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恐らくこれはネトゲのプレイヤーは基本的にネトゲをプレイするために集まっているのに対し、仕事は金を稼ぐために人が集まっている事の差なのではないかと思う。
ネトゲをプレイする場合、普通は同じ趣味や趣向でギルドに入ったりパーティを組むので上手くいくが、仕事はそうではない。馬の合わない人や嫌いな人とどうにかしないといけないケースもあるし、利害関係のない相手でも向いているベクトルが異なるものだろう。つまるところ、ネトゲのコミュニケーションは向いているベクトルが同じなので上手くいき、仕事はそうでないので上手くいかないというのが一つではないかということだ。
またネトゲプレイヤーの多くは、それなりのテキストコミュニケーション歴があり、その方面に長けているが、仕事はそうではない。仕事でやむなくやっているため、別にそのスキルを伸ばす意味合いもないのだ。
そう考えると向上心や熱意に対する差があって、それによって上手くいかなくなっているのかもしれない。なんにせよ、どれだけのネトゲ廃人でテキストコミュニケーションに長けていても、リモートワークでそれが発揮できるかというと、そうとも言えない。相手があってこそなので、相手が同調してくれなければ失敗する。
私は15年間、累計4.5万時間ほどネトゲ、MMORPGをプレイしてきた人間だ。それ以前からも掲示板やチャットをよく利用していたので、リモートでのコミュニケーションには慣れている。しかし、リモートワークを5年ほど、幾つかの組織で経験してきた結果、作業は上手くいくが、仕事になると上手くいかなくハマりポイントがあるということに気付いてきた。