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ローカル環境用の開発ドメインをhttps化する時に使えるやつ
例えばローカル環境に複数のサービスがいて、それぞれをhttps://*.example.com/
のようなドメインで管理したい時に使える
確認環境
同じことをすればLinuxとかでも応用できると思う
Env | Ver |
---|---|
nginx | 1.19.8 |
mkcert | 1.4.3 |
Windows 10 Pro | 19043.1415 |
手順
- mkcert の導入とワイルドカード証明書の作成
choco install mkcert # mkcertを認証局として登録 mkcert -install # 証明書を作成するドメインを列挙 mkcert example.test *.example.test mv _wildcard.example.com+1.* C:/nginx/conf/.ssl/
nginxの設定に証明書を記載
server { server_name dev.example.com; listen 443 ssl; ssl_certificate ssl/_wildcard.example.com+1.pem; ssl_certificate_key ssl/_wildcard.example.com+1-key.pem; ... }
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別にReactに限った話でもないのですが、実務で悩ましいコードにあたって頭を抱えてる内にハゲてきたので、ハゲがこれ以上進まない事を祈り書きました。いやいっそのこと全ハゲになりたいですが、それはさておき
とりあえず個人的には以下2点を意識すれば起きないとは思うので、Next.jsを使った簡単なサンプルを交えながら3例ほどケーススタディ形式で紹介していきます
- 密結合にしない
- シンプルに実装する
挙げている事例については例示用にフルスクラッチで書いています(主題と関係ないコードは端折ってます
ここはこうした方がより良いのでは?などのご意見があれば是非コメントいただけると嬉しいです
コンポーネントのOptional引数のオーバーライド
コンポーネント引数をコンポーネント側で書き換えるような実装はどうかなと思います
問題点
- 親の預かり知らぬところで値が設定されている
- 誰かが知らずに設定値をすり替えたりしたら不具合が起きそうです
- 型のコメントと設定値が異なる
- 型のコメントと実装が異なるので、誰かが直すかもしれません
- すると、コンポーネントを参照している全コンポーネントに影響が波及します
- そもそも型と実装は本質的に関係ないので、こういった運用はNG
- 型のコメントと実装が異なるので、誰かが直すかもしれません
一例
type AccountContainerProps = {
email: string;
// デフォルトtrue
isUpdate?: boolean;
// デフォルトfalse
gotNotify?: boolean;
};
export const AccountContainer = ({
isUpdate = true,
gotNotify = true,
...props
}: AccountContainerProps) => {
...
}
改善案
呼び元で明示的に指定するように変更しています
これによって親は子の実装を知る必要がなくなり、責務がそこで閉じるようになりました
改善点
- 親の預かり知らぬところで値が設定されなくなった
- これで子コンポーネントで値が変わることに怯える必要はなくなりました
- 型の初期値コメントを削除できた
- 実装と一致する保証がないコメントは削除するべきでしょう
type AccountContainerProps = {
email: string;
isUpdate: boolean;
gotNotify: boolean;
};
export const AccountContainer = (props: AccountContainerProps) => {
...
}
コンポーネントのOptional引数の多重オーバーライド
コンポーネントのOptional引数のオーバーライドが多重化されている上に、なんか途中で更に書き換えられているとかいう地獄
どうしてそんなことをするのか…
一例
type AccountTemplateProps = {
email: string;
// デフォルトtrue
isUpdate?: boolean;
// デフォルトfalse
gotNotify?: boolean;
from: 'register' | 'update';
};
export const AccountTemplate = ({
isUpdate = false,
gotNotify = true,
...props
}: AccountTemplateProps) => {
if (props.from === 'register') isUpdate = false;
return <AccountContainer {...props} />;
};
type AccountContainerProps = {
email: string;
// デフォルトtrue
isUpdate?: boolean;
// デフォルトfalse
gotNotify?: boolean;
};
export const AccountContainer = ({
isUpdate = true,
gotNotify = true,
...props
}: AccountContainerProps) => {
...
}
改善案
前項のように明示的に値を渡してあげるようにしましょう
直列に分散されたコンポーネント
コンポーネントの中にコンポーネントがネストされ続けてるパターンです
一見して何をしているのか分かりづらい上、StateやらHookやら色んな処理が各コンポーネントに分散配置されていることもあります
問題点
- 親からみると子が何をしているのかが分かりづらい
- コンポーネント名が意味をなしていない(責務が別れていない)
- 子コンポーネントが状態を持っているため、親コンポーネントでハンドリングができない
- 子コンポーネントのロジック変更が参照している全コンポーネントのロジックに波及する
一例
親コンポーネント
RegisterHeader
なる物が差し込まれていることだけがわかります
このコンポーネントが何をするのかはパッと見ではよくわかりません
const AccountUpdatePage = () => {
return <Register header={<RegisterHeader />} />;
};
ラッピングしているコンポーネント
ラッパーなのでこのコンポーネントそのものは何をしているのかわかりません
type RegisterProps = {
header: JSX.Element;
};
export const Register = (props: RegisterProps) => {
return <>{props.header}</>;
};
差し込まれているコンポーネントの中身
どうやらRegisterHeader
はRegisterContent
を含むようです
なんでヘッダーの中にコンテンツがあるのでしょうか…
export const RegisterHeader = () => {
return (
<>
<p>head</p>
<RegisterContent />
</>
);
};
差し込まれているコンポーネントの子
現在のパスに応じて叩くAPIを変えるような実装がされていますが、もしパスが変わったり増えたりしたらこのコンポーネントの実装を知らない限り面倒なことになります
export const RegisterContent = () => {
const rt = useRouter();
const currentPath = rt.pathname;
const url =
currentPath === 'register'
? 'https://example.com/kaiin/touroku'
: 'https://example.com/kaiin/koshin';
const [username, setUsername] = useState<string | undefined>(undefined);
const onSubmit = (ev: React.FormEvent<HTMLFormElement>) => {
ev.preventDefault();
axios.post(url, {
username,
});
};
return (
<>
<form onSubmit={onSubmit}>
<input
type="text"
value={username}
onChange={(ev) => setUsername(ev.target.value)}
/>
<button>送信</button>
</form>
<RegisterFooter />
</>
);
};
export const RegisterFooter = () => {
return <p>foot</p>;
};
改善案
改善点
- 親から子への見通しが改善された
- コンポーネント名が名前の通りの意味を持つようになった
- ヘッダーはヘッダー、フォームはフォーム、フッターはフッターの責務だけに集中できます
Register
とか言う謎コンポーネントも姿を消しました
- 状態をすべて親に集約した
- 子コンポーネントのロジック変更が起きる確率が減った
- 子コンポーネント側のロジックを減らし、親から渡されるコールバックで行うようにしたため、子コンポーネントのロジック変更が他に影響する確率が減りました
親コンポーネント
- ひとまずヘッダーと入力フォーム、フッターがあるんだなという事が解るようにはなったと思います
- 状態を親に集約したのでAPI叩く時のURIも態々パスから判断しなくて良くなったのでコードの複雑性が減っています
const usePageState = () => {
const [username, setUsername] = useState('');
return {
username,
setUsername,
};
};
const onSubmit = (username: string) => {
axios.post('https://example.com/kaiin/koshin', {
username,
});
};
const AccountUpdatePage = () => {
const ps = usePageState();
return (
<>
<RegisterHeader />
<RegisterForm
onChangeUsername={ps.setUsername}
username={ps.username}
onSubmit={() => onSubmit(ps.username)}
/>
<RegisterFooter />
</>
);
};
ヘッダー
export const RegisterHeader = () => {
return <p>head</p>;
};
入力フォーム
type RegisterFormProps = {
username: string;
onChangeUsername: (value: string) => void;
onSubmit: () => void;
};
const onChangeUsername = (
ev: React.ChangeEvent<HTMLInputElement>,
setState: (value: string) => void
) => {
const value = ev.target.value;
setState(value);
};
const onSubmit = (
ev: React.FormEvent<HTMLFormElement>,
onSubmit: () => void
) => {
ev.preventDefault();
onSubmit();
};
export const RegisterForm = (props: RegisterFormProps) => {
return (
<>
<form onSubmit={(ev) => onSubmit(ev, props.onSubmit)}>
<input
type="text"
value={props.username}
onChange={(ev) => onChangeUsername(ev, props.onChangeUsername)}
/>
<button>送信</button>
</form>
</>
);
};
フッター
export const RegisterFooter = () => {
return <p>foot</p>;
};