2026/07/09(木)日本語に由来するプロダクト名や製品名、企業名の一覧

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最近日本語に由来しているプロダクト名や製品名、企業名を見かける頻度が増えたのでまとめてみた。クールジャパンの影響か何かは不明だが、意外と日本語由来の名称は多い。

探しても意外と見つからないので、日々の生活の中で見つける中でメモってきたものをまとめている。最後の方は根拠が薄い。しかしこの記事を書こうと思い二ヶ月ほど集めていたが、そこそこ集まったと思う。

Matomo

Matomo

恐らく世界で最も使われているセルフホストのアクセス解析。

日本語の「まとも」に由来している。「まともなアクセス解析」ということである。

Matomo means honesty in Japanese. We believe this reflects the culture of our community, contributors and staff, who are dedicated to delivering the most valuable and user-centric digital analytics platform.

Matomo Analytics - privacy-friendly analytics, CRO, SEO and Tag Manager

Umami

Umami

セルフホストのアクセス解析。

特に明言されていないがアイコンがご飯を盛った茶碗なので、日本語の旨味に由来していることが分かる。

Bulma

Bulma

有名なCSSフレームワーク。

ドラゴンボールの登場人物の一人、ブルマに由来している。

Did Dragon Ball have anything to do with naming it?

Absolutely.

Initially, the project was supposed to be a theme generator named Trunks but trunks.io was unavailable.

I imagined dividing the generator into "capsules" that you would choose a selection from to generate the theme you want. That's where the name Bulma came into mind, as her father founded Capsule Corp.

what is the motivation for this project? · Issue #17 · jgthms/bulma

Onsen UI

Onsen UI

Web UIフレームワーク。

特に明言されていないがアイコンが温泉マークなので、日本語の温泉に由来していることが分かる。

Jinja

Jinja

Python製テンプレートエンジンのデファクトスタンダードともいえる存在。

特に明言されていないがアイコンが鳥居なので、日本語の神社に由来していることが分かる。恐らくTempleとTemplateを掛け合わせた洒落だろう。

HCL

HCL

AWSなどのクラウドインフラを管理する上ではデファクトといっても過言ではないIaaS。

作者の橋本さんの名字から取られているので一応日本語由来と言える。ちょっとこれは無理があるかもしれない。

HCL and HIL originate in HashiCorp Terraform, with the original parsers for each written by Mitchell Hashimoto.

MeCab

MeCab

日本語の形態素解析エンジンでは最も有名なものだと思う。

由来はわかめの根っこの部分、ぬるぬるコリコリしたあのめかぶ。

Mozc

Mozc

Google日本語入力の元になったと言われるIMEシステム。かつてはLinux系のデスクトップ環境のIMEの定番だったが最近は揺らぎつつあるという話も…?

由来は沖縄で主に生産されている海藻のもずくだと思われるが、特に明言されていない。

Anthy

Anthy

かつて日本語Linux環境でデファクトスタンダードだったIME。

Wikipediaによると由来は少女革命ウテナの登場人物、姫宮アンシーからとのこと。

Oniguruma

Oniguruma

恐らくPCREに次ぐ知名度を誇る正規表現エンジンだったもの。かつてはPHPの正規表現エンジンだったこともあった。2025年で開発が終了している。開発者は日本人。

由来は鬼車。意味がある言葉なのかは謎。

Namazu

Namazu

昔よく使われていた日本語全文検索エンジン。かつて規模が大きめのPerl CGIに搭載されていた。

由来は魚のナマズ。

Noto

Noto - Google Fonts

Googleのフォントシリーズ、Noto <書体> <言語名>というフォントが存在し、ほとんど大抵の言語でゴシック体(Sans-serif)と明朝体(Serif)のフォントをカバーしている。

由来としては豆腐文字をなくすところにあるとされており、ノー豆腐から来ている。

The name is also short for "no tofu", as the project aims to eliminate 'tofu': blank rectangles shown when no font is available for your text.

Bento.me

Bento.me

リンクアグリゲーター。弁当箱の中身のようにコンテンツを配置してレイアウトできるのが特徴だった。

特に明言されていないがアイコンが弁当箱なので、日本語の弁当に由来していることが分かる。

Linktreeに買収されたはずなのに復活していた。

Raku

Raku

プログラミング言語。本来Perl 6となるはずだったが、大人の事情でRakuに改名されたもの。恐らく改名の理由としてはPerlという名前が世界的に非常に悪い印象を持っていたせい。

Rakuの名前に関する議論では、日本語での読み方が提唱されていることから、Rakuは日本語に由来しているとみてよいと思う。

I'm pretty sure that Raku is pronounced らく. I hope you're all up for pronouncing [ɾ].

また後述するがRaku言語の実装であるRakudoは確実に日本語に由来しており、RakudoのRakuを切り取ったのがRaku言語だと思われるので、日本語に由来といっても過言ではないと考える。

参考までにPerl6のIRCログでは「Raku」が完全に日本語と紐づけられた文脈で語られており、YAPC-JPの話さえ登場している。

Rakudo

Rakudo

プログラミング言語Rakuのコンパイラ。RakuはJavaScriptやC言語のように仕様だけが存在する言語なので、実装としてRakudoが存在する。昔はPerl v6と呼ばれていたが、Perlと決別して別の道を歩み始めたらしい。

明確な一次ソースが見当たらないがuse Perlの記事によると次のようにある。

Some years ago, Con Wei Sensei introduced a new martial art: "The Way
Of The Camel". Or, in Japanese: "Rakuda-do". This name quickly became
abbreviated to "Rakudo", which happens to mean "paradise" in Japanese.

要約すると「Perlのマスコットはラクダだが、Perlをラクダの道と表現する場合、日本語では駱駝道になる。そしてラクダドウを省略して呼ぶと楽土となり、これは天国を意味する。」ということだ。

Raku言語の公式サイトにも次の記述がある。

Rakudo is the name of a Raku implementation that runs on MoarVM and the JVM. It is an abbreviation of Rakuda-do, which, when translated from Japanese, means "The Way of the Camel". Also, in Japanese, "Rakudo" means "Paradise."

Hanko

Hanko

認証基盤。

特に明言されていないがアイコンが判子なので、日本語の判子に由来してことが分かる。

Itamae

Itamae

日本製と思われる構成管理ツール。

特に明言されていないが日本人が作っていることや、組織名がitamae-kitchenであるため、日本語の板前に由来していることが分かる。

MEGANE

MEGANE

ルノーの自動車製品。

Wikipediaによると日本語の眼鏡を意識して命名されたらしい。日本語読みは「メガーヌ」。

SharkNinja Operating, LLC

SharkNinja Operating, LLC

アメリカにある家電メーカーの会社名。掃除機で有名なSharkの社名のフルバージョン。

Ninjaという単語が日本語以外由来である可能性が考えづらいので、恐らく日本語と思われる。

Ninjaというクッカーも出しているので、一応これは製品名と言える。ヤマダ電機やエディオンの店頭では見なかったが、ケーズデンキには置いてあった。

Atari

ゲーム開発の会社。アタリショックという社会現象を引き起こしたことで知られる。

公式情報ではないがWikipediaの記事には次のようにあり、日本語が由来であると考えられる。

社名は囲碁の日本棋院初段を持つブッシュネルが囲碁用語「アタリ」から取った

Zen

AMDのRyzen CPUに採用されているマイクロアーキテクチャ。

一般論として「禅」であるとされているが公式資料が見つからなかった。

PCWorldの記事には次の一文があり、日本語の書かれた円相の写真もあることから、日本語由来である可能性がある。

The font adheres to Zen principles

Ryzenのパッケージに円相が書いてあるのも恐らくその関係。

あとがき

はてなとか、日産サクラとか、あからさまなものは除外しているが、その割にNamazuが入ってるし選定基準は我ながら恣意的だなと思った。

2026/06/22(月)最近見つけたWebサイトを挙げていく

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今年に入ってからはほぼ毎月のように書いてる気がするサイト紹介シリーズ六月号。

可愛い創作フィギュアがいっぱいのるるせなーれさん

るるせなーれ

こちらは可愛い創作萌えフィギュアのサイトだ。フィギュアの改造をされており、様々なパーツをミックスなどをされているっぽい。

ぷにもふシスリーナちゃんがめっちゃ可愛くて好き…。漂うメスガキ感とPON感…!

なんと2025年始動とのことで、令和に生まれたぴちぴちのサイトさんです!サイトデザインもゆる可愛くてグッド…!

平成モダンなアートのp1peさん

p1pe

こちらは平成のWebっぽい雰囲気があるサブカルチャーベースのアートを公開されているアーティスト、P1PEさんのギャラリーだ。

Windows 95-98辺りの雰囲気や、動くピクセルアート、2chで流行った萌えイラストなどが混ざったような独特の世界観があってだいぶ好きだ。

エレクトリックで、ジャギーがあったり、でもFlashのようなベクター的滑らかさがあったり、それでいてレトロながらも、古臭くはない。

なんだろう、ゆめにっきとか、それ町のような雰囲気もあるかもしれない。言葉でうまく表現できないが、なんか刺さっていいのだ。

個人的にはこういうのがいいなと思ったのをいくつか貼っておく。

まほろちゃんはまだ生きていた!まほろちゃんフォーエバー

まほろちゃんフォーエバー

それはインターネット黎明期、まだIrvine[1]も出ておらず、Iria[2]があったころ辺りのお話。

一時期、ご当地キャラクターとして「まほろちゃん」なるキャラクターが話題になっていたのを覚えているだろうか?今やもう覚えている人は少ないかもしれないが、私はまほろちゃんのファンの一人だった。

そのまほろちゃんの形を今でも残していきたい、そんな一心で設立されたのが、こちらのサイトとのことだ。

2016年02月19日に設立され、2026年03月23日には「まほろちゃんのイラスト107」が挙がっており、今でも更新が続いている。

私はまほろちゃんのことをずっと和歌山県のどこかの町村のキャラクターだとばかり思っていたのだが、このサイトのおかげで佐賀県のキャラクターであることを知れたのもうれしかった。

去年ゾンビランドサガで佐賀との縁が初めてできたと思っていたが、実は意外と昔から私は佐賀との縁があったようで、何とも感慨深くなった。

過去のまほろちゃんの情報もあり、まほろちゃんファンにはたまらないサイトだ。

過去の公式情報を見てみると当時だから問題になってなかったものの、今考えればアウトな感じのイラストが自治体の公式から出ていたというのが垣間見えるので実に面白い。

佐賀県大和町役場メインも当時の自治体サイトが垣間見えて面白いので必見だ。

Your words, Your way.わいわい!わーい!匿名SNS、Y

Y

Yは、Xのコミュニティ機能やDiscordのチャンネル文化を参考にしながら、それらを日本的な感覚で再解釈し、よりオープンで匿名・軽やかな交流を目指したサービスです。

誰でも自由にお題(タイムライン)を作って、気になる話題に参加できます。

名前も登録もいりません。気軽に言葉を残してみてください。

こちらは登録不要の匿名SNSで、上記のように匿名ながらもチャンネルの中でコミュニケーションができる、一種の2chのような作りを売りにしている。

日ごとに識別IDがつくのも2chっぽい。

過疎気味で書き込みは多くなく、500エラーが結構出ているので運営状況も怪しいが、面白いサービスだと思ったので紹介させていただいた。

誰にも見られない場所にひっそりと書き、ひっそりと消えるブログ、nokoto

nokoto

こちらは先ほど紹介したYを運営している方がやられているクローズドSNS、nokotoだ。

投稿は、自分と似たことを考えている人にだけ届きます。 ポジティブな気持ちは、それを受け取りやすい相手に。 ネガティブな気持ちは、それに理解のある相手に。 拡散されることもなく、必要以上に触れられることもありません。

同じテーマについて書いている人がいれば、共通の関心を持つ人たちの投稿が表示されるようになります。 誰かとつながることが目的ではありませんが、結果として近い考えの人が見えるかもしれません。

投稿にはURLがつかず、検索エンジンにも表示されません。 書かれた内容は30日間で見えなくなり、それ以降は誰にも届きません。 過去に書いたことを無理に残す設計にはなっていません。

とあり、投稿はnokotoの中だけに公開され、その記事は何かしらのアルゴリズムで近似した者同士だけが疎通するようになっているものと思われる。

軽く覗いてみた感じ、現在は投稿がまだ少ないため、多くの投稿が見れる状態のようだ。メンタルな投稿が多いか?と思ったらそんなことはなく、独り言のような内容が多かった。

Yとnokotoを運営されている方は多数のサービスを運営されているようで、インターネット上に居場所を作る取り組みをされているようで、とても興味深い取り組みだなと感じた。

私自身、何度もインターネットに救われてきました。規模や利益を求める企業には難しいことでも、個人だからこそできる表現や仕組みがあると信じています。誰かの孤独や不安にそっと寄り添える、小さくても確かな場所を、これからもつくり続けていきたいと考えています。

特にこの一文には非常に共感できる部分があったので、追々また何かの記事で触れるかもしれない。


  1. Iriaの後継で、萌え要素は取り除かれた
  2. もっぱらアレゲな目的で使われていた萌えなダウンロード支援ツール。マスコットやアイコンが可愛かった

2026/06/09(火)TTRSSの最新版が使えなかったのでFreshRSSを試してみたけどイマイチだったログ

さくらのレンタルサーバーにTiny Tiny RSSを建てるでも紹介したTTRSSだが、現在の最新版だとレンタルサーバーでの利用は恐らくできなくなっている。

そこで代わりとなるフィードリーダーを探したところ、FreshRSSが軽量でよさそうだったので、今回自宅サーバーに導入してみたログを書く。

※さくらのレンタルサーバーへの導入もできると思うが、試していない。

確認環境

nginxからApache2へリバプロしている構成。

Env Ver
OS Ubuntu 24.04.4 LTS
nginx 1.26.1
Apache2 2.4.58
PHP 8.3.31

導入手順

私のサーバーでの導入ログなので一般化しづらい内容だが、要点が理解できればさくらのレンタルサーバーにも設置できるはずだ。

  1. FreshRSS本体の入手と設置
    cd /var/www/path/to
    wget https://github.com/FreshRSS/FreshRSS/archive/refs/tags/1.29.1.zip
    unzip 1.29.1.zip
    mv FreshRSS-1.29.1 feed_reader
    sudo chown -R www-data:www-data feed_reader/
    sudo mysql -u root
    
  2. ユーザーとDBの作成
    CREATE USER 'freshrss'@'localhost' IDENTIFIED BY 'パスワード';
    CREATE DATABASE freshrss CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci;
    GRANT ALL PRIVILEGES ON freshrss.* TO 'freshrss'@'localhost';
    exit
    
  3. nginxにリバプロ追加、apacheにvhost設定追加、ddnsスクリプト追加、DNS反映
  4. https://freshrss.example.com/など、設置したURLにアクセスする
  5. 非常に親切なウィザードが出てくるので、一般的なPHPスクリプトのインストールと同様に進める
  6. インストールが完了するとログイン画面に遷移するのでログインする
    • 遷移しなかった場合何かが間違っているので最初から全部やり直したほうがいい
  7. ログインするとメイン画面が表示されるので、左上の「購読フィードの管理」からフィードを登録する。TTRSSから乗り換える場合は事前にOPMLをエクスポートしておくと移行がスムーズだ
  8. フィードを登録し終えたら「フィードを更新」を押すとフィードが更新される。TTRSSではコマンドを蹴る必要があるのでこれは便利だ
  9. これでフィードが出てくればOK
  10. 最後に定期的にフィードを読ませるためにCRONを設定する
    10 * * * * www-data php -f /var/www/path/to/FreshRSS/app/actualize_script.php > /tmp/FreshRSS.log > /dev/null
    

FreshRSSを使ってみての感想

TTRSSと比べるとかなりシンプルというのが一つ目の感想だ。フィードリーダーとしての機能しかなく、GoogleReaderのクローンとして作られたTTRSSと比べると非常にシンプルだと思った。

正規表現によるフィルタといった高度な機能はなく、画面も今どきのスタイリッシュな感じに見えた。悪く言えばスカスカというか。

結論としてはTTRSSの方が好みだったので、私は古いTTRSSを使い続けることにした。

あとがき

TTRSSのGitHubを見た感じ、去年の10月9日にはLAMPスタック、いわゆるCGIとしての動作を打ち切っていたようだ。今使えている場合は問題ないと思う。

しかし、Androidアプリも2025-11-01でサポートが終わり、既にAPKの配布すらされていないため、Androidアプリは時期に使えなくなるかもしれない。

自宅サーバーに入れるにもDockerベースの運用が基本になり、直接起動は厄介そうな気配を感じた。軽い気持ちでチャレンジしたらサーバーのメモリを食いつぶし、まともに操作できなくなった。しかしこんな状態でもPrometheusとNode Exporterは仕事をしてて偉いなぁと思うのだった。

個人的にTTRSSはレンタルサーバーで動く軽量さがありつつも、正規表現によるフィルタでアフィリエイト記事を弾いたり、便利なAndroidアプリがあったり、UIも使いやすかったり、中々重宝していたが、同時に以前からAndroidアプリが優勝から無償になったり、配布場所が変わったり、更新が放置されたり、本体にも破壊的変更が入ったりで、非常に変革の多い体制を危ぶんでいた。

そして今回の出来事を見るに、個人的にレンタルサーバーで使っていた人や、Dockerが嫌な人にとっては厳しい状況になったと思った。とはいえ、今すぐに使えなくなるわけではないので、今運用している人はそのままでいいと思った。

私は結果としてFreshRSSでは満足できなかったのでTTRSSに戻ることにした。なおバージョンを確認しようとしたら「Tiny Tiny RSS vUNKNOWN (Unsupported) © 2005-2026 Andrew Dolgov」とあったので、どうも私が使っているもののバージョンは不明だった。

さくらのレンタルサーバーにTiny Tiny RSSを建てるにはコミットハッシュを書いていたので、おそらくこれをそのまま使い続けているのだと思う。

2026/06/08(月)駄文同盟の最初から現在までの登録状況を軽く調べてみた

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本記事は古のサイト探究~駄文同盟のID上位100サイトを巡り、今までのネット人生や自サイトの過去を振り返ってみるの続きの様なものだ。

今回は駄文同盟登録にしている全サイトを機械的に調査した結果を出していく。前回は全手動だったのできめ細やかな結果を出せたが、今回は機械集計なので大まかな傾向を書いてゆく。

調査方法としては以下のコマンドでスクレイピングしたものを正規表現で成形し、エクセルで集計している。

for i in $(seq 1 20457)
do
  dates=$(curl "http://www.dabun-doumei.com/data/${i}.html" | iconv -f SJIS -t UTF-8 | grep -e "登録日:" -e "更新日:")
  echo "No.${i} $dates" | tee -a "dabun-doumei-dates.txt"
done

年毎の登録件数

このグラフはその年ごとの駄文同盟への登録件数をグラフにしたものだ。

その年に初めて見つかった登録サイトと、その年最後の登録サイトの件数をカウントしているため、駄文同盟の登録を解除したサイトも件数に含まれている。

逆に年と年の継ぎ目に登録解除したサイトがあると、そこは空白になってしまう。結果として55件の空白サイトがあった。

基本的に2004~2008年あたりがピークといった感じで、2009年からは登録件数が大きく減っている。2004年も少ないのだが、2004/10/20がID:1の登録日であるため、開設直後かつ、年末まで二ヶ月半しかなかったことを考えるとこれは仕方ないだろう。

2010年からは割合にして7.19%と、前年の10.18%から一気に減少し、2014年まで減少が続く。2015年は前年比0.74ポイント増えていて、何があったのかちょっと気になる。

2017年に入ると登録数が200を切り、低位に推移していくものの、横ばいが続く。しかし2022年から減少傾向に転じ、2024年には3桁を割り込み、遂に80件にまで落ち込んでしまう。

駄文同盟自体の知名度が落ちていることや、既にメンテナスもされていないことも多分にあると思うが、駄文同盟の登録件数ベースで見るとも何とも悲しい数字だ。しかし今年は既に25件あるため、もう少し横ばいで推移する可能性もある。

とはいえ、この時代に個人サイトを新規に起こしたとして、従来のように駄文同盟や、それに類するサイトに登録する人も多くはないだろうから、時代の流れとして致し方ない部分もあるのだとは思う。

登録状況

このグラフは現在の駄文同盟の登録状況をグラフにしたもので、内訳としては以下の通り。

  • 更新あり=現在有効な登録があり、最低でも一度は登録を更新している(登録日時と更新日時に差異がある)
  • 登録解除=登録が解除されている(IDが消滅している)
  • 更新なし=現在有効な登録があるが、一度も登録更新されていない

つまり実に過半数のサイトが登録を解除しており、残ったサイトは全体の44.66%しかないことが分かる。その中で駄文同盟の登録後に一度でもサイト情報を更新したサイトの割合は76.97%だ。77%に丸めて考えると大半のサイトは何かしら一度は更新していることになる。

直近で更新があった時期

これは直近五年間で駄文同盟の登録情報を更新したサイトの件数を出している。

駄文同盟では一回も更新しなくても登録日=更新日であるため、5年以内に登録したサイトが必然的に含まれており、そこは除外していない。

頭のパーセンテージはIDの最大値に対して出しているため、あまり意味がないものになっているが、意外と更新しているサイトが多いことが伺えた。

集計データ

今回も前回同様、Google Spreadsheetに集計データをまとめている。また同様に以下に表も貼ろうと思ったが二万行以上あるため、今回は断念した。

2026/06/06(土)個人サイトWebオンリー めぐる市を見てきて

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本日ピクリエ[1]で開催されており、当サイトも参加している個人サイトWebオンリー めぐる市を見てきた感想。

このイベントでは参加サークルが一次創作、二次創作、その他に分類されているが、この記事ではその他ジャンルについての語りになる。

また本記事で行った調査は私が目で見た限りなので、漏れや誤りがある可能性もある。あくまで個人の感想であって、何かを批判したりするものではないことを先に断っておく。

トップページへの流入が凄く増えた

トップページというのはlycolia.infoのことだが、ここへのアクセスが爆発的に増えた。

ただピクリエはリファラを吐かないようで、実際にどの程度がピクリエなのかはわからない。さっきUTMパラメータ付きのURLを用意したが、開場が10時だったのに、書き換えたのが20時ごろの話なので、時すでにお寿司という感じはしている。

出オチした

Anubisを雑に設置したが、結果微妙だったので撤去した話でも少し触れているが、私はこの日このイベントがあることを知っており、サイトを生かしておかないとならないはずだったのに、会期中にAnubisの画面が出したいがために8時くらいからAnubisの導入試験を行っており、結果的に10時~13時半までサイトが断続的にダウンしていた。

一番アクセスが集中する時間にサーバーダウンを伴うメンテナンスをするとは愚の骨頂で、本末転倒である。

自分が想像していた「その他」サイトはそこまで多くなかった

サークル分類が一次創作、二次創作、その他とある以上、個人的には「その他」には日記や技術、DIY、写真などいわゆるサブカル系ではないものを期待していたが、その期待にそぐうのは半数の22サークル中11サークルだと感じた。個人的な感覚としては、小説や同人誌の頒布が中心のサイトは「創作寄り」に見えたため、自分が期待していた「その他」とは少し違って見えた感じだ。

とはいえ、ジャンル分けには各サークルなりの事情や判断があると思うので、外から見ただけであれこれ言うものでもない。

サイト制作の手段が変わってきている

上の図は今回その他ジャンルで公開されていた22サークルで使われていた技術を調べたものだ。1サイトに複数技術が入っているところもあるため、合計は22にならない。

やはりWordPressが最多で、根強い人気を感じる。またWordPressについてはSangoテーマを使っているサイトがないのも驚いた。

Sangoテーマは国産のWordPressテーマで、有償だが、その完成度ゆえに結構人気が高いテーマだと思っているので、これは意外だった。流行りすぎてて独自性を出しづらいのもあるかもしれないし、特に収益性を重視したブログとの親和性がいいため、非営利のサイトだと相性があまりよくないかもしれないなと思った。

しかし驚いたのは次点以降だ。てがろぐが次点に入ってきていて、Astroも勢いがある。まさかこの令和の世に個人開発のCGIがここまで流行るとは思わなかったし、Astroのような今どきの静的サイト生成系ツールが、こういった界隈でも普通に使われているのはかなり意外だった。

それとDokuWikiを使って創作サイトをやっている人がいるのも驚いた。見た目はどっからどう見ても良くできた小説サイトの体裁で、どこをどう見てもWikiに見えなかったからだ。

HTML手書きと思われるサイトも結構あり、こちらも未だに根強い人気がありそうだと感じた。シンプルイズベストというか、HTML手書きはCMSのように画一的な表現から解き放たれ、自由自在な構成が作れるのが魅力だと思う。

流石にadiaryは私のサイトしかなかった。知ってた。

最後になるが外部ホストというのはレンタルブログやWix、Notionなどの外部サービスを使ったものの事だ。これも手軽なことから一定数見られた。こちらはサービス側の制約も手伝ってか、レイアウトの独自性が高いものは少なかったように思う。

個人サイト制作勢にX(旧Twitter)やMisskey.ioは不人気?

この図は各サイトやピクリエ上の紹介リンクにあったSNSのうち、マイクロブログに入るものを集めたものだが、トップはBlueskyで、X(旧Twitter)は次点だった。Misskeyもあったものの、Misskey.ioを使っているところはなかった。またMastodonは一番少なかった。なおFedibirdはMastodonとして集計している。

それでもFediverseとしてカウントすれば7件になるわけで、個人サイト勢の中ではXからの離脱、或いはそもそもXをやらなかった人が多かったのかもしれない。

Misskey.ioがいなかったのは、今回の「その他」ジャンルの個人サイト勢とは、利用者層が重ならなかったのではないかと思っている。というのも、あそこは男性向け成人イラスト周りの要素が強く、今回の参加者層に一致する要素が少なかったのではないかと思っている。

SNSらしきリンクが見当たらない管理人さんも3名ほどいらっしゃったので、SNSより自分のサイトに注力したいとか、そういうのもあるかもしれない。

あとがき

全体的にみると驚きが多く、Astroのようなテックなものが目立ったり、WordPressに押されて一時は影が薄くなっていた国産CMS文化が、てがろぐによって、また存在感を取り戻しつつあるように見えたところは非常に興味深く感じた。

AstroはCMSではないものの、サイト構築手段として見た場合に、Koibumi Astro Blogという日本語由来の名前を持つテーマが結構使われているようで、これも面白いなと思った。ただし国産とまでは言い切れなさそうなので、Koibumiという名前の響きと、テーマそのもののデザインの両方が評価されて使われているのかもしれないと感じた。

WordPressが主流になる前はtDiarySerene Bach(旧Sb)、Blogn、BlognPlusといった国産CMSが結構流行っていた記憶があるので、こういう景色を見ていると、その当時を彷彿とさせるものがあった。というか、tDiaryもSerene Bachも開発が続いているし、Serene Bachについては見た感じかなりモダンな感じになっているようなので、過去形にしたのはちょっと失礼な物言いだった。

しかしまぁ、うちのような何をやっているのかちっともわからないところはなかったので、どこもテーマがちゃんとあって凄いなぁと思うのであった。多分このサイトにテーマが生まれることは一生ないだろうが、まぁそれはそれでいいと思っている。

このサイトにテーマがないことなんて24年前からずっとそうで、一時期は何かコンテンツを置こうとしたし、MMOをプレイしていた時はそれが中心だったが、もうプレイしてないし、核がないのでどうしようもない。

結局のところ私は、過去あの時どうしていたかを書き留めたり、便利なWebツールを作ったりして、それが偶然誰かの役に立てさえすればいいと思っているのだ。

何故なら私自身がネットで検索した時に出会った記事やツールに助けられたことが多くあり、どんな事であろうと誰かの役に立つかもしれないと思っているからだ。例えば地方の豆腐屋のパッケージ写真が置いてあるだけの記事でさえ、複数のサイトに別の時系列で存在していれば、その豆腐の原材料やパッケージのマイナーチェンジが読み解けたりする。そんな誰のためになるかも分からない、需要があるかどうかも謎なものを、私は公開しているのである。

勿論、公開していればネットがある限り記事を見れるため、出先で「その話なら過去にこういうのを書きました」とか紹介したり、或いは調べ物をするときに自分の経験をベースに調べたりできて便利なのもある。

つまるところ、私のサイトははなから他人に向けて発信していないということだ。それでも読んでくれている人がいるのは嬉しい。ただ嬉しさのためにやっている訳ではないので、今後も他人のための記事を書くつもりはないし、私は私による私のための私のサイト作りをこれからもしていくのだろう。

でもそれでいいのだ。何故ならここは私の個人サイトだからね。


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