない。

駅舎?はシンプルながらも液晶掲示板があるのには驚いた。しかし停車本数が少ない…。時間的に通勤通学用だろうか。

運賃表には児島や岡山、穴吹の運賃は書いてあるのに、高知や徳島はないのも面白い。

運賃表示が琴平発なのに多度津から始まっていて面白いなと思った。おそらく固定でこうなるのだろう。

しばらくするとアンパンマン列車が行き違い、列車は出発することとなった。

ひたすら山

讃岐財田を出るとひたすら山が続いた。

坪尻駅?

秘境駅として名高い坪尻駅らしきものを見かけたので写真を撮ってみたが、この先は車止めになっていた。調べたところ、どうもここは引き上げ線で、少し手前の反対側にホームがあったようだ。

幻想的なトンネルを抜ける

なんかこういう景色いよねというシーン。

トンネルを抜けると意外と都会だった

ここまでの道中があまりにもド田舎だったので、あまりの都会度に驚いてしまった。

徳島県入り

しばらくすると箸蔵駅に到着し、徳島県に入ったことが確認できた。

佃駅で下車

箸蔵駅を出発し、しばらくして列車は佃駅に到着した。

先ほど書いたとおり、列車は整理券方式で、私は事前に乗車券を買っていたため、整理券を取らず乗っていたが、乗車券を見せることで降りることが出来た。なお貞光→徳島のやつは買ってから予定変更したため紙くずになっている。

ターミナル駅としてみるとショボいが、簡易駅舎ではなく立派な駅舎があるのですごい。

駅前には商店が見られるものの、栄えているというよりは、ごく普通の田舎の光景といった感じだった。

駅前にあるメゾン宮竹という木造アパートは生きているようで、人が出入りしており、車も止まっていることに驚いた。

児島にも昔こんな感じの木造アパートがあったが、数年前に行ったら更地になっていたので、こういうのが残っているのは凄いことだと感じた。

駅舎に向かうと切符入れがあったが運賃入れとも書かれていて驚いた。券売機がないので運賃を直接入れるのだろうか?整理券さえ諦められたと思うと中々すごいなと思った。キセルとか大丈夫なんだろうか…。

もしかしたら、この辺りは大変平和で勤勉で律儀な人が多く、そんな邪悪な心の持ち主はいないのかもしれない。

駅舎の中にはやはり液晶掲示板が置いてあった。これがあって券売機がないのが面白い。いやわかるが…。

乗車券は阿波池田駅で買ってくれとあるが、わざわざ阿波池田駅まで行って買う人間はいないだろうから、基本は現金を箱に入れる方式なのだろう。

因みにトイレを探しにここまで来たのだが、トイレはなかった。私はきっと次に乗る普通列車の中にトイレがあることを期待してホームへ戻った。

ホームから山を眺めていると集落が点在していることに気づいた。神戸でもここまでポツンと存在しているのはないので、すごいところだ…。

徳島行き普通に乗車

そうこうしていると徳島行き普通、一両編成が入線してきた。意外と乗客はおり、佃駅からも私含め四名が乗車した。うち一名は琴平駅から乗車し、佃駅で下車した人で、一名は高校生、もう一人はおばさんだった。

列車には整理券発券機と運賃箱があったが、駅にあんな箱があっただけあり、機能していなかった。

車内では「この列車では乗務員がきっぷの発売、きっぷの回収は行っておりません。ご使用になられましたきっぷは駅の青い箱にお入れください。」というアナウンスが流れていた。

駅に券売機がないことからして、恐らく学生は定期、それ以外の人はおそらく箱に現金を入れるスタイルなのだろう。

山の上の集落

沿線には山の上の小集落が目立った。恐らく昔は吉野川の氾濫などで低地に住めなかった名残とかなのだろうか?

吉野川

江口駅を出たあたりでは吉野川がよく見えた。こういう川を見ると真ん中の中州で遊びたくなる。

つるぎ町入り

列車は阿波半田駅に入り、つるぎ町に入った。阿波半田といえば半田そうめんの半田で、マチアソビで見かけた白滝製麺がある場所だ。

貞光駅に到着

列車は貞光駅に到着し、ついに私はツルギスタの舞台に足を下した。

ホームでは剣山の石碑や、巨樹王国のモニュメントが歓迎してくれた。

反対側にも剣山のやつがいた。

駅前にはこれといったものがなく、酒造工場や食品工場が立ち並んでいた。

特急停車駅だけあって駅舎は立派だ。というか全体的にここまでの徳島線の駅舎は立派だったと思う。

駅舎内にはいつもの液晶掲示板とコインロッカーがあった。駅にコインロッカーがあるのは便利だ。このロッカーは後日使うことになる。

ツルギスタGPSスポット巡り

ここからはタクシーを使い貞光川沿線のツルギスタGPSスポットを回っていく。

とんでもない距離と範囲になるため、事前に現地のタクシー会社である貞光タクシーに連絡し、所要時間や想定運賃、最適な経路を検討して頂いている。

事前に到着時刻を伝えていたため、駅で待って頂けたのがありがたい。

この610と書かれたメーターは最後にはゼロが二つほど増えることになる。

貞光中心部について、初日に巡っているが、時間の関係で取得して即発進しているため写真は二日目に回している。

貞光川沈下橋からの山上集落の眺め

貞光中心部のGPSスポットとして、松尾神社、つるぎ町役場本庁舎、まちなみ交流館、旧永井家庄屋屋敷、織本屋、剣山道標を取得し、桜堂のひょうたん桜に向かう途中の沈下橋から撮影した山上集落の眺め。

三好でもよく見たが、やはりこの地域には多いようだ。見晴らしがとてもいい。

こういう場所は学童の通学が不可能なうえ、致命的なまでに道が分かれているため、スクールバスならぬスクールタクシーが使われているらしい。

桜堂のひょうたん桜への道中から見る景観

山上集落や貞光中心部、川向こうの美馬市まで見渡すことが出来、非常に景色がよかった。

樹そのものを見逃してしまった桜堂のひょうたん桜

ここには立派なお堂と説明板があった。ツルギスタの桜の木はエドヒガンが多いが、ここもエドヒガンのようだった。

説明板のストーリーは当時の風景が思い浮かぶようで、とてもよかった。

写真を撮ったつもりだが、恐らく勘違いしており、右手がエドヒガンで、この木は別の桜と思われる。前の写真に見切れる形で写ってる大きめの桜がそれだろう。

残念なことに私はひょうたん桜を正しく認知できないままここを去ってしまった。

ビュースポットもあるようだが、ここでは立ち寄らなかった。

望郷乃丘からの幻想的な眺望

読みは「ぼうきょうのおか」だろうか?

ここは幻想的な山上集落を望める、見晴らしの良い場所だった。

自然あふれる移動中の光景と貞光川の眺望

移動中の光景としてはこのようなシーンが多いが、緑や自然があふれていて非常に良かった。

貞光川の、この岩がむき出しになったような風景もよかった。

写真を撮っていなかった剣山木綿麻温泉

ここはGPSをチェックアウトしたのみで、写真撮影をしていなかった。

タクシーの運転手さんが今日は人が少ないなと言っていた気がする。

立派な東福寺の山門と、貞光の眺望

東大寺にありそうな、かなり立派な山門があった。

ここは国登録有形文化財で、実際に東大寺を模しているとのこと。

こちらの説明板には「つるぎ町」と書かれたシールで何かが隠されているが、恐らくかつては貞光町と書かれていたのだろう。

境内は立派で、日本庭園が維持されており、しっかり手入れされていた。

俳句が書かれた石碑も多くあった。中でも「村を去る 人のその後や 鳥雲に」というのは過疎化を憂いた句であり、非常に感傷的だった。

広辞苑によると「鳥雲に」というのは春の季語で、「春になって北に去る渡り鳥が雲に入るように見えること」とのこと。

つまり春先になり進学や就職などで村を去る人は雲の向こうに去っていくように見えなくなると言う事を歌っているのだろう。

寺の駐車場からの眺望もよく、貞光川沿いの民家を一望することができた。

特に名前はなさそうだが銀杏の巨樹も見えた。これほど立派な銀杏もなかなかないだろう。

近くの民家には小学生くらいの子が多くいたが、最寄りの小学校は遠く離れた貞光駅前にあるため、通学が大変そうだなと感じた。

四国八十八箇所とはまた別の四国曼荼羅霊場というお遍路の70番札所でもあるようだった。やはり88箇所あるらしい。

美術館や歴史的資料もあるようだが、今回は見る余裕がなかった。

桜が咲いてなくとも見ごたえのあった吉良のエドヒガン

巨樹というのに相応しい大きなエドヒガンが鎮座していた。夏になり花はもうないが、それでも十分な見ごたえだった。

昭和46年時点で樹齢約460年とのことで、大変立派なエドヒガンであることが伺える。

横には立派な神社があり、由緒あるものであることが伺えた。

地元の名士らによって維持されているようだ。

境内の横には榊か何かが植えられていた。

神社の反対、エドヒガンを見て左手には小さな祠があったが、こちらは手入れされておらず、寂しげだった。

写真をよく見ると石碑に何か書いてあるようなので、もう少し近づいて撮っておけばよかったと思う。

風光明媚な移動風景

貞光川下流域は大まかにこんな風景で、非常に風光明媚だった。いくらでも見ていられる。

毘沙門の瀧からの名水

大量のボトルを並べて水汲みをしている人がいたので直接の写真が撮れなかったため、これはすぐ脇の水の滴る岩である。実際には登山道によくあるパイプから水が出ていた。

地元の人と見られたが、ボトルの数的に40Lくらい集められていたと思う。かつて新神戸トンネルに水汲みをしている人がいたという情報を見たことがあるが、あそこも昔はそんな感じだったのだろう。

一宇の巨樹王国看板

田舎の自然観光地とかによくあるタイプの看板だ。巨樹の一覧が書かれているのがいい。ツルギスタのGPSスポットになっていないものもある。

一宇とあるのは、恐らくかつて存在した一宇村のことで、現在のつるぎ町一宇のことだと思われる。

手前の岩には名勝天然記念物土釜の文字も見られる。

一宇村で大エノキが大切にされていたことがよく伺える看板で、これはツルギスタのメインである巨樹、キノとして生まれたことにも納得だ。

しかし一宇村というと山間部の広範囲に小集落が点在した地域といった印象だったが、単一の商工会があり、更に女性部まであることに驚いた。

つるぎ町の観光看板

近くにはつるぎ町の観光看板もあり、一宇・貞光・半田の各エリアが紹介されていた。

澄んだ渓流の貞光川と迫力のある瀑布、土釜

土釜とは一宇にある渓流の滝である。ここは極めて景観がよかった。

徳島県指定天然記念物と書かれた看板。

土釜と関係があるのか不明だが、かつて一宇を救った偉人を称える看板もあった。自らの命を賭してまでも一宇の民を救った谷貞之丞なる人物は大変立派な人物であったのだろう。

こういう歴史を振り返り、称える文化があるのはとても良いことだ。

風化と苔がひどくてほとんど読み取れないが「谷貞之丞碑」という文字だけは辛うじて読み取れた。今でも供物が捧げられている辺り、大切にされているのだろう。

さて、前置きが長くなりすぎたが土釜に入ってゆく。

手前の橋は土木学会薦奨土木遺産とのこと。2007とあるが字体的に認定年ではなく、認定番号だろう。

土釜遊歩道に入ると、まずは立派な石碑が出迎えてくれた。西内滝三郎歌碑と書かれているようだ。東福寺にも俳句を歌った石碑があったが、この辺りはこういうのが多いのかもしれない。

歌に詠まれている通り、土釜には立派な瀑布があるので、この後紹介する。

土釜遊歩道は神戸は布引辺りにある人があんまり来ない遊歩道によく似ていて、ある程度ちゃんとした靴が欲しくなるような道だった。幸い私は常時トレッキングシューズを履いているので問題なかった。

さて現れたる、この滝こそが土釜だ。水が削り取った険しい岩を激しい勢いで下り、霧のような飛沫が舞う光景は大変に壮観で圧巻だった。

スマホ撮影なので音の迫力がないが、実際は結構壮大な音が聞こえている。

滝壺は水が澄んでおり、大変綺麗だ。

滝の上流側も岩が多くあり、滝のように見えるような流れもあり、いかにも渓流といった感じがよかった。浅いので夏場は入って遊ぶと涼しそうだ。

川底が見えるほど澄んでおり、岸辺にはオタマジャクシの群れもいたほど、自然が残っていた。

渓流部分もいい眺めだ。

小さな祠もあった。こういうところにはよくあるものだ。

今はもう使われてなさそうだが、公園として整備された場所も見えた。

公園からの景観はこんな感じ。

この切り立った崖に流れる、川底が見えるほどに澄んだエメラルドグリーンの川はとてもいい。

遊歩道の川の反対側には枯れた沢も見えた。手すりが見えるので上には登山道があるのかもしれない。

のんびりしていたいところだが、時間もあるので去り際にもう一度一瞥。土釜はとてもいいところだった。

展望所に行き忘れた鳴滝

土釜のすぐ近くにある鳴滝農村公園にやってきた。この地図には展望所と書かれた場所があるが、撮影時には気づけておらず行き損ねてしまったのが悔やまれる。

基本的に今回の巡礼では時間に追われて写真撮影して内容を見ずに去るという行動が多かったため、このようなケースがよく起きている。ひょうたん桜なんかもそう。時間がなくて読めなくても、写真撮っておけば後で読めるからね…。

駐車場から歩くこと少しで鳴滝は現れた。

土釜のように瀑布のすさまじい滝ではないものの、羽衣のような薄い滝が流れている光景は非常に端麗であった。

反対側から見ると表情が違ってよい。

撮影時に虹が見えるのが何とかならないかと思い調べたところ、レンズの上に手をかざすと消えるというのを知ったので、試してみたところ。このテクニックは今後の撮影でもいかんなく発揮されることになる。

水はやはりよく澄んでいた。謎のケーブルが這っているがライトアップでもあるのだろうか?

手前には土釜同様の公園もあり、記念物名勝 鳴滝一区域と書かれた杭もあった。

展望所に行けてないので上の方が見えていないが、引いて取ってみた一枚。

判りづらいが橋の下に続く滝もちらっと見える。

世界農業遺産「にし阿波の傾斜農耕システム」そばの花咲く猿飼観光農園

やってくると、まず世界農業遺産「にし阿波の傾斜農耕システム」活用地域 つるぎ町猿飼集落と書かれた杭があった。

世界農業遺産というのが凄い。タクシーの人に聞いたところ、この農園は老夫婦が営農しており、後継者がいないという厳しい話を伺った。

かつて、この辺りでは一般的な農耕風景だったそうだが、やはり年々減っているらしい。

少し進むと小さな道があり、そこを進むと農園の入り口があった。

どうやら太陽光発電を利用した電気柵とみられる装置もあった。

開放時間内だったため、中に少しお邪魔してみると簡単な机とベンチがあり、何かしらのイベントに参加できそうな雰囲気を感じた。入場料とかないのだろうか?

調べたところ媒体によって記述が異なり、入園料ありと、入園料なしがあった。私が行ったときに料金箱はなかったように思うが、もし払い漏れだとしたら次回行った時に支払いたい。

ベンチの裏には花が植わっていた。一枚目は百合、二枚目は紫色の葉っぱというので珍しいが、オキザリス・トリアングラリスというらしい。紫色の葉っぱを持つ草はムラサキゴテンくらいしか知らなかったので新鮮だった。

肝心の農地の方は写真では判り辛いが、かなり傾いており、通路の階段も傾きがあり、更に砂地であったため、スニーカーなどでは容易に滑り落ちそうな場所だった。

急すぎて疲れるからか、ところどころにベンチが置いてあった。

そばの花咲く猿飼観光農園だけあり、ソバの花とみられるものも開花していた。

こちらも、これまでの例にもれず景観が非常に良く、山上の小集落や、切り立つ山並みを見晴らすことが出来た。もし次に来ることがあれば農耕体験をしてみたいものだ。

高越大権現 一宇岩戸分霊所

次の場所の移動中に出会ったものだが、数名の観光客?が訪れており、タクシーの運転手さん曰く、天岩戸の一種なので人が来るらしい。

しかし分霊所というのは分校みたいな感覚で面白い。いいのか、それは?と思ったが、ご神体を分割したりして分祀することは普通にあるわけで、ありか。

そういえばこの辺りで、タクシーの人から米騒動は無縁の話で、お米は農家から30kg7000円とかで買っているという話を聞いて驚いた。

米騒動の前でも5kgが3000円ほどしたと話したら、それは高すぎるねぇといわれ、こういうところは食べ物が安いうえに美味しくて良さそうだなぁと、少しうらやましく思った。

つるぎの宿 岩戸にて昼食とクーポン消費

時刻は11:23、08:28に貞光駅を出て三時間が経過しようとしていたところだが、ここでいったん昼食をとることにした。12時前くらいに出たのでおよそ30分滞在した。

ちなみにタクシー運転手さん曰く、ここの手前にあるそばごやがオススメとのことだった。

付近は昔ながらの街道といった感じで、営業してそうなお店も見えた。

バス停もあり、平日はそこそこ実用的な本数だが、休日は中々致命的に見えた。かつては四国交通も走っていたのだろうが、こちらは廃止されている。

とはいえ休日には走ってすらいない全但バスの鉢伏線や、香住のコミュバスよりよりはうんとマシだろう。

中に入ると誰もいなかったが、そのうち受付の人が出てきた。食券式の普通の食堂だった。

それにしても最近このタイプの札入れ機構がへんてこな券売機によく出会う。神戸ポートオアシスともう一箇所どっかで見たがちょっと失念した。こんなところにある割に新千円札が使えたので便利だった。

一宇住民窓口センターも併設されており、ここはつるぎ町の一宇支所として機能しているようだった。

食堂からは貞光川の渓流を眺めることが出来、景色がよかった。

そうめんを頼んだところ、当たり前のように半田そうめんが出てきてくれて感動した。これは沖縄でそばを頼んで沖縄そばが出てくる並みの感動だ。いや、沖縄行ったことないけど…w

因みに沖縄ではいわゆるそばは日本そばとして売られているらしい。

食堂の隅には冷水を入れたピッチャーや、ポット、急須、お茶パックがあり、大変充実していた。

ウォーターサーバーやお茶サーバーみたいなの大げさな装置がなくても、食堂なんかこういうのでいいんだと思う。

更にクーポンでジェラートをいただいた。

クーポン消費時にグッズを尋ねると、まだあるとのことでノートをいただくことが出来た。Xで見た事前情報ではクリアファイルが貰えるとのことだったが、これを見て、もしかして場所ごとにグッズ設定があるのではないかと言う事を、ここで考えた。結果論で言うとこれは当たっていた。

赤松集落展望台

ここはツルギスタのGPSスポットではないのだが貞光タクシーの観光モデルコースに載っていたため、寄ることにした場所だ。Google Mapsでは大宗・赤松の天空集落としてピンが刺さっているところだと思う。

貞光タクシーによると、日本最大規模の山岳集落で、干し柿の産地でもあり、集落の標高差は約500mあるというすごいところだ。

まず目を引くのは集合住宅の多さだ。こんな山間の集落にマンションやアパートらしきものが複数あり、むしろ戸建ての存在感が薄い。

これまでは遠くから見るだけだった山上集落に実際に入り、そこからの眺めを見るのは非常にいい体験だった。周囲の家も生きており、そこには人の生活があった。

後ろを振り向くと鳥居があり、Google Mapsを見るに恐らく妙見神社という奴だろう。神社本庁に登録されているような立派な神社というよりは地域の神社という感じに見える。調べてみたが神社本庁のサイトには登録がなかった

しかし本当にのどかなところだ。田舎というのはこういう場所を言うのだろう。児島の下津井や田の口なんかは、まだまだ都会だなと思ってしまった。

地面には舗装工事の碑が打ち込まれていた。

関係ないけど貞光タクシーのロゴかっこいいよね。大きい「貞」の横に小さい「光」があるところとか、「貞」の横棒が「光」の上に伸びてるところとか。

旧一宇中学校

使われなくなって何年経つのだろうか、相当ボロボロになってしまっている。

昔は一家庭に5~6人の子供がいたのでこんな山奥でも成り立っていたが、核家族化が進んだ今となっては教師の維持が困難で廃校にせざるを得なかったらしい。

キノの元になった、赤羽根大師の大エノキ

かつて親孝行な息子がおり、村の掟を破り、代官に捕まりかけたものの、赤い羽根を持った鳥を捕まえてくれば赦すと言われ、エノキに願掛けをしたところ、その鳥が現れ、窮地から逃れられたという言い伝えから赤羽根大師の大エノキと呼ばれているようだ。

また一宇には八十八本の巨樹があると言う事も書かれている。四国は何でも八十八だな…w

そして、ここにも一宇商工会女性部の名前があった。一宇商工会女性部は凄い。

手前には駐車場やトイレがあり、大エノキを見るためのデッキの施工に関するパネルも展示されていた。

ここまでの巨木の例にもれず、やはり神社があった。内側は木造だが、建屋自体はプレハブだった、ここから先の神社はやや小屋感のあるものが増えてくる。

恐らく新たに木造神社を作る予算がないのでプレハブで作り、内壁に木を張るなどで雰囲気を作っているのだろう。

真ん中の机にはノートがあり、地域の人が感掛けを書いていた。私は空気をガン無視して「大エノキ様に会いに来ました」などと書いたので、地元の人を困惑させてしまいそうだ。

そしていよいよ赤羽根大師の大エノキとのご対面…と思ったら普通の木が一本あるだけだった。目を凝らして、エノキはこのサイズで巨木なのだろうか…?と思ったが、どうやら隣の切り株が赤羽根大師の大エノキだったものらしい。

つるぎ町によると令和4年7月12日に、樹体の3分の2ほどが倒壊したとのことで、その倒壊を基にツルギスタのストーリーが作られたそうだ。きっと慰霊の意味合いもあるのだろう。

往時の写真を見ると非常に立派で、赤羽根大師の大エノキの名にふさわしい巨樹であったことが伺える。

山の中にあった陰・白山神社のモミ

ここは少し山の中に入る必要がある場所だ。

杉林の中を進むと建物が見えてくる。おそらく白山神社だろう。

白山神社の建屋はかなり朽ちていた。横にある大きな幹がモミだ。大きな樹が複数あるが、いずれも白山神社のモミではないとのこと。詳細は後述する。

神社の中には多少虫がいたものの、供え物もしっかりとあり、比較的奇麗に保たれていた。またオロナミンCが置いてあるのが非常に興味深く感じられた。私はオロナミンCは徳島を語るうえで欠かせないものだと考えているため、オロナミンCが備えられていることには軽く感動さえ覚えてしまったほどだ。

オロナミンCについてはマチアソビ Vol.28に行ってきた記事でも言及している。

壁には徳島県教育委員会と一宇村教育委員会が天然記念物の指定書が飾ってあった。

建物の奥側には神社の本体と思われる祠があった。これは神社そのものが小さい場合に、手前に座敷用の大きな建物を作り、祠を後ろに飾るという、よくある形態だと思う。

そしてこれがモミの木だ。なお私はツルギスタでモミの木が出てくるところまで進めていないため、この木の存在はよくわかっていない。今の進行度は桑平村に行くところなので、吉良のエドヒガンとしかまだ出会えていないのである。

指摘を受けて気づいたが、どうもこの樹ではなかった模様…。

つるぎ町の紹介を読む限り、手前に銘板がきちんとあるようだ。ネット上にあった複数の情報を統合すると、鳥居に入らず、更に進んだところにあるらしい。

古くからありそうな石碑や、寄進者の芳名が飾られた板があった。確かにこの額では立派な建物は作れないので、ああなるのもやむなしといったところか…。

山から出てくると可愛らしい案内板があることに気が付いた。ここで初めて気が付いたので他のところにもあるかは不明だ。

この辺りから写真を撮るのに夢中になりすぎてGPSのチェックインを忘れてしまうのだが、タクシーの人に毎回確認いただけたお陰で、幸い出発前にすべて取得できている。今回ご担当頂いた貞光タクシーの方は本当に気の利く、素晴らしい方だった。

また、ここと大エノキで同じ人を見かけたので恐らく同日にツルギスタのスポット巡りをしていた人が私にもいたようだった。香川ナンバーの方だったので、きっと近くなので来た感じだろう。

伝説級の秘境へ向かう十家モノレール乗り場へ

十家モノレールというのは旧一宇村十家、現つるぎ町一宇十家に向かうためのモノレールだ。ここは非常に山深い場所にある集落で、車道が通じていない。

この集落への交通は、かつて山道を歩くしかなかったところ、1990年ごろにモノレールが開通し、徒歩以外でもアクセス可能になったという。但しモノレールは住民のみが利用でき、外部の人間は例え郵便屋であれ徒歩でしか行くことが出来ないそうだ。

この集落の訪問レポートについては徳島県美馬郡つるぎ町一宇 十家地区 写真レポート ~錆びたレールを追って~が詳しい。つるぎ町をいろいろ調べている中で、この記事を読み興味が出たので寄ってみることにした。この集落についてはマチアソビ Vol.28に行ってきた記事でも軽く触れており、先の訪問レポートにもオロナミンCが登場するのがポイントだ。

現地に赴くと駐車場に一台のバンが止まっていた。恐らく十家集落の人のものだろう。モノレールがあったところで周囲に何もない以上、車がなければ生活がままならないので、駐車場があるのだろう。

恐らく車社会になる前は集落内に商店があり、集落内で完結していたとは思うが、今の十家は限界集落であり、車がなければ到底生活は営めないだろうから、駐車場は必須といえるだろう。

モノレール駅にはモノレールの紹介が書かれており、すぐ近くには農水省の補助事業によってモノレールが建設されたことを意味する看板もあった。

幹線と視線があり幹線はおよそ1km、支線は162mあり、耐荷重も幹線は1t、支線は200kgあり、かなり丈夫であることがわかる。また、総工費も五千万円と言う事で、かなりの額が投資されている。

二両あるはずの車両は一両しかなかったが、恐らく車の持ち主が上に行っているのだろう。

十家に伸びる軌道は錆びているものの、長年の使用に耐え、未だ現役のようだった。しかし耐用年数はとうに切れているであろうから、最後の住民が去ったら実質寿命といったところだろうか。

軌道をよく見ると二本あり、片方はすぐ上の家に伸びているようだった。

徒歩用の道も残されており、先ほどの敷設計画図を見る限り九十九折りになっているため、十家に行く場合は、ほぼそのために来ないと難しそうだ。しかしいつか行ってみたいものである。

かなり隔絶された場所にある集落だが、先の記事を読む感じ電気と水道は通っているようなので、最低限の生活はできるのだろう。いや、水道は地下水の可能性もあるが…。

タクシーの人に聞いたところ、今でも一人の人が暮らしており、その人が最後の住民のようだった。政府の統計情報システムであるjSTAT MAPでも、2020年の国勢調査で十家地区に一名の居住が確認できる。

つるぎ町は神戸市のように地区ごとの人口統計を公開していないようなので取れるデータはこれだけだろう。参考までに神戸市の場合は月単位で地区単位の人口情報を出しているので、それで見ることが出来る。但し十家のような過疎集落はある時期を区切りに周辺の集落を合算して出す形にされており、細かい統計は不明瞭になっている。例えば神戸市中央区葺合町はその一つで、かつては字ごとに数値が出ていたのが、今は葺合町のくくりになってしまっている。まぁ廃村や限界集落の人口を一々出すのも手間だと思うので仕方ないのはわかる。

あじさいが咲き乱れているはずだった久藪あじさい畑

さて、到着すると立派なお堂があった。

あじさい畑は今日くらいに満開になりそうという情報をつかんでいたのだが、残念ながらあじさいは満開を過ぎていた。枯れている花も目立ったため、恐らく週の中頃くらいが見ごろだったのだろう。

ここに来るまでの道には「やそしき」という可愛らしい文字が目立っていて興味深かったが、雲上の民宿 家曽敷のことだと思われる。

ここにはトイレもあり、のれんには謎のイケメンが描かれていた。

お堂の向かいに謎の巨石のようなものが見えたが、これが何なのかは不明だが、近くに神社があるため、そのご神体かもしれない。Google Mapsを見る感じ、経緯度としては33.935256, 134.051879にあるようだ。

あじさい畑の中にある天日のエドヒガン

天日のエドヒガンはあじさい畑の中にあり目立つのだが、あじさい畑は私有地なので立ち入ることが出来ない。

お堂の奥に行くと道があり、そこからエドヒガンに近づける細い道(左手)がある。ここは陰・白山神社のモミ同様にちゃんとした靴があった方がいいだろう。

こちらが天日のエドヒガンだ。何かしらの蔦植物が幹を巻いていて風情がある。これまでの巨樹と比べると小ぶりだが、幹周4.25mで樹齢推定300年以上とされており、立派な樹だ。

難所だった地蔵森のカゴノキ

ここもまともな靴がなければ難しいところの一つだろう。

階段を上ると、とてつもないサイズの樹が出迎えてくれた。ぱっと見、枝は多くないが、ぶっとい枝が数本分岐している感じだ。これで倒れないのですごい。

こちらも別の樹という指摘を受けて調べたところ、周りの祠のあるもっと立派な樹が生えているようだ。恐らくだが三枚目の写真の奥に写っている巨樹が本当の地蔵森のカゴノキだと思われる。

ただここのGPSは難所で、巨樹の周囲では取ることが出来ず、山肌を上り、謎の建築物が見えるあたりで取得することが出来た。Google Mapsを見るとGPSが著しくズレており、精度が崩壊していたのが原因と思われる。

謎の建築物は衛星写真を見る感じ今までの巨樹のそばによくあった神社に見えなくもないが、民家かもしれないし、ちょっと判別は出来なかった。GPSは取得できており、時間が惜しかったため、確認せずにそのまま降りた。

ふと道路を見ると丸太を輸送しているトラックを見かけた。この辺りになってくるとしばしば丸太を積んだトラックが走っており、タクシーの人が言うには、この辺りでは林業が盛んで、伐採した木はウッドチップにしているとのことだった。トラックには「つるぎ建材」のような業者名が書いてあったと思うが漢字の部分は記憶が定かではない。とにかく「つるぎ」を社名に冠した業者が動いていると言う事で、地場産業として成立しているのはいいなと思った。

つるぎ木材加工協同組合によると、これらの丸太はチップにしてMDF材の原料にしているようだ。MDFというのは安い机や家具に使われている超重いけど頑丈な板で、木材を繊維状にしたものを接着剤で圧着したものだ。

机だとMDF板にメラミン化粧板を貼ることで耐久性と堅牢性を実現することが多いと思う。この手のものだと、松山でオーダーメイド机を作っている弘形工芸辺りは有名だろう。他にもオーダー机でググれば沢山出てくる。

また写真をよく見ると祠のような石柱があることに気が付いた。この巨樹を祀る何かなのかもしれない。

GPSスポットが良心的な奥大野のアカマツ

さて次は奥大野のアカマツだ。

ここだけは特例で巨樹が見えない位置にGPSスポットが設置されている。道が険しいとあるが、個人的には別にそうは感じなかった。恐らく踏み跡レベルしかない低山を登っているハイカーなら余裕だろう。

タクシーの人に、ここは飛ばしますねと言われたものの、見た感じ行けそうなので登ってみることにした。看板には20分かかるとあったが、リモートワークでちっとも動いていない最近山登りサボってる私でさえ、写真撮りながらでも片道10分だったので健脚なら往復10分掛からず行けるだろう。

道中はこんな感じ。看板撮影時にホワイトバランスをかなり暗くしたため、かなり暗く写ってしまっている。

マルヨなんとか機と書かれた古い機械が投棄されていた。かつて林業で活躍してたやつなのだろうか?

ホワイトバランスの狂いに気が付いたので戻したところ。途中からは階段もあり、とても親切に感じた。普通に六甲山系の方がしんどい。

階段を昇るとアカマツはすぐに現れた。進入禁止の札も綺麗に保たれており、整備状況は万全だ。

樹齢は書かれていないが、アカマツの樹皮の色が素晴らしいことがよくたたえられている。関係ないけど逆さのウ冠が三段重ねになったようなこのマークが地味に好きである。巨樹を表しているのだろうか?


赤い樹皮に包まれた奥大野のアカマツは非常に大きく、樹勢もよく、立派だ。時間制限が厳しくなるリスクを冒してまで来てよかった。いやまぁ、Google Mapsで距離感見てこれはいけるだろと思ったので来たので、現実問題賭けはしていないのだが…w

さらにこの上に行くと山の山頂に行けたようだが、流石にそこまでの時間はないので下山することにした。

タクシーに戻るために下山している途中で廃墟を見かけた。昔はこの辺りにも人が住んでいたのだろう。

移動中の渓流

いやぁ…貞光川はいい、本当にいいなぁ…。

GPS取得が鬼門だった葛籠のヒノキ

これまた大きな巨樹である。いや巨樹なので大きいのは当たり前だが…。

しかしここは非常に苦労した。なんとGPSを取るのに30分も掛かったのだ。

半歩移動したり、立ち入り禁止柵から腕を伸ばしてスマホを突き出したり、走り回ったり、スマホの角度を変えたり、GPSをON/OFFしたり、色々してやっと取れた。

ここではタクシーの人が「ここネット繋がらんけどいけるん?」と話していたのが記憶にあるが、恐らくネットが繋がらない環境で、かつ山間、更に真上に巨樹があるという条件でGPSの精度が極端に落ちていたことが原因ではないかと思う。

もしかしたら妙に苦労した地蔵森のカゴノキも同様の理由だったのかもしれない。

天岩戸神社への道中

いい感じの古民家が見えたが、聞くところによると、こういうのは空き家も多いそうだ。

自然公園的な看板に林道天岩戸線と書かれた道に入ってゆく。

謎の管から出てくる水で回っている水車があった。くみ上げた井戸水か何かで回っていそうなのでオブジェのようなものだろうか?

森の中の天岩戸神社

タクシーに着いてたナビでは道がなく、空白地帯を進んでいた矢先に天岩戸神社は現れた。

杉の森の中に荘厳とした雰囲気の社が鎮座していた。朽ちた石の板が敷かれた階段は神秘的な雰囲気を醸し出していた。

これまでの例にもれず拝殿は簡素なトタン小屋だった。それでも外壁を木材っぽく見せたり、屋根材などに木材をあしらってる辺りに、他とは異なる天岩戸の矜持を感じる。

本殿は歴史を感じる立派なものだったが、こちらも屋根はトタンだった。

境内には天岩戸らしい岩が佇んでいた。単に苔むしているだけではなく隙間から木が伸びているのが大変風流に感じた。

奥には奥社に続く道もあった。時間的に大丈夫だろうかと軽く悩んだが、ここまで来たので進むことにした。距離と起伏的に奥大野のアカマツと比べたら時間はかからないはずだという確信があった。実際そこまでかからなかった。

途中にはつるぎ町指定記念物の看板もあった。しかしどうもこの逆さのウ冠が三段重ねになったようなマークは巨樹とは関係ないようだ。貞光町が設置したようなものもあったし、町のマークでもないだろう。何か別のマークなのかもしれない。美馬郡とか?

調べたところどうやら文化庁の化財愛護シンボルマークらしい。これは広げた手を日本建築の重要な要素である斗栱に見立て、更にそれを三段重ねにして、三重塔のようなものを表しているようだ。

道中は荘厳厳粛としており、中々物々しく神秘的な雰囲気に包まれていた。

進んでいくと奥社の境内が現れた。この辺りは祀られているものに屋根付きの賽銭箱が備えられているのも特徴的だ。

かつての地域信仰だろうか、立派とは言えないものの歴史を感じる素朴な石が積まれていた。

さらに進んでいくと灯篭や石像などが見えてきた。

灯篭や尼さん、天狗の石像が見られた。

更に上にはご神体と思われる巨石が祀られていた。しめ縄などはないものの、酒が供されており、今でも地域の人が大切にしている様が見えた。しかしチューハイを置くのはどうなのだろう…。今風の供物なのだろうか?

左手から更に奥に進めるようなので登ってみると、岩々しい場所に出てきた。

何やら更に奥に進む道が現れたが、16時前で時間がないのと、完全に計画外なので、ここは無視する。

石畳の上を進むと本殿のような場所に出てきた。二枚目が見切れていてイマイチだが、一枚目の写真から見るに門のようなものが作られ、その奥に手前の天岩戸神社の入口にあったような薄い岩の階段があった。こちらの方がぎっしり積まれている。

手前側の柱には昭和?年?月?日修復 ???協会と書かれているように見えるので、過去に何かしら修復されたようだ。

こちらにもお供え物がしっかりとあった。まさに岩の奥に続くこの場所こそが天岩戸なのだろう。

後ろを振り返ると先ほどの巨石があり、結構な広さがあった。ここが恐らく神楽を奏した神楽石なのだろう。

景色もよく、木々の間から山を望むことが出来た。

道まで下りてくるとトイレもあり、急に催した時にも助かりそうだった。これまでのGPSスポットにはトイレがよくあったため、時と場合によっては助かる人も少なくなさそうだ。

平原に佇む桑平堂のスギと、かつての暮らし

桑平堂のスギは平原部に一本だけ生えていて非常に目立っていた。

太い枝や曲がりくねった枝などがあり、非常に立派な木だと思った。相当の樹齢だと思うが、近づくと杉特有のいい匂いがした。

つるぎ町による記念杭も見ることが出来た。

享保三戊戌年 三月十一日と書かれているように見えるが、読み取ることを意識して撮影できていないためイマイチ読み取れない…。享保三戊戌年は1718年に相当するらしいので、読み取りが正しければかなり歴史のある石碑であるようだ。

台座や石碑の下側にも何か書かれているように見えるが、石碑の右下に桑平のような文字がかろうじて読み取れる程度だ。しかしこれだけの歳月を経て、未だに読み取れる石碑があるというのは凄いことだ。石像も台座も全く原形を留めていて、未だにお供え物をしたり花を挿したりできるようになっている。

例によってお堂もあった。このお堂も古くから残っているのだろうか?久藪のお堂もそうだが、簡素な建物が多かった中でも立派だと感じる。

お供え物もちゃんとあり、地域の人の手入れが感じられるのもいいところだ。

周囲には何軒か家が見えたが、どうやら廃墟のようだった。墓参りしている人もいるのだろうか?

周囲の植生は独特で、明確に生えている草が区画によって異なっていた。もしかして過去に何か栽培していた名残だろうか?

桑平のトチ

桑平堂のスギから少し下ると桑平のトチがある。

こちらにも社のようなものがあった。しかし扉についている四角い穴は何だろうか?これまでに来た幾つかの建物にも開いていた気がするが謎の穴だ…。内鍵を開ける穴とかなのだろうか?

隣には芳名板や灯篭、小さな社もあった。

少し降りると井戸があった。おそらくここに人が暮らしていたころはこの井戸が水源だったのだろう。

いつもの説明板と、奥大野のアカマツにもあった根本保護の看板。こちらの看板はやや汚れていて、あまり手入れされていなさそうだ。

桑平のトチは非常に大きく、場所的にフレームに収めきることが出来なかった。かなりの老木に見えるので支えがなくて大丈夫なのか、やや心配な見た目だ。

後ろには小さな祠があった。

スポット最高峰への道中

貞光川最奥のスポットへ向かう道の中で見たものだ。

これはタクシーの人からヘアピンカーブに番号が打ってあるのは特徴的ではないかというお話があったので撮ったものだ。

似たようなものは神戸箕谷線にもあったなぁ…とか思って眺めていた。

雌池と雄池のある夫婦池と店の廃墟

夫婦池は二つあると言う事で、まずは雌池に連れて行って下さった。見づらいが木々の先にある小さな池がそれである。

タクシーの人はこれが雄池と仰られていた気がするが、近くの看板には雌池とあった。もしかしたら諸説あるのかもしれない。こっちの方は水がないこともあるらしい。

そこから少し車で走るとGPSスポットである雌池があった。

トイレや東屋もあり、休憩するのに良さそうな場所だった。

汚れと老朽化で読みづらいが旧一宇村が設置した観光看板もあった。下の方には鳴滝や柿や栗の名所、製茶工場、上にはラフォーレや剣山などが書かれているように見える。

近くには県民の森と書かれた岩があった。この背後に広がるのが雄池である。

雄池は中々の大きさで、木々が反射していてよかった。水面にはアメンボが滑っていた。ウシガエルのようなカエルの鳴き声が聞こえたのも印象的だった。

池の前にはかつて店だったであろう廃墟があった。

過去どうだったのかGoogleのストリートビューで見てみた。2012年8月では、まだちゃんとしていたようだが、この時にはもう潰れていたようである。

2014年10月には、建物が傾き始めてたようだ。

2021年10月には、だいぶ壊れ始めている。

中に飲料冷蔵庫があるようなので元は茶屋か何かだったのかもしれない。

近くにはラ・フォーレつるぎ山の案内看板もあった。看板の下には美化運動の看板がなすすべもなく転がっていた。

最終目的地にして最高峰、ラ・フォーレつるぎ山

時刻は17時ちょうど、いよいよ最終目的地であるラ・フォーレつるぎ山に来ることが出来た。一応この後に貞光ゆうゆう館にも寄るのだが、営業時間に間に合わないことは自明なので実質ここが本日の最終のようなものである。

ここはこれまでに訪れた施設の中でも最も立派で、山小屋らしい施設に見えた。流石、西日本第二の山の施設だけはある。

ここは宿泊施設でもあるが、タクシーの人曰く、ここに泊まる人はあまり多くなく、大抵の人は山上のロッジに泊まるらしい。

中にはツルギスタのフライヤーや、クーポン利用促進の案内もあった。岩戸の宿のフライヤーは湿気で曲がっていたが、こちらのはちゃんとしていてよかった。

全体的にツルギスタ推しのような空気感があるのもよかった。

館内には座敷の休憩室もあり、ゆったりくつろげそうだった。碁盤まであるのはすごい。

本棚にあった一宇村史は時間があれば一読してみたい本だ。

四国一高い風呂の入口にはいい感じの絵が描かれていた。

グッズも多くあり、大変充実していた。

寝ながら下山

ラ・フォーレつるぎ山でGPSチェックインをしてタクシーに戻ると、あとは死んだように寝ていた。ほぼ丸一日この長距離を移動しつつ、土釜や白山神社、奥大野などを飛び跳ねまわっていたので仕方がない。途中何度か起きたが、貞光のマルナカの辺りまで寝ていたと思う。

下山後は貞光ゆうゆう館→貞光ゆうゆうパークと回収した。

本日の終着地、折目邸 遊懐へ

この日は貞光に宿泊するため、宿泊地である折目邸 遊懐に向かった。この時時刻は18:20で、出発から10時間ギリギリ経過していないくらいだった。

タクシーメーターは50,930円と、ほぼ予想通りの清算額だった。

貞光タクシーには事前に見積もりを出しており、当初41,000円という回答を頂いていたのだが、この時出していた内容では貞光川流域全てを回れなかったため、この見積もり後に幾つか追加したのである。追加後の見積もりは確認していなかったが、凡そ5万ほどだろうと思っていたのでドンピシャだった。

もし貞光川流域のツルギスタスポットを巡る人がいたら参考にしてほしい。私の場合は無関係なルートも回っているため、GPSスポットに絞ればもう少し減るはずだ。

またGPSスポットだけを回り、写真を撮らず、昼食もスキップすれば恐らく一日で半田エリアも含めた全スポットを取れるのではないかと思う。ただそこまですると本当にGPSのためだけに来たことになり個人的には勿体なく思うので、強迫観念に押され生き急ぐのでなければ、観光もした方が充実すると思う。

しかしタクシーの人は元MMORPGプレイヤーで、ROもしたことがあるとのことで、非常に話が盛り上がり、他にも名称や一宇の各地域、そして十家など、広くいろんな話に花が咲き、道中を非常に楽しむことが出来た。もしまた貞光、つるぎに来ることがあれば、ぜひ利用したいところだ。

豪勢な旅館、折目邸 遊懐

さていよいよ折目邸に入ってゆく。折目邸は築100年の古民家をリノベーションして作られたという民宿だ。

まず正門には閂を指すためのフレームが取り付けてあり、屋敷感が凄かった。

中には砂利道が広がっており、昔ながらの日本の家を彷彿とさせた。

正面に現れた建物は立派で、こんなところに泊まれるのかとちょっと驚いた。

横には昔ながらの日本家屋も見られた。

玄関を開けるとまずツルギスタが出迎えてくれた。もうこれだけで感動ものである。折目邸にしてよかったと思った。

入っても人がおらず若干困惑したが、勇気を出して「ごめんくださーい」と呼び掛けてみたら宿の人が出てきて助かった。マチアソビで学んだ自分から声を発するというのが早速役に立った。これまでの私なら狼狽えて土間で後藤ひとりになっていただろうが、今回の私は違った。

上がらせていただくとお茶と地元のお菓子、金露梅を頂けた。金露梅というのは柔らかいチョコレートであんこをコーティングしたお菓子で、独特の触感があった。ピノみたいにパリッとはしておらず、しっとりしている感じだ。

ここでタクシーの人から連絡があり、忘れ物があったので折目邸の女将さんに届けておくねという連絡があり、とても助かった。無縁社会である都会のタクシーではまずありえない光景なので、地域密着は素晴らしいなぁと思うのであった。

部屋「茜」

茜という部屋を取ったが、ここは和洋室といった感じでモダンな作りだった。特にベッドはゴージャスで、そこら辺のビジネスホテルがかすんで見えてしまった。

設備も充実していて、何一つ不足を感じなかった。ポットや冷蔵庫、テレビに空気清浄機、カバンなどを置く椅子など、およそ必要なものは全てあった。

アニメティ類は折目邸の袋に入っていて、とても丁寧だった。

タオルや寝間着にも独特の刺繍が入っていた。折目邸の紋章ではなさそうだが、何か聞いておけばよかった。

エアコンも最新鋭のものが使われており、寒すぎたりすることがなく大変心地よかった。あとこのエアコンの見た目が凄くかっこいいなと思った。普通の壁掛けエアコンや業務用の埋め込みエアコンとは全然違う見た目でスタイリッシュだ。

床は畳縁なしのモダンなもので、質感的に恐らく和紙畳だと思われる。

窓にもしっかり障子が貼ってあり、すごくいいなと思った。障子の先にはサッシと網戸が別にあり、雨風が入らないようになっていたのも流石だ。

なお、夜景を見ようとサッシを開けたら網戸の隙間から無数の虫が入ってきたので開けない方がよかった。

キーホルダーも刻印が入っていて洒落ていた。

地物食材を使った豪華な夕食

夕食はコース料理みたいな感じで沢山出てきた。

まずはうずしお鯛となるとブリのお刺身や田舎豆腐などが出てきた。田舎豆腐は沖縄の島豆腐みたいな濃厚さと硬さがあり、うずしお鯛となるとブリも鮮度がよく歯ごたえがあり、美味しかった。

このこんにゃくは貞光ゆうゆう館にもある、あおさこんにゃくだと思われる。

次はサラダが出てきた。わかめはやはり鳴門のものだろうか?

食べるのに夢中すぎたので次からは聞けるようにしたい気がした。

三つ目のお膳はもろこしご飯、わかめの茎の佃煮、天ぷらは鱧、いんげん、エビ、大葉、れんこんだった。

わかめの茎の佃煮にはしその実が入っていて、アクセントが効いていてよかった。海老天もぷりっぷりで、これまた素晴らしかった。

四膳目は阿波尾鶏のステーキ。皮がパリパリしていて、肉に弾力があり、これもおいしかった。

五膳目は半田そうめんとデザートのメロンだった。

この半田そうめんは北室白扇の二代目が作っていると言う事で、のど越しがよく、コシもあり美味しかった。

そういえばマチアソビの白滝製麺もそうめんをつゆにつけていたけど、半田そうめんはつゆにつける派というのもあるのだろうか?

まぁ細うどんみたいな太さなのでわからないでもない。

食事会場には素晴らしい欄間や、独特の壺や掛け軸、日本人形なども飾っており非常に良かった。

聞くところによると30年以上空き家だった住宅を欄間や大黒柱は当時そのままでリフォームし、今の形に仕立て上げたようだ。食器や什器類も家の中に転がっていたものを再利用しているとのことで、非常にいいなと思った。

また、そうして出てきた、お盆や食器には作り手が失われた半田漆器が使われているとのことで、最近漆器を使い始めた身として、非常に感銘を覚えた。

ダブルクーポン得点

クーポンを提示すると宿泊で折目邸 遊懐、夕食で半田そうめん食堂の特典を両方頂くことが出来た。

そういえば木綿麻温泉でも使えるシャンプーとトリートメントセットのアメニティを貰っていないことに気がついたが、まぁいいか…。

お風呂と洗面所

お風呂はユニットバスだったが、かなり大きめで、恐らく都会にはないサイズだった。床もクッションになっていて、歩くだけで心地よかった。

またお風呂・洗面所共に大変綺麗で、汚れやカビ一つなくとても心地よかった。まるで新築のような綺麗さだった。中々ここまで綺麗なところはないと思う。

二日目

折目邸での朝

起床

時刻は05:45、珍しく目覚ましが鳴る前に早起きできた。多分昨日タクシーの中で爆睡していた部分が大きいだろう。

朝になったので今度はサッシを開けずに景色を眺めてみた。客室から剣山や急傾斜地集落を擁する山々が眺められますという触れ込み通り、いい眺めだ。

朝食

朝食会場にはいい感じの手ぬぐいに包まれた食パンが置いてあった。

朝食は冷蔵庫に軽食が用意されていて、それを食べるスタイルだった。宿泊者は好きな時に食べて出られる、とても合理的なシステムだ。

トースターはアラジン。アラジンのトースターを置いてる宿に出会うのはルートイン加西 北条の宿以来、二度目である。兵庫県民としては軽く興奮してしまった。

因みにアラジンのトースターは兵庫県加西市で作られている。

玄関

玄関にはお屋敷の屋根瓦の複製が置いてあり、大変興味深かった。淡路島にあるタツミという会社の窯で整備して復刻したそうだ。

撮影の許可を取っていないためここに載せることは出来ないが、気になる人はぜひ折目邸を訪れてみてほしい。

庭に出るとダンゴムシやありんこが平和に歩いていて、神戸ではまず見れない自然の光景に感動してしまった。

荷物を預けに貞光駅へ

この日は折目邸で自転車を借りて貞光観光をする予定だったため、邪魔な荷物を預けに貞光駅へ向かった。

通りに出ると貞光 ホテルでググると一番に出てくるビジネスホテルが見つかった。

松山でも見たダートのマークがあり、四国ではポピュラーなのかな?と少し思った。

背景の街並みも年季というか、風情があっていい。多分全部潰れているのだろうけど…。

マルナカの方を見るとレディ薬局が見えた。松山でも見たやつだ。

しかしここを踏切にせずアンダーパスにしているのが興味深い。

貞光駅への道沿いには生きている店が結構あり、車社会にしては珍しいなと感じた。三宮の化粧品店なんかは私が卒業した時には全滅していたと思う。

この写真以外にも複数の店がやっているようだったので、結構活気はあるのかもしれない。

あとこの美容室は朝8時なのにも関わらず開店していて驚いた。

稼働停止した自販機や札入れが封印された自販機もあった。多分新札に対応できないから封印しているのだろう。

結婚式場を兼ねた、大きな仕出し弁当屋があったが、見た感じ潰れているようだった。

またGoogleストリートビューを見たところ、この通りには2022年4月までは広告付きの立派な街灯があったようだが、現在は広告が外れ、簡素なLED灯に代わっているようだ。こういうその土地の名物街灯が消えてしまうのは侘しい。

昨日お世話になった貞光タクシーも道沿いにあった。

貞光駅にはちゃんと標識が付いていた。ちゃんとこういうのがあるのは素敵だ。

貞光駅は徳島線の駅の中では立派な駅舎があり、トイレまであるので便利だ。特にこの辺りには公園やコンビニがないので非常に助かった。

タクシー乗り場には案内板に書かれていないタクシー会社(オレンジタクシー)がいて興味深かった。

駅前のロータリーには観光案内も充実していた。

ちょうどコミュバスもいた。どうやらここは白ナンバーでの営業が許可されているようだ。

貞光劇場

貞光劇場という木造の劇場があった。いやまぁ、あることを知って来ているのであったというのも変な話だが…w

どうやらかつては貞光にも映画館があり、映画を上映していたようだ。

今はやっていなさそうな雰囲気だが、ダクトの塗装が新しく、錆びついていないため何かの会場としてはまだ利用されているのかもしれない。

今時こういうチケットカウンターがある建物も珍しい。入口には往年の上映作品のポスターが飾られていた。

かつては13時から22時まで上映していたとのことで、そのころの貞光は眠らない街だったようだ。

北野武の座頭市のポスターがあると言う事は2003年まではやっていたのだろうか?そう考えると意外と最近までやっていたようである。いや、22年前が最近なのかどうかは議論の余地があるか。私も歳を取ってしまった…。

松尾神社

ここは初日に最初にチェックインしたスポットだが、タクシーで通過したポイントなので見れていなかったところだ。

街のど真ん中にあるだけあり、立派な社だ。鳥居にもしっかり榊が挿してある。

境内にあった井戸とみられる場所は蓋がされていそうで、落ち葉捨て場となっていた。

拝殿の扉には四角い穴が多数空いていて、もしかしたら初日に見た社や祠の戸にあった四角い穴は、この穴を一個だけ再現したものなのかもしれないなと思った。

中は流石に立派だった。伊勢神宮と関係があるのかな?昔の人はお伊勢参りもしていたのだろうか?

歴史が流れ、道路建設の兼ね合いで土地が買収され、神社そのものを移動せざるを得なくなり、拝殿を含めた一切が移動したと言う歴史が残されていた。

自転車を取りに折目邸へと戻る

折目邸の看板があり、どこから行けばいいのかが非常にわかりやすい。

道を曲がった先の風景。奥の方に立派なお店が見えるので寄ってみる。

先ほどの街道沿いにあった仕出し弁当屋は潰れていそうだったが、こちらは生きていそうだった。宴会場にもなっているようなので、実質的に先の店を引き継いだ存在なのかもしれない。

古い井戸が残されていたり、入り口にもいい感じの装飾があしらわれており、非常に雰囲気があるお店だった。

2番地蔵堂と書かれた札があった。もしかすると貞光版の八十八箇所だろうか?

JA美馬貞光支所を見かけた。半田そうめんや、大塚シロアリ研究所なる大塚製薬と繫がりのありそうな看板があるのが興味深い。

向かいには移動店舗車が来るという場所もあった。

祠や庭を持つ立派な駐車場を見かけた。趣のある駐車場だ。

この辺りの住宅街は昭和の雰囲気を色濃く残しており、歩いているだけで楽しい。

今は廃墟になっていそうだが、この工場らしき建物も明治に建てられたと言われても不思議がないほどの貫禄だ。

貞光探索

自転車を手に入れたので軽く探索してゆく。ヘルメットもついていてよかった。

徳島県立西部テクノスクール

大きな学校があったが、ここは徳島県立西部テクノスクールというらしい。徳島県内に三つあるテクノスクールの一つのようだ。調べてみたところ寮付きの職業訓練校のようだ。

最初見たときは工業高校かと勘違いしていた。

のんびりした時が流れる沈下橋

初日に通った沈下橋の一本山側だと思うが沈下橋を見つけたのでフレームに収めてみた。素朴な橋だ。

また手前にある丸田はベンチだろうか?場所的に憩いの場なのかもしれない。

時の流れがのんびりしていていいところだった。

近くにはヤンマーの発電機があり、ヤンマーがこういうものも作っていることに驚いた。農機具や小型船舶の会社だと思っていた。

貞光水道記念碑

貞光に水道が開通した記念碑だろうか?昭和六年十二月竣工とある。

通算三軒目の仕出し弁当屋

広い駐車場まで備えた大きな仕出し弁当屋だったが、つい最近閉店してしまったようだ。時の流れというのは非情である。

写真にはできていないが、ここもかなり大きな建物で、さながらビルのような様相だった。

剣山道標への道中

初日チェックインしたもののタクシーで通過しただけで見れていなかった剣山道標へ向かってゆく。

ここにも生きているお店があった。自動車整備は需要があるのだろう。

廃墟もあった。貞光でも中心から外れればこういうのもあるのだろう。言っても仕方のないことだが、すりガラスなど、今ではもう作られていない設備も残っているので、もったいない状態だ。

こういう昔ながらの路地は良い、好きだ。

かわいい猫がいた。この後、猫は吸い込まれるように民家に入っていった。

剣山道標と二層うだつの町並み

さて剣山の道標にやってきた。「つるぎ山道是ヨリ九里八丁」とある。

一里が約3.9km、一丁は約109mのようなので36kmほどと言う事だろうか。

またここからは二層うだつの町並みが始まる。

二層うだつとは普通は一層であるうだつが二層になっていると言う事で、現存するものとしては特に珍しい光景らしい。

うだつというのは防火壁に凝らされた装飾で、上図の赤丸で囲った部分のことだ。「うだつが上がらない」のうだつでもある。

うだつを建てるには裕福でないと難しかったため、うだつを建てられないような人のことを揶揄する言葉だったようだ。

貞光のうだつは二段構えになっており、他の地域よりも裕福であったか、より豪華なものを作り権威を示す意味合いがあったのかもしれない。

二層うだつが並び光景は壮観で、非常に見ごたえがあった。ここまで古い建物が残っており、更に人の営みが残っている街並みも中々ないだろう。

また二層うだつの構造も家ごとにまちまちで、いろいろな方式があるようだ。詳しくは貞光や一宇の各所においてあるうだつのパンフレットを見ることで、より一層理解が深まるだろう。

鏝絵と呼ばれる漆喰細工を程化した二層うだつも見られた。これらは漆喰を塗った上から鏝をあてがい絵を描いたものらしい。家やうだつにより絵柄が違うのが特徴的だ。

一枚目は銀杏、二・三枚目は川を泳ぐ亀が描かれているようだ。川と亀を描くことによって防火の願いが込められているのだろう。

中には絵が飛び出たような立体的なものもあり、これは凄かった。松と鷹が描かれており、魔除けや防火の意味合いがあるらしい。

こちらの鏝絵は鯉の滝登りが向き合って描かれており、立身出世や水にまつわることから防火の願いが込められているそうだ。

鏝絵の中には屋号を記したものもあった。ここまでの内容から、貞光の二層うだつはその構造や鏝絵の違いから、非常に多様性があると言える。

二層うだつを持つ建物の中にはモダンなお店もいくつかあり、時代の流れに沿って生きていることが伺えた。

こちらはGPSスポットにもなっている織本屋だ。杉玉が飾っており、これは昔ながらの酒造業に多く見られるものらしい。実際織本屋は代々酒造業を営んできた商家らしく、その特徴は合致する。

こちらの二層うだつも形状が特徴的で、相当古いものとされているらしい。またこちらの建物は国の登録有形文化財に登録されている。

二層うだつとは関係がないが、街並みの中にはレトロな光景もたくさんあった。

既に廃業した店ながらも受付嬢のように飾られ続けている綺麗なドールや、昔ながらの駄菓子屋を続ける菓匠、懐かしの郵便受けや新聞受けなど、とても風流な光景がたくさん残っていた。

中々味のあるアパートもあった。この外観で電話番号が090というのが興味深い。恐らく廃墟だと思うが、中から人の気がしたような気もする。

織本屋は駐車場の立て看板にさえ風情がある。

うず芋の栗尾商店もあった。駅前に事業所があるはずなので、こっちは移転前とかの昔のお店だろうか?

TABACCOと書かれた細い長いシャッターが懐かしい。

建物中はなんかごちゃついているように見えたがお酒の自販機は動いていた。

記念碑もたっていた。平成21年とあるので、20年位前まではここで営業していたのだろうか?

かなり懐かしいデザインのVISAのマークがあり、栗尾商店は昔からクレジットカードに対応していたことが伺えた。恐らく当時の貞光では珍しいお店だったのではなかろうか?

引き続き二層うだつの町並みは続くが、書いていると限がないのでいったんここで終わりとする。

しかしこの二層うだつも屋根から下をくぐるような形で瓦が伸びていて面白い。

旧永井家庄屋屋敷とまちなみ交流館

ここも初日にGPSチェックインで通ったのだが実質通過に等しく訪れてみたかったので来てみた。

入口にはいい感じの標識が立っていた。

旧永井家庄屋屋敷は550坪もあり、中にはいろいろな建物があるとのこと。内部は周囲の風景とよく調和しているそうだ。

是非、中を見学してみたいと思ったが、開館は10時からのようで、11時前に貞光を出る私にはちょっと難しかった。次回機会があればまた来たいと思う。

屋敷の外は公園として整備されており、くつろげそうな雰囲気を感じた。

まちなみ交流館も会館前だったので入ることが出来なかった。恐らく公民館のようなところなのだろう。

貞光ゆうゆう館への道筋

ここからは午前の部の最終目的地である、貞光ゆうゆう館へと向かう。時刻は09:05。

10:53には徳島駅の列車に乗らないとならず、その前に折目邸に自転車を返す必要があるため、あまり時間に余裕はないので少し急ぐ。

と言いつつも、道すがら何かを発見しては写真を撮ってしまうのがよくない癖だ。

こちらには小さいながらも食品店があった。こういう感じのお店が今この時期にもまだやっていることに驚きを覚えた。近所に住んでいればコンビニとしての使い勝手はいいのかもしれない。

調味料やカップ麺、お菓子や飲料、糸わかめを取り扱っていたと思う。アイスが入るようなケースが見えるので、アイスもあるのかもしれないが、深くは見ていないので不明だ。

隣には同じナガイというスポーツ用品店もあった。これは恐らく近隣の学校に用具を納入しているお店だろう。

学生服のお店もあり、カンコー学生服と書いてあったので軽く興奮してしまった。カンコー学生服、つまり菅公学生服、尾崎商事は私の生まれ故郷の会社だったので、こんなところで販売店に遭遇するとは思わなかった。

折目邸で頂いた金露梅を作っているお店も見つけた。

カッコイイ紋章の建物を見かけたので近づいてみると、ツルギスタのポスターとつるぎ観光案内所に出会うことが出来た。やはり開いていなかったので、こちらも写真だけ撮ってパスした。

吉野川で釣りをして遊ぶための権利を売っているお店?もあった。

朝の9時だというのにマルナカの駐車場は車が多くあった。ここまで書いた中でもいろんなお店が開いていたので、貞光の朝は早いのかもしれない。

鉄道橋をくぐった先にはいつ取り壊されても不思議がなさそうな建物があった。

またここからの景色にエディオンがあるのに驚いた。これは貞光駅からヤマダ電機を見たからだ。

まさか貞光には大手家電店が二つもあるのか…?そんな疑問がよぎり、気になったので向かってみることにした。

途中にはコーナンもあった。貞光中心部はいろいろなお店が集まっていて便利だなと思った。チャリがあれば最低限は生きていけそうだ。

実際二つあった。しかも向かい合わせ。HAT神戸かよ(HAT神戸ではヤマダ電機とエディオンが道を挟んで向かい合っている)

ヤマダ電機の看板の色が薄いので、実は潰れているのかな?と思ったがのぼりの色が明らかに新しく店員らしき人物も出入りしており、それはなさそうだった。

ヤマダ電機公式を見ても、営業していそうだ。

エディオンの方はよく見るとマナベ貞光店とあり、規模も小さいため個人の電気屋さんがフランチャイズでやってるやつなのかもしれない。

「また来てつかよ」と書かれた巨樹キャラクターの看板があった。ここを左に曲がれば貞光ゆうゆう館である。

貞光ゆうゆう館は曲がってしばらくのところにあった。シンボルタワーが印象的な建物だ。

普通車用の駐車場は満車に近く、大型車用にはキャンピングカーが二台もいて驚いた。

駐車場には「巨樹 里」と書かれた看板があり「の」がどこかに消えていそうだった。

観光地図的なものもあったが、つるぎの観光地はほとんど書かれていなかった。また三好市に飛び地があることに驚いた。

昨日入れなかった貞光ゆうゆう館へ

時刻は09:30、10:53の列車に間に合うように折目邸に自転車を返し、貞光駅に移動し、ロッカーの中身を出してホームに移動すると考えると、割と時間はパツパツであった。

中に入るとラ・フォーレつるぎ山よりはささやかであるものの、ツルギスタの歓迎を受けることが出来た。

ジェラートを買ってクーポン消費をしようとしたものの、まだジェラートが出ていなかったため、道の駅と言う事もあり、ひとまずは物販コーナーに移動することにした。

一番最初に目に入ったのは、そば米、つまりそばの実だ。おそらくこれは、にし阿波の傾斜農耕システムで作られたものだろう。裏面には食べ方も書いてあり、なんと煮炊きして米のようにそのまま食べるとのこと。私はめん類としてのそばが非常に苦手なのだが、興味深いので買うことにした。

次に目に入ったのはお茶だ。確か夫婦池辺りで見た観光看板にも茶のマークがあったと思う。この辺りでは茶の生産が盛んなのだろう。

サルノコシカケやイタドリ茶、写真には入っていないがヨモギ茶などもあったと思う。サルノコシカケは珍しい気がした。

しょい旅で見かけたプラひもバッグがこんなところにもあった。もしかして道の駅の定番商品なのだろうか?

そして半田そうめん。流石本場つるぎ町だけあって品ぞろえが豊富だ。カップ麺タイプさえもあった。すごすぎる!!!

Xで売り切れが報告されて難民が出ているとかいう白滝製麺のふしめんもあった。これも買った。

四国に行けばどこであろうと出くわす讃岐うどんは貞光ゆうゆう館にもあった。この手のうどんは石丸製麺やさぬき麺業が多い印象だったが、こちらでは将八うどんや、丸池製麺所のものを扱っているようだった。

横では懐かしそうな飴類も売られていた。

徳島ラーメンの品ぞろえも豊富だった。金ちゃんヌードルの焼きそばを初めて見て、徳島製粉のバリエーションって意外とあるんだなと感心したりした。

ここでは金ちゃんヌードルの焼きそばと、具入り徳島ラーメンを買った。

金露梅もあった。人気なのか一個しかなかった。これも買った。

一宇で作られた徳島県産のコンニャクイモを使ったこんにゃくも見られた。国産のコンニャクイモはそのほとんどが群馬で作られていると聞くので、これは結構珍しい気がした。

貞光ゆうゆう館の品揃えは非常に豊富で、多種多様なものがたくさん売られており、到底買い切れるレベルではなかったが、非常に見ごたえがあった。来る度に何か買いたくなるレベルだ。

農家の人が商品を持ち込み登録し、ラベルを出すマシーンみたいなものもあった。恐らく壁に貼ってある商品コードを入力し、それに対して価格設定するのだろう。

端末には生産者の情報もあるようで、生産者コードを入れて出すようだった。恐らく生産者コード+品目+価格を入力することで、POSの売り上げから振り込みがされるようなシステムがあるのだろう。いや全く知らないので妄想で適当に書いているが。

横には害獣追い払い銃が売られていた。どうもロケット花火を安全に射出するための筒らしい。ラベルをよく見ると生産者の名前があり、民芸品と書かれているため、前述のマシーンによって陳列された品なのだろう。

売られているものはどれも安く、こんなに安くていいのか…と思ってしまった。神戸だとニラは安くても90円、普段は200円はする高級野菜である。

ビワというと紡錘形で毛立っているイメージがあるが、つるぎのビワは真丸くつるつるで珍しく感じた。しかし100円は安すぎる。

買い物を終え館内を歩いていると、オロナミンCの自販機と出会った。なんとカロリーメイト付き。やはり徳島はオロナミンCなのではないか?という思いが一層強くなった。

カロリーメイトも大塚製薬だし、大塚製薬ワールド説が浮上してきた。

自販機の横には木製の立派な二層うだつが展示されていた。虫篭窓のようなものも見える。

水槽もあり、フナのような魚が泳いでいた。

そして観光案内所でダウンロードキャンペーンのカードを頂いた。

ジェラートを食べている人を見かけたので、ジェラート売り場に移動するとジェラートが並んでいた。恐らく10時くらいに並び始めるのだと思う。

時刻は10:19、時間的にギリギリなのと、かなりてんこ盛りで来るようなのもあり、買うかどうか悩んだが、買うことにした。

ジェラートはすごい量で来た。岩戸の宿と同様ゆずハチミツにした。当たり前だが味は特に変わらなかった。

こちらではポストカードを頂くことが出来た。

ふと思ったがサクラの裏面がエドヒガンならトッチはトチノキだったりするのだろうか?だとするとソラは…?ソラは何なんだろう。

サブタイトルが巨樹と時つむぎのソラなので、そのソラに因んでそうなのはなんとなくわかる。天空の集落…?まぁこれはゲームのストーリを進めて確認していきたいと思う。

そういえばこのジェラート売り場には「特典を無制限にしたい場合、お客さんにクーポンボタンを押さないように言ってください」的なことが店舗向けに書いてあった。

今まで何となくすべての店舗で消費ボタンを押していたが、もしかしたら押しすぎていた可能性があるのではないかと若干不安になった。一旦深く気にしないことにした。

ジェラートを急ぎ目に平らげ、外に出るとユニークな形の貯水タンクがあったのでフレームに収めてみた。時刻は10:29。5分で折目邸、そこから15分で貞光駅と考えると、かなりギリギリだ。悠長に写真を撮っている場合ではない。

2025年6月30日追記

忌部文化研究所によると、吉野川中下流域の徳島平野に住む人々は、その天上集落を指してソラと呼んだそうで、この用法はNHKアーカイブスNHKオンデマンドでも確認できるため、恐らく前述の内容であっていたようだ。

徳島県のVTuberである蒼藍アオがそらのあおを名乗っていることも、これと関係があるのかもしれない。

その他、半田手延麺八千代の製造元は「そらにわ」という名前の屋号なので、これも「ソラ」なのかもしれない。

徳島行き列車に乗るため、貞光駅へ

時刻は10:48。予定より一分早く到着することが出来たので駅舎内を眺めていた。

貞光から鉄道を使って新幹線に乗る人間がどれほどいるのか全く謎だが、新幹線への乗換時刻表的なものが掲示されていた。

時刻表を見ると終電が22時前後まであるのはありがたいが、昼間付近の本数が致命的に少なく、かなり不便を覚えた。よほど需要がないのだろう。

特急の数も異様に少なく、普通を追い抜くことがあるのか疑わしいレベルだった。Wikipediaによると特急は2021年に1往復、2025年に3.5往復も減っているらしく、かなりの厳しさを感じた。

券売機があるという情報を事前に得ていたが、見渡す限り券売機はなく、売店らしき場所も閉まっていたので、車内で買うことにした。

ロッカーの中身を取り出し、ホームに上がってきた。

路肩の看板には巨樹王国一宇がでかでかと書かれていたが、相当色あせていた。おそらく鉄道で誰も来ないので更新する予算も出ないのだろう。

列車が来るまでの間に名残惜しく山上集落を眺める。

特急剣山へ乗車

しばらく待っていると乗車予定の特急剣山がやってきた。

乗車してすぐに車掌に話し、乗車券兼特急券を出してもらった。実は事前に乗車券だけは発券していたのだが、発券後に予定を変えて紙くずにしてしまったため、ここで作り直す羽目になったのである。C制を買うタイミング自体はあったのだが、いちいち買いなおすのが面倒だし、またスケジュールが変わると、もっと面倒というので現地購入することにしていた。

なおもし普通に乗って他の駅に行く場合、徳島線の普通では乗車券の発券はしていないようなので、普通に乗る場合は下車するときに切符入れへ運賃を現金投入すると良いだろう。キセルだけは絶対によそう。

乗車風景

徳島線は吉野川沿いを走っているが、実際に吉野川を見れるスポットはあまり多くなかったように思う。

のどかな景色だし、家がデカい。

阿波山川に着くと材木置き場があった。恐らく近くの山から切り出した木を置いているのだろう。

阿波川島駅では藍よしのがわトロッコとすれ違った。藍染をイメージした車体に阿波踊りが描かれているのがそれらしくてよい。

この後少しして意識を失っていた。

寝たまま徳島駅に到着

時刻は11:45、徳島駅に到着した。駅についても寝ていたらしく清掃員に起こされてやっと気が付いた。

こんなローカル線の特急でもちゃんと清掃されていることに軽く感動を覚えた。

ここまで運んでくれた特急に敬意を払い、去る。

徳島駅はアンパンマンに支配されていた。高知の属領かな?

どうでもいい話だが、ゆうゆうアンパンマンカーと貞光ゆうゆう館の「ゆうゆう」の部分が地味に気になっていたりする。何か共通点があるのだろうか…。

Xで徳島駅は線路本数が少ない田舎の駅みたいな意見を見たが待避線はいっぱいあるし、列車もゴロゴロあるので雰囲気は都会だと思った。

ホームには鳴門行きと阿波池田行きの二編成が止まっており、どっちものっぺりした顔だなぁと眺めていた。よく見ると連結器の形が違うので面白い。

切符を買ったり乗り越したりという概念が希薄だからなのか、改札の窓口には列ができていた。

箱に人が入ったタイプの有人改札など一体何年ぶりだろうかと思いながら改札を抜けた。箱の中に扇風機があるのが面白い。しかも左右で扇風機の色が違う。

昼食を取りに移動

ここからはアスティとくしまにツルギスタ展を見に行くわけだが、その前に昼飯を取っておきたかったので、前回気になっていた食堂へ移動する。

前回来た時は気が付いていなかったが、駅を出るとポストの上に阿波踊りの銅像がいた。徳島の阿波踊りに関する何かしらの出現頻度は高く、犬も歩けば阿波踊りに当たるのではないかという勢いだ。

ポッポ街に移動していると「おへんろ。」の自販機のようなものが見えたので近づいてみる。

なんとこんなところにも「おへんろ。」マチアソビエディションの自販機があった。

上手くフレームに入っていないが、左側の自販機にはカロリーメイトとオロナミンCがあった。

ポッポ街に入ると当然マチアソビの熱気はなかったが、意外と人通りはあった。

普段のポッポ街ではマチアソビのひらひらが付いていたところに徳島を代表する観光コンテンツのひらひらが付けられているようだった。

昼食を取りに、けんど茶屋へ

入口には久藪あじさい畑で見かけた人形、もといかかしが置いてあった。このかかしの出自はよくわかっていないが、名頃かかしの里に沢山いることだけは知っている。ここに置いてあると言う事は、恐らく徳島由来のかかしなのだろう。

私の住む神戸市でも神鉄藍那駅やあいな里山公園に行くと、このかかしを複数見ることが出来る。

店内には阿波踊りの「連」の提灯がつるしてあった。

貞光ゆうゆう館で見たそば米が食べられると言う事で、「阿波おどり」を注文した。

こちらが「阿波おどり」だ。

そば米雑炊は口の中を何か硬い破片が通っていくような独特の触感があり、中々よかった。麺類としてのそばが苦手な私でもおいしく食べられたので全然ありだった。きっと健康にもいい食べ物だろう。

それと店のどこかに書いてあったが、徳島駅付近でそば米雑炊を出している店はここの他では滅多にないらしい。

アスティとくしまへの移動

昼食を取り終えると予定通りアスティとくしま方面のバスの時間になったため、バス停に移動しバスに乗った。

徳島駅からアスティとくしま、アスティとくしまから徳島駅に行くにはこの時刻表が便利だ。乗換案内アプリではまともな経路が出てこないので自分で計算した方がよい。

所要時間は33系統南部循環左回りでは、徳島駅→健康センター10分、山城町→徳島駅は15分だった。

恐らく行きは左回り、帰りは右回りが最短になると思われるが5分くらいしか変わらないのと、本数が多いわけでもないので先に来る方に乗るのが無難だと思った。

またアスティとくしまの最寄りバス停は文理大学前だ。健康センターから歩くとかなり遠いので運動がしたい人以外にはオススメしない。

徳島では原付のナンバーさえ阿波踊りだった。

アスティとくしま到着

何か催し物でもあるのか、アスティとくしまの駐車場にはぎっしり車が集まっていた。大人気スポットである。

本当に犬も歩けば阿波踊りに当たりまくるほど阿波踊りというのが痛感できまくってしまう。

歩いていると徳島工芸村という、工芸品を展示指定総花所に突き当たったが、横の地図を見ての通り、土産屋が一個ある以外はマスコミのオフィスになっていて、全く謎の空間だった。もしかしたらかつては工芸村だったが、紆余曲折あり、企業のオフィスになってしまったのかもしれない。

建物はどことなく工芸村っぽいがどっからどう見てもコールセンターと書かれており、全く謎である。

写真には撮っていないが、オフィス部分はガラス張りで中が丸見えだった。

そしてなぜか謎のコールセンターキャラクターやセイバー、よーく見るとまどかちゃんにマミさん、さやかちゃんも何故かいた。杏子とほむほむは見当たらない。

まどマギはシャフト制作で、ufotableと関係なさそうなので、なぜこんなことになっているのかはよくわからなかった。

振り返ると徳島文理大学薬学部のチラシがあり、絵柄的にマチアソビ感を感じた。個人的にはこういうのは好きだ。

近くの自販機には、またもやオロナミンCがあった。カロリーメイトにファイブミニもある。

さて、前置きが長くなってしまったが、いよいよアスティとくしまに入ってゆく。

中はTHE 会議室という感じで、ツルギスタカラーは薄かった。ひとまずツルギスタ展の会場へと向かう。

一面のツルギスタに囲まれられるツルギスタ展

入っていきなり、この構図は流石に思わず吹き出さずにはいられなかった。アンバランスすぎぃ!

というわけでつるぎ町部分だけを抜き出したフレームも置いておく。

中はツルギスタカラー一色で幻想的だった。

入口近くにはつるぎ町や、二層うだつのパンフレット、ツルギスタの塗り絵本も置いてあった。恐らく塗り絵本はここでしか手に入らないと思う。

ゆうゆう館でのツルギスタ展とは異なり応募のモンスター全作品の展示はないそうだが、そこそこの数は展示されていた。

多分一番最初に出会うモンスターの一人はこいつだろう。そうめんの産地に住んでいれば、ふしめんであることが一発でわかるユニークな奴だ。

キレンゲショウマをモンスターにした奴だろう。ラ・フォーレつるぎ山にキレンゲショウマを描いた手ぬぐいがあったのを思い出した。

ヤマガラシャかわいいよヤマガラシャ。ヤマガラシャはつるぎ町の鳥であるヤマガラをモチーフにしている。GPS巡礼中にもヤマガラについて書かれた説明板をどこかで見た気がする。

どこかの村のNPCが魔物なのにかわいいんだとか言ってた子。確かにかわいい。だが私はヤマガラシャ派である。

ハンダガラもそうだけどそうめんのモンスター多いよなぁと思う。

まだ出会ってないモンスターだが、この子もかわいいなと思った。

ツルギスタの成り立ちや、赤羽根大師の大エノキの倒壊に関する説明などもあり、理解を深めるのに非常に良い展示だった。

キャラクターの大型パネル(巻物?)展示もよかった。緋香は美人だし、サクラはかわいい。

呪文の成り立ちに関する展示もあった。なんでも「こらえんぞ」と「あるでないで」は徳島の決め台詞らしい。

確かに「あるでないで」はあるのかないのかわからないので混乱する。「こらえんぞ」は岡山でも使う言葉なので、元岡山県民としていってしまうと、失礼ながら、そこまで徳島感はない気もしてしまった…w

他にもキャラクター紹介展示などもあり、充実していた。入場料無料というのもありがたい。

会場のパネルを引きで撮って見た図。中々いい感じだ。

ついでに、このパネルなのか巻物かよくわからない装置の構造も見てみた。どうやら表示部分は下部の収納スペースに巻き込んで入れて収納する構造で、立たせるためには着脱式の杖を使っているようだ。この杖も半分に出来るように見えるので、よく出来ている。多分台座も回転させて収納できるのだろう。

しかも布部分には防火素材であることを示すシールまで貼ってあり、中々すごい。

マチアソビでもゆずソフトがこのタイプのを使っていたので、構造にちょっと興味があったのだ。

そして自販機にはやはりオロナミンCがあった。カロリーメイトもあった。やはり徳島オロナミンC説はあると思った。

帰神のため、徳島駅へ戻る

当初の予定をすべてこなしたので徳島駅へと戻る。高速バスの時間まで少し余裕があるため、土産店へ赴く。

徳島駅地下の土産店では、なんとまだ白滝製麺のマチアソビコラボ半田そうめんが売られていた。ポストカードはなかったものの、このパッケージをまた買えるのはちょっと嬉しかった。

ここでもそば米が売られていたが、中国産と徳島産の価格の落差がすさまじかった。ここでも徳島産のそば米を買ってしまった。

前にマチアソビの帰り際に見た鳴門糸わかめも売られていた。

そして土産屋にもあるオロナミンC、もうこれは確定といっていいだろう。徳島県は大塚製薬のお膝元ゆえにオロナミンCを愛し、愛されているのだ。

高速バスターミナル

帰りは高速バスなので高速バスターミナルに来たところ、大阪行きでも舞子停車があるものがあり、単に神戸に帰るだけなら大阪行きも選択肢としてなくはないのだなと思った。

私は三宮に帰るので余程のことがなければ使わないだろうが、頭の片隅にとどめておくことにした。

今回も徳島バスを利用したが、バスに乗ろうとしたら誤乗車が多いのかニジゲンノモリには行かないよという注意書きがあった。

おみやげ

ジャンボフェリーの中でぼちぼち買ってしまったので香川というか、小豆島と徳島のお土産がごちゃ混ぜになっている。

つるぎの干し柿はヘタがなく食べやすかったうえ、硬めに干されていて非常においしかった。つるぎに行くことがあればまた買いたいアイテムだ。

八千代の原材料国産100%半田そうめんは、原材料の原材料の原産地まで書いていて、地産地消の民として非常に感銘を受けた。普通は小麦粉(国内製造)で終わるようなところを、小麦粉(小麦(北海道))みたいに書いているのは執念さえ感じる。素晴らしすぎる!!!

こちらの半田そうめんは茹でると小麦のいい香りがして、食べるとコシと喉越しが良く美味しかった。

あゆの姿煮も三尾中二尾は子持ちでお得な感じだった。

金ちゃんヌードルの焼きそばはカップ麺をそのまま焼きそばにしたような感じで、新鮮だった。病みつきになるような感じがあり、近所のスーパーにあったら危うくリピートして太ってしまうところだった。

クーポン利用などでツルギスタグッズも豊富に手に入って鳴門金時並みにホクホクだ。

織本屋のGPSチェックインを忘れるという失態

織本屋は初日に通過しているうえ、ここまで写真を撮っていたのにGPSのチェックインを忘れてしまっているのが惜しい。ただまぁ、ここは駅から近く、アクセス自体は現実的なので、機会があれば回収しに行きたいところだ。行けばまたゆうゆう館にも行けるし、その時なら旧永井家庄屋屋敷に入ることもできるだろう。

旅のまとめ

ジャンボフェリーの事故により予期せぬ代船に乗れることから始まった旅だったが、全旅程が想定通り回ったことは良かった。初日に貞光ゆうゆう館に行く仮プランは成立せず、二日目に回ったりしたものの、内々で松竹梅的に立てていた計画の竹に沿って進めたと思う。

GPSスポットや名勝の撮影とチェックインを素早くこなし、昼食をスキップ、夕方に貞光ゆうゆう館で買い物し、翌朝は貞光をのんびり観光。

GPSスポットや名勝を余裕を持って撮影、チェックインし、昼食を摂り、奥大野のアカマツや天岩戸神社の奥社にも寄り、貞光ゆうゆう館は翌朝に回し、貞光周辺をサッと見るプラン。

竹プランの初日の余白をより増やし、二日目も午後まで貞光を観光し、ツルギスタ展を諦めるか、帰りのバスを棄権し鉄道で買えるプラン。

初日は計画より余裕があり、竹プランで上手く回せたのが良かった。恐らく松プランであったなら半田エリアも制覇できたかもしれないが、流石に旅として無粋すぎるため、竹プランにしたのは正解だった。

二日目も時間配分がギリギリだったものの定刻の列車に無事、乗車できツルギスタ展を問題なく観覧できたのも良かった。

しかし徳島駅からアスティとくしまへの時間見積もりが甘く、所要時間を15分で計算できていれば、もう少し貞光でゆっくりできたかもしれないとは思った。

これは徳島駅からアスティとくしまへの所要時間を30分で計算していたため、帰りのバスに間に合わせるには、この時間しかないと思い込んでいたためだ。15分計算であればバスに問題なく間に合っただろう。

帰りのバスは席の空き数の関係で、16:30より以上後ろに倒すことが出来ず、これより後ろに倒す場合、鉄道利用になり交通費と帰宅時間が増大するので、避けたかったのだ。

結果論としては列車はもう一本後ろにずらしても問題なかったが、特急剣山で快適に徳島まで移動できたことを考えれば、ここは結果オーライだと思った。あまりギチギチにして疲れで動けなくなったり、ゆったり見れなければ本末転倒である。

結果としてはツルギスタのGPSスポットをただ回るだけ以上の体験ができたのは良かったので、充実した旅になった。

織本屋のGPSチェックインを忘れるという失態のお陰で貞光にまた行く理由も出来たし、半田エリアにも残りがあるので、つるぎ町にはまた行くかもしれない。

次回、半田エリアの巡礼見積もり

最近、出費が続いていることや、時間がない関係ですぐには行けないが、一旦どのくらいで回れるかを、大まかに見積もってみた。

どんぶり勘定だが、徒歩の場合、このくらいの感じで回れるのではないかと考えている。

初日(11.5h)

各スポット間には山があるが、ぶち抜く想定で計算している。

所要時間 区間
2.0h 阿波半田→奈良堂
2.0h 奈良堂→多聞寺庭園
2.5h 多聞寺庭園→土々呂の滝
3.0h 土々呂の滝→阿波半田
2.0h 途中休憩合算

二日目(7.5h)

所要時間 区間
2.5h 阿波半田→石堂神社本堂(途中にあるスポットも回収)
4.0h 石堂神社本堂→残り全部→阿波半田
1.0h 途中休憩合算

初日のタイムテーブル

到着時刻 場所
08:25 阿波半田
10:26 奈良堂
13:00 多聞寺庭園
15:30 土々呂の滝
19:00 阿波半田

半田エリアは貞光・一宇エリアより範囲が狭く、その気になれば徒歩でも回れそうなのがポイントだ。半田には宿があるため宿泊にも不自由しない。

奈良堂→多聞寺庭園の想定ルート

多聞寺庭園→土々呂の滝の想定ルート

全体俯瞰図

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これは去る5月10日に、メイクアガールがマチアソビ Vol.28に参加するという情報を得ていたため、前々から興味のあったマチアソビに行ってみようと思い、行ってみた記録である。

正直想像以上に楽しめたし、また遊び足りない感があるほどだ。

前日譚

早朝にメイクアガール上映の整理券配布があるとのことで前日入りするために一日早く家を出たので、その様子。

旅の始まり

今回の旅の始まりは神姫バス三宮BTから。天気はあいにくの雨だった。

乗る予定のバスは遅れていたが、前日入りするため問題なかった。

利用したのは阪神バス。サラダエキスプレスはこれが初めてだ。

窓際には丁度メガネが置ける程度のスペースがあって便利だった。

大鳴門橋

高速バスが大鳴門橋に入り、雨が降り視界は悪いものの渦潮が見えた。これはちょっと得した気分だった。

実は以前福良に遊びに行ったことがあり、その時は時間の都合で渦潮が見れなかったのだ。今回はその時の無念を晴らせ、思わぬ景色が見れてよかった。

渦になっている様子までは見れなかったが、なかなか壮大だ。

徳島入り

バスは高速を降り下道に入る。

道は大渋滞でかなり進みが悪かった。岡山ICから岡山駅ですらこんなに混んでないと思うが、今回は鳴門ICから徳島駅がずっとこんな感じだったので、長く感じられた。

徳島駅着

バスは定刻20分オーバーで徳島駅に到着した。

駅前には新しめのビルが目立ち、松山より新鮮な感じがした。また神戸市営バスに採用されているのと非常によく似たデザインの水素バスらしきものも走っていた。ひょっとするとこれが標準デザインなのかもしれない。

駅の中にはバブル期のゴージャスなエレベーターがあってよかった。

一つ目の土産屋へ

暇だったのでそののまま土産屋へ

まず目に入ってきたのは徳島ラーメンだった。正直神戸でも買えるので目新しさはないがカップ麺を一つ頂戴した。

讃岐うどんやハタダ、一六などの松山土産、芋けんぴや鯨肉といった高知土産も取り扱っていた。

やけに神戸プリン感があるものがあったので見てみたらまんまトーラクだったので神戸プリンの亜種だった。

愛媛にあったみかん箱包装は徳島では鳴門金時になっていた。

阿波の恋人じゃなくて徳島の恋人にしちゃうのかーとか。

JR四国とコラボしてそうなミレービスケットもあって面白かった。

レジのJR四国がかわいかった。JR四国のキャラって基本なんかかわいいよね。

徳島駅改札

改札の先では交通ICが使えないことが猛烈にアピールされていた。

運行情報を眺めていて、児島の文字が見え、以前松山の出身者が児島を知っていたことを思い出し、ここに出ているなら、そら名前くらいはわかるよなとか思うなどした。(競艇のCMもあると思うが)

各線の列車本数は壬生川よりは多く見えたので、ぼちぼち本数はあるようだ。ただ高松行の終電が20時台とかなり早く、マチアソビのような夜までやるイベントに参加する場合、必然的に泊りになってしまう。

ちなみに徳島→三宮の終バスも20:30に出てしまうので結構苦しい。どのみち片道二時間もかかるので泊まるのが安牌だ。

二つ目の土産屋へ

ぶらぶらしていたらまた土産屋に入ってしまった。なんかこの駅、土産屋がやたら多い。駅前のも含めたら4つくらいあるんじゃないだろうか?

こちらでは先ほどのプリンが神戸プリンのトーラクのものであることが大々的に宣伝されている。いいのかそれは。徳島の誇りとかないんかと、少しだけ思った。

特に目を引いたのが、この半田そうめんだ。マチアソビが近いからだろうか、パッケージがマチアソビである。しかもポストカードももらえる。これを撮影した時点では四種あった。Xを見た感じもうポストカードは残ってないらしい。

やたら情報量の多いせんべいを見つけた。徳島で売られている淡路島たこせんべい(明石産たこ使用)。淡路島要素どこ?製造地?ってなった。

投宿先を望む

駅を出て振り向くと、そこには今日の宿があった。驚くほど近く、地図アプリを立ち上げる必要性すらなかった。

Xperia 1 VIのコンピュテーショナルフォト ONで撮影するとフォーカス周辺の白飛びは抑えられるものの、やはりそれ以外は苦しいなという印象を抱いた。

徳島を味わえる飯屋へ

雨が降っていて飯屋をどうするか調べたところ、さかなや道場があったので向かうことにした。ここは児島駅前店が大当たりで、兵庫店がハズレだったので半分ギャンブルくらいの気持ちで向かった。

しかしこの看板を見た瞬間、当たりは確定した。児島駅前店にあったのと同じ地域メニューの看板、これはもう当たりしかない、そう確信した。

徳島感あふれるグランドメニューに手書きのメニュー。児島駅前店と同じ形態だ。

すだちを食べて育ったというすだちぶりのお刺身。鮮度がよく美味い。

わかめのから揚げ。ぬるぬるした磯部揚げを食べてる感じでおいしい。これは家でも作りたいメニューだ。

フィッシュカツ。宇和島のじゃこカツを彷彿とさせる存在だ。やはり美味い。

阿波尾鳥の骨付き鳥。肉の味にコクがあり、皮もぱりぱりしていてよかった。ちゃんとトングとハサミもついていた。

板わさ。全店舗共通メニューのクオリティはやっぱいまいちだなと思った。

真鯛とすだちぶりの寿司。美味い。鮮度がいい魚はよい。

鳴門金時のフライ。やはりさつまいもは鳴門金時しか勝たんよと思えるほくほくさでよかった。

投宿とマチアソビの核心との出会い

今回の宿、ダイワロイネットホテル徳島駅前に入ると、いきなり半田そうめんのパッケージに書かれていた子たちが出迎えてくれた。

「おへんろ。しよ徳島で」というフレーズがすごくいい。かわいい。しかも今どきの萌え路線から若干ずらして一般寄りの絵柄にしているのが更にいい。

この時はまだこのキャラクターたちが何なのかわからないまま、チェックインした。まさかこの出会いがマチアソビ最大の出会いに繋がるとは、この時は思いもしていなかった。

マチアソビ一日目

07:45からメイクアガール鑑賞の整理券配布があるため、早く起きホテルの朝食を素早く食べていた。明風に言うなれば「このために前泊したんじゃないか」だ。

朝食会場からの景色

数万人が訪れると聞くマチアソビの初日にしては、そこまで交通量や人は見えなかった。これならメイクアガールの整理券は取れるだろう。この時、私はそう高をくくっていた。

遠くを見るとポッポ街と書かれた寂れてそうなアーケードの下にマチアソビの文字が見える。ここはゆずソフトなどが出店する区間だ。恐らく廃商店街か何かを祭事場として利用しているのだろうと私は考えた。

メイクアガールの鑑賞整理券の配布場に向かうべくバス乗り場へ

私はメイクアガールの鑑賞整理券をもらいにufotable CINEMAに行くべくバス乗り場へ移動した。徒歩18分だがバスだと3分らしかったので。ぶっちゃけGoogle Mapsの大噓だった。

行き交うバスにはトクシィという可愛らしいキャラクターが描かれていた。アニメで町おこしをする徳島らしいキャラだ。

後で知ったのだがトクシィマンホールもあるらしいので次回行ったときにはぜひチェックしたい。

バスはやたらヤシの木が茂る道を進み、マチアソビカラーの強い場所に出た。

予想通りそこまで人はいなかった。これならメイクアガールの整理券は余裕でとれるだろうと、この時はまだ思っていた。

整理券をもらいにufotable CINEMAへ

ufotable CINEMAはFateなどのキャラクターが阿波踊りを踊っているポスターで上部が埋め尽くされていて軽く感動した。なお左側の建物は全く別のカフェであり、ufotableは関係ない模様。

映画館の前にも大きな幕が張られており、ここが聖地であることを如実に示していた。

この辺りはそこら中にufotableとマチアソビが阿波踊りを応援していると書かれたポスターが貼ってあった。

入手し損ねた整理券

私は意気揚々とメイクアガールの列を探したがどこにもない。ないのでスタッフに尋ねてみたところ、ここに並んでないものは上映時配布、1dayパスも上映前に買ってほしいと告げられ、私は軽く混乱してしまった。

その場でWebを開いて確認しようにも人が増えてきて邪魔になってしまうため、一旦離れた場所に出たら憔悴しきってしまい、そのまま駅方面へ戻ってしまった。

もしここでWebを見れていたら、ちゃんと整理券がもらえたのだろうが残念ながら私は腑抜けになってしまっていて、貰うことは叶わなかった。15年の私であれば、いや10年前の私でさえもっと粘ったはずだ。ただ、この時はただただ頭がグルグルしていて何も考えられていなかった。

駅への帰路

頭の中が真っ白になった私はとりあえず、なすすべもなく駅に戻ることにした。だって開場の10時まですることないし。

商店街を出た向かいでは再開発が進んでいるのか、大きな工事の囲いが見えた。ふとんセベ営業中の文字が珍しく、ちょっと驚いた。まず個人の寝具店が今現在まだ残っていて、こういった看板を出すほど精力的にやっているのだなと。

徳島みたいな地方の工事でも電光掲示板程度は備えられているのだなと感心した。三宮だと電光掲示板に加え、液晶ディスプレイもみられる。正直ホワイトボードでいいと思う。

工事現場にはIYOBULLと書かれた大型建機がおいてあった。絶対伊予ブルドーザーだろこれと思ったらそうだった。やはり四国の建設は四国内から集まるのだろう。こういうのは徳島にはないのだろうか?

恐らく1Fが商業施設でそっから上がマンションみたいなのができるのかなと思った。

徳島の標識はびっくりするほど阿波踊りだった。

河川の工事ではコベルコ建機の機材もみられた。海を挟んで向こう側だからかな?

マチアソビのメインステージと思われる場所も見えた。

凄くマチアソビなモニターが表示されている。

道沿いにはレトロな建物が目立つ。

整理券を入手する二度目のチャンスを逃す

私は何も考えずに会場の写真を撮っていた。撮影時は誰もいないなーと思っていたが、よく見ると写真の奥のほうに行列が見える。実はこここそがメイクアガールの鑑賞整理券の配布場だったのだが、この時の私は気が付いていなかった。もしこの時に気が付いていれば整理券が手に入っただろう。

徳島を味わいながら駅へ向かう

もはやこの時の私はメイクアガールのことなど忘れ、徳島の街並みを楽しんでいた。何のために来たんだ一体。

道沿いには阿波踊りの歴史や阿波の商人に関する記述があり、大変興味深かった。阿波商人の威勢は浪速の商人より有名だったのだろうか?

このあたりの信号は独特な構造物で支持されており、由来が少し気になった。

フィッシュカツの軽トラが走っており、徳島におけるフィッシュカツの需要が伺い知れた。

高速バスに乗っているときも見たし、徳島を歩いていると無数に見つかる坊や。恐らく地場の駐車場チェーンなのだろう。Timesみたいな全国区に支配されていないのはいいことだ。

まさか徳島で神戸の甲南アセットを見ることになるとは思わず、驚いた。

通町という商店街は、南通と書かれた板や恐らくアイコンが貼ってあった箇所がはがれているようだったが、まだ生きているようだった。

先ほど見かけたレトロビルの一角はリノベーションされているのか、結構綺麗目だった。何の建物なのかはわからないが、少なくとも店ではなさそうだ。

漁具店の漁の字が古めかしく良かった。

随分レトロなスポーツ店だが、2025年のカレンダーが貼ってあることや、ビラが新しいことから営業しているようだった。ここが本店のようだが、今でもチェーンはあるのだろうか?

時刻は8時前。駅前の交通量は多く、県外ナンバーも目立ったことから、いよいよマチアソビが始まるのかという期待が湧いてきた。

周囲の駐車場は徐々に埋まりつつあった。

徳島駅に戻ってきた

ホントどこの都会なのかと見まごうような立派な駅舎だ。

阿波踊りの広告掲示があった。伝統芸能が近代的なデザインで表現されてるのがとてもいい。特に「あほう」というのがいい。踊る阿呆に見る阿呆は阿波踊りに由来するのだろうかと思ったが、Wikipediaによると京都発祥の言葉が阿波踊りに根付いたものらしい。

ポッポ街に出てきたので、ついでに中を見ていくことにした。関係ないけどamicoってそごうっぽいなと思ったらそごうの跡地らしい。そごうの建物はどこも似たり寄ったりなので分かりやすい。

幕開け前のポッポ街へ

開会式の前とだけあってポッポ街はまだ閑散としていた。

注意案内の看板は比較的新しいなと思い、マチアソビのために整理しているのだろうかと思った。

ところでポッポ街というのは駅前にあって、元々SLが走っていた名残なのだろうか?

マチアソビの吊るしが目立つが、全体的にシャッターが閉まっており何も見えない。

中を歩いていると愛未莉叶なるアーティストのライブのビラが貼ってあった。マチアソビのイベントリストにはなかったので、恐らくまだあんまり売れていない人が便乗してやってる系の奴だろう。

このフライヤーの立派さだけは凄いところには敬意を示したい。

いかがわしい本屋も見つかったが、どう見ても店がなく潰れているようだった。実際潰れている。調べた限り、かつては徳島のアニメイトとも呼べるオタクの聖地だったようだ。時期的にコロナ禍で閉店した感じだろう。

ほとんど空きテナントのようだが、営業している場所もぽつぽつ見られた。徳島のような場所では駅前は廃れるので仕方ないが、それでも残っている店が一定数あるのはいいことだ。

またカードを抜き差しすることで店の入れ替えに対応しているのは設計的にいいなと思った。上からシール貼って上書きしているようなところもよく見る。上からシールを貼っていると、そこだけあからさまに違和感があるのでイマイチだが、この方式だと違和感がないのでいい。

ポッポ街を抜けると踏切に出た。歩道橋で踏切をバイパスできる作りなのはよく考えられている。ただ、ここまでしても踏切の無理な横断は出るのだろうなとか思った。

踏切脇にあった鳴門競艇のキャラがなると模様のほっぺのお魚でかわいかった。

踏切の前で眺めていると穴吹行の普通列車が通過していった。乗客は学生が多いようだった。

ポッポ街に戻ろうとすると、逆側はかなり綺麗で驚いた。最近塗装しなおしたのだろうか?駅側もそうだが時計があるのは地味に便利だ。

情熱の聖地へ、とびきりの輝く阿呆になろうというコピーがいい。ここから駅方向に向け来た道を逆走していく。

さっき通った時にはなかったゆずソフトの看板が立っていた。私はポッポ街にゆずソフトが出ていることだけは把握していたのでまじまじと眺めていた。

Yostarのブースも設営が始まっていた。

何故か始まる前から売り切れている謎のYostarブース。

Vの間なるコンテンツも用意されているようだった。

Yostarブースは開会前にも関わらず列ができており、人の往来も激しく、写り込まないように綺麗に撮るのに地味に苦労した。

ポッポ街入り口の定食屋はなかなかよさそうだった。次回来ることがあれば是非利用したいところだ。

ホテルへ戻る

やることがないのでホテルへ戻ることにした。もはやメイクアガールのことは頭からすっかり消えていた。

ベッドでごろごろしているときに、ふとマチアソビのサイトを開き、特に意味もなく整理券の配布情報を確認していたら、ufotable CINEMAではなくボードウォークで配布されていることを知った。

メイクアガールの鑑賞整理券配布開始時刻は07:45、現時刻は08:30、希望は薄いがボードウォークへ向かうべくすぐさま立ち上がり移動した。

ボードウォークへ向かう

ボードウォークは先ほど「整理券を入手する二度目のチャンスを逃す」で見たところだ。

移動中にポップアップしまくってくださいというのを見かけたので、ここでポップアップしまくっておく。

この川のクルーズもよさそうだ。

ボードウォークへ戻る

ボードウォークに戻ってきた。時刻は08:50、正直もう絶望的だが、何か列のようなものが見えるので一縷の望みを持ち向かうことにした。

まだ開幕前だったがステージではライブが行われており、演者は自由に動き回りながら歌っていた。

ボードウォークへ入ると出店もあり、イベントを告知する中々かわいいイラストが掲示されていた。流石アニメの祭典、マチアソビである。

なおチラシの中身を確認したのはこの記事を書いている段階で、この時は写真を撮っただけで中身を見ていなかった。それどころではなかったのだ。私は一刻も早くメイクアガールの整理券を手に入れないといけなかった。人の多さ的に在庫はあるはず、そう信じていた。

メイクアガールの整理券を探す

私はボードウォークを右往左往していた。どこにも配布していそうな場所がない。

どうも遠めに見えていた行列は土産店で見かけた半田そうめんのものだった。この時はなぜそうめんに行列ができるのかを気にする余裕もなく写真だけ撮って去った。

右往左往しまくっているうちにボードウォークが二区画に分かれていることに気が付く。私は東区画をずっと右往左往していたのだが、西区画に行けば希望があるかもしれない。そう思い西区画へ向かった。

しかし西区画にも行列らしきものはない。西区画の一番端まで行くとXENOTOONと書かれた看板が置かれている机を見かけた。セッティングされているブースはこの画像のように看板がぶら下げられていることを知っていたので、XENOTOONの人はまだ来ていないのだと思った。

この段階で私は普段封印しているXを開き、整理券情報を調べまくった。するとXに上がっている最後の整理券Noは18だったため、絶対に残っているという確信があった。私はボードウォークを4往復ほどしたが、やはり配布は確認できなかった。

恐らくもう配布が終わっているのだろう。そう考えた私は運営本部へ向かい整理券の配布状況を確認することにした。

運営本部によると整理券配布はもう終わっていて、入手は望めないだろうことを告げられたが、可能性はゼロではないと思うので企業側のブースで問い合わせてほしいと案内を受けた。私は本部に来る前にXENOTOONのブースに人がいるのを見たため、向かうことにした。

この時の時刻は09:10を回ったところで、時間的には希望も何もない状態だった。しかし私は一縷の望みに掛けることとした。

XENOTOONのブースではメイクアガールを中心とした販促品の準備が進んでいた。

私は思い切って整理券のことを聞いてみるものの流石に把握はされていなかったようで、色々確認してもらった結果、まだ余りがあり再配布が可能という情報を得た。

そして結果として再配布のアナウンスが行われた。

メイクアガール鑑賞整理券の入手

私は無事整理券?を手に入れることができた。果たしてこれがufotable CINEMAで通じるのかという一抹の不安はあったものの、何かしら連携はとっているだろうから大丈夫だろうと信じることにした。もちろん無事この後トラブルが起きるのだが、諦めずに粘ったかいがあったというものだ。往生際の悪さは大切だ。

開会式へ

時刻は10:00を回っていたので、急いで開会式へ向かった。メイクアガールを鑑賞できることが決まったのだから、もうあとは野となれ山となれだ。

開会式会場の奥のほうには多くの人が見えた。

開会式は撮影禁止だったため写真はないが、漫才に近い掛け合いがされていて賑わいのあるものだった。中でも名物芸人になっている人が自分のジョークグッズを勝手に作られていることを話しているのが面白かった。

ゆるキャンカー

開会式が行われている場所にはゆるキャンカーがいた。ここまで大々的なラッピングはすごい。

車内にもアクスタがありこだわりを感じた。

撮影していたら軽く人の海になってきたのすぐに退避した。

冷凍みかんと出店

大半の出店はマチアソビを意識したものではなく、ごく普通の出店だった。キッチンカーも多く、徳島駅から会場周辺一帯、商店街の中まで、およそ許可が下りそうな場所全般にいた。

休憩所

少し下がったところには水飲み場とベンチがあり、休憩するのに都合がよかった。このベンチは憩いの空間といった形で、その場にいる人たちで談笑できるデザインに見えて面白いなと思った。

部屋替えにホテルに戻り、そのままゴロゴロしてしまう

一泊目と二泊目で部屋が違っていたため、部屋替えのためにホテルに戻ることにした。こいつ一体何回ホテルに戻ってるんだ?

時刻は11:30。ホテルに案内されていた時刻よりやや早かったが部屋替えを行うことができた。初日の部屋より広くてよかった。

参考までに初日の部屋はこれ。

あまりに部屋が快適だったのと、そこまで見たいイベントもなかったのでついごろごろしてしてしまった。しかも、椅子が合わなかったのか、翌日腰痛になってしまう。

16時過ぎまで結局ごろごろしてしまったが、折角来たのだからちゃんとイベントを見ないと、徳島の街を遊びつくさないとと思い立ち、外に出ることにした。

このときは、正直この時間から回れる範囲は限られているため、時間を無駄にしたとか、明日朝一に帰るから結局徳島にきた意味があまりなく楽しめなかったなという後悔の念に苛まれていた。

ポッポ街見物

ポッポ街は朝とはうって変わって大勢の人でにぎわっていた。

推しの子ブースは等身大フィギュアがあるなど力の入れようがすごかった。

アクリルスタンドもサイズ感がおかしい。

セル画作成を体験できるブースなど、様々なブースがあり、どこも盛り上がっていた。

もちろん唯一目をつけていたゆずソフトのブースにも行った。予想していたが微妙に臭かった。と言ってもかつて大阪日本橋にあったとらのあなよりはずいぶんマシなくらいだ。最近の公衆衛生の進化には驚かされる。

写真をじゃんじゃん撮ってくださいと言われたので撮ったものの、言うほど撮影対象はなく、そもそも私はゆずソフトのファンではあるものの製品も持っていないので特に何も買わずに立ち去った。

むしろ、ゆずソフトのファンというより、むりりん先生とこぶいち先生、こもわた先生が好きなだけというのが正しい。

神椿物語研究開発部の試遊会に参加

神椿物語研究開発部という中二病感がすごいデベロッパーの試遊会に参加した。いろいろなタイトルの試遊があり、ADVやVRからカードゲームまで幅広くあった。

スタンディのキャラがかわいい。

神椿學園新聞部のグラフィックがドット絵調だったのと、雰囲気が平成のゲームという感じで興味を惹かれてプレイすることにした。

最初はただの美少女ノベルゲーかと思ってプレイしていたが、実際には制限時間内にミッションを達成するタイプのアドベンチャーゲームで、アイテムを拾うなど、特定アクションをとると時間が減るなど戦略性も見られて面白く、少しハマってしまった。

今どきのゲームにしてはCVがなかったが、逆にそれが本作を引き立てていると思う。

ビジュアルが結構好きなのでリリースされたら買うかもしれない。

ポッポ街を探索する

ポッポ街の周りをぐるぐるしていたらただの商店街ではないことに気が付いたので探索してみた。

ポッポ街の南側の通りから見ると昭和のマンションみたいなのが見えたのがすべての始まりだった。これはただの商店街ではないのでは?私はそう思い、探索を決めた。

2Fまではマチアソビのテナントフロアになっていたが3Fに入ると雰囲気はガラリと変わり、生活臭がムンムンする空間になっていた。掲示物は廃アパート感を感じるが少なくともごみカレンダーの曜日は今年の日付になっていた。

先ほど見た通路に入ってみると洗濯機が置いてあったり、洗濯物が干してあったり、ここに人が住んでいることを確信した。

上記写真左側のロープは洗濯物を干すためのやつだ。文化住宅に行くとよく見られる。

通路のベランダから見た景色は徳島駅前とは打って変わってだいぶノスタルジーを感じるものだった。昭和とは言わないが、平成初期くらいだろう。

給湯器もかなりの年代物が使われており、物持ちのよさに感心した。これと似たものが廃アパートに設置されているのは見たことがあるが、現在人が居住している物件で見るのは初めてだったので驚いた。というか徳島って都市ガスあるんだ…。都会だ…。

居住区核の一角には商店街の事務所もあった。恐らくマチアソビの打ち合わせなどもここで行われていたのだろう。株式会社駅前商店街という法人名も中々だ。

商店街に降りてくると床には大きな蒸気機関車のキャラクターが居た。こういうのはほっこりする。

ポッポ街、徳島駅側にはアニメイトとくしまの残骸もあった。現在のアニメイトはufotable CINEMAの地下に移動しているためここにはない。

しかし扉の向こうに見える赤く光る空間が気になる。いったい何があるのだろうか…。

他にも中庭のような場所があり、かつて稼働していた噴水や小池の跡やダイナミックな植木をみることができた。ポッポ街のある建物はとても独特で、これは面白かった。

ボードウォークへ戻る、その2

ひとまず明日朝一に戻るため、見れる限界まで見ようと、再びボードウォークへと足を運んだ。

まずは朝行列になっていた半田そうめんの場所へと向かった。行列は消え去り、すぐに注文することができた。

いくつかメニューがあったが、レギュラー以外は売り切れていた。しかし、このメニューの豊富さや内容の豪華さはイベントの出店とは思えない力の入れようだ。

POPのデザインは凝っており、写真のコメントも面白く、銀河一半田そうめんとか、普通の糸とうがらしとか、山で採ったわらびとか、「おへんろ。」にちなんだ内容もあった。

レギュラーの冷そうめん。半田そうめんは太く、細うどんにも近かった。麺はもちもちしてコシがあり、つゆはいりことすだちがよく効いていておいしかった。

このパラソルは白滝製麺のブースで、社長のXのアカウントにはキレのある投稿が多く、マチアソビがらみの内容もあり面白い。

マチをアソビ尽くす!

時刻は18時を回り、そろそろ今日の残り時間も少なくなってきたが、それでもホテルでゴロゴロしすぎた分、マチをアソビ尽くす為に徳島市内をぶらぶらすることにした。

両国橋を抜けた南側の文具店にはufotableのポスターが色あせるほどに飾ってあり、徳島市中心部のマチアソビと阿波踊りに対する熱気を確認することができた。

そこから右手を見ると懐かしい陶器製の郵便ポストもあった。

この郵便ポストは今確認したところGoogle Mapsにも掲載されているようだ。

ポストのあった筋を進むと東新町と書かれた立派なアーケードに出会えた。中にはマチアソビののぼりが多数あり、脇には阿波踊りの金属像もあった。ひとまずここに入ることにした。

時間の関係か開いている店はなく閑散としていた。

少し進むとコルネの泉広場という、マチアソビのステージに使われている場所に出てきた。ここはトの字型になったアーケードの結節点になっているようだった。

アーケードを歩いていると駐車場経営でおなじみのバルの垂れ幕がぶら下がっていた。商店街付近の駐車場のお得な利用案内だろうか?

徳島のような地方都市では駅前は空洞化しており、地価が安く車でのアクセスに問題がない郊外が発展しがちで、旧来車がなかった時代に流行った中心部の商店街は寂れがちなので、その支援としてやっているのかもしれない。

進んでいくと営業している漆器屋さんに当たり、かわいいイラストが飾られていた。

このキャラは昨日吉野川市広報サポーターに指定された蒼藍アオというライバーだ。

YouTubeチャンネルを軽く見た感じ、方言や軽い訛りも取り入れた、徳島を紹介するVTuberのようだ。4年前から活動しているようだが、動画の本数が少なく再生も少ないので、これからに期待といったところだろうか。

僕っ子だったり、3Dモデルがあったり、live2dモデルやイラストもかわいらしいことから、そこそこキャラが立っているのは良さそうに感じた。

更に進んでいくとなんとS'Dreamというアニメショップを見つけた。マチアソビでの多客対応を見据えており、なかなか面白いお店だと感じたし、徳島という規模の都市にこういうお店があるのが何より驚いた。マチアソビの時期が一番の掻き入れ時だろうか?

店内はヤニ臭かったものの結構充実しており、掘り出し物を見つけるにはよさそうに感じた。何よりこういった雑然とした感じはワクワクする、

それと入り口のドアにいたいかにもAIが描いたようなキャラがめっぽう可愛く、すごくよかった。これはAIお絵描きの非常に良い活用方法だ。

Xのアカウントのプロフィールには「徳島市東新町、アニメショップ S'Dream(エスドリーム)です!各種アニメグッズ新作商品から中古アニメグッズ全般の買取販売を行っております。 常時買取強化中! フィギュア、アニメ雑貨、同人誌等、アニメに関するものなら何でも買取販売します。真のアニメのマチ目指します!」とあり、「真のアニメのマチ目指します!」の部分がマチアソビ感を出していて凄くいいなと思った。

近くのレコードショップにもやはりufotableのイラストが掲示されており、街を挙げて応援していることが窺い知れた。

付近のベンチにもマチアソビ系のステッカーが貼ってあった。

メイクアガール鑑賞にufotable CINEMAへ

そして時刻は18時半を回ったところ、メイクアガールを見るためにufotable CINEMAに戻ってきた。

地下にある小さなアニメイトはその規模に見合わない多客で賑わっていた。

私はこの時点で明日朝に帰る予定を後ろに倒し、夕方にずらし込むことにした。これはもっとマチをアソばないといけない、せっかく結構なお金を出して来たのだから。そう感じたのだ。少なくとも今日ホテルで潰した時間だけでも回収したい。失った時間は戻ってこないとはいえ、もう少しだけこの時間を味わいたいと思った。

メイクアガール上映会

さて、いよいよ待ちに待ったメイクアガールの挨拶付き上映会だ。朝に入手した整理券?は明らかに正規チケットの形をしていなかったため、当然の帰結として無効とされてしまう。

しかしXENOTOONで貰ったことや、XにあったXENOTOONの再配布投稿、他にも貰っている人を知っていたため、その存在を示唆するなどで説得し、どうにか入ることができた。最初は「その紙はくじの交換券では?」とか「あなたは恐らく何かを勘違いしている」とか、いろいろ言われたものの何とか通過できたのは行幸だった。

劇場内はほぼ満席で、座席は鬼滅カラーというか、竈門炭治郎に染まっていた。

最後の上映ということや、入場の困難もあり、私は終始、感慨深く鑑賞していた。

ホテルへの帰路

昼間あれだけ賑わっていた会場は夜になると息をひそめ、企業ブースも撤退し、パラソルはたたまれていた。恐らくそのままにしておくと警備上の問題があるからだろう。

しかしパラソルが常設であることにはちょっと驚いた。

付近にあった案内を見る限り、この場所は元からテナント出店するためにあるようだ。

マチアソビ二日目

昨日だらだらした分、今日は活動していこうと誓った日だった。結果として、この日はかなり充実していた。

行き交う痛車

そういうイベントだけあり、道路には痛車の走行風景も見られた。ボードウォーク付近の駐車場にも一定数いたと思う。

賑わうメイン会場

二日目は初日よりより一層メイン会場がにぎわっていた。神戸まつりでもここまで人口密度は高くないだろう。

夏の知らせ

川を覗くとミズクラゲが漂っていた。5月11日にして、もはや夏ということだろうか。

ボードウォーク再見

今日もまたボードウォークにやってきた。ここは見るものが多い。

博報堂のパラソルにはプリプリのフライヤーが置かれていたので一枚頂戴した。よく考えたら映画館で見た記憶がない。

ボードウォークには、このために作られたような建物があり、飲食の出店をやっていた。この構造はなかなか面白いと思う。

マチアソビを想定した作りなのか、あるいは元の構造を活かしているのか、興味深い。

フロントウィングなどのパラソルでは美少女キャラクターがおり、とりあえずかわいいので撮った。

軽く調べた感じKANADE花束を君に贈ろうGINKAもエロゲーではないようだ。

アクアプラスブースではマルチが3Dになっていて驚いた。ToHeartに終わりはないのかもしれない。

マチへ繰り出す

ボードウォークを軽く見たので、次はマチへ繰り出すことにした。マチアソビなのだから、見るべきはマチだろう。きっと。そして、この読みは大方外れておらず、図らずもマチアソビの核心と邂逅することになる。

両国橋のトイレには阿波踊りのイラストが描かれていた。しかも男女しっかり描き分けられている。

徳島市内を歩いていると福助と書かれた立派な看板がついた建物をよく見かける。不動産事業者のようだが、自社保有ビルにここまで目立つものを掲げている会社は珍しいと思った。

道を歩いていると最近見なくなったお祝いの花看板的なのが置いてあった。こういうのが見れるのはよい。

商店街に入っていくといかにもな看板を見かけたので接近。公式のマップには載っていない存在だが、こういうのを見つけていくのがきっとマチをアソビ尽くすということなのだろう。

マチアソビの核心との出会い

今回マチアソビに来た中で、個人的にここが核心だろうという場所に巡り会えたので、ここを核心とする。

商店街をぶらぶらしていると前日入りした時に見かけた半田そうめんや、ダイワロイネットホテル、そして白滝製麺のパラソルにも描かれていた「おへんろ。」の片鱗を見た。

最初はよくわからず、こんなところあったっけな…と困惑しつつも中を覗こうとしていると中から誘われたので、私はそのまま誘引されていった。

おへんろ。とゆりぱん

この会場ではマチアソビから生まれたufotable所属の声優、ゆりぱんこと、江原裕理さんと、ゆりぱんのデビュー作である「おへんろ。」についての展示が行われていた。

中に入ると「おへんろ。」一色の空間が広がっていた。ジャンジャン撮ってくださいと言われたのもあり、ここはかなり厚めに写真を残している。


まず入り口の三段重ねになったSDキャラの表情がかわいいし、お遍路中とみられるポスターもかわいい。

ここではufotable所属で、マチアソビから声優にデビューした江原裕理さん関連の展示が行われており、特にデビュー作である「おへんろ。」にまつわる展示が多かった。なんでも当時の資料を保管していたり、盗難されて散逸したものもメルカリなどで集めたというすごい展示だ。

「おへんろ。」はその名の通り、四国八十八箇所巡りをテーマにした作品で、新聞掲載の漫画や、OVA、実際にお遍路してみた実写解説動画など、様々なシリーズがあるらしい。すでにDVDは絶盤のようだった。

この展示はかつて江原裕理さんの熱烈なファンだった方や、スタッフだった人、放送局関係者などの有志が募って開かれた会のようで、もともと一般公開するつもりはなかったとのことだが、結果的には一般公開になったらしい。

ここでは「おへんろ。」や江原裕理さんのことをお聞きしたり、江原裕理さん本人にお会いできたり、マチアソビの極め方を知ることができるなど、かなりマチアソビの核心に迫る体験ができたので、思い出深いところだった。

阿波踊りとのコラボポスターがあるのはマチアソビらしい特色だ。

かつて出た媒体の展示もあった。

江原裕理さんのデビューからの年表もあった。

この写真の内容がそれであるかはわからないが、当時は八十八箇所巡りを聖地巡礼と紐づけてGPS連携でチェックインする聖地巡礼アプリもあったそうだ。残念ながら今はもうないらしい。

マチアソビでの色紙や、おへんろ。のイベントフライヤーもあった。こういうのを見ていると、にぎやかに乾杯している当時の情景が浮かぶ。

当時の徳島新聞の特集記事のようなものも飾られていた。本当に何でもある。

おへんろ。のちわちゃんとゆりぱんのイラスト色紙もあった。

四国八十八箇所が描かれたTシャツもあったようだ。恐らくマチアソビVol. 19のものだろうか?

自転車のホイールカバーまであったが、これは非売品で、イベント用に作ったものらしい。

他にも徳島の名産品のポスターもあった。二枚目は阿波尾鳥公式のもののようだ。

鳴門金時は焼き芋にするとホクホクしておいしいので個人的に好きなやつだ。

ギルドロップスのロングタオルもかわいいし、江原裕理銘のタオルもあった。

とくしまマラソンやnanacoとのコラボ

とくしまマラソンやnanacoとのコラボカードもあり、当時どれだけ熱気に包まれていたかを窺い知ることができる資料だ。

一緒に飾ってあった扇子もすごくいい。

また、とくしまマラソンとは複数回コラボしているようだ。

竹団扇(四国団扇コラボ?)

こちらは作り的に四国団扇とのコラボ商品だろう。プラスチック団扇ではなく、竹団扇が選ばれるのは珍しい。

環境省コラボ

環境省のクリアファイルに採用されていたり、タンブラーもあったり、展開の幅広さにただただ感心した。

セブンイレブンコラボ

先ほどnanacoとのコラボカードがあったが、コラボ商品を買うとポスターが当たるキャンペーンもあったらしい。お遍路だけあって四国四県がテーマとして描かれていて面白い。

スタッフの人が絵の並びがめちゃくちゃと嘆いておられた。確かに徳島→愛媛→香川→高知となっているので繋がりがない。

まずは徳島。鳴門の渦潮だ。遊覧船から身を乗り出しているちわちゃんがかわいい。

次は香川。小豆島のエンジェルロードだ。このイラストでのみ三人の並びが異なっており、真ん中にまおちゃんがいる。

次は愛媛。恐らく忽那諸島とみかんだろう。このイラストでのみ、めぐちゃんの服に「みかん」の文字が見られる。みかんを手にするちわちゃんがかわいい。

最後は高知。四万十川で水遊びしているシーンだ。ちわちゃんはここまでの流れで元気っこであることがよくわかるし、このイラストのまおちゃんはかわいい。

こうやって徳島発のコンテンツが四国四県に波及するのはすごいことだと思う。

八十八箇所の一番札所は徳島にあるそうなので、徳島発となったのは、ひょっとするとこれが関係しているのかもしれない。

白滝製麺コラボ

白滝製麺のパッケージもあった。今回見たパッケージとは別物であるため過去のパッケージなのだろう。

マチアソビでそうめんを買うともらえる団扇もあった。手前のキャラがアップで描かれているものが今回の配布品だ。引き気味に徳島の風景とともに描かれているものは過去のものだろう。ゆりぱんと書かれた団扇は白滝製麺と関係ないと思われる。

白滝製麵は「おへんろ。」のよきスポンサーなのだろう。

過去のマチアソビ来場者数

過去のマチアソビの来場者数もあったので、以下にまとめてみた。

Vol 来場者数 会期
Vol. 1 12,000人 2日
Vol. 2 21,000人 15日
Vol. 3 18,000人 2日
Vol. 4 20,000人 2日
Vol. 5 25,000人 15日
Vol. 6 20,000人 2日
Vol. 7 50,000人 17日
Vol. 8 40,000人 2日
Vol. 9 52,000人 16日
Vol. 10 53,000人 2日
Vol. 11 60,000人 16日
Vol. 12 70,000人 2日
Vol. 13 57,000人 15日
Vol. 14 74,000人 2日
Vol. 15 80,000人 18日
Vol. 16 75,000人 2日
Vol. 17 82,000人 16日
Vol. 18 82,000人 2日
Vol. 19 83,000人 16日

1月と9月始まりのものは会期が長くなる傾向にあるようだが会期と来場者数に相関関係はなさそうなので、二日くらいがちょうどいいのかもしれない。マチアソビは現県知事により税金の浪費が問題視されていたというが、意図はそういうところにあったのかもしれない。

私が今回参加したVol. 28は会期二日で58,000人の来場があったそうだ。やや少なめなのは現知事のもと前回の開催が見送られたことや、コロナ禍で中断が続いたなどの影響もあるのだろう。

ついでにグラフにしてみた。こうしてみると58,000人はVol. 11くらいの水準なので多くはない。

ゆりぱん 10th Anniversary

本会場の趣旨であるゆりぱんデビュー10周年を祝った飾りが会場の一番奥にあり、スタッフらが着ているTシャツも飾られていた。

このTシャツは目立ちすぎないように意図的にダサ目に作っているという話を聞いた気がする。

謎のアイマスポスター

理由は不明だが掲示されていた謎の天海春香。なぜ飾られているのかはよくわからなかったがオマケだと伺った(オマケとは…?)

おへんろ。上映

会場の片隅では実際にDVDとして販売されていた「おへんろ。」が流されていた。全てではないもののゆりぱんも幾つかの札所を訪問したらしい。

最後に

本会場でのスタッフの方々は熱心なゆりぱんのファンというだけではなく、アットホームな感じで来訪者を歓迎し、ゆりぱんやおへんろ。について語りつくしてくれ、更にマチアソビの楽しみ方、裏コンテンツに至るまで教えていただけるなど、話が盛り上がりに盛り上がり尽くし、非常に有意義な時間となった。

ゆりぱん絡みでは本人の許可を取らずに勝手に競馬の記念レースを二回もやり本人を驚かせたとか、普通の芸能活動ではなかなかなさそうな、ファンと演者が密になっているからこそのサプライズなども聞け、とても面白かった。

おへんろ。絡みのことだと八十八箇所巡りと聖地巡礼の相性の良さを聞き、そもそもこれ自体が聖地巡礼ではないか…?という気付きを得るなど、ここにこれただけでも帰る時刻を後ろに倒した甲斐があった、とてもいい話が聞けたという感じがした。

特にあわぎんホールで開かれる録音禁止他言無用の業界ぶっちゃけトークみたいなのや、徳島駅前にある森珈琲店が集めたアツすぎる収蔵品の情報は非常に興味深く、この後森珈琲店に行ったときに、再展示をリクエストしてしまったほどだ。

また、公式の案内にない施設に来訪するのは普通は5年目くらいの経験者が至る境地で、初来訪でそこに達するのは見ごたえがあるなど、お褒めの言葉を頂いたりもした。

マチアソビは参加を重ねるうちにイベントに出演する演者より、演者を眺めるオタクを眺めるほうが楽しくなるなど、非常に楽しい話をさせていただき、ここでは本当に重ね重ね良い時間を過ごせた。

なんというかここで思ったのは積極的に人と話すことの大切さみたいなやつだ。普段であれば引っ込み思案で、あまり人と話さない私だが、勇気をもってこちらから話してみると広がる世界があり、もう少し積極的にいろんな人と話してみるのもいいんじゃないかな?と思った。

これはスタッフから話しかけられるだけより、更にこちらからも話しかけることで新しい情報を得られたり、より楽しめたからだ。

斬られた灯篭

いったい何なのかよくわからないが斬鉄剣で斬られたような灯篭があった。中をよく見ると鉄筋で繋げられていたので、こういうデザインのようだ。

東新町商店街の出店

ufotable CINEMAから斜め前当たりの空き地に出店が多く見られた。マチアソビ関連ではなく、恐らく商店街おこしみたいな活動とみられるが、マチアソビを意識した出店もあり面白かった。

出店に便乗するような形で、近くの呉服店が徳島らしいTシャツを売っていたのでつい買ってしまった。ステッカーももらえていい感じだ。

道路沿いの商店

道沿いの昔ながらの商店でもマチアソビに乗っかる形で商売をしていてよさみを感じた。こういうのにちゃんと乗ってくれるお店は分かってくれると感じるし、徳島全体がマチでアソべるようになっている仕組みの一つになっていて、とてもいいと思う。

白滝製麺周辺

初日ほどではないが、二日目もなかなかの混雑が見られた。昼食を取るのに利用し、昨日に続き二枚目の団扇を頂いた。

向かいにはクレームショップさんや、白滝製麺の車?もあり、それぞれ可愛らしくあしらわれていた。

白滝製麺の車の中にミレービスケットの超特大袋があるのは笑ってしまったが、やはり四国では愛されているのだろう。

アワライズという飲み物も売られており、阿波踊り専用エナジードリンクという触れ込みがよかった。徳島市内の自販機でも見かけたのでこれ自体は通年手に入るようだ。

大人気だったフリー素材ずんだもん

半田そうめんの列に並んでいるとずんだもんがPOPした。ファンサービス精神が旺盛で半田そうめん最後尾の札を持ってくれたり、ポーズをとって周囲の撮影に応えてくれたり、身振り手振りもどこか抜けたようなかわいい演出が多く、かなり良かった。

ずんだもんは人気者で、行く先々でもてはやされ、遠くから見えるだけでも賑わいをもたらしていた。

写真撮影・SNS共有歓迎という歩くフリー素材みたいな扱いだった。

駐車場にいた痛車

四国の痛車オーナーが集っているのはいいなと思った。前者はcitrusというコミック百合姫掲載の漫画らしく、絵柄が好きだった。そして後者も安定のラブライブ感があってまた良い。車内のでかいぬいぐるみもよい。

路肩にいた関係車両

関係車両には社内に参加証を置くルールがあるようで、そういうのがある車を見かけた。

銀座福助とバル

今回出くわしたバルの駐車場はミニッツパークの亜種でデイパークだった。恐らく分単位とか日単位で料金が変わるとかいうやつなのだろう。また同じ不動産業の福助の広告が出ているのも面白いなと思った。もしかすると何かしら提携しているのかもしれない。また福助の正式名称が銀座福助であることもここで知れた。

福助はだいぶ前に書いたように仰々しい看板を掲げているビルが多いのだが、中にはモダンな普通の看板のところもあった。

徳島仕様の自販機

阿波踊りが描かれた自販機の中には徳島珈琲やアワライズといった、徳島独自の飲料が販売されていて、ほかの地域では中々なさそうな光景に驚いた。他にも阿波のこだわり天然水や阿波のこだわり緑茶など徳島的飲料が置かれていた。

阿波踊り会館

最後に眉山に上ろうということで、阿波踊り会館へ向かった。相変わらずこの通りにはヤシの木が目立つ。

阿波踊り会館の手前は公園になっており、阿波踊りの笠に見立てた東屋があり面白かった。中にはベンチがあり休憩を取っている人が見られた。

徳島眉山天神社

阿波踊り会館横の神社にもマチアソビののぼりが見えたため、先にこちらに上ることにした。

階段を登りきると一見普通の神社のようだが…少し目線をずらすと確かにマチアソビ要素が存在した。

境内には鬼滅の刃の展示があった。こういうところでufotable絡みのものを置いてくれるのはやはりうれしい。

キッズコーナーもあり、なかなかユニークな神社だった。大人への配慮があるのも立派だ。

瀬戸内寂聴が命名したという知恵の牛なるものもあった。調べたところ瀬戸内寂聴は徳島の出身らしい。

阿波踊り会館内部へ

中は奥の土産コーナーを除き閑散としていた。また眉山ロープウェイの切符はここで買うことができた。

会館内は阿波踊り関連の展示も多く、阿波踊り人形や阿波踊りの連(阿波踊りを演舞する地域ごとのグループらしい)の提灯も置いてあった。

阿波踊りは全国に広まっているらしい。

自販機コーナーも阿波踊り。おへんろ。の阿波踊り仕様もあった。

眉山ロープウェイの案内板には阿波踊りのマークが描かれていた。このマークはだいぶ前に書いたトイレにもいたやつで、阿波踊り会館を示す道路標識にもいたりするのでピクトグラムの一種なのかもしれない。

二連結ゴンドラの眉山ロープウェイ

そうして阿波踊り会館を満喫した後は目的の眉山ロープウェイに乗車した。眉山ロープウェイはゴンドラが二連結されている面白いものだった。

ゴンドラからの眺望はよく、乗車中は鬼滅の刃の煉獄杏寿郎による眉山案内やちょっと難易度の高いクイズが流れており、これもまたよかった。上りと下りで別の内容が放送されており、凝っているなと感じた。

特に下りのアナウンスには不意打ち要素があり、サプライズとしてよかった。

ufotable一色だったロープウェイ山頂口

しばらくし、ロープウェイが山頂口駅に到着すると、そこにはufotableが様々な作品で描いた阿波踊りのイラストが飾られており、非常に壮観だった。一体ここまで地元のためにしてくれるアニメスタジオが他にあるだろうか?

これは個人的に非常にufotableによる徳島愛を感じる光景だった。何より幾つかのポスターは繋がって一枚の絵になっているのもいい。「おへんろ。」のもある。

もし徳島に訪れることがあり、ufotableのファンであれば、或いはアニメファンであれば、ここは是非一度は訪れるとよいスポットだろう。

余談だが私は初めてリアタイで見た深夜アニメが「がくえんゆーとぴあ まなびストレート!」であったため、ufotableへの思い入れは深い。これは鬼滅の刃やFateが余りにも有名すぎるためマイナーな作品だが、当時としては人気の作品で、今でも知る人ぞ知る名作だと思う。テーマも未来を見据えたような作品で、革新的な作品だったように思う。

「がくえんゆーとぴあ まなびストレート!」は声優陣も豪華で、堀江由衣や野中藍、井上麻里奈、平野綾、藤田咲といった大物声優が出演している。

ufotableカラーのある眉山山頂

眉山山頂にはマチ★アソビCAFEがあるため、山頂にはufotableカラーが見られた。

しかし仮にも成人向け作品がここまで日の目を浴びる日が来るとは、Fate/stay nightがリリースされた当時、いったい誰が考えただろうか?すさまじい躍進であるし、元が成人向けタイトルであったことなど、もはや誰も覚えてはいないレベルだろう。それほどまでにコンテンツを深化させたufotableの凄さには頭が上がらない。

マチ★アソビCAFE

ロープウェイ駅を出てすぐ右手にあり、空中に張り出したような構造をしているのが面白い建物だった。徳島市内を一望できるベストポジションを陣取っている感じで、上階には無料展望室もあった。

また、この建物は後ろから見ると西洋の古城にも見えるデザインで面白い。

マチ★アソビCAFEはマチアソビ期間は予約制になっており入ることができなかったが、鬼滅の刃を前面に押し出した営業をされていた。撮影禁止とあった部分があったため、そこだけモザイクでぼかしている。

一等三角点「眉山」と平和記念塔パゴダ

眉山には一等三角点があった。

写真ではわかりづらいが写真右下のコーンの内側、立ち入り禁止の逆三角の下にある石積みの中央の角柱がそれだ。

写真に写っているネットで囲まれた謎の建物は平和記念塔パゴダというらしく、ビルマで戦死した人を慰霊するためのもののようだった。工事中のため本来の姿を見ることがかなわなかったのが残念だが、こういった記念施設がちゃんと保全されているというのは良いことだ。

眉山とキッチンカー

マチアソビ関連かは不明だが、眉山にもキッチンカーが4-5台見られたと思う。中にはマチアソビを意識したものもあったように思う。

眉山から徳島市街を望む

日本で二番目に太いといわれる吉野川の大きさがよくわかる景色だ。

曇りなのもあって遠景がいまいちだが、鳴門大橋もうっすら見える。つまり対岸の陸地は淡路島ということだ。

帰りのロープウェイ駅

ロープウェイを降りていくと徳島県の会計情報が貼ってあり、トクシィもいて可愛らしかった。市税だけでは足りず、過半数を国税や県税などの依存財源に頼っている状況がうかがえた。

来る時は気が付かなかったが乗り場の壁にもマチアソビ要素のあるポスターが貼ってあった。東方Projectのほうにはufotableの文字が見えないので、東方Projectとしての協賛があったのだろうか?だとしたら面白いなと思った。

空の境界も懐かしく感慨深い気持ちになった。高校生のころに学校の図書館に県内巡回図書として回ってきたのを読んだ記憶が今でもある。まさか地方の高校の図書館にやってくるとは思わなかったので当時は驚いた。確か岡山県下の高校の図書館に一定期間ごとに順次回している内容だったと思う。

さてここからは神戸に帰るため、帰路になってくる。

阿波踊り会館ちょい前にあった謎の肉屋

モンストとコラボしている?謎の肉屋があった。阿波尾鳥の貼り付け方が強引すぎるw

ボードウォーク

時刻は14:27、閉会式まではまだあり、LiSAのライブも控えていることから来場者は多くいた。また川にボートの跡があるが、今調べたところ、これはマチアソビの名物でもあるようなので次回来るときに是非乗ってみたい奴だ。おそらく常設だと思うので、マチアソビ以外で来ることがあれば、その時にも乗ってみたい。

行列のできる大判焼き

三宮の御座候なんかもそうだけど、この名称に議論を呼ぶ今川焼き的サムシングはやけに人気あるよなぁと思う。

アワライズ無料試飲キャンペーン

アミコ1Fのパチ屋の前でモンエナやレッドブルのノリなのか、アワライズの無料試飲が行われていた。メイドさんがいるあたり完全にマチアソビ狙いだ。

森珈琲店

高速バスの時間までまだ少しあったことやマチアソビの核心で森珈琲店はマチアソビ関連がすごいと聞いたので訪れることにした。

神戸にある萩原珈琲から取り寄せているとあり、神戸市民である私はここだけで妙な親近感を覚えてしまった。

店内にマチアソビ要素がないかずいぶん見回したものの、この時点では核心で聞いていた壁一面に飾られた「おへんろ。」関連の展示は見当たらず、少し残念な気分になっていた。

頼んでいたものが届くと伝票には手書きの謝辞が書かれていて、今時ここまでしてくれる喫茶店があるのかと軽く感動してしまった。

20250511_150731215、10年前のらしい.JPG

会計時にカウンターに行くと「おへんろ。」を見つけることができた。やけにポスターの色合いがよかったのでマスターに聞いたところ、10年もの間ここに置かれているというのを聞き驚いた。

また核心で聞いていた前面の「おへんろ。」展示については過去には確かに行っていたが、毎回は大変なのと、みんなもう飽きているだろうということでやっていなかったとのことだった。しかし希望する人がいるなら次回、つまり秋のマチアソビでは検討したいといって下さり嬉しかった。

普段は雑貨の展示を月1でやっており、マチアソビの時だけ展示を取りやめておへんろ。の展示に切り替えていたということも聞いた。結構な重労働で大変と話されていたので、次回もし覚えていてくれて、またやってくれるのだとしたら非常にありがたいことだ。

おそらく私はそれを見るために秋のマチアソビに行くことだろう。勿論それだけではなく、ほかにも目的はあるが、それはまた後で書こうと思う。

徳島駅高速バスターミナル

時刻は15時19分、バスターミナルには神戸便の表示が出ていた。

しばらく待っていると帰りのバスが来た。徳島バスに乗るのはこれが初めてだ。

関係ないが徳島バスは神姫バス三宮BTに入るときスタックしている光景を昔何度か見たので、その印象が深い。(あのターミナルは入庫が難しい)

徳島バス車内

神姫バスと違って眼鏡を置けるようなスペースはなかった。

エチケット袋が装備されており、これにはちょっと感心した。これまで私が利用してきた神姫バスや淡路交通には確かなかったと思う。西日本JRバスや両備バスはちょっと記憶にない…。

四国側最終出口

高速に乗りしばらく走っていると四国側最終出口というちょっとヒヤッとする標識と出会った。とはいえ、四国を抜けたからと言って特別何かあるわけではないだろうし、意味はあまりよくわからなかった。

淡路島には淡路島側最終出口とか、兵庫県側最終出口とか、近畿側最終出口みたいなのはなかったと思うので、四国愛の賜物か何かなのだろうか?単に過去に何かあって設置したとかもあるかもしれないが…。

なおこのバスはここで確か一旦下道に降りた。

アオアヲナルトリゾート

かなり独創的な地方にありがちなサイケデリックな名前の場所に止まった。神姫バスは寄らなかったはずなので徳島バスならではなのかもしれない?

建物がボロかったので失礼ながら廃墟の一種だと思っていたのだが、送迎バスを見かけたのでどうやら生きている施設だったらしい(失礼)

大塚潮騒荘・大塚国際美術館

やたら立派な屋敷が現れ、この後すぐに大塚国際美術館にバスは到着する。

大塚国際美術館には下電バスがいて、倉敷からここまで来るのかと、軽くびっくりした。

調べてみると大塚潮騒荘や大塚国際美術館は大塚製薬の関連施設で、大塚製薬が鳴門市で創業したことに由来する施設のようだった。

ちなみに大塚製薬の源流となった大塚製薬工場(工場とついているが工場ではなく社名)は今でも鳴門市に本社をおいているらしい。

今回のマチアソビの話とは直接関係ないのだが、別件で調べ物をしていた時に旧一宇村十家(現つるぎ町一宇十家)を訪れた人が水を求めに集落の家を訪ねた時にオロナミンCを譲ってもらえたという情報を見たことがあり、もしかしてそんな辺鄙なところにオロナミンCがあったのも、徳島繫がりなのかな?などと思ったりした。

高速道路への復帰

制限速度が70km/hとやけに遅かった。

Wikipediaによると非分離2車線で簡易中央分離施設がある区間だと、この速度になるとのことだった。規制最高速度と実勢速度には大きな乖離があると書かれているが、バスは法定速度をきちんと守っており、遅かった。

ここの前後には80km/h区間もあったと思う。

鳴門糸わかめ販売所

車窓を眺めていたら鳴門糸わかめの販売所があり、誰でも買えるとのことだった。もし機会があれば行ってみたいかもしれない。

鳴門の渦潮

時刻は16時17分。残念ながら、まだ渦潮はあまり形成されていなかった。確かこの日の渦潮予想は観光サイトによると17時半くらいだったように思う。往路で渦潮が見えたのもそのくらいの時間だったため合致する。

本州に入り詰まり始める高速道路

舞子トンネル内の電光掲示板に「この先渋滞」とあり、走行車線ではハザードを炊き徐行している車も見られたが、バスは追い越し車線を走っており、スイスイ進んでいた。

しかしトンネルを出たあたりで車窓から不穏な景色が見え、バスの速度が一気に落ちた。

この辺りでは徐行スレスレの速度まで落ちたり、そこそこの速度になったりを繰り返しつつ進んでいた。

垂水JCTを抜け第二神明との合流当たりでは比較的空いてきたように見え、速度も戻ってきた。

この日は高速バスの徳島→神戸が16時以降満車というのもあったとはいえ、恐らく徳島からの帰りでこれほど混んでいるというのは考えづらい。徳島の帰りで混んでいるのなら徳島県内の下道や淡路道も詰まっていたはずなので、恐らく違う理由だろう。

しかし渋滞多発という看板を過ぎた直後、一気に詰まり始めた。場所的には湊川の前あたりだろうか?ちょっと記憶がないが…。

そして兵庫駅南あたりで完全に徐行モードに入ってしまう。走行車線の車は完全に止まっていた。

その後も三宮がゆったり眺められるほどのんびり走りつつ、何とか下界に降りてくることができた。

下界、三宮へ

流石に高速を出たら道は空いていた。自動音声では「間もなく阪神神戸三宮」とか言っていたのに運転手は「阪神三宮に到着いたします」とアナウンスしており、やっぱ「神戸」の部分いらないよなぁ…と思うなどしていた。

時刻は17時30分。無事三宮に帰ってくることができた。

乗り場案内を見ると徳島線以外は軒並み減便運休のオンパレードなのに徳島便だけ怒涛の本数で驚いた。よほど需要があるのだろう。

三宮を走るバスたち

これはバスが多く走っていて景観がよかったので何となく撮ったやつ。

帰宅

土産品や徳島のオタクショップS'Dreamで買った戦利品の山に、無駄に持って行っていたノートPCなどの荷物が多く、帰路は中々えらい目にあった。

徳島土産

ずいぶん買い込んだ。

~郷土菓子編~

鳴門うず芋とやきいも棒は神戸阪急でも買えるため買ってきた意味は特にないのだが買ってきたやつ。やはり鳴門うず芋とやきいも棒の美味さが抜きんでていた。やきいも棒はサツマイモをすりつぶしたものを調味して固めたものと思われるが、皮まで入っており本格的だ。両方とも徳島県つるぎ町の栗尾商店のお菓子だ。このつるぎ町というのも、私にとって今回のマチアソビのキーワードの一つになっている。

鳴門屋チップスはなんとも言えないB級スナック感があり、一回食べたら二度はいいかなという感じのやつだった。

鳴門金時ポテトは愛媛のハタダ、鳴門金時スイートポテトは高松の民サ麺業というところが作っていた。うどん屋が徳島の洋菓子土産を作るのは面白いなと思ったが、調べたところ香川土産用に和三盆サブレを作っているようで、たぶんその繫がりなのだろう。多角化ってやつだ。

なお鳴門金時スイートポテトはサツマイモのうち鳴門金時9%使用とのことで、イマイチ徳島度が薄かった。日頃断水されている腹いせだろうか?(そんなことはない)

~食べ物編~

徳島に関係ないものが多々あるが気にしてはいけない。

中でも目玉は間違いなく白滝製麺の手延べ半田そうめんだろう。「おへんろ。」とコラボしたパッケージは非常に特徴的で、マチアソビという感じがすごくある。

中にはパンフレットまで入っており、非常に素晴らしい。それもよくある説明口調ではなくとても可愛らしい書き方になっているのもポイントだ。

イラストもアス比がちゃんとしており、とてもいい。素晴らしい。最高だ。

そして、この半田そうめんも徳島県つるぎ町で作られている名産品の一つだ。冷や麦並みに太いのが特徴で、半田手延べそうめん協同組合によると、JAS規格上はひやむぎだが、江戸時代より続く伝統と麺文化の地域性が認められ、特別に「そうめん」と表記できることとなっているそうで、現代においても伝統を守られていることがうかがえる。

実際に作って食べてみたが、間違いなく冷や麦ではなく、しかし揖保乃糸でもない、これは半田そうめんだ。できる限り無理なくマチアソビにあったものを再現できるレシピを作っているので別記事にレシピを載せておいた

白滝製麺の手延べ半田そうめんは通常パッケージであれば山陽百貨店地価のスーパーでも手に入れることができるため、徳島県まで行かなくても食べられるのはうれしいポイントだ。また、手延べ半田そうめんだけであれば三宮近辺のスーパーなら大抵置いてあるため入手が容易だ。その場合、ほとんどは小野製麺の商品になるだろう。

「おへんろ。」コラボパッケージも徳島県物産協会の通販サイトで手に入るようだ。徳島駅の土産売り場のやつは売り切れたと耳にしたので、こちらが確実だろう。

徳島県つるぎ町を舞台としたRPG「ツルギスタ」

マチアソビでは実際に赴くことができなかったが、徳島県つるぎ町という、この記事に何度か出てきた自治体がツルギスタというRPGを作っており、後日それをプレイすることができた。

現地で気づけていたらグッズなどが貰えたそうなのでちょっと惜しかった。

キャラクターのビジュアルがかわいい

さて肝心のゲームのほうだが、まずキャラクターが非常にかわいい。CVもあり、プロの声優を起用しているためクオリティもちゃんとしている。

RPGとしてよく出来ている

しかもお役所が作ったゲーム感は薄く、やりこみ要素もちゃんとある。例えばダンジョンでイベントが発生し、強制的に移動させられた後、元の場所に戻ると宝箱がある、隠し通路がある、ゲーム序盤で難易度の高い場所に移動できレベリングや強力な装備を手に入れられるなど、趣向が凝らされている。

他にもストーリーの進行に伴い、序盤のフィールドの敵が強くなるとか、RPGとしてしっかりと作りこまれている。グラフィックもスーファミを彷彿とさせるレトロさがあるのが良い。

キャストには徳島県出身の声優が起用されており、メインテーマも徳島県出身のシンガーソングライター、皆谷尚美さんが担当しているとのことで、非常に徳島色の強い作品となっている。

舞台はつるぎ町

勿論ゲームとしてちゃんとしているだけではなく、内容もちゃんとつるぎ町がテーマになっている。

このように半田そうめんが出てきたり、貞光の二段うだつが登場したりする。徳島ラーメンはつるぎ町とは関係ないが、徳島県であることを踏まえればありだろう。

他にもメインテーマには、巨樹王国といわれるつるぎ町一宇地区の樹々が採用されており、作中でも複数の巨樹がキーキャラクターとして登場するほか、つるぎ町が合併する前の各村も出てくるなど、非常につるぎ町らしい作品に仕上がっている。

聖地巡礼システム

GPSチェックインでポイントが得られ、それを基に装備交換ができる聖地巡礼システムもあるようだ。

有志が作成したマップもあり、極めて広大な範囲に複数のポイントが散らばっており、相当巡りがいがある内容になっている。公共交通機関がないので、自家用車かタクシー前提だろう。幸いなことに貞光駅の前にタクシー会社があり巨樹巡りについての理解もありそうなので有用だろう。スポットは巨樹だけではないが、上手く活用すれば二日くらいで全部回れるかもしれない。

つるぎ町の商店で使えるクーポンもついており、聖地巡礼を前提とした設計であることが伺える。つるぎ町には宿泊施設が幾つかあるため、ゆっくりと楽しむこともできそうだ。

製作元は有限会社井桁屋

ここまでしっかりした作品をつるぎ町単体で作れるのか?と思い調べてみたところ、有限会社井桁屋が提供する地方創生RPGというシリーズの一つのようだった。

淡路島のRPGを作っているところと同じというのでちょっと驚いた。淡路島のRPGは存在は知っているものの、地方が作ったイマイチなハコモノRPGだろうと思い、こっちはプレイしていなかった。

こちらでは地域の地理歴史・産業・観光・民話などを盛り込んだオリジナルストーリーを作成、GPS連携での観光誘致、クーポン機能による消費促進といった、地方へ観光客を引き込むアプローチとして開発しているようで興味深い。

また観光誘致だけでなく、地元民に向けて「自分たちが暮らしている地域のことをもっと知ってほしい」という郷土学習の切欠にもなるなど、非常に多角的にアピールされていて感心する。何がなんでも自治体に採用してもらうぞという意気込みが感じられる。

ゲーム依存をさせず、ガチャなどの課金性を排したゲーム設計や、射幸性より物語を重視したシステムというのも、非常に健全で素晴らしい。

開発費用についても6ヶ月500万円という事例があり、実績値としても200~1500万円とのことで、かなりリーズナブルに制作できるようだ。説明を読む限り恐らくRPGツクール的なフレームワークを開発しており、それで制作しているのだろう。

他にも保守運用プランや、アプリによる成果がどれほどあったかのレポートをしてくれたり、観光資源がなくともメーカー側で地域の伝承などを調べて作成してもらえるなど非常に手厚くなっている。しつこいくらいに保守運用費用は別途必要という表記があるのも真摯で好感的だ。

開発体制

Google Playを見ると9256というデベロッパが開発しているようだったので調べてみたところ、Facebookに痕跡を見ることができ、どうやら元はゲーム開発サークルのようだったように見える。大学のサークルか何かが起業したのが今の形なのかもしれない。

予算が低く抑えられているのも恐らく少数で対応しているからだろう。イラストは絵柄が広いため外注と思われる。

まとめ

メイクアガールを観に行くためだけに来たマチアソビだったが、予想以上に収穫があってよかった。初日ホテルでダラダラしたのが本当にもったいなかったと思えたほどだ。

マチアソビでの核心や、森珈琲店で書いた事柄についてもそうで、意外な出会いがあり、自分から話しかけることで得られる情報や楽しみ、交流があり、なんというか、ナンパ力というか、見ず知らずの人と適切な距離を保ち雑談をする力みたいなのがあると、楽しみが増やせるように感じた。実際いろんなスタッフの人と話してる人は割と見たし、列形成とかでも前後の人と話している人も見たので、楽しみ方の一つとして成り立っていたように感じた。

また実際にブースに赴くことはできなかったものの、ツルギスタの存在も大きい。つるぎ町は徳島土産や半田そうめんなど、中々インパクトのあるものを作っている場所だが、そこに更にツルギスタが出てくるというのがすごい。つるぎ町は全体でみると一宇地域が深刻な過疎化に直面していることや、伝統農業や地域の名物の後継者問題などもあり、典型的な山間の過疎地域みたいな状態だとは思うのだが、その中でこう言ったものが出て聞くるというのが、かなり興味深く、魅力的に感じた。

私はツルギスタのGPSスポット巡りに釣られたので、実際につるぎ町に行く計画も立てており、行ってみる予定だ。タクシーで回るのでかなり高くつくし、時間的な制約もあるので、そこまで十分には見れないかもしれないが、限りある時間の中で楽しんできたいと思っている。

本当に来てよかったイベントで、秋に行われるであろう次回の開催も森珈琲店の計らいをチェックしたり、今回見れなかった部分や、新たに表れる表情、そしてツルギスタの次回出展にも期待して、見に行きたいと思う。

しかし余りにも長々と書きすぎてしまい、出すのに一ヶ月以上もかかってしまった。がんばっていきまっしょいの記事や、万博も大概だったが、この記事は更に長く書きすぎた。それでも形として出せたのはよかったと思うが、次回からはもう少し現実的に書いていきたいところだ。

タイムスタンプを見たところ、5月13日から、ちまちまと書いていたようだ。6月5日からは執筆ログも残している

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去る4月13日、EXPO 2025 大阪・関西万博に行ってきたのでその記録。

開幕日の10時入場で予約を取ったがパビリオンの事前予約抽選は全て落ち、三日前予約は開いた時には全滅していたので、予約なしで行ける所だけを回っている。

入場前

万博会場に入るまでの流れ。

旅の始まり

旅の始まりは神姫バス三宮ターミナルから。

今回利用したのはEXPO神戸号、神戸空港発・神姫バス三宮ターミナル経由万博会場行だ。三宮からは結構出ているため使いやすいと思う。

1000円で会場に乗り付ける直通バスに乗れるので鉄道利用より若干高くつくものの、便利だ。所要も48分なので鉄道より早い。というか電車は間違いなく混雑地獄なのと、地下鉄で景色が見れないので使いたくなかった。

発時刻1分前に来たら随分行列ができていた。

行先には万博会場とだけ書かれている。田の文字が見えるので三田営業所の所属だろうか?

側面の行き先表示には何かの残骸が残っているように感じた。ひょっとしたら電光表示を切り替えるときにクリアせずに上書きしているのかもしれない。

普段高速バスに乗るときは阪神高速に入ることが多いのだが、今回は生田川ではなくフラワーロードに舵を切りハーバーハイウェイに入った。初めてだったのでちょっと楽しかった。

どうやら夢洲へ行く場合はハーバーハイウェイのほうが近いようだ。

西宮浜のあたりにヨットが多数浮いていた。兵庫県内でも関連イベントがあるとどこかで見た気がするので、万博と関係あるのだろうか?と眺めたりしていた。

夢洲が近づくと地面に「夢洲万博」という文字が見えた。ちなみにこの写真は奥にある謎の建物が気になって撮ったもので、撮影時地面の字には気が付いていなかった。

やけに独特の建物だけど万博に関係しているのだろうか?と思って調べたところ、ごみ処理施設と下水処理場らしい。

施設としては大阪広域環境施設組合舞洲工場舞洲スラッジセンターらしく、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーによってデザインされたものなのだとか。Art Tourismというサイトに訪問記があるので読んでみると面白い。

会場への接近

万博会場に近づくにつれ、万博カラーのバスや、各社の高速バス、タクシーが目立った。特に万博カラーのバスは無数に走っており驚いた。

万博カラーのバスは恐らく予約制のリムジンバスと思われる。運賃が異様に高いのでなんじゃこりゃと思っていたが、恐らく走ってる本数的に高額報酬を設定して運転手を集めていたのかもしれない。

鉄道会社のバスはEVバスも目立ち、京阪・近鉄・阪神・南海でEVバスを確認できた。万博ラッピングされたものもあり、力を入れている会社も垣間見えた。

余談だが大型バスのラッピングは100万前後が相場と言われており、結構高い。ソースはいつぞやの沿岸バスのツイート。ググっても大体そんくらい。ラッピング業者の価格表でも88万とあるので、恐らくそんなものなのだろう。

事前報道などで分かり切っていたことだが、万博会場の周囲は工事関係の機材が目立った。

会場バスターミナル

会場のバスターミナルではひっきりなしにバスが往来していた。

会場前

会場前では多くの人が入場ゲート前に並んでいた。この日は雨だったので多少は空いているか?とか思っていたが甘かった。

はためく万博旗。いろんな国の旗がある。しかしここから見える吉本のパビリオンは強いなと思った。

会場は人の海で長蛇の列ができていたが、人の塊がずるずる動いており「並ばない万博」のキャッチコピーは確かに正しいなとか思った。

ただ入場時に空港のセキュリティチェックと同じものがあるので、立ち止まれずには入れるというほどではなかったが、私は特にストレスには感じなかった。

会場内では様々な制限があった。引っ掛かりやすいものも少なくないはずなので、これから行く人は事前にチェックしておくとよいかもしれない。

セキュリティゲートは競輪が協賛して設置しているようだった。X線のモニタが見れるのはちょっと面白かった。

セキュリティゲートを抜けるとQRチケット認証機があった。これを通過することで会場内に入れた。

大屋根まで

会場入場~大屋根まで

万博会場入場

入って左手には色々話題になった大屋根があり、そこまでは大きな広場になっていた。

正面にはお土産屋さんやコンビニなどがあった。ヤマト運輸や日本郵便もあり、ヤマト運輸の中は小さなパビリオンになっていた。

施設案内には手が回らなかったのかトイレ以外何も書かれていなかった。

おみやげ いちびり庵

ゲートを出て直進すると土産屋があったので入ってみることにした。いちびり庵という店名の意味はよくわからなかった。特にいちびってはいなかった。

大阪と兵庫の地ソース。やはりソースは兵庫が強い。

ご当地ラーメンやレトルトご飯。やはりここでも兵庫が目立つ。

お菓子売り場。ここでもぼちぼち兵庫の存在感が強いような気がする。

特にめぼしいものがなかったというか、別に万博に来てまで買うものがなかったので土産屋を後にした。

土産屋の通り

この通りにはパラソルがあり、雨宿り?ができそうだった。まだこの時はパラパラとしか降っていなかったので傘をさしている人は多くなかった。

石臼を引いて作るわらび餅が食べれる店があり、仮設施設内での座敷席の作り方に感心した。

どんどん食べて。どんどん出すよって。遠慮せんと食べて。遠慮したらあかん!!!というキャッチは大阪らしくていいなと思ってしまった。

JRのショップに長蛇の列ができていて驚いたが、Adoのグッズがあったらしいので、その関係なのかも知らない。

Adoについては吊り広告くらいでしか存在を知らないが、割と長い間JRが力を入れているように見えるので結構人気なのかもしれない。軽く調べた感じVTuberではなく、顔出しなしの歌い手ということを知れた。

どこかで見た記憶があるがどこで見たか全く思い出せないアートが万博にいた。

自販機

水汲みに使える謎の機械があった。この機械は会場のあらゆる場所に設置されており、代替自販機の横に配置されていた。水道でよくね…?と思ったが野暮なので言わないことにする。

ペットボトルの削減よりこの機械の製造資源のほうが確実にヤバいはずなので謎の装置だ。

Co2を食べる自販機なるものがあった。これも同様に津々浦々にあった。

なんで自販機にその機能を乗せたのか…というのは突っ込んだら負けなのだろうな…。恐らく中に吸着用の触媒が入っているのだと思うが、回収コストを考えるとアサヒの社屋や工場の屋根にでも置いておいたほうが効率的なようにも思わなくない。

また場内はキャッシュレスオンリーとのことで自販機の現金穴は封印されていた。

決済方法はアサヒだと交通IC、nanaco、waon、iD、QuicPay、楽天Edy、UnionPay、J-Coin Pay、楽天ペイ、PayPay、d払い、メルペイ、支付宝、微信支付、LINE Pay、au Pay、国際ブランドのコンタクトレスに対応していた。何故かPiTaPaは非対応。

なおコカ・コーラの自販機はPiTaPaに対応していた。

そらいす

USBチャージャーが付いた謎の椅子が置いてあった。

太陽光パネルで終電した電力を使って充電する設備のようだ。畳のようなものでできていたが、柔道場にあるようなゴムの畳だった。

大屋根手前

大屋根前にはミャクミャク様がいた。ミャクミャク様は意外と会場内にいないので貴重な撮影チャンスだ。

ガンダムパビリオン。万博にもいるガンダムの存在感がすごい。

吉本のパビリオン。入れる気がしなかったのでスルーした。

大屋根前

さていよいよ色々な物議をかました大屋根の前に到着した。なかなか立派な作りだ。

よく見てみると一本の木ではなく集成材であることがわかる。

この集成材は主に高知県の木材を使い、愛媛と岡山の企業が制作したものらしく、国産なので素晴らしい。

また、大屋根は世界最大の木造建築物に認定されたらしい。また、東大寺大仏殿はとっくに世界最大ではなくなっていたらしいが、木造軸組構法では依然として世界最大のようだ。

大屋根から昼食まで

大屋根に入ってから昼食まで。

大屋根の内側

大屋根の中は広く、どことなく日本を感じさせるようなデザインなのがよかった。

雨が降っていたので、この中を歩くことが多かったが横殴りの雨に対しては無力だった。但し当日吹き荒れていた風を避けるには便利だった。

ゴミ箱一つとってもスポンサーがよくわかり面白かった。

水汲み装置にも種類があるようで別のタイプを見かけた。

デジタルサイネージも競輪。

JR西日本グループと書かれた東日本ナンバーの車を見かけるなど。

先進感を出すためなのかセコムの無人警備ロボが巡回していた。前に人が現れたらしばらく止まるので、概ね飲食店の猫ロボットに近い挙動をしていた。

後ろに控室があることから、自律走行を行う傍らで人間による有人監視を行っているのだろう。製品化されており、実際にレンタルもできるようだ。異常検知や威嚇、エレベーターでの移動が行えるなど意外と高機能である。また公道走行も可能らしい。将来的にはアームを取り付けドアの開閉ができるようになるなど、可能性を感じるデバイスだ。

施設内の車両が往来するための踏切が設けられていたが降りているシーンは見れなかった。

ひとまず昼前に何か食べておかないと混雑地獄が予見されるため、飲食店を探すことにした。

いきなり胡散臭い建物が現れたが、雰囲気的においしくなさそうなのでこの時は飛ばした。

フードコート:大阪のれんグルメ

恐らく安くしたいならここが一つ無難な選択肢である。

入ると青森名物、ねぶたが出迎えてくれた。

BellaBotの親戚、KettyBotの集団が走っていた。この時点で神座があることを把握した。

天井には出資者の提灯がたくさんぶら下がっていた。

フードコート内の各店舗には店舗のアイコンとなる、ねぶたが飾られており、雰囲気が良かった。

結局一周して万博で普段食えるもの食ってもなぁ…と思い退店した。

フードコートの通り

先ほどのフードコートの隣には独立したうどん屋があったり、

岩手からやってきたという中華料理店もあったりした。

京都のお土産屋さんもあった。

なんかここ数年パインアメいろんなところに生えてきてない???

色がカオスな万博記念の生八つ橋。

桜の塩漬けという珍しい品もあった。ちょっと欲しい気もしたが絶対全部使わないので買わなかった。

しかし、この近くにアニメイトがあることに気づき食事を忘れアニメイトに向かうことに。

アニメイト

なぜ万博にアニメイトがあるのか、まったく謎だったがきっと何かあるのだろうと入ってみることに。

アニメ店長って名前あったんだ…。

結果としては、特に万博関連品はなく、万博で売れそうなものが置いてあるだけのアニメイトでしかなかった。一応入るときに記念ステッカーを貰えたが、アニメ店長の絵にエキスポの文字を印刷しただけの簡素なもので何とも微妙だった。

店から出ようとしたら声としゃべり方がめちゃくちゃ樋口楓なガタイのいいカッコいいオバちゃんが入ってきてビビった。本人ちゃうんか?と思ったレベル。

さて飯をどうするかと思ったところで、そういえばまねき食品がえきそばで炎上してたことを思い出し、えきそばを食いに行くことにした。

えきそばへの道中

色々なパビリオンを横目に、食べた後どこ行くかを考えながら歩いていた。私は事前予約抽選に全て落ちており予約なしでは入れる場所を探す必要があった。しかし万博公式地図には予約必須パビリオンは探せるのに、その逆を探す機能がなく難儀した。

スペイン。並びすぎなのでないなという感じ。

トルコ、写真ではわからないがあまり並んでいなかったのでここはありかなと思った。

夜の地球?Traditional Kogeiなので伝統工芸だろうか?気になるけど並んでるなぁ…というのでここはスキップすることに。

アゼルバイジャン。建物がカッコいい。列もそこまでではないし、実は私はアゼルバイジャンが好きなので行くことに決めた。また隣のモナコパビリオンも空いていたので、その次はモナコかなと考えていた。

水飲み場。水汲み装置は何だったのかと思う具合に存在する、ただの水道の蛇口。でもこれでいいと思う。

フードコートにあったらぽっぽがここにも。

そしてまねき食品のえきそばにたどり着いた。

隣のスシローは列もなんもなかったが、えきそばは結構な列ができていて、進みがすさまじく悪かったので一時間並ぶ羽目になった。ちなみにこの後14時くらいになるとフードコードに長蛇の列ができていたのだが、その時のえきそばはガラガラだったので狙い目の可能性がある。

えきそばの前には吉野貯木場と書かれたベンチが置いてあった。名前の通り奈良の吉野にある貯木場らしい。

えきそば

徐々に列が進み、えきそばの入り口あたりに来た。

22時閉場であることを考えると、割と遅くまでやっているようで使いやすそうだった。

まねき食品のブースなので駅弁も売られていた。こちらは並ぶ必要がない模様。

さて、ぼったくりと叩かれていたメニュー表とのご対面。値段よりただのそばがあるほうに驚いた。三度見はした。

無料の水はないので飲み物が欲しい人は買う必要がある。

店内は落ち着いた雰囲気でまねきの文字が目立つ。壁面ではちょっとした映画が上映されていて見ていると面白い。

レジの注文票。まねきは姫路の会社なので姫路の酒が目立つ。決済端末はステラ。万博の店舗端末はどこもステラだったのでSMBCとパナソニックはよく儲かってそうだ。

レシートは万博使用だった。

店内設備は面白く、段ボールでできた椅子や、曲げわっぱでできた協賛証もあった。

注文から待つこと20分、神戸牛すき焼き丼、海老天えきそばセットが来た。

海老天は衣の先までエビが詰まっていて、えきそばは生めんから茹でてあるのか麺は硬めで伸びておらずかなり良かった。正直これ立派すぎてえきそばじゃないと思う。だって普通のえきそばって伸びた茹で麺やもん…w

神戸牛すき焼き丼も柔らかい肉質に甘辛い味付けでたっぷり入っててかなり良かった。

店の出口には謎のマシーンが設置されていた。

どうやら工業ロボットを使ってNゲージを操作する展示だったようだ。切符を取り出して列車に乗せ、最後は回収しているので、よくできている。

施設も簡単なアトラクションになってるし、たぶん投資額や仮設店舗での臨時運営とか諸々考えるとこんなもんじゃないでしょうかって値段なので、ぼったくりということは全然ないなと感じた。むしろ黒字なのかどうかやや懸念が出るレベル。

店舗設備もかなりこだわりがあり、容器に輪島塗を採用したり、ユニフォームも日本の伝統を意識し、大阪の著名デザイナーに依頼して製作していたり、壁面映画も芦屋のエクスアールジョンに制作を依頼し、店舗外の大型ディスプレイは姫路発祥のウシオ電機の協賛により設置されている。そして椅子は会期終了後リサイクルできるとされている段ボール製だ。

ウシオ電機の機材はアースシネマズ姫路でも利用されているため、アースシネマズの民であれば親しみがあるだろう。

総合的に見てマーケティングは意図してなのかどうか知らないが、功を奏していたように感じた。

昼食からパビリオン巡り

腹ごしらえをしていたら時刻は14時近くになっており、軽く焦燥感を覚えたので本来の目的であるパビリオンに行くことにした。ひとまずは昼をとる前に決めたアゼルバイジャンだ。

アゼルバイジャンパビリオン

戦時国なのに万博に出るのはすげぇなと内心では思いながら向かった。

アゼルバイジャンパビリオンに入る前には雨の勢いが強くなっており、傘をさしている人が目立った。またこの時にモナコパビリオンに列ができていたので、次は人が少なそうに見えた、トルコパビリオンに行こうと思った。

アゼルバイジャンパビリオンの入口には持続可能性への七つの架け橋と題した七人の美女が展示されており、足元にその意味を説明するディスプレイが設置されていた。

中に入るとまず幻想的なスクリーンシアターが出迎えてくれた。内容的にはアゼルバイジャンの紹介のようだった。上にあるプロジェクターにはSHARPと書かれていた。

案内図があったが2Fはオフィスのようで、実質1Fと3Fしかなかった。

展示物の写真を撮っていないが、展示としてはアゼルバイジャンの伝統芸能や、文化の多様性、建築技術、特にアーキテクチャへの造詣が書かれていた。あっさりとしたした展示で個人的にはそこまで惹かれなかった。しかしパビリオンの建物の豪奢さからして、建築アーキテクチャの情熱はなんとなく伝わってきた。

アゼルバイジャンパビリオンにはカフェがあった。さっき沢山食べたばかりで軽くキツイ思いがあったが、折角だし食べてみようと思ったら残念ながら目の前で売り切れになってしまい食べることはかなわなかった。後でわかったことだが、食事ができるパビリオンも多いようなので、パビリオンで食事をとるのもありな気がした。

出口近くの土産コーナーには絨毯をはじめとした伝統工芸品や、建築アーキテクチャの本などがあったが、私はとりあえずマグネットを買うことにした。CAUTION MAGNETICとあるのが日本では見かけない注意で面白い。最初は磁力を封じる蓋だと思っていたが、磁石そのものだった。

これはエンブレムの裏に鉄板が溶接されており、そこにCAUTION MAGNETICと書かれた磁石が磁力でくっつけてあるという構造だ。

トルコパビリオンまでの道中

トルコパビリオンに行く前にもうちょっと何かないかな?と散策した道中。

韓国パビリオンはロープが張られており入れそうになかった。巨大なモニタには魅入ってしまうようなダイナミックな映像が流されていた。

ドイツパビリオンは日本語とドイツ語で「わ!ドイツ」と書かれており、かわいらしくていいなと思ったが、行列が凄まじく入れる気がしなかったのでパスした。

関西パビリオンは予約制で入ることができなかったが関西の定義がかなり誇大解釈されていて関西がよくわからなくなった。

以前松山市が関西を自称しているのを見たこともあるので、北陸西部と三重、近畿、中国、四国辺りはひょっとしたら関西なのかもしれない。

トルコパビリオン

TÜRKİYEと書かれていて、なんかいいなと思った。あと建物も赤い棒や波のような模様で囲まれていて好きだ。

トルコアイスらしき人形が設置されていて、その横にあるアイスマシーンのようなものはスピーカーとして機能していた。

またHEYDAY OF CIVILIZATIONS TÜRKİYEやHEYDAYという表現はパビリオンのいたるところで使われており、特にYESTARDAY, TODAY, HEYDAYと並んでいる場所では意味は分からなかったが、謎の感動をしていた。

今調べたところHEYDAYとは全盛期という意味らしく、昨日・今日・そして全盛期という意味があるのだろう。そしてHEYDAY OF CIVILIZATIONS TÜRKİYEは全盛期のトルコ文明という意味があるのだろう。参考までにClaude 3.7 Sonnetに解釈させてみたところ、トルコという国の威信を表しているのではないか?という感想が返ってきたので以下に紹介する。

トルコ(TÜRKİYE)が「文明の交差点」あるいは「文明の揺りかご」として自国を位置づけているメッセージだと思います。歴史的に見て、現在のトルコの領土はアナトリア半島を含み、ヒッタイト、ギリシャ、ローマ、ビザンチン、セルジューク、オスマン帝国など、様々な強大な文明が栄えた地域です。東西文明の架け橋として、複数の文明が交わり、それぞれが全盛期を迎えた場所という意味が込められていると感じます。

この表現は、トルコが単に一つの文明の発祥地ではなく、多くの重要な文明の「全盛期」を見てきた土地であることを強調し、その豊かな歴史的遺産と文化的多様性を万博という国際舞台でアピールする意図があったのではないでしょうか。

また、現代のトルコが過去の様々な文明の遺産を受け継ぎ、それらを融合させた独自の文化的アイデンティティを持つ国であることを表現しているようにも感じます。

そういうのもあってか展示には3Dの顔がエモーショナルに動いてしゃべる映像が投影されていたりもした。

全体的にはなんかかっこいい展示が多く、謎に日本を意識したものもあった。

ライブステージもあり、YAMAHAの機材が使われていて、ここでも日本製品が…というので、ちょっと面白かった。

パビリオン内は結構列ができてなかなか進まなかったのだが、スタッフから「これはレストランの注文の列です。ここには他に何もありません。」という声が聞こえ列が崩れていったのも面白かった。

つまりトルコパビリオンは料理を食べるところだったのだ。建屋はかなり大きかったが、入り口付近の簡単な展示があるほかは特に何もないようだった。

会場をぶらぶら【イ】

時刻は14時半。さて次はどこに行こうかな?と思い韓国パビリオンのほうを見ると17時から自由入場を始めるというので、しばらくぶらぶらすることにした。

モナコパビリオンを覗きに行ったら、まだ混んでいたので、どこか入れそうなパビリオンはないかな?と思い公式地図を見てみたものの、余りにも探しづらかったので会場をぶらぶらして探すことにした。

昼にがら空きだったフードコートには長蛇の列ができていて、早めにまねきに行って正解だったなと思った。経験則として飲食店は14時前後に混む傾向があると思っている。

雨が降っていたのもあり、大屋根の下は混雑していた。三宮センター街の倍は混んでいる。

記事の頭のほうでボトルに水を入れるマシーンを紹介したが、洗浄するマシーンも設置されていた。恐らく水筒を利用することで廃棄物を減らし、こういった装置で衛生的に利用できるというのがSDGs的に売りなのかもしれない。

どのパビリオンも趣向が凝らされた建物で見ているだけで楽しめた。とくにアメリカのアメリカらしさは最早アメリカという他なかったが、入ろうとしたら既に閉まっていた。

ミャクミャクの撮影会なる謎のブースもあった。グッズ販売がないのはありがたい情報だが、それにしてもすごい人気である。

見るものがなく飽きてきたので大屋根に上ってみることにした。この時は風が強く横から叩き付けるような雨も降ってきており、これは風邪ひいて明日会社休みかなとか思いながら雑に行動していた。

地下鉄の出口の風を強くしたような暴風に煽られながら外に出てみると、意外と人がいた。とはいえ晴れていた時と比べるとずいぶん少ない。

傘が折れている人を横目に凄い風を耐えつつ一番上まで登ってみたところ、なかなか見晴らしがよかった。この時は写真を撮るのに必死で正直何も見えていなかったが改めて見返してみるとグラフィティが描かれていたりして面白い。万博ではストリートパフォーマンスもありなのだ。

下界を眺めてみるものの、どこのパビリオンも列が長く、この雨の中では、入れる気がしない。

歩いているとバスが走っているの見かけたので近づいてみると道路があることに気が付いた。

バスを追ってみるとニュースで話題になった基礎の崩落現場と騒がれていた海に出てきた。

どうやらここは大屋根の内側に水を引き込むためにこういう作りになっているようで、ウォータープラザにつながっているようだった。

眺めているとけたたましいサイレン音とともに万博と書かれたレスキュー車のようなものが走り去っていた。

先に進むとバス停があり、これに乗るとバスターミナルに行けるようだったので、疲れもあって乗ることにした。横には放送局の楽屋みたいなものもあって面白かった。

列はあったがバスは多く往来しており、いつか乗れるだろうと思っていた。

中には自動運転バスも走っていて、なかなか面白かった。

しばらくするとバスが滞留するようになり、火災のためバスが動けなくなったというアナウンスが流れ、軽く絶望に襲われたが並んでいるうちに疲れが取れたのもあり、またパビリオン巡りに戻ることにした。

そもそも運賃が超高いので乗らなくて済むならそれに越したことはなかった。

適当に歩いているとトイレに出会った。とても主張が強く非常時にも安心そうだが列がすごい。

夢洲の未造成状態を保持した空間があるとのことでチラ見してみたが、中央にある部分が夢洲の植生が本来の土壌らしく、会期終了後に更地になるまでの間は本来の地面を見ることができないので展示しているとのことだった。

先ほど外側から見たウォータープラザの内側。なかなか見ごたえがあり、真ん中には謎の門があった。

手前にあるモニュメントと重ねて撮影するためのオブジェなのかもしれない。

その後も適当にパビリオンを眺めていたが行列やそもそも開いてなさそうなどでパスしていた。

null2というテクニカルっぽいパビリオンは面白そうに見えたが、予約制らしいので入ることはできなかった。

SEIKOの日時計があったり。

神戸市民のバウムクーヘンオーブンTHEOがいたりして、ちょっと面白いなとか思った。

ぐるっと一周してきて16時過ぎ、まねきの列はだいぶ減っていた。

そろそろ17時前なので韓国パビリオンに行くことにした。開場情報が広く知られていないはずなのでまだいけるという確信があった。

韓国パビリオン

韓国パビリオンに着くと相変わらずダイナミックなムービーが流れていた。

現在の韓国の様子を表現するシーンや

朝鮮の歴史から現代韓国の繋がりを描いたり

韓国の情報技術をアピールする内容もあり

締めくくりもかなり良かった。これはかなりの長編で全編見ようとすると15分ほどはかかる大作に見えた。もしこれが列に並んでいるときに見るものとして設計しているとすると、非常に戦略的だなと感じた。

パビリオン前には勝手列が形成されており、非公式に人々が並んでいた。予想通りこの段階ではそこまで人がいなかった。

公式の列ではないため開場時にそこそこ横入りされていたが、周囲が空気を読み、それなりに機能していたのは日本ならではだろう。

中に入るとブースがいくつかあり、中には体験コンテンツが用意されていた。四ヶ国語対応なのはすごいなと思った。但しすべてのコンテンツが四ヶ国語対応ではなく、ここくらいだったと思う。

ブースに入る待機列にも暇つぶしになる動画や、場内案内が流れており、さすがコンテンツ大国だなと感じさせられる内容だった。

特に一枚目のグラフィックはインターネット黎明期の韓国の個人サイトでよく見られた表現で懐かしい人もいるのではないだろうか。

ブース待ち列がある場所は巨大スクリーンの裏だったので、スクリーンの実装も見ることができた。

見た感じLGと書かれたモニタが大量に組み合わせられているが、LGのサイトによるとビデオウォールというモニタを連結して巨大化する製品があるので、それを使っているのかもしれない。背面の見た目がLGのサイトにあるものと異なるので韓国エディションとか、特注品なのかもしれない。あるいはオプションのアタッチメントの可能性もあるが、これは面白いなと思った。

先ほどの機械で受付を済ませると、第一ホールでPA機器による演出があった。

これは受付端末で来場者が登録した音声を合成して流すアトラクションのようで、なかなか面白いなと思った。ひょっとしたらPA機器そのものも音の波形などによって有機的に動いていたのかもしれないが、特に説明はなかったのでわからない。

次のホールでは息を吹きかけると水素を利用して水を生成する謎の装置が展示されていたが、これはあまりよくわからなかった。

この次のホールは撮影禁止だったので写真がないがミュージカル形式でKPOP的な映画を見ることができた。これ以上なく韓国らしいムービーが見れたのは中々楽しかった。

参考までに劇中で使われる楽曲のフルムービーは以下で見れる(ミュージカル部分は含まれていない)

全体のメイキングもあり、以下で見ることができる。

これはここまで見たパビリオンの中では最も凝った演出の一つだと感じた。

また全て終わり出口に行くとアンケートがあり、それに答えるとスマホリングを貰うことができた。

最初の受付での言語選択とこのアンケートである程度客層を集計できるはずなのでマーケティングが上手いと感じたし、全体に非常に韓国らしさのあるパビリオンだったのは好感が持てた。余裕があるなら行ってみても損はしないと思う。少なくともKPOPに特に興味がない私でも十分に楽しめた。

そういや韓国パビリオンのアンケート見てて思ったけど、こういう場合の「職業」の表記はJobよりOccupationのほうが一般的なのだろうか?とか。

なお私はMMO黎明期から韓国産のゲームをはじめとしたコンテンツに親しんでおり、韓国の電子機器にも古くから親しんでいるユーザーであるため、肩入れしている面は否めないことは附しておく。

更に出口の奥にはレストランとショップがあった。

レストランでは韓国料理を頼むことができた。「いんりょう」や「しゅるい」などの日本語がかわいらしい。「しゅるい」はおかしい気もするが、それもまたかわいい。

日も暮れかけているし、そもそも万博なので各パビリオンで食べるのも一興だろうというのでここで食べることにした。アゼルバイジャンのほうでは食べられなかったしね。

海鮮チヂミを頼んだところ、だいぶお好み焼きチックなのが出てきたほか、玉ねぎのしょうゆ漬けのようなものも出てきた。飲料は水を買った。

海鮮チヂミは概ねお好み焼きで、本場のチヂミはここまで違うのかと衝撃を受けた。普段日本で見るもちもちした透明な生地とは一線を画していた。またコチュジャンもなく、そのまま食べる感じだったが、下味はついており特に問題はなかった。

玉ねぎのしょうゆ漬けはそのまま玉ねぎのしょうゆ漬けで、醤油味の玉ねぎだ。ググった感じヤンパチャンアチというらしい。キムチとナムルくらいしか知らなかったので新鮮だった。

箸袋には竹箸とプラスプーンが入っていた。箸は日本の箸の2/3程の長さで先はとがっておらず、こけしラインが入っていて興味深いデザインだと感じた。

水は裏のラベルに日本語が書いていたので、恐らく日本でも韓国食品店などで手に入るものだと思う。

食べ終わると時刻は18:30を回り帰るかどうか思考を一巡させ、せっかく来たのだし最後まで楽しもうと他のパビリオンも見ることにした。

夜の地球

朝来たときは混んでいたので避けていたが、Traditional Kogeiという文字に魅かれて入ってみることにした。私は歴史と伝統が好きだ。

大漁旗をよく見ると石川県漁協輪島支所とあるが、これが展示内容のヒントだ。

こちらのパビリオンでは輪島塗の歴史を学んだり、今回の万博のために作った輪島塗の地球儀のメイキングビデオを見ることができた。このビデオでは、およそそこら辺の食器には使われてなさそうな珍しい技法をふんだんに使った重要文化財レベルの逸品を作っている光景を見ることができた。

そしてこれが実際に作られた輪島塗の地球儀だ。デジタル地図をレイヤリングして下図を作り、それをもとに精緻に蒔絵や沈金、螺鈿など各種技法で趣向を凝らし、更に塗り技法のみで凹凸を作り立体感を出すなど、非常に凝ったものになっている。ベースは木のようだが、金属部品もあり、そこにも漆塗りの技術が使われている。

木でできた地球儀の乾燥を防ぐためか真横にはダイニチの加湿器も置いてあった。

また世界の主要都市を輪島塗で制作した工芸品も展示されており、こちらも見ものだった。

東京。

ニューヨーク。

ロンドン。

北京。

アップも撮っていたのだがぶれていて見れたものではなかったので、気になる人は是非現地に行ってみてほしい。いずれも値段がつけられないような品だと思うので、会期が終わったらどこかの博物館に展示しておいてほしいところだ。

この後には全国地各地の伝統工芸品のコーナーがあり、様々な工芸品を見ることができた。

南部鉄器は黒いものをよく見るので、こういうのは珍しい気がした。

江戸切子はそうめんの大鉢で見ることがあるが、最近はめっきり見ないかもしれない。

もちろん輪島塗の展示もあった。今年漆器を買った私としても親近感がわいた。但し私のは山中漆器だと思われる。

石川県の伝統工芸は特にクローズアップされて紹介されていた。

全国の伝統工芸品の一覧もあり、各地の工芸品を知れるの勉強になった。

会場の隅には綜合警備の警備ロボがいた。セコム同様に先進性をアピールしているのかもしれない。

夜の万博会場とドローンショー

夜の地球を出て時刻は19時を回っていた。

会場はライトアップされ、やや幻想的な雰囲気に包まれていた。

みんなカメラを構えていたので振り返ると、突如ドローンショーが始っていた。これはなかなかの見ものだった。正直途中で帰らずに、この時間までいてよかったと思う出来事だった。

モナコパビリオン

最後に一番最初に気になっていたモナコパビリオンに行くことにした。空いてたので。

夜に来るとずいぶん幻想的な雰囲気だったので夜に来るといいかもしれない。

中にはすごろくゲームや、ミニゲーム的なものがいくつかあった。

幻想的な雰囲気の中で私たちは自然と人類の共生を目指していますというメッセージが伝わってくるパビリオンだと感じた。

会場をぶらぶら【ロ】

時刻は19:15を回り、人はずいぶんまばらになってきた。

神座のあったフードコートへ戻ってきて、前来た時に気になっていた西川布団のマシーンをチェックしてきた。

段ボールの筐体にタブレットがはめ込まれているようで面白さを感じたものの、布団と何が関係しているのかはよくわからなかった。

人が集まっている場所があったので何かと思って近づいてみる。

アラブの民族衣装を着た人との記念撮影が人気を呼んでいるようだった。

サウジアラビア王国のパビリオンだった。ここは予約制なので外していた場所だ。

日本語の表記が逆転しているのがちょっと面白い。確かに国名を前面に出す場合はありだなと思った。

バードのような人がいて周りのほの明かりと合わせて、雰囲気が出ていた。

ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」

外見の怪しさで近づいていなかったパビリオンに入ってみた。

こちらでは和菓子で作られた作品が展示されていた。

餡や粉砂糖など、造形しやすく腐りづらいものをよく使われているようだった。

他にも様々な和菓子作品の展示があり、見ていて楽しかった。

小規模なものでは干菓子で作られたものもあった。

和菓子に限らず、飴細工やチョコレートで作られたものなども見られた。

天井まで楽しめるように作られていて、なかなか凝っているなと思った。

肝心の外食パビリオンについては調味料メーカーが料理を提供していたりして、実際に食べることも楽しめるようだった。

帰路

さて、そろそろ帰ろうかという道のり。まだまだ見るものがいっぱいあった。

土産屋への道中

時刻は19時半を過ぎたあたり、そろそろお土産を買って帰ろうと西ゲートに向かい歩き出した。

吉本のパビリオンでは来場者参加型の盆踊りがされていた。

西ゲートへの道は人であふれていた。22時閉場だが、みんな帰るところなのだろう。

そらいすは街灯の代わりなのか光っていた。

ヤマト運輸ブース

時間があったので何となくヤマト運輸のブースに入ってみた。

いろんなラベルが展示されており、記念にもらうこともできた。今ではもう見かけなさそうな昭和の香りが漂うラベルが多い。

きっと今ほどシステム化されていなかった頃はこのラベルを見てアナログ的な人情で対応されていたのだろう。そう考えると少し心がほっこりした。

奥には夢見る黒猫の世界という内容で未来への展望メッセージや、顔認証式の宅配ボックスの展示が行われていた。

顔認証式宅配ボックスは実際に操作することもできた。中のぬいぐるみがかわいい。

実際の宅配便の発送にも対応しているようで、お土産を送るのにも便利そうだった。

エキスポオフィシャルストア

お土産を買うならここだろうというので入ってみた。しこたま買った。

入ってすぐには伝統工芸で作られたミャクミャクやミャクミャクダルマが展示されていた。

中でも目を惹いたのは漆のミャクミャクだ。165万円というすさまじい値段だった。

越前漆器は漆琳堂の製作で、様々な漆技法が凝らされた逸品だそうだ。

他にも鍋島焼のミャクミャクや、錫のミャクミャク、硝子のミャクミャク、手漉き和紙のミャクミャクなど、様々なミャクミャクが売られていた。

小物では美濃焼きの豆皿などもあり、日本の伝統工芸品を使ったグッズにも注力しているさまが読み取れた。

それらしいTシャツやポロシャツも売られており、よくある観光地のお土産的な雰囲気の服も手に入れられるのはいいなと思った。

排ガス出してるしいつの車これ?みたいなのがあったり、

北斎的なパンツがあったりしたのも面白かった。ブラジャーやショーツはたぶんなかった。

ミャクミャク柄のそういうのがあったら、それはそれで面白そうだったがw

勝負下着に使えば間違いなく相手が笑い転げること間違いなしである。その後はきっとそういう流れにはならないだろうw

他にもおよそ大抵のグッズがあり、生活をミャクミャク尽くしにしようと思えばできるくらいはあった。

お菓子も地場メーカーを中心に多く出ており、フレームに収まりきらないほど無数といえるほどの品ぞろえがあったので、何かしらほしいものが見つかるのではないかと思う。参考までに瓦せんべいは神戸垂水亀井堂だった。

御座候ではなく回転焼きが売られていた。

なお御座候は実は回転焼きなので解釈的には割と正しい。

ミャクミャクもなかも面白い。これは最近流行りの組み立て式でサクサクが食べられるのがいい感じだ。求肥も入っている。ところで英語のMonakaは通じるのだろうか?

都こんぶもあり、これは裏表で赤と青を表現しておりリバーシブルなのが面白かった。中には全く同じデザインの小箱が入っている。ちゃんと中まで万博仕様なのはすごくよかった。

最近ではあまり見かけない缶ドロップの販売もあった。スーパーだと最近はドロップも袋タイプになってしまったので懐かしい。

外箱と個包装以外に万博要素が全くなさそうなネタ菓子も見られた。こういうのは会社とかで配るとウケそうだ。

どこにでも生えてくるパインアメ。POPもあり、主張が強かった。個包装に赤と青の文字でミャクミャクと書かれているのも芸が細かい。

食品も大阪名物の肉水や讃岐うどんの販売もあり、オール関西という感じが出ていた。

レジ袋は驚異的なプライスで、おそらく人件費や各種諸経費に取られていることが読み取れた。大量の人員を集め、大きなお金をかけて運営されているため、この辺りは仕方ないだろう。

混雑回避のためかレジは多くあり、もちろん幅広いキャッシュレスに対応していた。てかミャクぺ!以外にも独自決済あるんだ…w

Adoステージと集客についての考察

死ぬほど人が集まっている場所があったので近づいてみたら奥にライブステージがあり、Adoがライブをしているようだった。

JRのブースで、この後グッズショップが非常に混雑するため今のうちにお買い求めくださいという放送がされていた。

イマイチ盛り上がりに欠けると言われていた大阪関西万博だが、こうやってキャッチーナ芸人を配置することで集客をしている部分は素直に評価できる。現在はJR三ノ宮駅のデジタルサイネージでもヒカキンとセイキンのCMが流されており、若年層を中心とした客引きには効果があると思われる。

公式プレスリリースによると地上波のTVCMでも同じものが流れているらしい。

一度目の出場

出口。流石に閑散としていて朝ほどの活気はなかった。

因みにここを出るときに見えないスタンプを押してもらう必要があるらしく、私はこの後に少しトラブった。

バスターミナル

バスターミナルには非公式バスであっても運行案内が出ていて親切だと感じた。

また以前調べたとき、みなと観光バスだけバス会社側サイトで案内されていないことに言及したが、どうやら運休扱いになっているようだった。まだ体制が整っていないか、運転手が足りていないのかもしれない。

今回発生した大量のバス運行で調達された運転手の中に、もし新規免許取得者がいるとしたらバス運転手の潜在人口が増えることに繋がるので、万博は運転手不足解消に対して一定の寄与があるのかもしれないなとか思ったりもした。

バスターミナルにはバスが多くいて、バスで賑わっていた。当然のことではあるものの、盛り上がらないとか散々たたかれていた結果がこれなら私は満足だ。

朝来た時も思ったが鉄道各社のバスは電気バスも目立つ。車種としては中国BYDのK8が特に多いように思う。日本の名誉のために書いておくと、公式バスだといすゞのものも見られた。

国産のEVバスはメーカー名が残っていることも少なくないが、輸入車の場合パッと見わからないのも特徴的だ。

トラックだとスカニア、ボルボあたりはメーカー名をでかでかと露出しているが、バスになると消えるので不思議だ。

Scania 日本のサイトを見るとどうやらバスだけは元からロゴがないようだ。

帰りのバスと乗車失敗

さて、帰りのバスについた。往路と同じ神姫バスのEXPO神戸号だ。すごい列になっており誘導員から「これ以上乗れません。次便をご利用ください」というアナウンスが流れていた。

行先表示は相変わらずUSJか何かのロゴが消えずに残ったままになっていた。

一応並んでみたものの無事乗車失敗した。

この事態を見てか、神姫バスではEXPO神戸号の増発を行っており、今では乗車機会が多少増えているものと見込まれるが、相変わらず満席らしい。

初日の列形成から見て、あらかじめ並んでいれば乗れるとは思うので、次便への待ち時間が減ったのはいいことだ。

バスターミナルからの花火

しかし怪我の功名か、バスのドアが閉まった途端花火が上がり始めた。

20:59~21:00まで、わずか一分間の短い花火だったが、おそらく一時間後の閉場を知らせるものなのだろう。

再度西ゲートへ

次のバスは一時間後なので電車で帰ろうと思い西ゲートへ踵を返す。地下鉄駅がある東ゲートには会場を横断していくのが一番早いからだ。

再び発車案内を見てみるとずいぶん遠く、関東方面からきているバスもあるようで驚いた。ディズニー夜行バスなんかもそうだが、疲れないのだろうか?

西ゲートに向かいながら再入場はできるのだろうか?と考えながら向かっていたが、警備員に聞いたところ今日は会場の混乱のため特例的に可能と聞きほっとした。

ただいざ西ゲートに着くと腕にブラックライトを当てられ、出場のスタンプがないといわれ再入場はできないといわれ、軽く困惑した。入場のQRはあるので、これで入れないか?と話したところ入場確認が取れたが、念のためにX線検査を通ってほしいとのことで、検査場に回され、検査場では再入場は認められていないといわれ悶着した。ただまぁ何とか再入場は果たせた。

歩くのが面倒なので場内バスの運行を確認してもらおうとしたが10分たっても運行状況が判明しなかったので、健康のため徒歩で向かうことにした。

今回のケースはかなりのイレギュラーのようで、係員の人たちも大変そうだったが、戻り客が多いようで、この悶着の間にも大勢が随時強化されて行っていた。

ちゃんと入場記録がされていて、再入場時に何かしら確認できるシステムといい、再入場という例外を一応想定している体制は当たり前かもしれないが、ちゃんとしているなと感心した。こういうやつの要件定義や設計ができる人は本当にすごくて、尊敬できる。

東ゲートへ

またもや道中でどこかで見たことがある気がするが思い出せないアートを見かけた。万博はこういうアーティストを積極的に選んでいるのかもしれない。

多細胞を模した動くオブジェや、かつて三宮にあったパイ山のような謎地形を抜けてゆく。閉場時間が近く急いでいるのでカメラがぶれている。

東ゲートへ向かう。閉場のアナウンスが繰り返し流れており、急いでいたのでカメラはブレブレだ。

東ゲートは人であふれていたがスムーズに抜けられた。ここでも結局スタンプは押されなかった。

舞洲駅へ

地下鉄夢洲駅までの道は500m程にわたる大行列が形成されていた。

中にはバリケードを抜けてショートカットしようと試みる人もいて、警備員と悶着していたり、並んでいる客の中には何故こんな遠回りするのか?最短経路で結べばいいではないか?と愚痴っている人も見られた。

恐らくそうすると会場内に行列ができるため、場外に列形成用の経路を作っているのだろう。閉場時間になっても客が中にいると場内設備を壊す人が出るなど、安全上の問題が出てしまうだろうから、出したほうが安全だ。

なお舞洲駅は東ゲート内からしかアクセスできないため、西ゲートから場外を大回りしても入ることはできなさそうだった。

並ぶこと約20分、舞洲駅へやっと入れた。駅は入場規制が敷かれており、そこまで混雑していなかった。外では規制に対するクレームも聞こえたが、将棋倒しのようなことが起きると大変なので規制があるのはいいことだと思った。

夢洲駅構内

駅は混雑を見越した作りになっており広々としていた。万博後は誰も使わない気がするが、そこらへんは気にしないことにしよう。

切符の券売機には列ができていた。交通ICを持たない人も少なくないのだろう。

自販機類が充実しており、だいぶ助かった。売り切れている1300円に何があったのかが地味に気になった。

謎の人型ロボットもいた。反応はあまり芳しくなく実用性は謎だった。

休憩室のようなものもあったが休憩室と何が違うのかはあまりよくわからなかった。

改札とその先は人は多いものの、やはりそこまで混雑していないのは入場規制の賜物だと感じた。

分かりづらいが列車内も通勤ラッシュと比べるとずいぶん空いていた。週末昼の御堂筋線より空いていて、同山手線くらいかもしれない。

時刻表は御堂筋線ばりの過密ダイアで、御堂筋線みたいに多い時間帯の部分には3分ごとに発車とか書いてもよさそうなレベルだった。

奈良まで行くようで、奈良の人は万博まで楽に来れそうだなとか眺めていた。生駒は近鉄大阪線との結節点でもあるため、万博利便性は高そうだ。

帰路

九条で下車して阪神なんば線に乗り換えた。九条を通過した回数は多いが、利用するのは初めてだ。しかし九条の字を見ると京都のほうが思い浮かぶ。

尼崎の字が見え一気に帰ってきた気分になる。

奈良色バリバリの列車が入線してくる。

車内までラッピングしているのは珍しい。

尼崎で特急を待っていると終電の香りを漂わせる列車が入ってきた。御影行きは終電付近になると増加するものだ、これはおそらく石屋川車庫行きだろう。

昔は石屋川まで運行してくれていたと思うのだが、なぜ御影止めになったのだろうか?ちなみに御影駅と石屋川駅は鉄道だと1分程度の距離しかないが、歩くと10分くらいかかる。

どうせ車庫に入る前に石屋川駅を通過するのだから止まってほしいと思うものの、私はもう石屋川の住民ではないので気にしないことにした。

そういえば阪神尼崎駅に万博にあったPiTaPa非対応自販機と同型っぽいものがあったが、こちらはちゃんと対応していた。いやまぁ、阪神駅の自販機で非対応はありえないので当然といえば当然だが、万博のやつも対応していてほしかったなとは思う。

そうこうしているうちに特急がやってきた。東須磨行きだった。

場外広告~JR三ノ宮駅

この項ではJR三ノ宮駅で見かけた広告を紹介していく。万博当日に見たものではないので番外編だ。正直直近見つけたネタだったので、執筆がここまで伸びてなければ書いてなかったネタである。

山側の壁には「来てな!大阪」の広告に挟まれる形で万博の広告がしれっと配置されていた。多分真ん中にあったのを抜いて差し込んだのだろう。

中央口の柱にはビビット感のある広告もあった。どことなく関西感(イコちゃん・ビリケンさん・大阪駅・大阪城・舞妓・たこ焼き・花札・大阪のおばちゃん)のある感じやMAIDOO☆OOKINIがポップでいい。

クレジットにある上田バロン氏は線が太く、目力があり、ビビットでキャッチーなイラストが得意なデザイナーの方のようだ。こういう絵柄や色遣いは個人的にかなり好きだ。JRもオタクカルチャーに触れているうちにこの辺りが理解ってきたのかもしれないなと感心した。

デジタルサイネージには韓国パビリオンの宣伝が出ており、韓国のコマーシャルに対する努力にひたすら感服した。

また別のサイネージでは未来永劫ヒカキンとセイキンのコマーシャルが流れていた。これは前項にも書いた内容だが、実際にサイネージで見たら思わず来たくなる感じかもしれない

あとがき

4月13日に行ったのにだらだら書き続けていたら5月2日にまで伸びてしまった。これだけの日数をかけて書いた長大な記事を、ここまで読んでいる人が果たしてどれだけいるのかは謎だが、まだあとがきとしてもうちょっと続けていく。

感想としては正直、大多数の人が楽しめるかどうかは疑問だが、私は楽しめた。恐らく旅にハプニングを求める人や博物館巡りが好きな人にとっては楽しいかもしれない。実際私は怪我の功名の積み重ねやアクシデントのお陰で楽しめた部分が大きい。

この記事自体も前章にあった広告ネタの様に執筆が伸びたから書けたネタがあるため、より一層そうだと言える。この後書きのバス増発についてもそうだ。

パビリオンは予約制のところも少なくなく、予約なしで見れる場所は相変わらず探せないようなので練り歩く必要がある。しかも大抵列ができている。

なお私は途中雨が降っていたにもかかわらず、二万歩も歩いてたらしい。ゲート間移動なども大きかったとは思うが、とてもいい運動になった。

そういった部分も含めて楽しめる人にはうってつけのイベントだといえるだろう。また会場は人が多く、広大で、大屋根や地上を歩いているだけでも熱気に充てられる楽しみがあると思うので、運動目的で行くのもありかもしれない。

但しチケットは安くなく、休日も見れる一日券は大人7,500円と比較的高い。夜間パスなら3,700円とお得だが、こちらは時間に限りがある。

複数回行くことを見越すなら通期パスや夏パスのほうがお得だ。夏は炎天下と島特有の高湿度に見舞われて地獄だと思うので、これは計画を立てて回ったほうが楽しめると思う。間髪入れずにパビリオンへの入場を繰り返せたり、それ以外は極力大屋根などの下に入れると、暑さしのぎになるだろう。

アクセスについても三宮からは比較的高頻度で直通バスが出ており、予約不要で手軽だ。正直KANSAI MaaSとか言う謎アプリのインストールと会員登録は手間だ。むやみやたらにアカウントを増やすのはセキュリティ上望ましくない。

運賃は鉄道最安経路より若干高いが、乗り換えがいらず確実に座れ、混雑とも無縁で、景色も楽しめることを考えれば悪くないだろう。

帰りの便もたっぷりある。

姫路加古川からの直通バスもあるが、本数が少ないのが弱点だ。三宮~舞洲同様、姫路~舞洲も鉄道のほうが若干安く若干早い。但し乗り換えが多く、疲れるという欠点はあるだろう。

広告露出も努力がみられ、個人的には、世論の凜さを始めとした各種困難な状況の中でも、どうにか成功させようと奮闘する万博運営に好感が持てた。

確かに公式サイトが使いづらいとか、チケットシステムのUXが何とも言えないとか、重箱の隅を突こうと思えばそれはいくらでもできるのだが、それよりは現場で頑張っている関係者各位に敬意を示したい。現場の人が頑張ってるからイベントが素晴らしいとか、行くべきとはちっとも思わないが、万博なんて今後開かれるかも怪しい国際イベントもそうそうないと思うので、貴重な機会と思って行くのもありだろう。

多少のことに目をつぶれば、きっと思い出に残るイベントになるはずだ。

デジタル社会でいろんな情報が交錯し、一瞬で消費し記憶に残らない、この時代だからこそ、敢えてこういったイベントに行く価値があるかもしれない。