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先日、StableDiffusionを快適に動かすためにグラボをRTX2060から4070Tiに更新しましたが、Core i7 13700F + RTX3060とレンダリング速度が変わらないということが解り、今回更に構成のアップデートすることにしました。

CPUの世代が古く、前々から構成をアップデートしたかったのもありエイヤで以下の内容を更新しました。メモリ代をケチるためにDDR4を維持できる構成にしてあるのがポイントです。

device before after
CPU Intel Core i9 9900 Intel Core i7 13700
M/B ASUS ROG STRIX Z390-F GAMING ASUS TUF GAMING Z790-PLUS D4

今回CPUソケットが変わり、CPUクーラーをどうするか悩んでいたのですがNoctuaが互換ブラケットを出していてくれたので助かりました。ハイエンド空冷は高いですからね…。

開封の儀

今回の品はCPUとマザボ、CPUクーラーの互換ブラケットです。

今回の品はCPUとマザボ、CPUクーラーの互換ブラケット

まずはマザボから。ROGからTUFにグレードダウンして何とも言えない気持ちですが、ROGもTUFもPRIMEも大差ない状態なので敢えて選ぶ必要がないので外しました。PRIMEでなく、TUFを選んだのはEthernet AdapterがIntel製だったからです。取り敢えずマザボ本体は以前使っていたROGと比べるとダサい感じになってしまったなと思うものの、マザボの見た目を気にしても仕方ないので考えないことに…。参考程度に箱で比較。

マザボの外箱
ROGと比べるとダサくなったなとか

箱を開けて付属品はこんな感じ。シール、取説、SATAコネクタx1、M2スペーサー x3、ドライバーディスクなどが入ってる感じです。取説を見るとM2ネジも入ってるらしいですが確認してません(後述の理由で必要になるケース少ないと思います)

マザボの付属品、シール、取説、SATAコネクタx1、M2スペーサーx3、ドライバーディスクなど

どうでもいいんですがマザボのシール使う人いるんですかね?バッテリーシールはまだしも、バックパネル側面のシールとか貼るとデザイン性が劣化すると思うんですが…。

CPU電源は今までに見たことがない12ピンでしたが8ピンで動きます。4ピンはおまけみたいなもん。K付きCPUとかOCする人は使うのかな?

マザボの取説

そういえばASUS ROG STRIX Z390-F GAMINGのM2SSDヒートシンクを剥がそうとしたらSSD側にサーマルパッドが固着して剥がれないという無惨な現象に遭遇しました。以前は綺麗に取れたのですが、今回のSSDは表のシール剥がしたからこうなってしまった気がします。多分SSDに貼ってあるシール剥がさないほうがいいですね…。(嗚呼…マザボの中古売却価格が無駄に下がってしまう…)

SSDに固着してしまったサーマルパッド
ヒートシンクのサーマルパッドが千切れてしまったので中古買取価格が下がってしまう…

気を取り直してCPUを開けていきます。13thは今時のフラットデザインという感じで、なかなか悪くないパッケージです。バーコードにある通りドスパラのなんば店で買ってきました。比較用に9thの箱もおいておきます。今見るとなんかダサい感じがしますね。

フラットデザインでカッコいい13thの箱
9thの箱、当時はカッコよかった気がするけど今見ると色褪せて見える気も…

CPU本体はLGA1700になってLGA1151より大きくなってます。多分今後も大きくなっていくんでしょうねこれ。

LGA1151と比べて縦に長くなったLGA1700

次はNoctua NH-U12AをLGA1700に対応させるための純正ブラケットです。取り敢えず必要最低限のパーツだけが入ってる感じ。無料でも入手できますが、レシートとか持ってないのと、オーストラリアからの発送は時間かかるだろうなというので諦めました。

但し実際にはサイズから数日で届くらしいです。

黒いのが好きなのでCHROMAXを買いました
純正ブラケットの中身

取り敢えずCPUソケットにCPUを入れましたが、なんか今回はレバーがきつかった気がします。

9thの時よりCPUカバーがなんか強そう

あとはNoctuaのグリスを塗ってあげて。

Nocutuaのグリス、容量あっていいですよね

気合でクーラーを装着します。これ左右どっちかにちょっとでも寄ってると上手くブラケットにリテンションキットがはまらないので中々苦労します。取り付けるとき素手でやってるからか微妙に錆びてる気もしますが気にしない方向で…。

CPUクーラーは気合で取り付ける

さて最後にM2SSDですが、ネジがいらないと書きましたがプラスチック製のラッチがついていて、これでM2SSDを固定できるようになっています。M2SSDのネジ止めは地味に面倒なのでこれは助かります。このラッチは取り外せるので、外せばネジ止めも恐らく出来ると思います。(ネジ穴自体はあるようにみえるので)

M2SSDの取り付けに便利なラッチがついている

ASUSマザーからASUSマザーへの更新だったのでユーティリティやその設定も使い回せて楽ができたのは良かったです。BIOSの設定を最低限変えるだけ(前のマザボと同じ設定にしただけ)で更新できたのでとても楽でした。

ひとまずこんだけあればあと三年は持つと思うので、しばらくは安泰そうです。前回のアップデートも3-4年くらい前でしたし、ぼちぼちなペースです。(前回はかなりアップデートが分散してたなぁ…とか思い返したり)

組み上げ後写真

光るパーツとしてはマザボくらいしかないのですが、そもそも前回写真取ってなかったなということで後で見返すために残しておきく。グラボがROGからZOTACになった影響で見栄えがイマイチ…。

新構成 - 前景
新構成 - 斜め上から
新構成 - マザボ拡大。右端のほうがほのかに光ってるのがわかる

参考程度に以前の構成(グラボ換装前)はこんな感じ。この時はマザボが光る箇所を撮影できてなかったのでアレ(CPUクーラーの死角になってしまっている)

旧構成 - 前景
旧構成 - 斜め上から
旧構成 - マザボ拡大

そして肝心のStableDiffusionの結果については、こっちの話に繋がります。

Colab ProとRTX4070TiでStableDiffusionをベンチマークしてみた

トラブルシューティング

今のところネットワークアダプタ周りのトラブルが多い

ASUS TUF GAMING Z790-PLUS D4トラブルシューティングメモ

おまけ

特に意味は無いですが、前にStableDiffusionで生成した美少女を供養がてら置いておきます。

前にStableDiffusionで生成した美少女

ブートドライブの交換をする時に色々やったので、その記録です。メインはM2SSDの固着ネジの取りはずしです。

内容としてはCrucial P1 CT500P1SSD8JPSolidigm P44 Pro SSDPFKKW020X7X1に更新しました。

Solidigm P44 Pro SSDPFKKW020X7X1

既存SSDの抜去

交換するために既存のSSDを取り外す必要があったのですが、まずここでハマりました。何故かというと、ネジが固着してて回らないんですね…。そしてネジ穴が潰れて終わりました。しかし外せないと困るのでいくつか試してみました。

まずはネジすべり止め液。これを使えばネジ穴が潰れていてもたちまちネジが回るのだとか!

先端部が細くなっていて、ネジ穴だけに上手く差せそうですが実際はM2SSDのネジだと溢れました。ザラザラしてて取り除くのがやや面倒なのでマザボにはこぼさないほうがいいと思います。サラサラしてて割とドバッと出ます。

300円でネジが抜けるなら安いものだと思って買ったネジすべり止め液
液が出る先端部

ネジすべり止め液を差してみたところ。SSDの基板に掛かっていますがとりあえず無事でした。結局これは効果がなく、次の手を探ることに…。

期待も虚しく効果なし

そこで見かけたのが、なめたネジはずし精密用 なめたネジはずし精密用ハンドル付M1~2.6 No.3610-N)。これなら基板にダメージを与えずにネジを取り去れそうですが、近くに売っているところがなく断念しました。

次に浮かんだのがネジを外す道具として定評のあるネジザウルスです。ネジを掴んで回すのでネジ穴が潰れてても原理上問題ありません。ただ、背の低いM2SSDのネジを掴めるのかと、回してる時に基板をこすって壊さないかが心配でしたが、外せないとどうしようもないですし、試してみないことには解らないということもあり、一か八かの掛けで試してみることにしました。幸いこいつはヨドバシにあったのでその日のうちに買いに行きました。(翌日まで待つとかできない!

神戸に住んでるので頑張って梅田まで出張って買ってきました。(しかし、この後買い忘れに気づきもう一回行くハメに…

神戸から梅田までは30分くらいです

という訳でネジザウルスを買ってきました。

期待のネジザウルス、きっとこれなら外れてくれるはず

結果としてはM2SSDのネジの頭を掴むことができ、特に基板にダメージも与えずネジを外すことができたので良かったです。

外れた!
これでM2SSDを交換できる…。長い旅だった…。

ブートドライブのクローン

今使ってるマザボはM2SSDスロットが2つあり、片方がブートドライブになっているため、ドライブをクローンして新しいドライブをブートドライブとして使えるようにしていきます。残念ながらフリーのクローンソフトにめぼしいのがなかったのとDDコマンドを使ってまでやる気が出なかったので、かつてお世話になったAcronis True Imageの後継ソフトであるAcronis Cyber Protect Homeを頼ることにしました。

手順は簡単でツール → ディスクのクローンの作成を選び、表示されるウィザードに沿って進めるだけです。

クローンメニューはバックアップでなくツールの方にある

日本語が怪しくてやや分かりづらいですが一番上のやつで行けました。

翻訳がイマイチで日本語が分かりづらい…

NVMeSSDからNVMeSSDへのクローンだったので体感30秒くらいで終わりました。

NVMe SSDからNVMe SDDへのクローンは爆速でした

この後は新M2SSD抜去 → 元々差していたM2SSDを挿入 → 元々のブートM2SSDを抜去 → 新M2SSDに置換という手順で更新を完了しました。M2SSDの交換はPCケースを倒した状態でグラボも外してないと出来ないので、クローン作業との兼ね合いで結構面倒でした…。もう当分やりたくない作業です。

何はともあれブートドライブの容量を500GBから2TBに拡張できたのは良かったです。先日グラボを更新したのもあり、新鮮な気分です。

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久々にPC構成を更新したので開封の儀的なやつです。前回のグラボ更新が2019/06/11だったので、およそ4年ぶりの更新です。更新理由はStable DiffusionなどのAIツールをローカルで使うためです。

更新内容

グラボ
交換前 ROG-STRIX-RTX2060-O6G-GAMING
交換後 ZOTAC GAMING GeForce RTX 4070 Ti Trinity OC

グラボ開封の儀

以前はROG-STRIX-RTX2060-O6G-GAMINGを使っていたのですが、ROGは高いので今回は断念しました。低価格帯ではZOTACが馴染み深いのと、一番見た目が好みだったのでZOTAC GAMING GeForce RTX 4070 Ti Trinity OCを購入しました。

外箱。マザボの箱よりでかい気がします。

外箱

外箱を開けると内箱が出てきます。

内箱

内箱を開けるとセットアップCD。今どきのゲーミングPCで光学ドライブベイが付いてるのどれほどあるんですかね?ちなみにウチはないです(外付けは持ってますが)

セットアップCD

内箱の中身。本体と付属品がついています。よほど手荒くしても壊れそうにない梱包が力強いですね。

本体と付属品

付属品その1、サポートステイ。ケースの中に立てて支える感じのものです。接地部やグラボとの接触面にはゴムパッドがついており、振動や滑りを抑える構造になっています。高いだけあって、こういったグッズがついているのはありがたいですね。

サポートステイを立てた状態
サポートステイの正面、ネジで高さが調整できる

付属品その2、電源ケーブル。PCIe電源3本を一本にまとめて12VHPWRに変換するやつです。流石にこれはついていて欲しかったので大分助かりました。

12VHPWR変換ケーブル

という訳で特に他に部品を買わずともすぐに使える最低限のパーツ一式が付いていて助かりました。

旧グラボとの比較

ROG-STRIX-RTX2060-O6G-GAMINGとの比較です。

サイズ感としては若干大きいくらいで余り変わりませんでした。

上が4070 Ti、下がRTX2060

厚みもやや厚いくらい。

奥が4070 Ti、手前がRTX2060

重量はやや軽い。今までサポートステイ無しで使ってきて何もなかったので、今回もいらないかなと思いました。

4070 Tiの重量、1,131g
RTX2060の重量、1,289g

ベンチスコアも上がってますが、価格の割には上げ幅は少ないというか4Kとかではないのでこんなもんかなという感じです。

4070 Ti暁月ベンチ 22,127
RTX2060漆黒ベンチ 15,702

また今度Stable Diffusionのベンチマークも取ってColabとの差がどれほど出るか記事にしてみたいと思います。

交換時のトラブルとか

何事もなく交換ができたら良かったのですが、まぁそんなことはなく…。

起きたトラブルとしてはグラボからDPケーブルで2枚のモニタに繋いでいるのですが片方が映らなくなりました。原因は単純でASUSのグラボチューニングユーティリティGPU Tweakのせいでした。こいつをアンインストールしたら映るようになりました。

またフルプラグイン式の電源(Seasonic SSR-750FX)を使っているのですが、これはPCIeケーブルがポート分付属しておらず、純正品の販売もなかったのでアリエクでそれっぽいのを買って使っています。今のところは特に問題なく動いています。(まぁ通電するポジションさえあってれば基本は大丈夫でしょう…)

あとはPCIe電源を12VHPWRに繋ぐ時に2股の先を両方使っているのですが、これも今のところは問題ない感じです。まぁ使えるから二股になっているはずなので、行けるんじゃないかなと信じています。(ケーブルが耐えられるように作られてるなら燃えたりすることはないはずですし…)

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まずこのマザーはチップセットの上にM2スロットがあり、明らかにヤバそうです。実際ヤバいです。
なので、このマザーでM2SSDをなるべくお金をかけずに冷やせないかというのを試してみたのでそのレポート。

結果的には当たり前ですがチップセットから引き離せば冷えます。

熱源 on SSD

m2s.png
m2.png

一枚目のASUSと書かれた板はチップセットのヒートシンクです。そしてその上にM2スロットがあります。

正直この配置はだめでしょーって買う前から思ってました。そしてやっぱりだめでした。

改善のために用意したもの

IMG_20200623_002828_result-e1592921722271.jpg

玄人志向のM.2(Type.M)→PCI-Express x4 変換基板を手配しました。

こいつは下手なファンステーやケースファンより安い上、チップセットから物理的に隔離できるため一番現実的かなというところですね。

実際に装着してみるとこんな感じになりました。なんか行けそうな気がしますね。

IMG_20200623_225225_result.jpg

温度比較

チップセット上

2020-06-20-11.png

アイドル51度、CrystalDiskMark中の最大温度64度。

およそヒートシンクが付いているとは思えない温度です。

拡張カード上

2020-06-23-1.png

アイドル31度、CrystalDiskMark中の最大温度48度。

びっくりするほど温度下がりましたし、至って普通という感じの温度ですね。

この状態なら普通に運用できそうです。やはりチップセットの上にNVMeSSD乗せるのは良くなさそうです。

Ea9ioyJUcAAaXUt.png

もしチップセットの上にNVMeSSD乗せるとしたらこれくらいはやる必要がありそうな気がしますね...。

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IMG_20200615_184551_result.jpg

AMD SocketAM4 A320 チップセットマザー、ASUS PRIME A320I-Kを使ってみての感想です。

M2SSDが認識不能になる

2020-06-22-022446.png

このマザーは M2 スロットの真下にチップセットがあるという構造上、M2 が熱を持ちやすい特徴があり、そのためか起動ドライブにしていると M2SSD が認識不能になるケースが多々有りました。ヒートシンクなしだと運用不能なレベルだと思います。ヒートシンクがあっても冷却していないとすぐ止まります。この状態になっていると火傷するくらいの熱になっているので最悪壊れても不思議ないレベルだと思います。

ケースファンを止めたら起動中にブルスクになった挙げ句、BIOS からも認識不能に。扇風機で強制的に冷やしたら、その場はなんとかなりました。

但し調べた限り ASRock と BIOSTAR 以外の Mini-ITX 規格の SocketAM4 マザーはどれもチップセットの上にスロットを実装しているのでなかなか厳しいなと感じました。

逆に ASRock と BIOSTAR はマザー裏面にスロットがあるので、比較的冷却面ではマシではないかと思いますが、検証してないので不明です。裏にあるということはケースに SSD を密着させることで結構大きな冷却をできるのでは?という気はしてます。

因みに Crystal Disk Mark 程度の負荷では落ちなかったので、Windows 10 起動時程度の大きな負荷が必要なようでした。

この点は致命的な欠点とは言えないかもしれませんが、いつ落ちるか予想できないので厳しいですね。取り敢えずこの点はPCIeM2 拡張を買ってきて解決を図るつもりです。下手にファンステーとか買ったほうが高くなっちゃう...

2020-06-20-10.png

因みにケースファンを回しても止まるときは止まるので、多分スロットの手前にメモリが刺さっていること、側面には PCIe スロットがあることで風の周りが良くないんでしょうね...。

Ea9ioyJUcAAaXUt.png

たぶんこの構造でもROG Strix X570-I Gamingほどの冗談みたいなクーラーがついてれば大丈夫だとは思います。

ファンコンなどのUtilityを使うには付属DVDが必要

ASUS 公式でも AI Suite III が配布されているのですが、何故か温度モニター程度しか付属していないようです。なんでかは不明です。

2020-06-20-2.png
2020-06-20-3.png

付属 DVD には、上図のような Utility インストーラーが付属しており、ここからインストールすることでファンコンなどの各種 Utility の導入が可能となりました。