2026/07/16(木)R86S U1のNICを交換した
R86S U1のNICについているSFP+ポートの片方が不安定という問題があり、これがずっと悩みの種だった。
しかしR86S U1のNICはOCP2.0のメザニンカードという特殊な規格であり、入手が難しかった。あと最近なんでも高いことや、ここ一年近く財政が悪く資金がショートしていたこともあり、中々購入のタイミングがなかったが、偶然安いのを見つけたので交換を決意した。
購入したもの
ほぼ新品 Mellanox ConnectX-4 CX4421A MCX4421A-ACQN ネットワーク インターフェイス PCIe カード (OCP2.0 用)
ほぼ新品とあるが中古なのは間違いない。
写真を見る限り左右でコネクタが異なるといったこともなく、3,745円でConnectX-3からConnectX-4に上げられて不調もなくなるならアリではないか?と思い、購入することにした。
配送
荷物はいつも通りCainiaoから発送され、国内ではエスポ便という聞いたこともない業者に引き渡された。軽く調べたところ株式会社エスポリアという越境ECのサービス会社がやっているようで、ここ最近のアリエクに増えているらしい。ここ自体は仲介業者で配送はしてないらしい。
そういえば最近中華特有のテカテカしたプチプチ袋減った気がする。
実際の配送はかつてAmazon便で悪名を馳せたTMG、椿本グループだった。久々に見たので、一般消費者向け宅配便事業で生きてたのかお前…となった。
開封の儀
結構ちゃんとした箱に入っていた。
中身。緩衝材が底にあり、本体も一応元袋らしきものに入っていた。いい感じのヒートシンクがついているのが素晴らしい。
賞味期限ラベルみたいなものが貼ってあったが非常に強力なシールで、爪でカリカリすると爪が削れるレベルで剥がせなかったため剥がすのを諦めた。
新旧比較をすると上が今まで使っていたやつで、下が今回新たに買ったやつだ。
裏返したところ。裏面には薄いアクリルフィルムが基板を保護するように付いていた。短絡防止用だろうか?ヒートシンクを支えるプッシュピンも見えた。
ラベルを見る限り2019年6月製とみられ、比較的新しい製品なのも嬉しい。以前使っていたConnectX-3は製造時期不明だがCX342Aは2015年のモデルらしいので、だいぶ古い。
どこで見たか記憶にないがConnectX-3はサポート切れが近いか、切れていることもあるという話も見た気がするのでConnectX-4を入手できたのはよかった。メイン機もサーバー機もNICはConnectX-4なのでお揃いになった。
装着は既存のConnetX-3を外し、カードを刺す場所に元々ついてたチップクーラーを除去して取り付けたら、そのまま何事もなく普通に装着できた。
このクーラーがあるとヒートシンクに干渉するので、外す必要があった。
OpenWrt上でのセットアップ
OpenWrt 24.10.0にはドライバがなかったのでドライバを入れるのをやっていく。
SFP+以外に接続手段のない私の環境ではルーターのSSHに繋ぐ術がなかったので、R86S U1本体にキーボードとモニタを接続して作業した。
# まずはNIC周りの調査ツールを入れる
opkg update
opkg install pciutils ethtool
# ドライバの状態とかが見れる
# Kernel driver in use: igcならドライバがない
lspci -nnk
# ドライバを入れる。kmod-mlx4-coreは後で消した
opkg install kmod-mlx5-core
# JISキーボードだとアンスコが出せないので頑張って探して打った
modprobe mlx5_core
あとはこのまま再起動したら普通に繋がった。
そのまま使うと温度が上がりすぎた
現状片側のSFP+しか使っていないうえ、それも初日なので不具合は何もない。以前使っていたのも最低でも一週間は使ってないと不安定化しなかったので、まだ安定性は不明だ。
ただソケットが両方とも同じ形に見えるので、以前使っていたものよりは安定するのではないかと考えている。
温度については高くなりがちなようで、R86S U1本体のCPU温度が51度に達することもあった。
以前のNICの温度はデータがなく比較できないのだが、ここまで上がっていることはなかった気がしている。
NIC本体の温度は取得する方法が今のところ分かっていない。mstflintでmstflint -d xxxx -reg_name MTMPとかしたら、提供されていないとか出た気がするがログは取っていない。
参考までに以下の手順でレジスタの値が取れるっぽい。参考:man/mstreg
# 必要なツールのインストール
opkg install lspci mstflint
# MellanoxのデバイスIDの取得
lspci | grep Mellanox | awk '{print $1}'
# レジスタ名一覧
mstflint -d <デバイスID> -show_regs
# レジスタ値の取得
mstflint -d <デバイスID> -reg_name <レジスタ名> -g
関係ないがデータがないのはGrafanaに出しているデータを永続化していないため、tmpが吹き飛ぶと消える状態なので、ここはそのうち何とかしないといけない。
冷却対策
端的に言うとヒートシンクを剥がし、R86S U1に元からついてるクーラーを装着した。
まずはConnectX-4を取り出し、ヒートシンクを外し、グリスを塗りなおす。この時ついでに裏のフィルムも剥がし、熱が溜まらないようにした。
R86S U1に元々ついてたチップクーラー(前述の奴)を持ってきて、付け直した。
ファンレス冷却(ヒートシンク)とファン冷却(クーラー)で同時刻に温度を比べたところ、5度ほど下がるという結果が出たので、かなり効果があった。
新しい奴のヒートシンクの方が目が細かく作りもしっかりしているように見えるが、風のあるなしがそれほどまでに大きいということだろう。
しょぼいヒートシンクと小さいファンの組み合わせなのであまり意味がないだろうと侮っていたが、結果は歴然だった。恐らくこれはケースが小さく通気の余地が少ないこともあり、自然対流には期待できないということの表れなのだろう。
ベンチマーク
以下の構成で速度を計測した結果。そもそもLAN内でパケットがルーターの中を通っているかが謎なのでルーターNIC交換の影響があるかどうかは不明である。
Windows - R86S U1 - MikroTik CRS305-1G-4S+IN - Ubuntu
以前の計測結果はこっち。
Windows → Ubuntu
[ ID] Interval Transfer Bitrate
[ 5] 0.00-1.01 sec 1.07 GBytes 9.13 Gbits/sec
[ 5] 1.01-2.01 sec 1.09 GBytes 9.36 Gbits/sec
[ 5] 2.01-3.00 sec 1.08 GBytes 9.36 Gbits/sec
[ 5] 3.00-4.00 sec 1.09 GBytes 9.36 Gbits/sec
[ 5] 4.00-5.01 sec 1.10 GBytes 9.36 Gbits/sec
[ 5] 5.01-6.00 sec 1.08 GBytes 9.36 Gbits/sec
[ 5] 6.00-7.01 sec 1.10 GBytes 9.36 Gbits/sec
[ 5] 7.01-8.01 sec 1.09 GBytes 9.36 Gbits/sec
[ 5] 8.01-9.01 sec 1.09 GBytes 9.36 Gbits/sec
[ 5] 9.01-10.00 sec 1.08 GBytes 9.36 Gbits/sec
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval Transfer Bitrate
[ 5] 0.00-10.00 sec 10.9 GBytes 9.34 Gbits/sec sender
[ 5] 0.00-10.00 sec 10.9 GBytes 9.33 Gbits/sec receiver
Ubuntu→Windows
[ ID] Interval Transfer Bitrate Retr Cwnd
[ 5] 0.00-1.00 sec 1.08 GBytes 9.30 Gbits/sec 0 1.54 MBytes
[ 5] 1.00-2.00 sec 1.08 GBytes 9.28 Gbits/sec 0 1.62 MBytes
[ 5] 2.00-3.00 sec 1.08 GBytes 9.27 Gbits/sec 0 1.70 MBytes
[ 5] 3.00-4.00 sec 1.08 GBytes 9.28 Gbits/sec 0 1.78 MBytes
[ 5] 4.00-5.00 sec 1.08 GBytes 9.28 Gbits/sec 0 1.78 MBytes
[ 5] 5.00-6.00 sec 1.08 GBytes 9.29 Gbits/sec 0 1.78 MBytes
[ 5] 6.00-7.00 sec 1.08 GBytes 9.28 Gbits/sec 0 1.78 MBytes
[ 5] 7.00-8.00 sec 1.08 GBytes 9.28 Gbits/sec 0 1.93 MBytes
[ 5] 8.00-9.00 sec 1.08 GBytes 9.28 Gbits/sec 0 1.93 MBytes
[ 5] 9.00-10.00 sec 1.08 GBytes 9.28 Gbits/sec 0 1.93 MBytes
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval Transfer Bitrate Retr
[ 5] 0.00-10.00 sec 10.8 GBytes 9.28 Gbits/sec 0 sender
[ 5] 0.00-10.00 sec 10.8 GBytes 9.28 Gbits/sec receiver
まとめ
前回と比較すると若干速度が落ちているが、サーバーとして動かしてて帯域を食っている分減っているのかもしれない。
| Windows→Ubuntu(上り) | Windows→Ubuntu(下り) | Ubuntu→Windows(上り) | Ubuntu→Windows(下り) |
|---|---|---|---|
| 9.34 Gbps | 9.33 Gbps | 9.28 Gbps | 9.28 Gbps |
交換前のConnectX-3が改造品だった話
以前使っていたPCB000620は元々SFP+片ポートモデルで、どうやらR86S U1では2ポートに改造していたようだ。
その影響なのか明らかに片方だけソケットの形が異なる。上側のほうが綺麗で、下側は使いこまれているのか、ややぼろ目に見える。
裏面を見ると片方ははんだ付けされているが、片方は差し込んであるだけ。シールも一度剥がしたものを貼り付けているのか、ペラペラしていてすぐに剥がせた。
おそらく上側(PORT 0)のはんだ付けされていた方が本来のソケットで、後から付けたやつ、つまり下側(PORT 1)が差し込んだだけの奴と思われる。
本来のソケットがぼろい方、後付けのが綺麗な方である。
奥の方の作りも異なる。左がPORT 0、右がPORT 1。
R86S U1のNICについているSFP+ポートの片方が不安定だった話で不安定だったのはPORT 1の方なので、改造して無理に取り付けていた方が不具合を発していたのだろう。本来できないことをしているので無理もない。
裏面の形も異なる。
恐らくよくある片ポートの奴にソケットを増設したのだと思う。
ソケットが片ポートしかなくても回路が実装されていることはよくあるので、この回路を流用しているのだと思う。回路もあるし、チップも恐らく同じなので原理的には問題なく動きそうに思える。
R86S U1のSFP+を使い始めたのは2025年の9月17日からだった[1]が、同年12月13日にはリンクアップとリンクダウンが繰り返される事象を確認していて、同年12月25日にSFP+差し込みポートの変更を行ってからは一度も起きていない。
この時の気温が落ちたので金属製のSFP+ソケットの接触不良になったのではないか?と考えていたが、恐らくソケットではなく、基板本体との接触が寒暖差でダメになったのかもしれない。実際、先ほどの写真を見ても基板の穴からピンが出たり出ていなかったりするので、寒暖差でここが僅かに狂った結果、基板と接触不良になり、回路がチャタリングした結果、リンクアップとリンクダウンをミリ秒単位で繰り返す状態が起きていたのかもしれない。
もし、この理屈が正しければ強く押し込んではんだ付けすれば改善しそうではある。
あとがき
NIC交換の時に取り出した時、酷い埃まみれになっていたのでいい加減、冷却面をどうにかしたい気がしている。
普段は上に80mm角ファンを載せて運用しているため、埃の元凶はこれである。一旦はファンフィルターを買ってその場を凌ぎたいところだが、本質的にはちゃんとしたケースに収めてちゃんとしたクーラーをつけるのが最良だと思っている。
R86S U1を冷やそうとした作業の残渣にも書いているが、R86S U1の冷却機構は耐久性があるように見えず、また大して冷やしてもくれない。上にファンを載せて風を入れていると、いつの日か中が埃まみれになってしまうし、このケースはメンテナンス性が良くないので清掃も面倒だ。
理想論としてはこんな感じのケースに組み込めればよいだろう。これならメンテナンスがしやすいし、NICのヒートシンクも元の奴が生かせそうだ。ファンも40mm角ファンだろうから壊れても交換が容易である。
まぁこれは行き過ぎとしても、ラズパイのタワークーラーを載せるとか、そういうのができるとよいなとは思っている。基板むき出しは埃が溜まってショートしそうなので、ケースもあった方がいいだろう。
ただそれをどう実現するかが難しいところで、まず本来的には3D CADでケースやCPUクーラーをモデリングし、CNCで金属を削るという工程が必要だろうが、そんなものはないし、仮に3Dプリンタである程度何とかするにしても、3D CADの使い方を学ぶところからだと気が遠くなる話で、なかなか難しい…。
そもそもノギスで測っても測るたびに数ミリ単位の誤差が出るので、アナログな図面を書くことすら困難だ(多分ノギスの角度が微妙に毎回ズレてる)
こんなことであれば去年アリエクのセールでファンレスのR86SであるR86S-FLN100を買っておけばよかった。今は22.7万もするが、去年は11万くらいで、セールでは9万にまで落ちていて、買いだった。まぁあとからは何とでも言えるし、そもそも9万でも安くないわけで、言ったところで仕方がない。
現実案としては厚紙にボードを固定して外枠をペンで引き、ネジ穴については基板のネジ穴スレスレの何かを差し込んでマーキングすればそれなりに正確なものが取れるだろうから、一度手書きで図面を書き、それを基にアクリル板を加工し、簡単なケースを作るのが一段階目としてはよさそうな気がする。
ただCPUクーラーをどうするかという問題が根深く、ここが難点になると思う…。これはCPUクーラーを作るにはCPUのヒートスプレッダに乗ってくれるヒートシンクを持ったファンと、そのファンと基板のネジ穴を繋ぐ足が必要になるからだ。ヒートシンクと基板のネジ穴がマッチしないとならないので、恐らくこれが一番の難関だろう…。
たぶん厚紙→アクリル板がいければ図面を起こせるので、カスタムアルミケース業者に発注すれば、きちんとしたものも作れると思う。そこまでやるかどうかは未定だが…w
- 宅内に10GbE環境を導入してみたの写真のタイムスタンプから推定。 ↩
2026/07/13(月)令和にPerlでCGIを作る
令和の時代にPerlでCGI…?という感じだが、PHP-FPMの上で動いてるLaravelとかもCGIの親戚みたいなものなので、そこまで違和感はないと思う。何せFPMはFastCGI Process Managerの略だからね。
でも令和の時代にPerl…?というのは、ちょっと面白いと思っている。
確認環境
| Env | Ver |
|---|---|
| Perl | v5.38.2 |
| fcgiwrap | 1.1.0-14build1 |
| nginx | 1.24.0 |
実装方法
nginxの設定例
この設定ではドメイン直下のどこにアクセスされてもファイルがなければindex.cgiに飛ばしてCGIにルーティングを処理させるようにしている。
パスごとにCGIファイルを配置する方式ならtry_filesは不要だ。
server {
listen [::]:443 ssl;
server_name example.com;
ssl_certificate /etc/letsencrypt/live/example.com/fullchain.pem;
ssl_certificate_key /etc/letsencrypt/live/example.com/privkey.pem;
root /var/www;
location / {
index index.cgi;
try_files $uri $uri/ /index.cgi;
}
location ~ ^.+\.cgi$ {
fastcgi_pass unix:/var/run/fcgiwrap.socket;
fastcgi_index index.cgi;
include fastcgi_params;
fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name;
fastcgi_param HTTPS on;
fastcgi_param SERVER_PORT 443;
}
}
最低限の実装
Hello worldを出すだけの奴。レスポンスヘッダを書かないとnginxではエラーになった。Apacheでは試していない。
コード
#!/bin/env perl
# HTTPメッセージに近い構造になっている
# レスポンスヘッダを書いている
print "Content-Type: text/html; charset=UTF-8\r\n\r\n";
# レスポンスボディ
print 'Hello world';
これをindex.cgiとかで置いてやって所有者をwww-data:www-dataにして実行権限を付与したら動く。
sudo chown www-data:www-data index.cgi
sudo chmod u+x index.cgi
実行時エラーを出したりする
ファイルの先頭に以下の二行を加えると、実行時エラーをサーバーログに吐き出すようになる。
use strict;
use warnings;
コード
#!/bin/env perl
use strict;
use warnings;
# HTTPメッセージに近い構造になっている
# レスポンスヘッダを書いている
print "Content-Type: text/html; charset=UTF-8\r\n\r\n";
# レスポンスボディ
print 'Hello world';
環境変数を出す
コード
#!/bin/env perl
use strict;
use warnings;
print "Content-Type: text/html; charset=UTF-8\r\n\r\n";
print "QUERY_STRING => $ENV{QUERY_STRING}<br>";
print "REQUEST_METHOD => $ENV{REQUEST_METHOD}<br>";
print "CONTENT_TYPE => $ENV{CONTENT_TYPE}<br>";
print "CONTENT_LENGTH => $ENV{CONTENT_LENGTH}<br>";
print "SCRIPT_NAME => $ENV{SCRIPT_NAME}<br>";
print "REQUEST_URI => $ENV{REQUEST_URI}<br>";
print "DOCUMENT_URI => $ENV{DOCUMENT_URI}<br>";
print "DOCUMENT_ROOT => $ENV{DOCUMENT_ROOT}<br>";
print "SERVER_PROTOCOL => $ENV{SERVER_PROTOCOL}<br>";
print "REQUEST_SCHEME => $ENV{REQUEST_SCHEME}<br>";
print "HTTPS => $ENV{HTTPS}<br>";
print "GATEWAY_INTERFACE => $ENV{GATEWAY_INTERFACE}<br>";
print "SERVER_SOFTWARE => $ENV{SERVER_SOFTWARE}<br>";
print "REMOTE_ADDR => $ENV{REMOTE_ADDR}<br>";
print "REMOTE_PORT => $ENV{REMOTE_PORT}<br>";
print "REMOTE_USER => $ENV{REMOTE_USER}<br>";
print "SERVER_ADDR => $ENV{SERVER_ADDR}<br>";
print "SERVER_PORT => $ENV{SERVER_PORT}<br>";
print "SERVER_NAME => $ENV{SERVER_NAME}<br>";
実行結果
ライブラリを呼び出す
lib/Lyndbaum/Core.pmに次のライブラリを作成したとする。
パス名とpackage名の大文字小文字が一致してないと動かないので注意。
use strict;
use warnings;
package Lyndbaum::Core;
sub getEnv() {
return (
QUERY_STRING => $ENV{QUERY_STRING},
REQUEST_METHOD => $ENV{REQUEST_METHOD},
CONTENT_TYPE => $ENV{CONTENT_TYPE},
CONTENT_LENGTH => $ENV{CONTENT_LENGTH},
SCRIPT_NAME => $ENV{SCRIPT_NAME},
REQUEST_URI => $ENV{REQUEST_URI},
DOCUMENT_URI => $ENV{DOCUMENT_URI},
DOCUMENT_ROOT => $ENV{DOCUMENT_ROOT},
SERVER_PROTOCOL => $ENV{SERVER_PROTOCOL},
REQUEST_SCHEME => $ENV{REQUEST_SCHEME},
HTTPS => $ENV{HTTPS},
GATEWAY_INTERFACE => $ENV{GATEWAY_INTERFACE},
SERVER_SOFTWARE => $ENV{SERVER_SOFTWARE},
REMOTE_ADDR => $ENV{REMOTE_ADDR},
REMOTE_PORT => $ENV{REMOTE_PORT},
REMOTE_USER => $ENV{REMOTE_USER},
SERVER_ADDR => $ENV{SERVER_ADDR},
SERVER_PORT => $ENV{SERVER_PORT},
SERVER_NAME => $ENV{SERVER_NAME}
);
}
1;
コード
#!/bin/env perl
use strict;
use warnings;
# @INCはライブラリをインクルードするパスを指定するための組み込み変数で
# unshiftは配列に要素を追加する関数
# つまりインクルードパスに./libを追加している
unshift(@INC, './lib');
# 読み込んだライブラリの使用
use Lyndbaum::Core;
# %で始まる変数は連想配列(ハッシュ)として機能する
my %e = Lyndbaum::Core::getEnv();
print "Content-Type: text/html; charset=UTF-8\r\n\r\n";
# ハッシュは$変数名{キー名}で参照できる
print "REQUEST_SCHEME: $e{REQUEST_SCHEME}<br>";
print "HTTPS: $e{HTTPS}<br>";
print "HOST: $e{HOST}<br>";
print "SERVER_NAME: $e{SERVER_NAME}<br>";
print "REQUEST_URI: $e{REQUEST_URI}<br>";
print "DOCUMENT_URI: $e{DOCUMENT_URI}<br>";
print "SCRIPT_NAME: $e{SCRIPT_NAME}<br>";
unshift(@INC, './lib');はuse lib './lib';の元の構文みたいなものらしい。adiaryの実装がこうだったので真似してみたが、バッドプラクティスの可能性がある。
ステータスコードなどを返す
コード
#!/bin/env perl
use strict;
use warnings;
unshift(@INC, './lib');
use Lyndbaum::Core;
my %e = Lyndbaum::Core::getEnv();
# Status: <コード>でレスポンスステータスコードを返せる
# 指定しないと200になった
print "Status: 200\r\n";
# 好きなサーバー名を書いて君だけのサーバーを名乗ろう!
print "Server: Lyndbaum\r\n";
print "Content-Type: text/html; charset=UTF-8\r\n\r\n";
# レスポンスボディ
print "REQUEST_SCHEME: $e{REQUEST_SCHEME}<br>";
print "HTTPS: $e{HTTPS}<br>";
print "HOST: $e{HOST}<br>";
print "SERVER_NAME: $e{SERVER_NAME}<br>";
print "REQUEST_URI: $e{REQUEST_URI}<br>";
print "DOCUMENT_URI: $e{DOCUMENT_URI}<br>";
print "SCRIPT_NAME: $e{SCRIPT_NAME}<br>";
ルーティングする
パスが取れるのでもう朝飯前。
コード
#!/bin/env perl
use strict;
use warnings;
unshift(@INC, './lib');
use Lyndbaum::Core;
my %e = Lyndbaum::Core::getEnv();
print "Status: 200\r\n";
print "Server: Lyndbaum\r\n";
print "Content-Type: text/html; charset=UTF-8\r\n\r\n";
if ($e{REQUEST_URI} eq '/hoge') {
# 文字列比較はeqなので注意、シェルスクリプトと同じ!!
print "hoge!!";
} else {
print "REQUEST_SCHEME: $e{REQUEST_SCHEME}<br>";
print "HTTPS: $e{HTTPS}<br>";
print "HOST: $e{HOST}<br>";
print "SERVER_NAME: $e{SERVER_NAME}<br>";
print "REQUEST_URI: $e{REQUEST_URI}<br>";
print "DOCUMENT_URI: $e{DOCUMENT_URI}<br>";
print "SCRIPT_NAME: $e{SCRIPT_NAME}<br>";
}
あとがき
何故Perlかというところだが、単にCGIとして実装したかったからだ。PHPやRuby, Pythonなどの選択肢もあると思うが、私はPythonが好きではなく、Rubyには興味がなく、最近のPHPもあまり好きではない。そこでPerlにすることにした。
PerlはPHPと比べたときに破壊的変更が少なく、枯れており、構文を覚えればワンライナーや簡単なスクリプトを書くのも便利だ。他にも構文が柔軟な部分も素晴らしい。
例えばPHPであれば以下のようにエスケープが必要なコードは
$hoge = '"/hoge/\'fuga\'/piyo/"';
if (preg_match("/(\/'fuga'\/)/", $hoge, $mat) === 1) {
echo $mat[1];
}
Perlではこう書ける。
$hoge = qq("/hoge/'fuga'/piyo/");
if ($hoge =~ m|(/'fuga'/)|) {
print $1;
}
qq()のqはquoteを指し、quoteが二つあるのでダブルクォートを指し示す。この演算子を使うことでPerlでは文字のエスケープを減らすことができ、書きやすさと可読性を保ちやすくなる。qq<>とかqq{}みたいに任意の記号を使うことができるので、文字列の中に(出たら終わりじゃんみたいなこともない。大変柔軟性がある。
$hoge =~ m|(/'fuga'/)|の=~は正規表現の比較に使う演算子だが、ついでにキャプチャもしてくれる。更にm||のように書くことで正規表現内に/が含まれていてもエスケープ不要になる。qq同様に使う記号は好きに変えられる。
反面でPerl特有の演算子でもあるため、Perlが分からない人には暗号にしか見えないのは欠点と言えるだろう。
またPerlにはNode.jsの面倒さのようなものもない。例えばNode.jsならパッケージマネージャーをnpm, yarn, pnpmなどのどれにするかとか、実行環境をDeno, Bun, Node.jsなどのどれにするかとか、バージョン管理をVolta, nodenv, nvmなどのどれにするかとか、様々な争いがあると思うが、Perlにはそんなものはないと思う。
それに、このブログで利用しているadiaryはPerl CGIで実装されているし、lycolia.info配下のページも実は全部Perl CGIとして実装している[1]。つまり最近私の中でPerlブームが訪れているわけだ。ソフトウェア配布に置いてるのも現状Perl実装だしね。
- しかも恐ろしいことにルーティングなしでページ単位にcgiファイルがあるぞ! ↩
2026/07/10(金)Windows 11でウィンドウが切り替わりづらい問題を解消したような気がする
Alt+Tabやタスクバーからのマウス操作で上手く切り替わらないことがあったので、その対策。
この問題自体の再現性が低い問題があり、これで完全に解消するかどうかは不明だ。そのため、まだ検証中である。
確認環境
- Windows 11 Pro 25H2 (OSビルド26200.8737)
前提条件
- タスクバーを自動で隠す設定にしている
- タスクバーのボタンをまとめる設定にしている
- タスクバーのボタンにラベルを出していない
- タスクバー関係のユーティリティソフトを使っておらず、Windows標準の状態
解決する問題
こういう面倒な状態を解消する。
- Alt+Tabでウィンドウを切り替えたのに切り替わってない
- タスクバーからウィンドウをクリックしたのに切り替わらない
- 前面にあるウィンドウをすべて最小化することでどうにか切り替えている状況
解決した方法
タスクバーを自動で隠す設定をやめるだけで解決した。
推定原因
タスクバーを自動で隠す設定でも切り替わる切り替わらないウィンドウがあるが、恐らくタスクバーを自動で隠す設定で、タスクバーの裏に回っているウィンドウがいるとそこに切り替わりづらくなると思う。
ただ、隠す設定をON/OFFすると、その瞬間は改善し再発しなくなったため、確証はない。
2026/07/10(金)OpenWrtでDHCPを払い出し直す方法
接続端末の追加・変更などでDHCPの変更をしたいときに、既存の払い出し期限を待たずに即座に新しい設定を反映させる方法。
確認環境
| Env | Ver |
|---|---|
| OpenWrt | 24.10.0 (r28427-6df0e3d02a) |
| dnsmasq | 2.90-r4 |
やり方
DHCPの設定を必要に応じて変更する
LuCIからやってもいいが、ファイルベースでやる場合は
/etc/config/dhcpを開いて直すとよい。形式は次のような感じconfig host option name 'hoge' list mac '12:23:34:55:56:1A' option ip '192.168.12.10' option leasetime 'infinite' config host option name 'piyo' list mac 'F3:BB:11:22:34:2F' option ip '192.168.12.15' option leasetime 'infinite'
接続している機器をすべて切断する
- DHCPキャッシュを消して、
dnsmasqを再起動するrm /tmp/dhcp.leases /etc/init.d/dnsmasq restart - 接続している機器を再接続する
2026/07/10(金)nginxでディレクトリ単位にPHPの設定をする方法
Apacheでは.htaccessに以下の形式で書けばphp.iniの内容をサーバーの再起動なしに設定できるが、それと同等のことをnginxでもやる方法。
php_value key value
確認環境
| Env | Ver |
|---|---|
| PHP | 8.3.31 |
| PHP-FPM | 8.3.31 |
| nginx | 1.24.0 |
やり方
- PHPの設定を変えたいフォルダに
.user.iniというファイルを作成する php.iniと同じ形式で設定を書く
例:upload_max_filesize = 20M post_max_size = 20M memory_limit = 256M display_errors = Off- 該当のPHPスクリプトにアクセスすると反映されている