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GitHubの無料アカウントを2つ持つことは規約で禁じられているため、例え個人用と業務用であっても2つは持てないという話がまことしやかにありますが、実は分けられるという話です。
規約違反の根拠
GitHubは利用規約でアカウントの要件として次のことを掲げており、そのまま読むと規約違反になります。
1 人の個人または 1 つの法人が複数の無料「アカウント」を保持することはできません (コンピュータアカウントも制御することを選択した場合、それは問題ありませんが、それはコンピュータの実行にのみ使用できます)
規約違反であるという説
次の記事では規約違反であるとされており、GitHub内部の人物からもその確認を取ったとされています。
規約違反ではないという説
次の記事では「会社側で有償のオーガニゼーションを契約し、仕事用アカウントを所属させていれば」規約違反でないとされています。
問い合わせてみた結果
個人的に納得できなかったのでギットハブ・ジャパン合同会社に問い合わせてみました。
結論としては公私混同を避けるため個人用と業務用で無料アカウントを2つ持つことは許容されているとのことでした。この規約の存在理由としては主にOSSでの荒らしの防止策のためということでしたので、会社側で有償のオーガニゼーションを契約するとかも特に不要という内容です。
プライベートのGitHubアカウントに業務の通知が貯まるのは嫌なので助かりました。理由としては通知が邪魔くさいことと、やっぱりプライベートと業務は分けときたいよねという思いが大きいです。
例えば兼用しているとSSOログインしていない状態でもGitHubサイト右上の通知アイコンは通知ありの状態になりますし、プライベートではSSOログイン出来ないため通知は消化できないですし、仮に出来たとしても業務時間外に消化したくないです。
またアカウントを業務とプライベートでごっちゃにしてると権利周りが面倒くさくなるため、それを避ける意味合いもあります。これは場合によっては功績として使えたりなどで、利点になることもありますが、個人的にそこはいいかなという感じです。
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TypeScriptをぼちぼちやってきた中で、型推論が素直に決まらないみたいな所が出てきたので書き置きとして残しておきます
具体的には何かしらの関数を通して処理を隠蔽すると上手くいかなくなるケースがあります
型が推論されないケース
検査関数的なものを通した場合に、後続処理で期待通り型が推論されなくなるケースです
その1
type HogePiyo = 'hoge' | 'piyo';
type InputProps<ValueT> = {
value: ValueT;
error: string;
};
const required = (val: string) => {
return val === '';
};
const registerHogePiyo = (value: HogePiyo) => {
console.log('register', value);
};
const input: InputProps<HogePiyo | ''> = {
value: '',
error: '',
};
if (required(input.value)) {
input.error = 'ERR';
console.error(input.error);
} else {
// ここでは input.value は 'hoge' | 'piyo' となるはずだが
// TSC は 'hoge' | 'piyo' | '' と解釈する
registerHogePiyo(input.value);
}
その 2
type HogePiyo = 'hoge' | 'piyo';
type InputProps<ValueT> = {
value: ValueT;
error: string;
hasError: boolean;
};
const required = <ValueT>(obj: InputProps<ValueT | ''>) => {
if (obj.value === '') {
return { value: '', error: '必須入力です', hasError: true };
} else {
return { value: obj.value, error: '', hasError: false };
}
};
const registerHogePiyo = (value: HogePiyo) => {
console.log('register', value);
};
const input: InputProps<HogePiyo | ''> = {
value: '',
error: '',
hasError: false,
};
const result = required(input);
if (result.hasError) {
console.error(result.error);
} else {
// ここでは input.value は 'hoge' | 'piyo' となるはずだが
// TSC は 'hoge' | 'piyo' | '' と解釈する
registerHogePiyo(result.value);
}
export {};
型を推論されるようにしたケース
オブジェクトに型判定用のプロパティを生やしas
で型を明示することでクリアしています
type HogePiyo = 'hoge' | 'piyo';
type InputProps<ValueT> = {
value: ValueT;
error: string;
hasError: boolean;
};
const required = <ValueT>(obj: InputProps<ValueT | ''>) => {
if (obj.value === '') {
return { value: '', error: '必須入力です', hasError: true } as {
value: '';
error: string;
hasError: true;
};
} else {
return { value: obj.value, error: '', hasError: false } as {
value: ValueT;
error: string;
hasError: false;
};
}
};
const registerHogePiyo = (value: HogePiyo) => {
console.log('register', value);
};
const input: InputProps<HogePiyo | ''> = {
value: '',
error: '',
hasError: false,
};
const result = required(input);
if (result.hasError) {
console.error(input.error);
} else {
registerHogePiyo(result.value);
}
export {};
あとがき
- Assertion Functionsを使う方法もあると思いますが、何も考えずAssertion Functionsを書くと次のような弊害があり、積極的に採用しづらいと考えています
- 何もしていなければ基本的にバンドル後のソースコードに出てくる
- 要するにバンドルサイズが大きくなります
throw
を書く必要性があり、バンドル後に残っている以上、このthrow
をcatch
する必要性がある- 無意味な実装工数が生まれる
- そもそも論としてAssertion Functionsを書く工数が生まれる
- Assertion Functionsの振る舞いを見ている限り、
as
に限りなく近く、ぶっちゃけas
で書いたほうが楽
- 何もしていなければ基本的にバンドル後のソースコードに出てくる
- 絶対に
as
を使わず現実的な工数で開発するというのは、割と非現実ではないかという感触があります- 個人的に型推論はIDEが勝手にやってくれるおかげで楽ができるシステムだと考えているので、型推論の補佐をする仕組みに工数をかけるというのは本末転倒な気がしています
- 品質は大切なことですが、反面で少なくないビジネスには期限もあります
- 品質に寄せすぎた過剰に冗長なコードも、納期に寄せすぎた脆弱性不具合山盛りスパゲティコードもどちらも考えものであり、その辺のバランスが上手くとれるやり方がなんかないかなーと考えることはしばしばあります