2026/08/08(土)Panther Lakeでx64のWindowsノートPCのバッテリーや熱周りがだいぶ良くなり、ARMに迫っていた
ARMとCore UltraのWindowsノートPCを軽く見て、バッテリー持ちと熱周りを比較してみたの第二段。
最近はIntel CPUも省電力が凄まじくARMを超えているとかいうのを見たので見てきた話。結論としては、かなり迫る性能になっていることが確認できた。
今回も前回同様にヨドバシの展示機を使って発熱とバッテリー持ちを比較してきたので、その内容をまとめた。
今回見てきた端末
| Panasonic CF-SC7ADMCR | FMVU59L2B6 | FMVUQSL1BC | |
|---|---|---|---|
| CPU | Intel Core Ultra 5 325 | Intel Core Ultra 5 236V | Snapdragon X X1-26-100 |
| 画面 | 12.4型 | 14.0型ワイド | 14.0型ワイド |
| バッテリー | 55.26Wh | 64Wh | 63Wh |
| 公称駆動時間(アイドル時) | 32.4時間 | 34.0時間 | 41.0時間 |
| 重量 | 919g | 908g | 876g |
比較検証
測定方法は前回同様で、以下の通り。
- 負荷計測
- 電源オプションを「最適なパフォーマンス」にした状態で、CPU負荷ツール.jsでカウンタが6Gに到達するまでぶん回し。
- バッテリー
- 閉店後から開店までの減少幅を見る
- 電源抜去
- 電源オプションを「最適なパフォーマンス」、省エネ機能をオフにした状態で、電源ケーブルを抜いたときのバッテリー残時間
Panasonic CF-SC7ADMCR
こいつはLet's noteである。
閉店後にもバッテリーが尽きない程度には保っていた。
負荷をかけるとパフォーマンスが劣化する傾向が見られた。
負荷をかけたときの冷却音は静かで、本体も暖かい程度で、熱いというほどにはならなかった。
恐らくこれは冷却フィンに高さがあり、排熱口の開口部が大きく、更に出口がモニタのヒンジなどに邪魔されていないため排熱効率が良いことが一つあるのと、裏面に穴がたくさん開いていることも大きいと思われる。
製品紹介ページにも大型のファンが写っており、冷却に力を入れていることが伺える。
電源抜去で12時間43分と、前回計測時のARMマシンに迫る勢いを見せた。
この端末のバッテリー容量は55.26Whで、前回計測したARMマシンは63Whであったことから、x64ながらも電池持ちはARMに勝っていると言える。これは凄い。
まとめ
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 負荷 | そんなに熱くならずそこそこ静かだが、処理速度に劣化が見られる |
| バッテリー | 閉店後も尽きてない |
| 電源抜去 | 12時間43分 |
FMVU59L2B6
負荷を掛けても処理速度に劣化は見られず、安定しており、冷却音も比較的静かで、CF-SC7ADMCR以上、FMVUQSL1BC未満という感じ。
但し負荷計測中に一回画面が暗転して戻らなくなったため、安定動作が見込めるかどうかには疑問符が付いた。なお暗転はOS再起動で治った。
バッテリーは閉店後ギリギリ持っている感じ。
電源抜去で10時間32分と、やや物足りなさを感じたが、Lunar Lakeだけあり、前回成績の悪かったArrow LakeのCore Ultra 7 255Uと比べるとかなり奮闘している。バッテリー容量の差から換算すると1.5倍ほどバッテリー持ちが改善している。
まとめ
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 負荷 | 熱くなるが触れないほどではない、ファンはFMVUQSL1BCよりは静か |
| バッテリー | 閉店後は尽きかけている |
| 電源抜去 | 10時間32分 |
FMVUQSL1BC
こいつは前回計測したのと同じ機種だが、念のために再計測している。
負荷を掛けても非常に安定していたが、前回同様ファンはうるさかった。
前回「ほのかに暖かくなる程度」と書いたが、普通に熱くなった。ただ熱すぎて触れなくなるほどではなかった。温度的には先に書いたFMVU59L2B6と同じくらい。
バッテリーは閉店後尽きているように見えた。前回の計測では余裕だったので驚いた。
やはりバッテリー持ちはよく、15時間26分と出ていた。全く文句なしだ。
まとめ
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 負荷 | 熱くなるが触れないほどではない、ファンはうるさめ |
| バッテリー | 閉店後は尽きていた |
| 電源抜去 | 15時間26分 |
結論:Panther LakeはARMに迫るもののあと一歩届かない感じ
結論としてはx64でもPanther Lakeであれば、Arrow Lakeと比べた場合、1.78倍ほどバッテリー持ちが向上し、ARM CPUの8割程度にまで迫るようになった。以前はARM CPUの5割ほどだったので1.6倍もバッテリー持ちがよくなったことになる。
また発熱もLet's noteでは、かなり控えめになっていたため、これはちょっとほしいなと思ってしまった。
その他に関して
Panasonic CF-SC7ADMCR
Let's noteは12.3型と小さいこともあり、キーボード配列が個人的に厳しかった。多少打鍵しただけでもミスタイプが目立ち、ちょっとこれは使えないなという感じ。
まず左側のキーがかなり切り詰められているせいで全角半角キーが上に飛んでいること、キー全体が左に寄っていることで、私が叩くとほぼ一列誤打鍵していた。
あとタッチパッドが丸いのもイマイチだ…。四角くあってほしい。上下左右に動かすときに可動域が狭すぎる。
右下のキーが軒並み小さいのも微妙だった。
FMV系
キーボードについてはおおむね不満がないのが、タッチパッドのクリックボタンが手前に来すぎていて押しづらかった。
また14型は大きすぎて、13.3型くらいになってほしいなと思ったが、FMVの持つ軽さには魅力を感じているので、何とも難しい感じだ…。
あとがき
ARM CPUでなくても発熱とバッテリー持ちの改善が望めることが分かったので、NEC LavieにPanther Lakeの13.3型で1kgを割った奴が来てくれれば買うかもしれない。勿論ARMでも構わない。
そして、やっぱりノートPCのキーボード周りはLavieが最高だなぁと思ったりしたのであった…。
小さくてまぁまぁ軽くてキーボードが抜群にいいところが個人的にLavieの好きなところなので、次の冬か春モデル辺りに期待したい。












