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ComfyUIを使ってみる

投稿日:
ソフトウェア::Stable Diffusion

Automatic 1111よりいいらしいので使ってみる。

日本語表示が面倒だったので、途中から表示言語を英語に変えている。

確認環境

Env Ver
ComfyUI v0.3.38

導入方法

インストール

公式サイトからインストーラーをダウンロードして実行するだけ。

Cドライブにしか対応してないらしいが、モデルや出力先は変更可能なので、インストールパスはそのままでよい。

モデルパスの変更方法

  1. ComfyUIのインストール先を開く
    標準はここ:%HOMEPATH%\AppData\Local\Programs\@comfyorgcomfyui-electron\resources\ComfyUI
  2. extra_model_paths.yaml.exampleextra_model_paths.yamlにリネームする
  3. 以下のコメントアウトをコピペして適当に治す。is_default: trueのコメントを外して有効化しておく
    #comfyui:
    #     base_path: path/to/comfyui/
    #     # You can use is_default to mark that these folders should be listed first, and used as the default dirs for eg downloads
    #     #is_default: true
    #     checkpoints: models/checkpoints/
    #     clip: models/clip/
    #     clip_vision: models/clip_vision/
    #     configs: models/configs/
    #     controlnet: models/controlnet/
    #     diffusion_models: |
    #                  models/diffusion_models
    #                  models/unet
    #     embeddings: models/embeddings/
    #     loras: models/loras/
    #     upscale_models: models/upscale_models/
    #     vae: models/vae/
    

出力先の変更方法

paste-image-2025-59-14_16-58-41-221.png

設定→サーバー設定の一番下にある「出力ディレクトリ」を設定する。

paste-image-2025-59-14_17-58-55-654.png

画像の保存ノードのファイル名プレフィックスをクリックし、Valueにフォルダ名/任意の文字列をつけることでフォルダわけもできる。フォルダ名/だけ指定してもうまくいかないので注意。

ClipSkipの設定(不明)

paste-image-2025-49-14_17-48-35-338.png

CLIP Set Last LayerノードをLoad Checkpointに接続することで実現できるらしい?

Hires.fixの設定

paste-image-2025-35-14_17-34-6-915.png

KSampler→Upscale Latent By→KSampler→VAEで繋ぐと同様のことができるらしい。

感想

起動が早い

1111は1分近くかかるがComfyは数秒で起動するため、ここはいいと思った。

保存先を柔軟に変更できる

1111では基本的に生成種別、日付別に保存されるため整理が手間である。

画像の生成品質を上げる方法がわからなかった

a_00014_.png
a_00015_.png

これはComfy UIを以下の構成にして生成したものだ。

paste-image-2025-49-14_17-48-19-287.png

一枚目はこういう絵柄だといえばまだありかもしれないが、二枚目は微妙だ。これはどうもHires.fix相当の機能が期待通りに動いていないのが理由に見えるが、恐らくそういった事柄を探求するモチベーションがないと、上手いこと使えないと思われる。

また上記のノード接続だと生成速度も速いとは言えず、これ以上要素を増やすとなると実用性は怪しいと感じた。

現状はまだ1111で十分

1111-hirefix_31sec.png

1111だとこのくらいのものがパッと出てくるため、個人的には今のところ1111でいいかなと思った。カリカリにチューニングすることで1111を超えてくる可能性は否定できないが、大抵のケースで設定値は固定であり、プログラマブルである必要性はアニメーションとかの分野になってくると思われるので、動画を作るならComfy、そうでなければ1111で十分な気がした。