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三脚とかいう便利なものはないため、画角は全部ずれている。また撮影を蛍光灯モードにしていた気がするのでたぶん色味がおかしい。
比較はオートHDR OFF, オートHDR ON, コンピュテーショナルフォト ON
HDR OFF | HDR ON | COMP ON |
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結論
夜景はコンピュテーショナルフォト ONが一番白飛びしないしないようだった。日中だと色味が狂った記憶があるので夜景に限り使うのがよさそうだ。
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今日は4月1日。数年前ならエイプリルフールで企業サイトが面白いことになっていたが、流石にみんな飽きたので、そろそろもうなくなっていそうだ。
さて、というわけで今日はPC用のカバンを買い替えたのでその話。
新しい鞄
マチ拡張PCバッグ 14インチワイド BAG-W3BKを買った。
前々から今のPCバッグに限界を感じていたのだが、14型以下向けのバッグで収納力があってコンパクトで気室が細分化されていないものが中々見つからなかった。
最近はこのバッグのように気室が分かれたタイプが流行りのようだが、私は一体型のほうが好みだ。
しかし今回買ったバッグは気室が分かれておらず収納力もあるものだった。
前使っていた鞄
一方で、以前使っていた鞄は致命的なまでに収納力に乏しかった。
前使っていた鞄のネック
パイロットのスタイルチョイスだ。公式サイトのリンクを貼りたかったが、様々な商品と一緒くたにされたページしかなくググって先頭に出てきた文房具屋のページにリンクを貼っている。
厳しい収納力
まずは収納力だ。ノートPCとACアダプタに小物と折り畳み傘を入れる程度ならギリギリ何とかなったが、ここに財布や眼鏡ケースを入れると取り回しが非常に悪く、実用性に限界を感じていた。
ノートPCとACアダプタに折り畳み傘、財布、小物を入れた状態。ここに眼鏡ケースを入れることもできなくはないが、ACアダプタの出し入れ性能が犠牲になったり、パンパンすぎてケースが歪む恐れがあった。
クッション性のない肩紐
クッション性のない肩紐も厳しかった。肩紐はただの平たい紐で、これを肩にかけていると肩が痛かった。800gくらいの軽量ノートPCを選択していても痛かった。
収納力はカバン二つ持ちでカバーできたが、肩紐はどうにもならなかった。肩パッドだけ買ったりしても見たが、紐が細すぎるせいで見た目がアンバランスだったり、上手く適合しなかったりでイマイチだった。
新しい鞄により改善された部分
圧倒的収納力
前の気室には眼鏡ケースや靴ベラ、マウス、印鑑などが問題なく入る。
ACアダプタもポケットティッシュも問題なく入る。写真では見づらいが、この状態でノートPCと折り畳み傘も入っている。
マチの拡張なしでこれなので、拡張すればもっと入りそうだ。
クッション性があり、荷重を分散する肩紐
何を当たり前のことを…という感じだが、PCバッグとして当たり前の装備がある。参考までに下が前のバッグの紐で、上が新しいバッグの紐だ。
この紐一つで体感の重さが全然違う。肩も痛くならなない。最高だ。
あとがき
これまでPCのサイズの変化などで何度もPCバッグを買い替えてきたが、小型のPCバッグとして多くを求めないのであればスタイルチョイスは悪くない選択だと思う。あともう一押しという場合はAmazon ベーシックラップトップバッグもいいが、劇的に見た目がしょぼいのと、サイズの割に収納力がスタイルチョイスと大差ない。
余談だが8年くらい前はリヒトラブのSMART FIT キャリングポーチを愛用していた。安い割にしっかりしていて、ぼちぼち入り、かつ究極的にスマートなのが魅力的だ。スタイルチョイス以上に物が入らないが、満員電車で通勤する場合には重宝するアイテムだった。なおこれを使っていた時はPCバッグではなく、ただの鞄として使っていたため、PCバッグとしては評価できない。単なるスリムな鞄である。PCとACアダプタを入れなくていいなら眼鏡ケースも文房具もノートも折り畳み傘も十分入る鞄だった。
それより前にはエレコムのPCバッグを使っていたのだが、人生で3回もショルダーの金具が金属疲労で切れ、そのうち一回はPCが全損、二回も深刻なダメージを受けたので、以来バッグとショルダー紐を繋ぐ金具については注意している。
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昨年フレッツ光クロス、10Gbps対応に関する覚書を書いてしばらく経つが、いよいよ10GbE対応のための環境を作ろうと思ったので、その記録を残していく。
第一弾はR86S U1を買ったので、その購入録とOSのセットアップまでのログを書いていく。
買ったもの
今回購入したのは中華性の怪しい10GbE自作ルーターマシンとして名高いR86S U1だ。もう話題になって数年経っているので旬は過ぎていると思うが、依然として10GbEルーターとして安価な選択肢だと思う。
買った後で気が付いたが、U2のほうがスペックが上で値段同じなのでU2を買ったほうがいい。
セットアップ時にあるといいもの
- HDMI to Micro HDMI変換アダプタ
- SDカード or USBメモリ
- rufusやbalenaEtcherなどのイメージを焼く手段
- MSYS2
初回起動
私が購入したものはeMMC内にOSが上手く入っていないのかgrubが表示されるだけで、マニュアル操作でも起動イメージが見当たらずmOSを起動することができなかった。
どの道プリインストールされているOSは中国語で役に立たないという話だったのでOSのセットアップを行うことにした。
試験起動
汎用PCへのインストール手順は公式情報である、[OpenWrt Wiki] OpenWrt on x86 hardware (PC / VM / server)が参考になる。
- リリース一覧を開き最新の安定板を辿り、x86→64に進む
generic-ext4-combined-efi.img.gz
をダウンロードするsha256sum openwrt-24.10.0-x86-64-generic-ext4-combined-efi.img.gz
でハッシュを確認gunzip openwrt-24.10.0-x86-64-generic-ext4-combined-efi.img.gz
で展開する- Explzhだと上手く解凍できなかったのでMSYS2からgunzipを叩いて対処した
- 展開して出てきたimgファイルをSDカードかUSBメモリに焼く
- imgファイルを焼いたメディアをR86Sに差し込む
- R86Sの電源を入れPOST画面が出たらDeleteを叩き、BIOSに入る
- 通電時に勝手に電源が入るため一回落とした方がいい
- 起動順序を差し込んだメディアに変更する
eMMCへのOSインストール
Ubuntuのインストールディスクの中にOpenWRTのイメージをバンドルする方法がわからず、SDカードにimgを焼いてもマウントできなかったのでネットワークを経由してインストールしている。
事前準備
- OpenWRTのイメージファイルを入力しやすい短いファイル名にしてHTTPが疎通するどこかに置いておく
- R86S U1に前述のイメージと疎通可能なLAN線を刺す
インストール手順
- Ubuntu Serverのインストールイメージを落とす
- 日本語版サイトから落とすとEFIイメージでないものが落ちてきたので本家から落としてきたほうがいい
- rufusを使って何かしらのメディアに焼く
- R86S U1を起動し、POST画面でDeleteを叩き、BIOSを開く
- 起動順序をUbuntuを焼いたメディアにする
- USBの場合はUSB Key
- Ubuntuを起動し、GrubでTry or Installを選ぶ
- キーマッピングを日本語にするところまでインストールウィザードを進める
- 右上のヘルプを開き、Enter shellする
- wgetで事前準備で用意した起動イメージを落とす
- eMMCにイメージを焼く
dd if=openwrt-efi.img bs=1M of=/dev/mmcblk0
shutdown
コマンドを叩く- 再起動でBIOSに入り起動順序をeMMCに変更
- GrubにOpenWRTが出て起動したらOK
開梱の儀
横の小さな箱にはMicro HDMI -> HDMIケーブルが付属していた。これは親切だ。
箱の底にはマニュアルと検査証、六角が入っていた。この六角は本体を開けるためのものだが、なめてしまい役に立たなかった。
ネットワークインターフェースはSFP+が2口、2.5GbEイーサーが3口。他に電源用USB-C、USB3.0x2、USB2.0x1、SDカード、Micro HDMIといった感じだ。
分解
付属の六角がなめてしまい役に立たなかったのでちゃんとしたのを買ってきた。対応するのは1.5mmだった。
あとがき
EFIイメージかBIOSイメージかは好みで選んでいいという記事を何個か見たが、BIOSイメージだと起動しなかったため、EFIイメージのほうがいいかもしれない。
参考までに手持ちのAMD64マシンにBIOSイメージを刺したところ、そもそも認識すらしなかったためダメなのかもしれない。24.10固有の問題なのかどうかはわからないが、今時はUEFIが推奨される環境であると思われるため、EFIイメージで問題ないと思われる。
ひとまずこれで10GbE環境への一歩を踏み出せたと思う。LANが構築でき、現状の環境でWAN込みで安定稼働させられたら実際に10GbE契約もしていきたいところだ。
しかしイメージを焼いたSDをマウントできないのは想定外だった。FAT32でフォーマットしたはずなのでマウントできそうなものだが…。正直焼いてマウントして取り出すより、アップしてwgetしたほうが楽なので別にいいのだが。
- 投稿日:
H200やH100は手が届く値段とは言い難いし、L40Sもなかなか厳しい…。そんな中、先日NVIDIAからDGX Sparkなる128GBものVRAMを積んだマシンが比較的安価で出るという噂を聞いたので軽く調べてみた。
想定販売価格は$2,999で、これまで出てきたワークステーション向けより安価だ。過去にあったJetsonの強化版的なものだろうか?
今持っている4070Tiと性能を比較してみたところ申し分ないグレードアップに見える。スタンドアローンマシンとのことなので、StableDiffusionを常時起動できたり何かと便利そうでもあるため、価格次第では買ってもいいかもしれない。二台繋げて動かすこともできるようだが、さすがにそこまではしない。
OSもUbuntuが動くとのことで、恐らく一般的なARM PCに仕上がってそうだ。ストレージも4TBあるそうなので、画像生成用途なら一台ですべて完結できそうである。個人的にはLLMを乗せるとどうなるのかが気になるところだが、特に調べていない。もし、CloudeレベルのLLMが動かせれば非常に魅力的だと思う。
比較
性能 | DGX Spark | GeForce RTX 4070 Ti |
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CUDAコア数 | ? | 7,680 |
Tensorコア | 第5世代 1,000 AI TOPS | 第4世代 641 AI TOPS |
GDDR | 128GB LPDDR5x | 12GB GDDR6X |
メモリインターフェース | 256-bit | 192-bit |
メモリ帯域 | 34Gbps | 21Gbps |
電源 | 170W | 700W |
DGX Sparkのメモリ帯域は273GB/sとあったのでbit換算するために8で割っている。
メモリがLPDDRなのが気になるが、恐らくここが安価にできているポイントのような気がする。
ゲーミング向けグラボのGDDRは容量が抑えられがちなので、恐らく高いのだろう。しかしメモリ容量の割にバス幅が狭いのでここはボトルネックになりそうだ。とはいえ、StableDiffusionを使うケースでは現状より性能アップなので不満を覚えることはないと思う。
参考
- 投稿日:
これまでGalaxy S22 Ultraを使っていたのだがSamsungの姿勢に耐えられなくなったので5-6年ぶりくらいにXperiaに戻ってきた。
まずは開封の儀。最近のスマホはコストカットなのかパッケージが簡素化されいる傾向があるが、Xperia 1 VIは紙箱ではなく不織布的な箱で少しだけリッチだった。
最近のスマホには珍しくSDカードトレーがあり、器具がなくてもトレーを外せるように爪をひっかける部分がついている。写真を撮り忘れたのだがイヤホンジャックもある。家では有線イヤホンを使っている私にはありがたい。今まではUSB-C変換で使っていたが、動画を長時間見るときに充電に支障があり困っていた(充電するときだけ無線ヘッドセットに切り替えて回避していた)のでありがたい。
カメラ性能は以前より微妙になったが、今のところ大きな不満はない。悪くなった部分としては白飛びするようになったことや、100倍までできたズームが7倍くらいまでに縮んだことがある。
Xperia 1 VI | Galaxy S22 Ultra |
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その代わり写真の自動補正が弱まり、変な色になることがなくなった。例えば以下は白色のバスを撮影したものだがGalaxyでは青味が出ている。
Xperia 1 VI | Galaxy S22 Ultra |
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この程度ならまだいいのだが、Galaxyの自動補正は強力でバスや電車の行き先LEDを撮影したときに補正後にLED表示が消え真っ黒になることがあり、結構困っていた。何せ撮影した瞬間は出ているものが補正表示の後に真っ黒になるので、かなり悲しい。しかも自動補正のオプションをすべてOFFにしても補正されるので救いがなかった。Xperiaではこれが起きなくなることを期待している。
他にもXperia 1 VIはマクロモードで接写が得意とかいう話を見るがGalaxy S22 Ultraで3倍ズームにして撮影したほうが映りはいいと思う。
正直全体的にみるとカメラ性能は落ちていると思うが、白飛びを除けば目で見た通りのものが映し出されているようにも思えるので今のところ大きな不満はない。
次に操作性だが、これは大きく改善しており、One UIがなくなったおかげでだいぶ操作しやすくなった。
例えばGalaxyではEdgeで文字を選択し翻訳するのに、サブメニューを開いたうえで上側の翻訳を押す必要があった。間違えて下を押すと外れなので機能しない。
上側はGoogle翻訳で、下側はSamsung翻訳?なのだが、Samsung翻訳を有効にすると一言語当たり500MBのストレージを食うという凶悪さがあり、使いたくなかった。正直これは恐らくストレージを圧迫してクラウド課金に誘導するためのSamsungの施策なのではないかと疑いたくなるほどの酷さ。しかもオプトアウトできない。この機能はある時期を境に追加されたが、言語パックを入れていないと翻訳ウィンドウが出るだけのお邪魔機能になる。
この翻訳面の挙動はXperiaでは大きく改善し、メインメニューに翻訳が分かりやすく出てきて使いやすくなった。
GalaxyにはSamsungインターネットなど、独自のエコシステムが多く、大半はオプトアウトできるのだが、以前からオプトアウトさせないように小細工を仕掛けてくる傾向があり、あまり好きでなかった。Xperiaにすることでそう言った呪縛から解き放たれたのは快適だ。
そして端末本体だが、以前より僅かに小さくなり、少し軽くなったのも嬉しいポイントだ。
- | Xperia 1 VI | Galaxy S22 Ultra |
---|---|---|
幅 | 74mm | 78mm |
高さ | 162mm | 163mm |
厚み | 8.2mm | 8.9mm |
重さ | 192g | 229g |
Spigenのケースをつけた状態での比較写真、左がXperia 1 VI、右がGalaxy S22 Ultra。こうしてみると一回り小さく見える。
但し価格は大幅に上がり、22万ほどになってしまった。Galaxy S22 Ultraの価格は覚えていないが、ここまではしなかったと思うし、あちらは法的に大丈夫なのかと思うほどにキックバックが充実していたので実質価格はそこまでしなかった。今回のS24 Ultraもその辺りはいいらしく、ドコモショップでXperiaより安くてスペックのいいGalaxyを買うべきと言われたほどだ。あとからクレームを言われるのを防止するためか、Xperiaを買う理由を結構聞かれたし、本当にいいんですね?と念押しまでされた。
Sペンがなくなったが、元々使っていなかったので個人的には問題ない。一つだけ惜しいのはSamsungのギャラリーアプリが使えないことだ。あれは画像加工と整理に中々便利なアプリだったが、apkを移植してもXperiaでは動かないので、ギャラリーアプリには以前使っていたシンプルギャラリーを使うことにした。
端末スペックとしてはSnapdragon 8 Gen 3が乗っているので何ら問題ない。エントリーモデルも触ったが、やはり弱いSoCだと画面がカクついて厳しい。みんなよくあれ使ってるなと思う。とはいえ、フラグシップはクソ高いので悩ましいポイントだ。今やエントリーモデルの価格もかつてのフラグシップ並みに迫ってきており、なかなか厳しいと感じた。