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以前次のような文書を見かけ、消しゴムは10円だろうと安直に考えてしまったことがあった。しかしこの文章にはちょっとした罠があり、ちゃんと読むと消しゴムは10円にならないという話だ。
ボールペンと消しゴムの値段は合わせて110円です。
ボールペンは消しゴムより100円高い。
では、消しゴムの値段は?
この文章のポイントは二行目にある「ボールペンは消しゴムより100円高い。」だ。よく見るとボールペンの値段に消しゴムの値段が含まれている事がわかる。この時点で消しゴムは10円ではなくなる。では何円になるかだが、消しゴムの値段をXとして考えた場合、X+(X+100)=110
という式が成り立つので、次のように解ける。
X+(X+100)=110
2X=110-100
2X=10
X=5
つまり消しゴムは5円である。
おまけで連立方程式でやる場合も考えてみる。ボールペンの価格をX、消しゴムの価格をYとした場合、110=X+Y
と100=X-Y
の二つの式が成り立つ。ボールペンの値段から引けば消しゴムの値段ができるため、加減法を利用して、次のように計算できる。
110=X+Y
-) 100=X-Y
------------
10=0+2Y
5=Y
この話自体は結構有名らしく、ググるとかなり出てくるのだが、個人的には文章はちゃんと読んだほうがいいなというのと、連立方程式はこういう時に役に立つのだなという学びを得られたので良かった。