Windows 11のChromeで正確な位置情報を取得できるようにする

このオプションはGoogle Chrome 112.0.5615.49にはありませんが、116.0.5845.188, 117.0.5938.88, 120.0.6099.225では表示されていました

Windows 11でGoogle Chromeを利用しているケースで正確な位置情報が取得できない場合の対処方法の紹介です。KING OF TIMEとかUberEatsの位置情報取得が上手く行かないときに使えると思います。

確認環境

Env Ver
Windows 11 22621.1105
Google Chrome 109.0.5414.120

手順

  1. Windowsの設定を開く
  2. プライバシーとセキュリティ>位置情報を開く
  3. デスクトップアプリに位置情報へのアクセスを許可するをON
    1. デスクトップアプリに位置情報へのアクセスを許可するをONにする
  4. 以下のアドレスを開き設定をEnabledに変更
    1. chrome://flags/#enable-winrt-geolocation-implementation
    2. 設定をEnabledに変更
  5. Google Mapsなど適当な位置利用サイトを開き、位置情報取得操作を行う
  6. 位置情報の利用を許可
  7. Windows側の位置情報が反映されればOK

関連記事

Windows 11で既定の位置を設定出来ないのを解決する

この記事では設定のプライバシーとセキュリティ>位置情報にある「既定の位置」の「既定値に設定」が動かない場合の解決法を紹介します。

確認環境

Env Ver
Windows 11 22621.1194

問題事象

「既定値に設定」ボタンを押しても何も起きない

「既定値に設定」ボタンを押しても何も起きない

解決方法

  1. Microsoft Storeを開く
  2. Mapsで検索
  3. Windowsマップというアプリを入手する
    1. Windowsマップというアプリを入手する
  4. 設定のプライバシーとセキュリティ>位置情報を開く
  5. 「既定の位置」の「既定値に設定」をクリックする
    1. 「既定の位置」の「既定値に設定」をクリックする
  6. マップアプリが開き座標を選択できれば解決です

あとがき

せめてマップアプリが入ってませんとかエラーくらい出してほしい
問題が起きてるときはボタン押しても何も起きないので意味不明すぎる…

UbuntuでSSHとGPGキーのパスフレーズを記憶させる

毎回パスワードを聞かれるのは面倒なのでkeychainを使って記憶させる。

確認環境

WSL2

Env Ver
keychain 2.8.5
Ubuntu 20.04.5 LTS

実機

Env Ver
keychain 2.8.5
Ubuntu 24.04.3 LTS

手順

1. keychainのインストール

sudo apt install keychain

2. keychainの設定

.zshrcに次の行を追加。

keychain -q --nogui --agents ssh,gpg --quick <SSH秘密鍵のパス> <GPG鍵のkeyid>

GPG鍵のkeyidは以下で取得可能。

gpg --list-secret-keys --keyid-format=long

3. エージェント連携をシェル設定に書く

~/.keychain配下にホスト名でHOGE-shのようなファイルができているので、これを.zshrcから読み込む。内容的にはssh-agentとkeychainが疎通するための環境設定と思われる。

具体的には以下の内容を.zshrcに追記すればよい。

source $HOME/.keychain/`hostname`-sh

最終的な.zshrcの状態としては以下のようになっていればよい。

keychain -q --nogui --agents ssh,gpg --quick <SSH秘密鍵のパス> <GPG鍵のkeyid>

source $HOME/.keychain/`hostname`-sh

hostname-sh-gpgみたいなファイルも出来ているが私の環境ではこれを読み込むと上手く動かなかったので、このファイルは指定しないほうが良さそうに見えた。

4. パスフレーズをCUI側に出す

.zshrcに以下を追記するとCUI側に出るようになる。

export GPG_TTY=$(tty)

5. パスフレーズを記憶させる

gpg-agent.confに書く。

cat <<'EOF' | tee ~/.gnupg/gpg-agent.conf
###+++--- GPGConf ---+++###
default-cache-ttl 34560000
max-cache-ttl 34560000
EOF

トラブルシュート

GPGのキーが見つからないエラーが出る

  • Warning: can't find DEADBEEF; skipping

上記が出た場合
~/.gnupg/gpg.confに対して以下の記述をすることで改善する。

keyid-format LONG

この設定をした後にkeychainに再ロードさせるには、gpg-agentを殺して.zshrcに書いたkeychainをもう一度実行するとうまくいく。

gpgconf --kill gpg-agent
keychain -q --nogui --agents ssh,gpg --quick <SSH秘密鍵のパス> <GPG鍵のkeyid>

GPGキーのパスフレーズのプロンプトがGUI側に出る

.zshrcに以下を追記するとCUI側に出るようになる。

export GPG_TTY=$(tty)

参考記事

更新履歴

  • 2026-07-06: gpgキーが認識されないときに再履行する方法を追記
  • 2026-06-04: パスフレーズをCUI側に出す方法と記憶させる方法を追記
  • 2026-01-21: エージェントとの連携設定が漏れていたのを追記
  • 2026-01-19: Ubuntu実機で確認したので、その結果を記事に反映し、記事を読みやすく改良

CloudFrontで自宅サーバーを外部公開する

今回はwell-known portsが利用出来ない環境でも自宅サーバーを公開する手法を紹介します。

自宅サーバーにhttps://service.example.com/のようにポート指定なしのサブドメインでアクセスできるようにするのがゴールです。

構成

自宅サーバーの手前にCDNを挟み、CDNを経由して接続させるようにします。要するに手前にリバプロを生やしておくわけです。

前提

前準備

DNSレコードに次のドメインを作っておく

用途 ドメイン レコード データ
CDN 用のドメイン cdn.example.com A サーバーのIP
公開用のドメイン service.example.com A サーバーのIP

自宅サーバーを公開可能な状態にする

叩き台程度ならserveを使うのが手っ取り早いですが、Node.jsでサーバー立てるのもありだと思います。今回は叩きなのでHTTPにしていますが本番運用するときはHTTPSにしましょう。

以下サンプル

const http = require('http');

const port = 12345;

const server = http.createServer((req, res) => {
    res.writeHead(200, { 'Content-Type': 'text/plain' });
    res.end('Hello world!');
    console.log(req.headers.host, req.socket.remoteAddress);
});

server.listen(port, () => {
    console.log(`Running at http://localhost:${port}`);
});

手順

  1. CloudFrontを開く
  2. 「ディストリビューションを作成」
  3. 「オリジンドメイン」にcdn.example.comを設定
  4. 「プロトコル」を選ぶ
  5. cdn.example.comの「ポート」を設定する
  6. 設定までスクロール
  7. 「代替ドメイン名 (CNAME) - オプション」で「項目を追加」しservice.example.comを入力
  8. 「カスタムSSL証明書 - オプション」で「証明書をリクエスト」
  9. 「パブリック証明書をリクエスト」
  10. 「完全修飾ドメイン名」にservice.example.comを入力し「リクエスト」
  11. 「証明書を表示」
  12. DNSレコードに「CNAME名」で「CNAME値」を追加
  13. 「保留中の検証」が終わるのを待つ
  14. 「カスタムSSL証明書 - オプション」で作成した「ACM証明書」を選択
  15. 「ディストリビューションを作成」
  16. service.example.comのDNSレコードをCNAMEにし、データを「ディストリビューションドメイン名」に変更
  17. https://service.example.com/にアクセスできればOK

参考資料

トラブルシュート

ディストリビューションを削除したい

  1. ディストリビューションの一覧で消したいのにチェック入れて無効化
  2. しばらく待つ
  3. 消したいのにチェック入れて削除

参考:ディストリビューションを削除する (docs.aws.amazon.com)

後書き

副次的効果ですがCDN挟んでキャッシュされてるお陰で連続アクセスしてもサーバーまでリクエスト来ないので感動しました。

CloudFrontには他にも様々な機能があるみたいなので活用できれば便利そうです。

WSL2の中にMastodonの開発環境を作る

公式のドキュメントには書かれていない気がするがDockerだけあればセットアップ可能。WSL2でのセットアップが面倒なVargantは不要

本記事ではWSL2内のUbuntuの中でDockerとDocker Composeを使った構築法について記述する。Windows向けのDocker Desktopは使用しない

前提

  • WSL2のUbuntuにVSCodeで接続して作業
  • 起動してログイン、トゥート、設定と言った最低限の画面操作が可能な程度まで

確認環境

Env ver
Mastodon v3.5.3
Docker 20.10.21, build baeda1f
Docker Compose v2.12.2
Ubuntu 20.04.5 LTS
WSL2 1.0.3.0
DevContainer v0.266.1
VSCode 1.73.0

手順

  1. git clone https://github.com/mastodon/mastodon.git
    1. 最新版などバージョン指定が必要な場合は追加でtagをチェックアウトする
  2. VSCodeでClone先を開く
  3. Reopen Containerする
  4. セットアップが走るので暫く待つ
  5. foreman startを流す
  6. http://localhost:3000/ へアクセス

操作方法

ユーザーを作ったりしたい場合、Using the admin CLIが参考になる

一例としてユーザー作成は次の書式で行ける

./bin/tootctl accounts create foo --email foo@example.com --confirmed

トラブルシュート

DB接続エラーが出る

ActiveRecord::ConnectionNotEstablished at /
could not connect to server: No such file or directory
Is the server running locally and accepting
connections on Unix domain socket "/var/run/postgresql//.s.PGSQL.5432"?

上記のエラーが出る場合、ビルドしたDockerイメージが壊れてるので以下のコマンドで全て消して作り直すとうまく行く

docker rm -f `docker ps -a -q`
docker rmi `docker images -q`
docker system prune

他のMastodonインスタンスが動かない

複数のMastodonインスタンスのDocker環境を同居させると多分コンフリクトする