- 投稿日:
昔のサイトには以下のように、更新履歴を書く用途でtextarea要素が使われていたことがよくあったと思う。
<TEXTAREA>== 2024/01/15 ==
ギャラリーにイラストを一点追加
== 2024/01/01 ==
トップページを更新</TEXTAREA>
しかし、これをLighthouseで見るとアクセシビリティ違反になることがある(labelがないとか言われる)。label要素を使うのも一つの手だが、使わずやる場合にどう回避するかというのを紹介する。
以下は実装の一例だ。
<div style="resize: vertical; border: 1px solid #ccc; overflow-y: scroll; height: 5rem; min-height: 5rem;"><small><pre>== 2024/01/15 ==
ギャラリーにイラストを一点追加
== 2024/01/01 ==
トップページを更新</pre></small></div>
描画サンプルとしては以下のような形になる。
内容的にはよくあるoverflow: scrollなコンテナだが、ポイントは"resize: vertical;
とheight: 5rem; min-height: 5rem;
だ。"resize: vertical;
によってtextareaの様に拡縮可能なUIを提供できるようにしている。height: 5rem; min-height: 5rem;
は標準の高さと最低の高さを両方指定することで、UI縮小時にUIが潰れてしまうのを防いでいる。
そもそもlabelがあった方が見やすいし、何かが分かりやすいというのはそうなのだが、なんか中二病みたいなレイアウトにしたいとか、そもそもフォームではなく、単なる表示枠なのでからlabelを使いたくないとかいうケースで有用になるだろう。
- 投稿日:
WindowsやAndroid, Linuxといった複数環境で書体を大まかに指定したい場合に使える技。
font-family
に対してserif
を指定すると明朝体、sans-serif
を指定するとゴシック体になる。
個人的によく見かけるものを書いておく。
font-family | 意味合い |
---|---|
serif |
明朝体 |
sans-serif |
ゴシック体 |
monospace |
等幅フォント |
因みにこれはトップページでhtml要素のlang属性を変えた時に、表示フォントが変わってしまい、どうにかフォント指定をせずにフォントを統一できないかと調べていた時に出てきたものだ。今までserif
とかsans-serif
、monospace
の存在は知っていたが、ずっとApple系のフォントだと思っていた。実際は環境を問わず大まかな書体を指定できるフォントというので、これは便利だなという発見があったのでメモしておく。
- 投稿日:
Bioサイトを作っていた時にimgタグの下に謎の隙間ができることに気がついたので、その対処録。
問題
画像の下に謎の隙間があり、DevToolsで見るとaタグがはみ出ているように見える。margin
やpadding
を0
にしても効果なし。
aタグを外して、imgタグ単体にしても起きる。
再現コード例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8" />
<title>lycolia.info</title>
</head>
<body>
<a href="https://example.com">
<img src="example.png" width="200" height="40" alt="example">
</a>
</body>
</html>
原因
imgタグはinline要素なので vertical-align の既定値が baseline になっている関係で、文字の下端と画像の下端が合う状態になっているために、隙間が生まれていることが確認できる。
解決策
imgタグに対してvertical-align
にbottom
ないしtop
を指定すれば解消する。
勿論この状態で横に文字を並べると、その文字は当然浮くが、今回はこの解決方法は扱わない。
参考コード
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>lycolia.info</title>
</head>
<body>
<a href="https://example.com">
<img style="vertical-align: bottom;" src="example.png" width="200" height="40" alt="example">
</a>
</body>
</html>
- 投稿日:
レスポンシブにdisplay
を切り替えるCSSを書いててハマったので備忘録。
今回は例として画面幅に応じて表示する項目数を変動させるCSSを書いてみます。media queryとnth-childを使って表示数を切り替えていく感じです。
イメージとしてはこんな感じ。
SP View | PC View |
---|---|
上手くいかないケース
このコードでは画面幅を変えても項目数に変化がありません。理由としてはnth-child(n + 4)
のdisplay: none;
が900pxでも保持されたままだからです。試しにdisplay: none;
をfont-weight: bold;
とかに変えてみると良くわかります。
.example li:nth-child(n + 4) {
display: none;
}
@media screen and (min-width: 900px) {
.example li:nth-child(n + 6) {
display: none;
}
}
上手くいくケース
以下のコードではnth-child
で非表示にしている部分を900pxの時に表示指定にすることで3項目表示と5項目表示が切り替わるようになっています。そりゃ指定してなければ表示されないよねっていう単純な話ですね…。
.example li:nth-child(n + 4) {
display: none;
}
@media screen and (min-width: 900px) {
/** 明示的に表示させる */
.example li:nth-child(n + 4) {
display: list-item;
}
.example li:nth-child(n + 6) {
display: none;
}
}
- 投稿日:
画像マーカーを使ったリストタグを使った時に文字列がvertical-align: middle
的になってほしい!
が結論から言うと多分無理です
なってくれないんだなこれが!
- 残念ながら現実にはなりません
- 上の画像のソースはこんなん
::before
のcontent
に画像を置くとかしても無駄です
<ul>
<li>リストの要素だよ~</li>
<li>改行のある<br>リストの要素だよ~</li>
</ul>
ul {
list-style-image: url("https://i.imgur.com/hX2OCbY.png");
}
li {
vertical-align: middle;
}
どうにか対策してみる
- 一見するとなんとかなったように見えますが、改行すると崩れます
- ぶっちゃけ無理にリストタグ使う必要もないと思うので、素直に div とかで代替するのが一番だと思います
- 何が何でもリストタグ使いたい場合はリストタグでラップしてしまうのが一番でしょうね…
- ぶっちゃけ無理にリストタグ使う必要もないと思うので、素直に div とかで代替するのが一番だと思います
- 上の画像のソースはこんなん
- リストのマーカーを使うことを放棄しているので、画像を抜けると字が落ちるのはどうしようもないですね
<ul>
<li>リストの要素だよ~</li>
<li>改行のある<br>リストの要素だよ~</li>
</ul>
.ul {
list-style: none;
}
.li::before {
padding-right: 3px;
min-height: 36px;
content: url("https://i.imgur.com/hX2OCbY.png");
vertical-align: middle;
}