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経緯
私は現在リモートワークをしており、Webカメラをよく使う。しかしWebカメラの運用に難があった。
机を壁に貼り付けて使っており、机からモニタまでの距離が近いため、以下の写真のように壁にカメラを固定していたのだが、湿度の変化でテープや裏に貼ってある粘着剤が緩んでずり落ちてくることがよくあったのだ。
使おうとしたときにずり落ちてきているとカメラの焦点が定まらず、あまり使い物にならない。片手で抑えてみたり、何とか押し付けて張り付けて使ったりするのだが、割と限界があった。
因みに上の写真ではWebカメラの足に当たる部分の裏側に3Mのコマンドタブをつけて壁に貼り付けたうえで、マスキングテープを貼り付け、更に垂れ下がり防止用に上部側からもマスキングテープを伸ばしている。
全てのマスキングテープは剝離による脱落防止を目的に互い違いの二重に貼り付けていたのだが、脱落防止までは上手くいったものの剥離は上手くいかなかった。
そこでカメラがズレたり落ちたりしないようにする方法を新たに設計し、試してみることにした。
制作過程
思い立てば吉日ということで早速作ることにした。
このWebカメラはノートPCなどの画面に足を引っかけてぶら下げる作りであるため、足が引っかかる何かがあればいいと考え、紐のようなものを壁に固定し、その紐に引っ掛ければいいのではないかと考えた。
そこでユザワヤに行き、太めのナイロンベルトを手に入れてきた。中身を出してから撮ったのでイマイチな写真だ…。
そしてこれをホチキスで壁に止める。片側を止めたら一回Webカメラを通し、遊びを作った状態でもう片方も止めることで、ピッタリ合うようにした。
作ったもの
いい感じにWebカメラをはめ込める装置ができた。これであればテープではないので剥がれたり、ズレたりすることは減るのではなかろうか?
もちろん、布がヘタってきたり、ホチキスの針が抜けるケースはなくはないと思うが、頻度としてはこれまでよりウンと減るはずだ。
賃貸なのに壁に傷が入ってしまったが、ホチキスの針穴なので深く気にしないことにした。
今回ホチキスで止めることを思うかんだのは壁美人の存在によるところが大きい。壁美人を使ったことはないのだが、以前壁面収納を探していた時に見つけたのが記憶にあり、そこの発想から今回の器具の作成に至った感じだ。器具というのも大げさな内容だが…w
あとがき
思い立ったら吉日と書いてある割に写真に写りこんでいるタペストリーが変わっているが、実は思い立ってからベルトを買いに行くまでに二日、ベルトを買って制作に着手するまでに四日掛かっているので、言うほどちゃちゃっと作ったわけではない。
どうも最近フットワークが重いので何とかしていきたいところだ。
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この記事は紙の本が減ってきているの続きだ。
前の記事を書いたときは近くのファミマから紙の本が消えていると言うことを書いたが、これはどうやら全国的な傾向になりつつあるようで産経に次のような記事が出ていた。
3月からファミマとローソン計1万店で雑誌販売終了 書店ない地域で〝難民〟発生か
この記事によれば、トラック運転手の残業規制を強化する2024年問題や燃料高騰などの影響で、コンビニ向け配送事業の赤字が慢性化しており、ファミリーマートとローソンの計約1万店で雑誌配送を終了する方針が示されていたが、これをさらに拡大するとのことだった。
また出版取次大手のトーハンも、日本出版販売が慢性的な赤字からコンビニ向けの雑誌配送を取り止めるのを受け、雑誌配送を縮小する方向に舵を切ることにしたようだ。
なおセブンイレブンは物理本の販売に意義を感じており、この流れには乗らず販売を継続するそうだ。
近くのローソンでは今でも紙の本が売られており、アイドルなどの新聞も取り扱っていただけあって、正直ローソンまで影響を受けるのは驚いた。
ただまぁコンテンツが多様化し電子書籍も出てきている以上、やむを得ないことなのだとは思う。恐らくこれ以降の物理本はコレクターなどを始めとした層に向けたものになり、普通の人は買わなくなるのかもしれないと、最近はちょいちょい思うようになった。
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振り返ろう振り返ろうと思ってたら年を越して二月に差し掛かろうとしているが、特に脈絡もなく思いついた項目を適当に振り返ってみる。
買い物
結構いろいろ買ったと思うので挙げていく。
石鹸
ボディーソープから石鹸に変えたが、半年くらい持ち、置き場所も食わないのでなかなか便利だ。
頭も薄くなってきてシャンプーの必要性が薄れてきたのでもう全部これでいいかもしれないと、最近は頭にも使っている。パツパツになるので髪がある人はやめたほうがいいだろう。
粉末洗濯洗剤
洗濯洗剤を液体洗剤から粉末洗剤に変えたが、これは収納スペースの削減に大きく貢献してくれているほか、詰め替え作業が実質ゼロなのもうれしい。
計量や投入も楽で助かっている。
ターンテーブル式の電子レンジ
ターンテーブル式の電子レンジに買い替え使っているが、フラットと比べた時に短時間で暖まり、ムラもなく、同時に複数温められるので重宝している。
清掃性にもそこまで差がない。むしろ皿を取り外してスポンジに洗剤付けてゴシゴシできる分洗いやすいまである。
紙のカレンダー
紙のカレンダーを買ったわけだが、手元ですぐ確認できるのはやはり便利だ。
日付確認だけなら、スマホを開いてカレンダーアプリに移るとか、PCで同様の操作をするより早く見れる。
Xperia 1 VI
Galaxy S22 UltraからXperia 1 VIに乗り換えたが、カメラのズームが極端に悪いことと、白飛びが激しいことを除いてはあまり不満はない。
アプリケーション面ではサムスンのお邪魔アプリが一掃されてだいぶ快適だ。特にGoogle翻訳と見分けがつかないうえに、全く機能しない翻訳機能がないのは快適。サムスンの翻訳を誤って誤爆すると何も翻訳されないうえに、それを閉じる必要があるという、面倒な操作が発生するので嫌だった。
Xperiaの後継機種が出ないとささやかれているが、果たしてどうなるのだろうか…。
漆器
漆器を買ったが、使い勝手は中々いい。
レンジが使えないという欠点はあるものの、熱いものを入れても持ちやすく、軽くスリムで洗いやすく無駄がないのもいい。
以前は汁椀の代わりに小型のサラダボウルを使っていたのだが、形的にだいぶ無理があり、お茶漬けを作るのには全く向かないし、そこそこデカいので洗うのも微妙に面倒だった。
ご飯は普段ライスケースに小分けにして冷凍し、ライスケースのまま食べているのでお茶漬けが作れないのが地味に課題だった。
また箸もプラから木製にかわり、溶けることがなくなったので、遠慮なく熱いものに引っ掛けることができるようになった。
使ったお店
家計簿に店名を入れてるので、元となるデータはそこから引いている。
圧倒的にファミリーマートを使っていた。244回もファミマに行ったらしい。行き過ぎ。次点のローソンは75回だった。
スーパーはライフが多く、75回。次点は阪急オアシス20、ダイエー10という感じだった。
飲食店はスイーツパラダイスに9回も行っており、行き過ぎ感を感じた。大体トラペジウムのせい。徒歩圏にあるので実は行くだけならいつでも行けたりする。
移動
激しい移動の年だった。
まず年初はYAPC::Hiroshima 2024に参加するために広島へ行った。
次にトラペジウムグッズ蒐集の過程で姫路・箕面・和歌山へ行き、コラボグッズ販売のために名古屋と広島にも向かった。名古屋へは近鉄特急ひのとり、広島へは新幹線で行き、中々豪華な旅をした。交通費パンチが痛い。広島は年初にも行ったので二回目だ。因みに名古屋に忘れ物をした関係で名古屋も二度訪れている。
淡路島にも洲本オリオンのために三度も訪れ、勉強会の都合で高松や京都に行くこともあった。
更に年末には先の日記でもあった通り、がんばっていきまっしょいの聖地巡礼で松山・今治を四日間も回っていたし、その前にもがんばっていきまっしょいを観るためだけに松山へ飛んでいる。
というわけで、広島2回、名古屋2回、姫路1回、箕面1回、和歌山1回、京都1回、高松1回、洲本3回、松山2回(計五日)、今治1回という感じでだいぶ移動した。ちょっと移動し過ぎで交通費や宿泊費が痛いので今年は抑えていきたい。
映画
時期ごとの映画館の利用回数とか、何をどれだけ見たかとか。
2024年の映画鑑賞ログ
以下が去年の鑑賞ログだ。これだけ見てもパッとしてこないので、以降はグラフにして見ていく。
回数をグラフにサマリするとこんな感じ。トラペジウムだけ突き抜けている。劇場版 ポールプリンセス!!も2023年公開なのに再上映によく行っていたり、がんばっていきまっしょいは3回の鑑賞のそのすべてを松山で見ていたり、今年は思い入れのある鑑賞が多かった。
2023年は21作品見たが、2024年は14作品と観た作品の数は減っており、不作感を感じるが、映画を見始めた2019年から数えると多いほうである。
月ごとの映画鑑賞回数
一年を通じた月ごとの映画館での鑑賞回数は以下の通り。トラペジウム効果で6月だけ異様に跳ね上がっている。8月は僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクストがだいぶ押し上げている。
例年の傾向と比べると毛色が違う。例年は年の後半、9~12月に鑑賞回数が増える傾向があるのだが、2024年は6・8月に集中していて、年の後半はおとなしい。
これは年の後半メンタルが死んでいたり歯医者ラッシュなどで体調を崩していたことが大きいと思うが、個人的に食指が動くタイトルが少なかったのが最大の要因だと思う。がんばっていきまっしょいくらいしか記憶にない。
2023年の映画館での鑑賞回数は37回で、2024年は42回であったことから、鑑賞回数は増えている。観た作品が減っているのに映画館の利用が増えているため、2024年は一作品当たりの鑑賞回数が増えている。
映画館ごとの鑑賞回数
OSシネマズミント神戸での鑑賞が顕著に多い。これは単に行きやすいからだが、運動にならないので今後はハーバーランドのほうを増やしていきたいと思っている。
以下はこれまでに鑑賞した映画館の回数。以前はハーバーランドが突出して多かったのだが、ミント神戸でアニメ映画の放映が増えた結果、家から近いこともありミント神戸が優勢になってしまっている。
しかし2024年は割といろんな映画館に行った気がする。比較的遠方の映画館の利用が多いのが特徴的だ。松山市にあるシネマサンシャイン衣山には3回も行っているし、京都の辺りにあるTOHOシネマくずはモールや、果ては埼玉県にあるMOVIX川口にまで行っている。
遠方にある映画館の訪問理由として、シネマサンシャイン衣山はがんばっていきまっしょいで赴き、TOHOシネマくずはモールはトラペジウムのグッズを買うついで、MOVIX川口は仕事で東京出張に行ったついでに利用した。
開発
あまりモチベーションがなかった気がする。あった時期が過去にあったのかは謎だが…。
2024年前半
年初のころはts-boilerplate-generator-cliといったTypeScriptのボイラープレートツール周りを地味にメンテしていた。swcをesbuildに変えてみたり、やっぱり戻したり。TypeScriptは悪くない言語だとは思うのだが、負の側面もそこそこあり、プライベートで触る頻度は今後下がっていきそうだ。そもそもモダンWebフロントエンド開発とか趣味でやらないし…。
2024年後半
adiary-extendsのissueばっかり積んでいた気がするが、Version 0.2.0でOGPを任意設定できる機能を追加し、0.2.1でバグ修正をしたので、少しだけ進捗があった。
もっと便利にしたいので何とかしていきたい。
ブログ
執筆
2023年くらいから何でもいいから書くというのを目標にやってきていたが、2024年は153記事とよく書いたと思う。数を競うものではないが、内容次第ではあるものの、SNSに流さず、こちらに書くことを習慣にしていきたい。
トラペジウムやがんばっていきまっしょい関連で、内容はさておきボリュームだけはある旅行記的なものや、アドベントカレンダーの執筆が出来たのは個人的に良かったと思っている。
アクセス数トップ10
Google Analyticsによるアクセス数トップ10はこんな感じ。割と各年の記事に満遍なくアクセスがあるようだ。
記事 | アクセス数 | 記事作成日 |
---|---|---|
バッチファイルで文字列置換する | 5,480 | 2023/03/09 |
トップページ | 3,813 | - |
業務用と個人用でGitHubの無料アカウントを分ける | 1,816 | 2022/07/03 |
久々にCOM3D2を起動して発生したトラブルの解消メモ | 1,574 | 2023/05/21 |
Oculus Touchのスティックでオダメの移動操作をする設定 | 1,218 | 2019/02/23 |
Visual Studio 2022 Communityで手軽にC#.NETのコードカバレッジを見る方法 | 1,099 | 2023/03/23 |
トラペジウムという最高の狂気 | 965 | 2024/06/27 |
Windows10のリモートデスクトップで音声遅延を抑える方法 | 953 | 2021/06/09 |
Windows 11のChromeで正確な位置情報を取得できるようにする | 920 | 2024/01/28 |
さくらのレンタルサーバーにNode.jsをインストールする | 664 | 2024/01/28 |
合計 | 18,502 | - |
関係ないがアクセス解析はGAに頼らず自作したい気がしている。Googleに振り回されるのが面倒なのと、自前のほうが融通も利くので…。
通期のアクセス数
そもそもアクセス数を稼いで云々というサイトではないが、まぁ一応数値はとっているので振り返る。
しかし振り返っていて思ったがGAだと流入元が不透明化されるので、やはり自前のアクセス解析を持ちたいところである。
2024年で最もアクセスがあった日
アクセス数が最大だった日は6月27日で、649回のアクセスがあったらしい。ここだけ異様なはね方をしている。
はねた要因としてはトラペジウムという最高の狂気の記事公開の影響だ。
この記事の投稿をXに出したところ大きな反響があったため増えているのだろう。ここまでの反響は過去になかったので驚いた。
2024年で二番目にアクセスがあった日
次点で2月2日が643回のアクセスで、ここも跳ねているのだが恐らくadiaryに移行した日で、自分でリロードした分が入っているのだと思う。
トップページに420アクセスも記録されているので恐らくそうだ。
これ以降しばらくのアクセスは自分自身によるものが多数を占めるため、集計対象からは除外する。GAで自分外すのなんか上手くいかなくて面倒なんよね…。
2024年で三番目にアクセスがあった日
三番目は9月17日で235アクセスを記録している。
これもトラペジウムの底力の公開が影響している。
これもX経由が多かったと思うが、こちらは前回ほどの反響はなかった。まぁXの反響を目的として書いているわけではないので構わないのだが。
総括
年の後半は不調があったものの、一年を通してみると、年初に骨折していた割に、そこそこ何かしら外出できたのはよかったように思う。そういや骨折の記事書いてないな…。
色んな所に出ていろんな人と会うこともできたので、そこはいい経験になったと感じている。話し方など、コミュニケーション対応でも得ることがいろいろあった年だった。
ただ出費に関しては多すぎたと反省していて、ノートPCの購入を二度もしたり、スマホを買い直したり、遠征によく行ったり、外食をよくしたりで飲食費が嵩むなどあったので、今年は気を付けていきたい。
映画に関しては例年のようにぶっ刺さる作品はなかったものの、トラペジウムやがんばっていきまっしょいは作品外での充実があったので、これはこれでよかった。
2025年の抱負的なものは書くと絶対にやらないのであまり書いても仕方がないのだが、一旦はadiary周りの拡張を進めていきたいと思う。後は骨も治ったと思うので、山に行きたいかな。
- 投稿日:
去年の10月あたりから書籍を扱うファミマがじわじわ減ってきていて、11月辺りによく行くファミマから全て消えた。
そして最近は物理本の淘汰という話もちらちら聞く。物理本は流通コストなどでは電子本に勝てない明確な弱点がある。
しかし物理本にも長所がある。例えば書店で本を探すときに思いがけない本に出会うというのはよくあることだと思うが、電子本ではこれは難しい、少なくともレコメンドエンジンに頼るくらいしか術がないので、幅は減るだろう。
また装丁についても電子本には存在しない概念だ。特殊印刷とかそういうのは電子本にはない。絵本にあるギミックみたいなのも作りようがない。
他にも概念上、これまでのような図書館の運営ができなくなり、貧富の差や情報アクセスの差が生まれる可能性がある。物理本は他人に貸したり輪読したりというのが権利上しやすいが、電子本ではまず無理だ。電子図書館は今でもあるが、置ける本は限られている。
電子本の短所として配信が終わると読めなくなるとか、内容が改竄されるというのもある。権利などの都合で配信が止まることは十分にあり得るし、物理本は重版で中身が微妙に変わることがある。差別的表現が削られていった、こち亀なんかは割と有名だろう。
物理本であればなくさない限りは消えないし、本の中身が勝手に書き換わることもない。この辺りはメリットだと思う。
電子図書館にも意外な課題がある。物理的な図書館であれば建物の維持費と人件費がメインになるが、電子図書館はシステムの保守費等や通信費などが発生し、これがかなり高額になる。各地方が設置した電子図書館の中には経営が困難になりクローズしてしまったものもあると聞くので、これは権利関係が仮にクリアになった場合にも残る課題だろう。
そもそも電子図書館は土地の制約を受けないので複数ある必要がなく、一個に集約すればいいとかなると、元締めが認めない本は置けないとかが起きるので、そういった問題も出てくると思う。
物理本は過去の遺産だからなくすというのにも一定の理はあると思うが、文化財や芸術品としてみた場合にそれはどうなのかとも思うのであった。