リーダーをするときに意識してること
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リーダーをするときに意識してることを簡単に書いてゆく。大まかには開発リーダー(チームリーダーレベル)の話。
先を見て動く
先を見て詰まりそうな要素があれば、関係各所と調整するなどで予め詰まらないように動いておくことで、メンバーの手を止めないように立ち回ることができる。
もし詰まることがあればメンバーを遊ばせることになるし、メンバーも好調にやっていたものがいきなり詰まれば不満や不信感を覚えるので、モチベーション低下につながり、これはプロジェクト運営上あまりよくない。
他にもメンバーの懸念を定期的に聞き取り、つぶしておくのも有用だと思っている。
メンバーの心理的安全性を保つ
メンバーの言うことは基本的に信頼し、否定しない。もし改善できるようであれば肯定したうえで、よりよい手法を示す。相手が腹落ちするまで話すなどで信頼を得る。
信頼が得られている場合、メンバーは言いたいことを言えずに抱え込んだり、裏で愚痴を言ったりといった行動が減り、言ってくれるようになるためそういった意見を受け止めて、プロジェクトを改善することができる。
特に相手の気を削ぐ、言葉を言わないように気を付けている。例えば「このプロジェクトは特殊だから」「そういう決まりだから」「どうしようもないことなんだ」はその一例だ。
暇にしておく
リーダーがパンクしているとメンバーが声を掛けづらかったり、声を掛けられても十分に対応できなくなることがある。結果としてメンバーの信頼を失うと、心理的安全の喪失やメンバーのモチベーション低下が起きるため、極力暇にしておく。全く何もしないというわけではなく落ちてるボールを拾ったりレビューに参加したり、今後のことを考えたり、締め切りのないタスクをやっていく感じだ。
具体的にどう暇にするかというとサブリーダーを立て権限を委任する、メンバーにも可能な範囲で権限を委任しておくなどで、自分で極力タスクを持たないようにする。
勿論いきなり委任してもメンバーはこなせないことがあるため、こなせるようにあらかじめ必要な知識をレクチャーしておくのがいい。例えば適切な設計や実装方法を何故それをするのかという意図から話しておくことで、設計作業を委任できる。
サブリーダーが必要な場合ではMTGに同席してもらい、動きを見てもらう、次に徐々に自分の代わりに意見してもらったり、タスク振りをしてもらうなどで慣れていってもらうことで、自分の役割を委任することができる。
間接的に評価する
メンバーのモチベーションが高いほど作業がスムーズに進むため、普段からモチベーションを保ってもらうために間接的な評価を行う。
例えば誰か別の人と話すときに「Aさんはとても作業品質が良い」などと評価を伝えておくと本人が何かの切っ掛けで小耳にはさんだ時にモチベーションが上がるきっかけになるため、誰かを評価できるシーンがあれば積極的にしておく。
こうしておくことで回りからも、その人物の評価が上がり、本人が小耳にはさむことがあれば直接評価よりも自信が持てると考えている。