リモートワークに限界を感じてきた
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ここ最近、リモートで本質的な作業をするのに限界を感じてきている。昔から言われていた気もするが、リモートは作業には向くのだが、仕事には向かない気がしてきている。
恐らくこれは本質的なコミュニケーションが難しいからだろう。例えば出社していれば隣の人と気軽に話したり、暇そうな上司に声を掛けるということは造作もないし、周りから仕事の話が聞こえてくれば他人の仕事の様子を掴むこともできる。しかしリモートでは難しい。自宅で仕事をしている以上、周囲に仕事仲間はいない。Slack上では気軽に話すことはできないし、上司が暇かどうかも判断する材料が乏しい。周りの仕事の様子も現状を共有するタイプの人であれば見えるが、そうでない人からは見えてこないし、そもそも見るためには自分からSlackの該当スレッドなどを見に行く必要がある。
こういう状況では誰かと話すときには事前にアポを取る必要があり、時間内に要点を捉えた話を無駄なくする必要がある。これは仕事というより作業に近い。ここでいう仕事というのはないものを作るみたいな創造性のあるもので、ルーティンワークや定型作業ではない。
恐らくリモートワークは全体的にコミュニケーション不全になるのだと思う。色んな会社の話を見聞きしていても。効果的な打開案はなく、ZOOM繋ぎっぱなし、雑談部屋、oViceの様なバーチャルオフィスなども繋ぎっぱなしは精神的にキツイ、入るのが面倒などの理由で上手くいかない。これは現実世界でもランチ会や飲み会に来る人間が限られるのと同じで、機能不全に陥るのだと思う。
私は仕事がしたいのだが、リモートで仕事しようとすると本来不要だったはずの余計な努力を死ぬほどしないと中々成立しない気がしており、これが多分限界を感じる理由になっているのだと思う。
また直接的な内容ではないが、通勤をしなくなる関係で運動量が減り、体力がなくなり、仕事に身が入りづらくなるというのもあると思っていて、これが拍車をかけている気もしている。リモートワークを始めたばかりのころはよかったが、五年目になり、最近は業後の元気がない。仕事が終われば布団にくたばる日々だ。それも疲労不足なのか、なかなか寝付けず寝不足になるのが厳しい。出社してた頃は通退勤という苦行があっても、帰ってからネトゲをしたり、プログラミングをしたりで、そこそこ生き生きしていたが、最近はもう生ける屍に近い。加齢もあるかもしれないが、なんとなく人としてダメになってきているのではないかと感じる。
そんなこんなで最近は出社欲が高まっているのだが、今の会社は神戸や大阪で事業をしていないので、ちょっとここが壁でどうするかを考えている。神戸が好きなので、転居は考えていない。