お知らせ

現在サイトのリニューアル作業中のため、全体的にページの表示が乱れています。

VSCodeでは出来たことがPhpStormだと上手く出来なかったので、その解消法です
Remote Developmentに慣れてるとハマりやすいと思います
PhpStormに類似の機能は多分ないです

PhpStorm編

確認環境

一応Apacheの上に乗っかったLaravelで確認してますがそこらへんの環境情報は端折ってます

Env Ver
Windows 11 Pro
PhpStorm 2021.3.2
Docker 20.10.11
docker-compose 1.29.2
PHP 8.1.1
Xdebug 3.1.3

Dockerfile

PHPが入ってるDockerfileに以下を追記
出来ることならヒアドキュメントで書きたい

RUN pecl install xdebug
RUN docker-php-ext-enable xdebug
RUN echo "zend_extension=xdebug" > /usr/local/etc/php/conf.d/docker-php-ext-xdebug.ini
RUN echo "xdebug.mode=develop,coverage,debug,trace" >> /usr/local/etc/php/conf.d/docker-php-ext-xdebug.ini
RUN echo "xdebug.start_with_request=trigger" >> /usr/local/etc/php/conf.d/docker-php-ext-xdebug.ini
RUN echo "xdebug.client_host=host.docker.internal" >> /usr/local/etc/php/conf.d/docker-php-ext-xdebug.ini
RUN echo "xdebug.trigger_value=StartProfileForMe" >> /usr/local/etc/php/conf.d/docker-php-ext-xdebug.ini

Dockerの設定

適当にDockerを追加してコンテナとローカルのパスをマッピング

20220412031939.png

PHPインタプリタの設定

CLIインタプリタをDockerに向けて設定します
パスマッピングは勝手にやってくれた気がする

20220412031948.png

デバッグ

HTTPリクエスト

受話器みたいなところを押してcurlなりPOSTMANなりブラウザなりにXDEBUG_TRIGGER=StartProfileForMeというCookieを刺してリクエストするとブレークにかかります
初回だけパスマッピングを構成するダイアログが出てくるのでよしなに処理します

20220412031956.png

PHPUnit

デバッグ構成を作ってデバッグするだけ

20220412032006.png

おまけのVSCode編

VSCodeだとネイティブに動くのでDockerの存在を考えなくて済むのは楽ですが、IDEとしての性能はPHP Intelephenseに課金してもPhpStormには劣るので微妙なところ(静的解析に問題がある

確認環境

PhpStormと被る部分は端折ってます

Env Ver
VSCode 1.64.2
ms-vscode-remote.remote-containers 0.217.4
robberphex.php-debug 1.14.0

Dockerfile

PHPが入ってるDockerfileに以下を追記
PhpStormとの違いはxdebug.client_hostが不要なところです
(PhpStormでもCLI Debugだとなくていけるっぽいのでややこしい)

RUN pecl install xdebug
RUN docker-php-ext-enable xdebug
RUN echo "zend_extension=xdebug" > /usr/local/etc/php/conf.d/docker-php-ext-xdebug.ini
RUN echo "xdebug.mode=develop,coverage,debug,trace" >> /usr/local/etc/php/conf.d/docker-php-ext-xdebug.ini
RUN echo "xdebug.start_with_request=trigger" >> /usr/local/etc/php/conf.d/docker-php-ext-xdebug.ini
RUN echo "xdebug.trigger_value=StartProfileForMe" >> /usr/local/etc/php/conf.d/docker-php-ext-xdebug.ini

launch.json

  • Listen for Xdebug
    • HTTPリクエスト用
  • PHPUnit
    • PHPUnit用
{
    "version": "0.2.0",
    "configurations": [
        {
            "name": "Listen for Xdebug",
            "type": "php",
            "request": "launch",
            "port": 9003
        },
        {
            "name": "PHPUnit",
            "type": "php",
            "request": "launch",
            "program": "${workspaceFolder}/vendor/phpunit/phpunit/phpunit",
            "args": ["${file}"],
            "env": {
                "XDEBUG_TRIGGER": "StartProfileForMe"
            },
            "port": 9003
        }
    ]
}

デバッグ

PHPのいるコンテナにAttach Visual Studio CodeしてF5押せばデバッグできます

あとがき

個人的に操作感はVSCodeの方が好みなので使えるならVSCodeでいきたいのですが、今の所PhpStormには敵わないという感じなのが悲しい
まぁJS/TS用のエディタみたいなもんだし仕方がないですね…
ただGitのGUI周りはVSCodeが圧倒的に好みなので、Git操作するときだけVSCode使ってたりはします
しかしPhpStormとVSCodeを共存させるのはxdebug.client_hostの向きの関係で微妙な感じですね…

MSYS2

初回セットアップ

pacman -Syuu
# 一回落ちるのでもう一度起動して
pacman -Syuu

入れとくと便利なものたち

pacman

pacman -sS unzip
pacman -S --noconfirm unzip
pacman -sS diffutils
pacman -S --noconfirm diffutils
pacman -sS dnsutils
pacman -S --noconfirm dnsutils
pacman -sS openssh
pacman -S --noconfirm openssh
pacman -sS patch
pacman -S --noconfirm patch
pacman -sS perl
pacman -S --noconfirm perl
pacman -sS zsh
pacman -S --noconfirm zsh
pacman -sS git
pacman -S --noconfirm git
# prompt用に退避させる
mv /usr/bin/git /usr/bin/msys2_git

バイナリ追加

  • jq
    • chocoから入れる
  • dig
    • .x64.zipが入っているバージョンを/usr/binに突っ込む

dotfileの設定

https://github.com/Lycolia/my-dotfiles

Windows Terminal連携

{
  "defaultProfile": "{17da3cac-b318-431e-8a3e-7fcdefe6d114}",
  "profiles": {
    "defaults": {},
    "list": [
      {
        "commandline": "C:/env/msys64/msys2_shell.cmd -defterm -here -use-full-path -no-start -msys -shell zsh",
        "font": {
          "face": "Consolas",
          "size": 11
        },
        "guid": "{17da3cac-b318-431e-8a3e-7fcdefe6d114}",
        "icon": "C:/env/msys64/mingw64.ico",
        "name": "MINGW64 / MSYS2",
        "colorScheme": "VSCode"
      }
    ]
  },
  "schemes": [
    {
      "name": "VSCode",
      "background": "#1e1e1e",
      "foreground": "#d4d4d4",
      "black": "#000000",
      "blue": "#2472c8",
      "brightBlack": "#666666",
      "brightBlue": "#3b8eea",
      "brightCyan": "#29b8db",
      "brightGreen": "#23d18b",
      "brightPurple": "#d670d6",
      "brightRed": "#f14c4c",
      "brightWhite": "#e5e5e5",
      "brightYellow": "#f5f543",
      "cyan": "#11a8cd",
      "green": "#0dbc79",
      "purple": "#bc3fbc",
      "red": "#cd3131",
      "white": "#e5e5e5",
      "yellow": "#e5e510"
    }
  ]
}

msys2_shell.cmdのCLI Optionsの意味合い

-mingw32 | -mingw64 | -ucrt64 | -clang64 | -msys[2]

それぞれで実行環境が変わる
-msysで基本的に良い

-defterm | -mintty | -conemu

開くターミナルの指定

  • -defterm
    • 標準ターミナルで開く
    • Windows TerminalやVSCodeで開く場合はこれを指定する
  • -mintty
    • Minttyが起動する
  • -conemu
    • Conemuが起動する

-here

現在の作業フォルダをカレントディレクトリとして開く

-where DIRECTORY

指定ディレクトリをカレントディレクトリとして開く

-[use-]full-path

Windowsのパスを継承する

-no-start

新窓で開かない
指定しない場合startコマンドでシェルが起動する

-shell SHELL

ログインシェルを指定する
例えば-shell zshならzshがログインシェルになる
未指定の場合bashがログインシェルになる
msys2_shell.cmdを書き換えて実現することもできるが、アップデートで書き換えた内容が消えることがあるのでオススメしない

-help | --help | -? | /?

ヘルプの表示

MSYS2でzsh使いたくない?使いたいよね?そう、使いたい!
しかしその上で一つ大きな障害があります
MSYS2のzshでプロンプトにGitのブランチを表示させようとすると微妙に上手くいきません

問題

.zshrcを使ってPROMPTに現在のGitブランチの状態を表示させようとするとフリーズするケースがあります
具体的には以下のような設定を書くとターミナルのサイズ変更時にシェルがフリーズします
原因は不明ですがPROMPT='$(git)'だけでフリーズするのでGit for Windowsとの相性がなにか良くないのだと思っています

# git functions

current_git_branch() {
  (git branch 2> /dev/null | sed -e '/^[^*]/d' -e 's/* \(.*\)/\1/')
}

parse_git_dirty() {
  local DIRTY=$(git status -s | tail -1)
  if [[ -n $DIRTY ]]; then
    echo "%{$fg_bold[magenta]%})%{$fg_bold[red]%}✗"
  else
    echo "%{$fg_bold[magenta]%})%{$fg_bold[blue]%}✓"
  fi
}

print_git_prompt() {
  local FIND_BRANCH=$(git branch 2> /dev/null | tail -1)
  if [[ -n $FIND_BRANCH ]]; then
    echo "%{$fg_bold[magenta]%}(%{$reset_color%}%{$fg_bold[yellow]%}"$(current_git_branch)$(parse_git_dirty)" %{$reset_color%} "
  else
    echo ""
  fi
}

# setting propmt

PROMPT="
%{$fg_bold[cyan]%}%n%{$reset_color%}%{$fg_bold[blue]%}@%m%{$reset_color%}:%{${fg_bold[green]}%}%~%{$reset_color%}
%(?:%{$fg_bold[green]%}➜:%{$fg_bold[red]%}➜)  %{${reset_color}%}"'$(print_git_prompt)'

RPS1="%(?..%{$fg_bold[red]%} [ %? ]%{$reset_color%}) %D - %*"

解決策1

プロンプト表示に使うgitバイナリだけmsys2の物に差し替えると上手くいくようになります
具体的には以下のようにしてGit for Windowsと競合しないようにMSYS2のGitを構成しPROMPT='$(msys2_git)'のように呼び出してやると上手くいきます

pacman -S git
mv /usr/bin/git /usr/bin/msys2_git

課題

  • msys2/gitをアップデートするときに毎回リネームをする必要がある
  • ここが面倒で脆弱性に繋がる可能性がゼロではない

解決策2

Git for Windowsだけでやる場合の方法です
add-zsh-hook precmdでプロンプトに出したいコマンドを呼び出し、変数の値を書き換えてそれを表示するスタイルでやると上手くいきます

課題

  • プロンプトの速度が遅い
  • プロンプトする時に一瞬フォーカスが飛ぶ(別プロセルがコールされ一瞬窓ができている気がする
投稿日:
言語::PHP::XdebugOS::Windowsソフトウェア::VSCode

環境

Windows 10

Env Ver
PHP 8.0.2
Xdebug 3.0.2

php.ini

zend_extension="xdebug-3.0.2-8.0-vs16-nts-x86_64"
xdebug.start_with_request=yes
xdebug.mode=debug

settings.json

別になくてもデバッグは出来る

"php.validate.executablePath": "C:/path/to/php.exe",

launch.json

{
    "version": "0.2.0",
    "configurations": [
        {
            "name": "Listen for Xdebug",
            "type": "php",
            "request": "launch",
            "port": 9003
        }
    ]
}
投稿日:
OS::Linux::コマンドソフトウェア::Bash

シェルスクリプトが設置されているパスを取得する

  • cwd=$(cd $(dirname $0); pwd)
    • $0はシェルスクリプトのフルパス
    • dirnameでスラッシュから始まるファイル名を除去
    • cdで移動
    • pwdで表示

現在のパスを移動せずにシェルスクリプト内でパスを移動する

これはサブシェルを使うと出来る
サブシェルとは()で囲まれた部分で、この中では別のシェルが動いている
例えば次のスクリプトはfoo/に移動し中のファイルリストを表示するが、2行目では現在の位置にあるファイルリストを表示するため移動していない
コマンド展開記法$()もサブシェルが動いている

(cd foo/; ls -la)
ls -la

複数コマンドをワンライナーで実行する

;

  • 以下のように書くと連続で線形実行される。手前が異常終了しても続く
    • curl; echo 2;

&

コマンドの末尾に&をつけるとバックグラウンドで実行される

  • 以下の例では左がバックグラウンド、右がフォアグラウンドで実行される
    • echo 1 & echo 2

&&

AndAlso的な動きをする

  • 以下のように書くと連続で線形実行される。手前が異常終了すると続かない
    • curl && echo 2

|

コマンドの末尾に|をつけると標準出力が次にリダイレクトされる

  • 以下のように書くと連続で線形実行される。手前の標準出力が次にリダイレクトされる
    • echo 1 | xargs -I{} echo {}2

||

OrElse的な動きをする

  • 以下のように書くと連続で線形実行される。手前が異常終了した場合のみ次が動く
    • curl || echo 1