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まずこのマザーはチップセットの上にM2スロットがあり、明らかにヤバそうです。実際ヤバいです。
なので、このマザーでM2SSDをなるべくお金をかけずに冷やせないかというのを試してみたのでそのレポート。
結果的には当たり前ですがチップセットから引き離せば冷えます。
熱源 on SSD
一枚目のASUSと書かれた板はチップセットのヒートシンクです。そしてその上にM2スロットがあります。
正直この配置はだめでしょーって買う前から思ってました。そしてやっぱりだめでした。
改善のために用意したもの
玄人志向のM.2(Type.M)→PCI-Express x4 変換基板を手配しました。
こいつは下手なファンステーやケースファンより安い上、チップセットから物理的に隔離できるため一番現実的かなというところですね。
実際に装着してみるとこんな感じになりました。なんか行けそうな気がしますね。
温度比較
チップセット上
アイドル51度、CrystalDiskMark中の最大温度64度。
およそヒートシンクが付いているとは思えない温度です。
拡張カード上
アイドル31度、CrystalDiskMark中の最大温度48度。
びっくりするほど温度下がりましたし、至って普通という感じの温度ですね。
この状態なら普通に運用できそうです。やはりチップセットの上にNVMeSSD乗せるのは良くなさそうです。
もしチップセットの上にNVMeSSD乗せるとしたらこれくらいはやる必要がありそうな気がしますね...。
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AMD SocketAM4 A320 チップセットマザー、ASUS PRIME A320I-Kを使ってみての感想です。
M2SSDが認識不能になる
このマザーは M2 スロットの真下にチップセットがあるという構造上、M2 が熱を持ちやすい特徴があり、そのためか起動ドライブにしていると M2SSD が認識不能になるケースが多々有りました。ヒートシンクなしだと運用不能なレベルだと思います。ヒートシンクがあっても冷却していないとすぐ止まります。この状態になっていると火傷するくらいの熱になっているので最悪壊れても不思議ないレベルだと思います。
ケースファンを止めたら起動中にブルスクになった挙げ句、BIOS からも認識不能に。扇風機で強制的に冷やしたら、その場はなんとかなりました。
但し調べた限り ASRock と BIOSTAR 以外の Mini-ITX 規格の SocketAM4 マザーはどれもチップセットの上にスロットを実装しているのでなかなか厳しいなと感じました。
逆に ASRock と BIOSTAR はマザー裏面にスロットがあるので、比較的冷却面ではマシではないかと思いますが、検証してないので不明です。裏にあるということはケースに SSD を密着させることで結構大きな冷却をできるのでは?という気はしてます。
因みに Crystal Disk Mark 程度の負荷では落ちなかったので、Windows 10 起動時程度の大きな負荷が必要なようでした。
この点は致命的な欠点とは言えないかもしれませんが、いつ落ちるか予想できないので厳しいですね。取り敢えずこの点はPCIeM2 拡張を買ってきて解決を図るつもりです。下手にファンステーとか買ったほうが高くなっちゃう...
因みにケースファンを回しても止まるときは止まるので、多分スロットの手前にメモリが刺さっていること、側面には PCIe スロットがあることで風の周りが良くないんでしょうね...。
たぶんこの構造でもROG Strix X570-I Gamingほどの冗談みたいなクーラーがついてれば大丈夫だとは思います。
ファンコンなどのUtilityを使うには付属DVDが必要
ASUS 公式でも AI Suite III が配布されているのですが、何故か温度モニター程度しか付属していないようです。なんでかは不明です。
付属 DVD には、上図のような Utility インストーラーが付属しており、ここからインストールすることでファンコンなどの各種 Utility の導入が可能となりました。