Nanoで{Ctrl}+{Q}を終了に割り当ててたらVSCodeで終了できなくなったので、それを解消した話
確認環境
| Env | Ver |
|---|---|
| Visual Studio Code | 1.85.2 |
方法
基本は"terminal.integrated.allowChords": falseで防げるが、それでも出てくるものについてはキーボードショートカットの設定から{Ctrl}+{Q}などで検索し、該当するコマンドを調べ"terminal.integrated.commandsToSkipShell": []に、頭に-を付加した、"-command"形式で記載すると出てこなくなる。
例
{
"terminal.integrated.allowChords": false,
"terminal.integrated.commandsToSkipShell": [
"-workbench.action.quickOpenView",
],
}
前職で古いWebシステムのマイグレーションしてた時に思ったのだが、SameSite CookieがあればCSRF Tokenは最早いらないのではないか?というのに気が付いたので調べてみた話。
結論として言うとEdgeではPOSTリクエストでCookieが飛ぶ事はないので、CSRF Tokenを考慮する必要はなさそうに思える。
理由としてはCookieでSameSite=strictを指定している場合、クロスドメインでのCookie送信がブロックされるという話が事実であればCSRF Tokenは不要であるはずだからだ。
これによって悪意のあるサイトからAjaxやリダイレクト、フォームなどを使った攻撃をした場合にサーバーにCookieが送信されなくなる筈なので、理論上は問題なくなる。
以下では実際にCookieが送信されるかどうかの動きを見てみた。確認環境はMicrosoft Edge 121.0.2277.83。方式のリンクはシーケンス図になっている。
シーケンス図に書いてあるSameSite={var}の{var}にはstrict、laxが入る。確認内容としてはシーケンスの一番最後のHTTPリクエストでCookieが送信されているかどうかを見ている。noneは面倒なので見ていない。
| 方式 | SameSite=strict | SameSite=lax |
|---|---|---|
| HTTP 302 REDIRECT | 送信される | 送信される |
| アンカーリンクのクリック | 送信されない | 送信される |
| アンカーリンクのクリック→HTTP 302 REDIRECT | 送信されない | 送信される |
| location.hrefでの移動 | 送信されない | 送信される |
| location.hrefでの移動 →HTTP 302 REDIRECT | 送信されない | 送信される |
| FORMタグのsubmit(GET) | 送信されない | 送信される |
| FORMタグのsubmit(POST) | 送信されない | 送信されない |
SameSite=strictだと外部サイトから開いたときにCookieが送信されないため、Google検索などから流入された時のログイン状態に不都合が出ると思われるので、その様なケースではSameSite=laxが無難だろう。
SameSite=laxの場合、GETリクエストではCookieが送信されるため、CSRF攻撃を受ける可能性があるが、GETで更新系処理をしない限り基本は問題にならないと思われる。
参考
- 2022年1月においてCSRF未対策のサイトはどの条件で被害を受けるか | 徳丸浩の日記
- Cookies: HTTP State Management Mechanism (httpwg.org)
- httpwgによるドラフトの仕様(ブラウザがこれを守るかどうかはまた別の話)
サーバーサイドでMarkedを使いたかったので。Node.js 20系はC++やclangのバージョンが古くエラーになると思われるので18系にした
前提
- さくらのレンタルサーバースタンダードプラン
- zshを利用している
手順
所要時間はさくらのレンタルサーバースタンダードプランで2時間丁度くらい
- nodebrewを落としてくる
wget git.io/nodebrew
.zshrcにパスを通すPATH=${HOME}/.nodebrew/current/bin:${PATH}
コンパイルして使えるようにする
perl nodebrew setup
## バージョン確認
# nodebrew ls-remote
## プロセスが殺されるのを防ぐためにniceで優先度を下げている
## コンパイルには2h程かかる
nice -n 20 nodebrew compile v18.19.0
nodebrew use v18.19.0
試したけどうまくいかなかったやつ
nvm
niceが効かないのでプロセスキルされて終わる
フルスクラッチコンパイル
OpenSSL周りに何か問題があるらしくコンパイルがこける。バージョンが合ってないのかも
# OpenSSL
wget https://www.openssl.org/source/openssl-1.1.1w.tar.gz
tar -zxvf openssl-1.1.1w.tar.gz
cd openssl-1.1.1w
./config --prefix=/home/$USERNAME/openssl --openssldir=/home/$USERNAME/local/openssl
make
make install
# Node.js
wget https://nodejs.org/dist/v18.9.1/node-v18.9.1.tar.gz
tar -zxvf node-v18.9.1.tar.gz
cd node-v18.9.1
./configure --shared-openssl --shared-openssl-includes=/home/$USERNAME/openssl/include/
export LD_LIBRARY_PATH=/home/$USERNAME/openssl/lib
make install DESTDIR=/home/$USERNAME/local PREFIX=
所感
Node.jsなので負荷が心配だったが、Markedでブログ記事をMarkdownからHTMLに落とす程度なら問題なく動いて安心した。
コマンド体系が独特なので毎回忘れる。使い方はman findで出す。find --helpしてもマニュアルは出てこない
| 目的 | コマンド |
|---|---|
| 通常検索 | find . -name "*hoge" |
| 正規表現検索 | `find . -type f |
typeで指定できる内容は以下の通り
| type | 内容 |
|---|---|
| b | block (buffered) special |
| c | character (unbuffered) special |
| d | directory |
| p | named pipe (FIFO) |
| f | regular file |
| l | symbolic link |
| s | socket |
| D | door (Solaris) |
正規表現で検索するオプションもあるようだが、直感的でないのでgrepで絞ったほうが早い。
生のHTTPメッセージを見たい時に使える方法。devtoolsではフォーマットされたログしか見れないが、生のテキストを見たい時に使える。具体的には以下の画像のような奴だ。
よく忘れるのでメモとして残しておく
確認環境
| Env | Ver |
|---|---|
| Google Chrome | 120.0.6099.225 |
| Microsoft Edge | 120.0.2210.144 |
やり方
chrome://net-internals/にアクセスするとログ収集ができるので、ログを集めたらイベントビューワで見ればよい。なおイベントビューワは外部サイトなので注意。
以前はブラウザ内で完結していて、リアルタイムに見れたはずだが、何故かできなくなっていた。
Edgeの場合はedge://net-internals/でもアクセスできるが、特にこだわりがなければ汎用性の高いchrome://net-internals/でよいと思う。
