お知らせ

現在サイトのリニューアル作業中のため、表示が崩れているページが存在することがあります。
投稿日:Webサービス::GitHubソフトウェア::SSH

なんか突如としてGitHubにHTTP経由で繋ぐのが面倒くさくなったのでSSHで繋げるようにしたときのメモ。

確認環境

  • Ubuntu 24.04.3 LTS
  • RLogin 2.30.8

やり方

SSH鍵の作成

  1. RLoginを開き、サーバーに接続→新規→サーバー→プロトコルを開く
  2. 認証キーボタンを押しED25519辺りで適当な名前で鍵を作成する
  3. 適当な場所に秘密鍵をエクスポートする
  4. 鍵を右クリックし、公開鍵をコピーして、どっかにメモっておく

GitHubへの登録

  1. GitHubを開き、アカウント設定に移動、SSH and GPG keysを開く
  2. SSH keys→New SSH Keyを開く
  3. Titleに適当な名前を設定
  4. Key typeはAuthentication Keyにする
  5. RLoginで作った
  6. コピーした公開鍵をKeyに貼り付ける
  7. Add SSH keyボタンを押す

SSH Configを書く

  1. 作成したSSH鍵を~/.ssh/github.secとか適当なパスに置く
  2. chmod 600 ~/.ssh/github.secとかして自分しか見れないようにする
  3. ~/.ssh/configを開き、次の内容を記述
    Host github.com
    User <ユーザーID>
    Hostname github.com
    IdentityFile ~/.ssh/github.sec
    

既存のリポジトリをSSH対応にする

ここではoriginがリモートであるとして進める。

  1. git remote -vでリモートリポジトリの状況を確認
  2. git remote remove originでHTTP通信になってるのを消す
  3. git remote add origin git@github.com:Hoge/piyo.gitでSSH通信に書き換える
  4. git fetchが通ればOK
投稿日:ジャンル::サイト運営

Google Analyticsを廃止してMatomoを導入してみたから一ヶ月が過ぎ去っていたので簡単に集計をまとめてみる。

集計内容

8月17日~9月16日の30日間で自分のIPを除くMatomoの集計結果を出している。今回記事にする対象サイトはこのブログのみ。

主な指標

指標 数値
ページビュー 2,337
ユニークページビュー 2,074
ビジット 1,983
平均滞在時間 1分17秒
バウンス率 80%

ビジットが何なのかについては正直よくわかっていない。PVでもUVでもない概念なのは確かだが、Matomo内の数値は大抵これがベースである。30分以内にもう一度ページを訪れたユーザーと解釈しようにも直帰率80%である以上、直帰して別経路でアクセスされないとカウントされない気がするので謎。ほとんどのユーザーがタブを開きなおしているとか、そんなことはないと思う。

バウンスは直帰率のことらしい。

IPv6対応状況

これはIPv6に対応しているアクセスの数で、IPv6に対応しているがIPv4でアクセスしてきているユーザーは「IPv6対応ユーザー」にカウントしている。

集計方法としてはAAAAレコードを持つドメインに対しJSでfetchし、200OKが出たら対応、それ以外は非対応としている。この関係で、JS非対応ユーザーは集計から外れてしまい「IPv6対応状況不明ユーザー」になっている。

指標 ビジット
IPv6対応ユーザー 886 (37.9%)
IPv6非対応ユーザー 1,079 (46.2%)
IPv6対応状況不明ユーザー 372 (15.9%)

IPv6対応状況不明ユーザーをBOTと仮定した場合、IPv6対応は45.1%で非対応は54.9%となる。およそ半数弱がIPv6に対応した環境でアクセスしていることがわかる。

アクセスページ、上位10位

なぜかここはビジットではなく、PVとUVの表現だった。PVのみ記載する。

OSバージョン別、上位10位

指標 ビジット
Windows 11 924 (46.6%)
Windows 10 293 (14.8%)
iOS 18.6 203 (10.2%)
Mac 15.6 79 (4.0%)
Android 15.0 74 (3.7%)
Mac 10.15 58 (2.9%)
iOS 18.5 54 (2.7%)
Android 16.0 37 (1.9%)
Android 13.0 24 (1.2%)
Android 14.0 23 (1.2%)

概ねWindowsユーザーからのアクセスが多いが、iOS, Mac系のアクセスも無視できない程度にあるようだ。

OS種類別

バージョンやディストリの差異を束ねたもの。

指標 ビジット
Windows 1,217 (61.4%)
iOS 299 (15.1%)
Mac 216 (10.9%)
Android 212 (10.7%)
Linux 37 (1.9%)
Chrome OS 2 (0.1%)

Androidユーザーが少ない…。地味にLinuxやChrome OSもあった。

ブラウザ種類別、上位10位

バージョンは束ねている。

指標 ビジット
Chrome 835 (42.1%)
Microsoft Edge 483 (24.4%)
Mobile Safari 209 (10.5%)
Chrome Mobile 163 (8.2%)
Firefox 96 (4.8%)
Brave 44 (2.2%)
Safari 41 (2.1%)
Chrome Mobile iOS 33 (1.7%)
Yahoo! Japan 23 (1.2%)
Google Search App 22 (1.1%)

意外とEdgeのアクセスが多く、個人的にはうれしい。変わり種ではIronやSleipnir, Operaも見られた。

流入元検索エンジン

指標 ビジット
Google 1285 (75.9%)
Bing 257 (15.2%)
Yahoo! Japan 125 (7.4%)
DuckDuckGo 17 (1.0%)
楽天 5 (0.3%)
ニフティ 2 (0.1%)
Brave 1 (0.1%)
Perplexity 1 (0.1%)

地味にBingからの流入が多い。ちなみにこのブログはBingのほうがヒットしやすい。

バックリンク

バックリンク元 備考
adiary official website adiary利用者のページだと思われる
block.opendns.com AdBlocker的な奴の登録場所っぽい?
X 旧Twitter
tgadfs01.toshiba.co.jp 東芝の社内SNSか何か?
dメニュー たぶんdメニューにある検索からの流入
Inoreader – Build your own newsfeed RSSリーダーを使ってこのサイトを読んでいる人がまさか…!?
133.167.8.98 どこかのさくらのレンタルサーバーのIPっぽい。RSSリーダーかな?
Adventar アドベントカレンダーに登録しているので多分その関係
あずきインターネット Azukiという方のMisskeyインスタンス
hatenablog-parts.com はてなブログのブログカードらしい
教えて!goo 質問サイト。今月でサービス終了らしい
Perplexity AI検索エンジン
statics.teams.cdn.office.net どこかの企業ドキュメントからの参照と思われる
ただ、安らかに... adiaryユーザーさん。adiary利用者のページに載せてないタイプの人
@noemi.sakura.ne.jp adiaryユーザーさん。Matomoからは確認できなかったが、被リンクを受けていたので掲載(adiary利用者のページを眺めていて気が付いた)

国内都市別アクセス

基本的に人口比そのままだと思われる。

期間内のアクセスグラフ

日別

昔からそうだが、基本的に平日に伸び、週末や祝日に下がる傾向がある。開発係記事の割合が高いので、恐らく業務中に見られることが多いのだろう。

時間別

業務時間中にアクセスが伸び、通退勤や昼休みには減っているように見える。

雑感

Google Analyticsを使っていたころはUIと動作の重さで、ここまで細かく見る気さえ起きなかったが、MatomoはUIが良く動きも機敏なため、こういったことがしやすいのがいい。事実ほぼ毎日見ているくらいだ。GAのころは年に一回見るかどうか位だった。

何より自分のアクセスが普通に弾けるので、ノイズが減るのもいい。GAでもはじく方法はあるにはあるが、全てのデバイスで無設定に弾くというのは不可能に近いし、設定しても何故か弾けなかったりして困ることが多かった。オプトアウトする拡張機能はほかのサイトにとって迷惑そうなので入れたくなかったし、そもそもスマホでは入れる手段もない。

今回の集計では前回のサーバーログベースの集計を大きく覆す結果が出たのもあり、かなり満足している。

関連記事

集計手法がすべて異なるので単純比較できないが、時期によって順位に変動があることがわかる。

自作ルーターを作っていくのにR86S U1を買ったのもあり、遂にフレッツ光クロス、10Gbps対応に関する覚書で構想した10GbE LAN環境の構築を実行してみた。有線部分のみの対応で無線部分は放置している。

フレッツ光クロスとフレッツ光ネクスト隼のコスト比較をしてみた結果、クロスの導入コストが高すぎたのでLAN内だけ10GbE対応としている。そもそも出先から10GbE接続できるとは思えないのもあり、WANまで10GbE対応にする意味はNAS目的では薄そうだ。

恐らく現状で10G対応WANが活躍するシーンは、BitTorrentみたいに異なる相手から複数ストリームを並列でやり取りするみたいな用途くらいな気はする。

今回揃えたもの

分類 機器 詳細 参考価格
スイッチ MikroTik CRS305-1G-4S+IN 10GBASE, SFP+ 4口, 1000BASE-T 1口 27,349円
DACケーブル 10Gtek CAB-10GSFP-P0.5M-30 10GBASE, CAT8, 0.5m Twinaxケーブル 1,999円
DACケーブル 10Gtek CAB-10GSFP-P1M-30 10GBASE, CAT8, 1.0m Twinaxケーブル 2,199円
DACケーブル 10Gtek CAB-10GSFP-P2M-30 10GBASE, CAT8, 2.0m Twinaxケーブル 2,419円
Windows用NIC Mellanox ConnectX-4 Lx PCIe3.0 x8, SFP28ポート * 2 3,359円
Ubuntu用NIC 同上 同上 同上

スイッチを除くと1GbE用の設備と比べてもそこまで高くない印象で、案外負担にならない印象だ。

特にMellanox ConnectX-4 Lxは中古が安く流通しているので、かなり助かる。このNICはQSFP対応の25GbE対応とオーバースペックだが、SFP28とSFP+には互換性があるため問題ない。

むしろSFP+対応で10GbEのX-3は最新のUbuntuに対応させるのに手間が掛かったり、Windows 11が起動しなくなるなどの問題があると聞くため、これが無難な選択肢だろう。しかし軽く見た感じボードメーカーの記載がなく、どこが作ったものなのかは不明だ。

価格的にも2ポートの方が1ポートより安いなど、SFP+対応NICはジャストスペックを狙うより、オーバースペックの方がコストを抑えられ、将来の拡張性も得られて嬉しいかもしれない。

なお、Windows側はx8に空きがなかったため、PCIe 4.0 x4に挿して使っており、Ubuntu側はCPUの制限によりPCIe 5.0 x16がPCIe 4.0 x4にダウングレードされたスロットを使っている。

リンク速度はWindowsはHWiNFOで確認した限り「バージョン: 3.0」「現在のリンク幅: x4」「現在のリンク速度: 8.0GT/s」で、Ubuntuはsudo lspci -vvで確認した限りSpeed 8GT/s, Width x4だった。これだけを見ると10Gbps出ない気もするが、実際のところはどうなのか、この後計測してゆく。

速度ベンチ

iperf3でWindowsとUbuntu間を計測した結果。

変更前(1GbE環境)

確認環境

NICやルーターは2.5GbEに対応しているが、1GbEスイッチを挟んでいる関係で1Gbpsが上限となる。接続はすべてCAT6のLANケーブル。

Windows→Ubuntu
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate
[  5]   0.00-1.01   sec   119 MBytes   981 Mbits/sec
[  5]   1.01-2.01   sec   112 MBytes   949 Mbits/sec
[  5]   2.01-3.00   sec   113 MBytes   950 Mbits/sec
[  5]   3.00-4.00   sec   113 MBytes   949 Mbits/sec
[  5]   4.00-5.01   sec   115 MBytes   950 Mbits/sec
[  5]   5.01-6.01   sec   112 MBytes   949 Mbits/sec
[  5]   6.01-7.00   sec   113 MBytes   949 Mbits/sec
[  5]   7.00-8.02   sec   114 MBytes   950 Mbits/sec
[  5]   8.02-9.01   sec   113 MBytes   949 Mbits/sec
[  5]   9.01-10.01  sec   113 MBytes   950 Mbits/sec
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate
[  5]   0.00-10.01  sec  1.11 GBytes   953 Mbits/sec                  sender
[  5]   0.00-10.03  sec  1.11 GBytes   949 Mbits/sec                  receiver
Ubuntu→Windows
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate         Retr  Cwnd
[  5]   0.00-1.00   sec   115 MBytes   962 Mbits/sec    0    471 KBytes
[  5]   1.00-2.00   sec   112 MBytes   938 Mbits/sec    0    494 KBytes
[  5]   2.00-3.00   sec   112 MBytes   942 Mbits/sec    0    520 KBytes
[  5]   3.00-4.00   sec   113 MBytes   946 Mbits/sec    0    549 KBytes
[  5]   4.00-5.00   sec   112 MBytes   942 Mbits/sec    0    577 KBytes
[  5]   5.00-6.00   sec   112 MBytes   938 Mbits/sec    0    577 KBytes
[  5]   6.00-7.00   sec   113 MBytes   946 Mbits/sec    0    577 KBytes
[  5]   7.00-8.00   sec   112 MBytes   939 Mbits/sec    0    577 KBytes
[  5]   8.00-9.00   sec   113 MBytes   946 Mbits/sec    0    617 KBytes
[  5]   9.00-10.00  sec   112 MBytes   942 Mbits/sec    0    646 KBytes
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate         Retr
[  5]   0.00-10.00  sec  1.10 GBytes   944 Mbits/sec    0             sender
[  5]   0.00-10.00  sec  1.10 GBytes   941 Mbits/sec                  receiver

変更後(10GbE環境)

確認環境

Windows側はPCIe 4.0 x4、Ubuntu側は

1GbE環境とルーターが同じだが、これはR86Sが10GbEと2.5GbEの二種類のポートを持っているためだ。

R86SはSFP+ポートが10GbE、RJ45ポートが2.5GbE対応になっている。

Windowsにドライバ入れる前
Windows→Ubuntu
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate
[  5]   0.00-1.01   sec  1.08 GBytes  9.22 Gbits/sec
[  5]   1.01-2.01   sec  1.10 GBytes  9.36 Gbits/sec
[  5]   2.01-3.00   sec  1.08 GBytes  9.36 Gbits/sec
[  5]   3.00-4.01   sec  1.09 GBytes  9.36 Gbits/sec
[  5]   4.01-5.00   sec  1.08 GBytes  9.36 Gbits/sec
[  5]   5.00-6.01   sec  1.10 GBytes  9.36 Gbits/sec
[  5]   6.01-7.01   sec  1.10 GBytes  9.36 Gbits/sec
[  5]   7.01-8.01   sec  1.08 GBytes  9.36 Gbits/sec
[  5]   8.01-9.01   sec  1.10 GBytes  9.36 Gbits/sec
[  5]   9.01-10.02  sec  1.09 GBytes  9.36 Gbits/sec
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate
[  5]   0.00-10.02  sec  10.9 GBytes  9.35 Gbits/sec                  sender
[  5]   0.00-10.02  sec  10.9 GBytes  9.34 Gbits/sec                  receiver
Ubuntu→Windows
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate         Retr  Cwnd
[  5]   0.00-1.00   sec   256 KBytes  2.09 Mbits/sec    2   1.41 KBytes
[  5]   1.00-2.00   sec  0.00 Bytes  0.00 bits/sec    1   1.41 KBytes
[  5]   2.00-3.00   sec  0.00 Bytes  0.00 bits/sec    0   1.41 KBytes
[  5]   3.00-4.00   sec  0.00 Bytes  0.00 bits/sec    1   1.41 KBytes
[  5]   4.00-5.00   sec  0.00 Bytes  0.00 bits/sec    0   1.41 KBytes
[  5]   5.00-6.00   sec  0.00 Bytes  0.00 bits/sec    0   1.41 KBytes
[  5]   6.00-7.00   sec  0.00 Bytes  0.00 bits/sec    1   1.41 KBytes
[  5]   7.00-8.00   sec  0.00 Bytes  0.00 bits/sec    0   1.41 KBytes
[  5]   8.00-9.00   sec  0.00 Bytes  0.00 bits/sec    0   1.41 KBytes
[  5]   9.00-10.00  sec  0.00 Bytes  0.00 bits/sec    0   1.41 KBytes
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate         Retr
[  5]   0.00-10.00  sec   256 KBytes   210 Kbits/sec    5             sender
[  5]   0.00-10.00  sec  0.00 Bytes  0.00 bits/sec                  receiver
Windowsにドライバ入れた後
Windows→Ubuntu
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate
[  5]   0.00-1.01   sec  1.11 GBytes  9.51 Gbits/sec
[  5]   1.01-2.01   sec  1.11 GBytes  9.50 Gbits/sec
[  5]   2.01-3.01   sec  1.10 GBytes  9.49 Gbits/sec
[  5]   3.01-4.00   sec  1.10 GBytes  9.49 Gbits/sec
[  5]   4.00-5.01   sec  1.11 GBytes  9.50 Gbits/sec
[  5]   5.01-6.01   sec  1.11 GBytes  9.50 Gbits/sec
[  5]   6.01-7.01   sec  1.11 GBytes  9.49 Gbits/sec
[  5]   7.01-8.01   sec  1.10 GBytes  9.49 Gbits/sec
[  5]   8.01-9.00   sec  1.10 GBytes  9.49 Gbits/sec
[  5]   9.00-10.01  sec  1.11 GBytes  9.49 Gbits/sec
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate
[  5]   0.00-10.01  sec  11.1 GBytes  9.49 Gbits/sec                  sender
[  5]   0.00-10.01  sec  11.1 GBytes  9.49 Gbits/sec                  receiver
Ubuntu→Windows
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate         Retr  Cwnd
[  5]   0.00-1.00   sec  1.10 GBytes  9.43 Gbits/sec    0   1.33 MBytes
[  5]   1.00-2.00   sec  1.10 GBytes  9.42 Gbits/sec    0   1.33 MBytes
[  5]   2.00-3.00   sec  1.10 GBytes  9.42 Gbits/sec    0   1.33 MBytes
[  5]   3.00-4.00   sec  1.09 GBytes  9.41 Gbits/sec    0   1.33 MBytes
[  5]   4.00-5.00   sec  1.10 GBytes  9.42 Gbits/sec    0   1.54 MBytes
[  5]   5.00-6.00   sec  1.10 GBytes  9.42 Gbits/sec    0   1.54 MBytes
[  5]   6.00-7.00   sec  1.09 GBytes  9.41 Gbits/sec    0   1.54 MBytes
[  5]   7.00-8.00   sec  1.10 GBytes  9.42 Gbits/sec    0   1.54 MBytes
[  5]   8.00-9.00   sec  1.10 GBytes  9.41 Gbits/sec    0   1.54 MBytes
[  5]   9.00-10.00  sec  1.10 GBytes  9.42 Gbits/sec    0   1.54 MBytes
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval           Transfer     Bitrate         Retr
[  5]   0.00-10.00  sec  11.0 GBytes  9.42 Gbits/sec    0             sender
[  5]   0.00-10.00  sec  11.0 GBytes  9.41 Gbits/sec                  receiver

まとめ

回線状況 Windows→Ubuntu(上り) Windows→Ubuntu(下り) Ubuntu→Windows(上り) Ubuntu→Windows(下り)
1GbE 953 Mbps 949 Mbps 944 Mbps 941 Mbps
10GbE(Windowsドライバなし) 9.35 Gbps 9.34 Gbps 210 Kbps 0 bps
10GbE(Windowsドライバあり) 9.49 Gbps 9.49 Gbps 9.42 Gbps 9.41 Gbps

Windowsにドライバがない状況だとiperf3では何故かまともに疎通できない状態だった。何故かは不明。SFTPを使ったファイル転送は出来たのでiperf3との相性が悪かった可能性もあるが、ドライバを入れて改善したところから、ドライバレスでは何かしら不都合がある可能性がある。

またWindowsよりUbuntuの方が若干速度が落ちる傾向があることも分かった。

やったこと

デフォルトではIB(InfiniBand)だからETH(Ethernet)にモード変更が必要というのをネットで見ていたが、私の場合そんなことはなかった。ひょっとしたら中古なので設定が書き換えられたままだったのかもしれない。

Ubuntu

Ubuntu 24.04.3 LTSではNICを挿すだけで動いたので特に何もしていない。デフォルトでETH動作だった。

Windows

こちらもデフォルトでETH動作で、挿すだけでも動いた。

しかしConnectX-4用のドライバを入れることで性能が改善した。具体的にはiperf3で受信速度が0bpsだったのが9.5Gbpsくらいになった。

開封の儀

NIC

メーカー不詳のMellanox ConnectX-4 Lxボードだ。PCIe3.0 x8でSFP28ポートが二つ付いている。

Windows用とUbuntu用で二つ買っている。2ポートあるのは2ポートの方が安かったから。

ヒートシンクが付いてたり、SFP+用の長いソケットがついていたり、放熱用なのか穴が開いていたり、中々厳つい。

SFP+対応NICはショートブラケットが多く、ロングブラケットがないという話も聞くが、安心のロングブラケット入りを買ったので、ロングブラケットがちゃんと付いていた。

中身を取り出したところ。

ショートブラケットとロングブラケットでネジが異なるのだが、ロングの用のネジもちゃんと付いていて嬉しかった。というのも、このボードは中古なので不必要なパーツは紛失していても不思議がないからだ。

NIC装着(Ubuntu)

このNICをあてがう為だけに存在するようなPCIeレーンを解き放つ時が来た。見た目はx16だが、CPUが貧弱なのでx4しか出せない。

差し込んでみると中々いい感じだ。

いつも思うのだが、PCIeカードの窪みはケーブルを通すためにあるのだろうか?私はよくケーブルを通すのに使っていて、この写真でもケーブルを通している。

SFP+ジャックがいい感じに光る見た目になった。

スイッチ

MikroTik CRS305-1G-4S+INという、Amazonで売られている10GbE対応SFP+ジャック付きのイーサネットスイッチだ。Cloud Switch seriesとあるので、データセンター向け製品なのかもしれない。そもそもSFP+端子そのものがコンシューマー向けではないというのもある気はするが…w

こちらは新品で、中には簡単なマニュアルと本体、ACアダプタが入っていた。

外観はこんな感じ。ファンレスでパンチホールが沢山空いている。特に発熱のあるSFP+周りに穴が多い。PoE給電にも対応しているようだが、我が家には対応設備がなかった。

背中にはアースとAC入力が二つあった。どうやら電源を多重化し、片方が死んでも死なないようにするための仕組みらしい。RTX830にはなかった気がするので、こちらの方がよりハイグレードな設計といえるだろう。

裏面には壁にぶら下げる穴みたいなのもあった。

側面にはインジゲーターがあり、疎通状況などが確認できる仕組みになっていた。いかにも熱くなりそうなマークも目を引くポイントだ。10GbEは発熱が凄いと聞くので、恐らくその関係だろう。

なお今のところそんなに熱くなってはいない。

起動するとめっちゃ青く光る。

SFP+DACケーブル(Twinaxケーブル)

10GtekのDACケーブル。両端がSFP+端子になっているものをTwinaxケーブルというらしい。

こんな感じの袋に入っている。

中身はこんな感じ。端子がごつく、中の基板がむき出しで見えるのが面白い。

因みにこれは30cmのケーブルで、ケーブル延長が30cmだと思ったら、端子部分まで含めて30cmだったので使い物にならなかったやつだ。短すぎるケーブルを買う場合は注意した方がいいだろう。

マシンに差し込んだところ。金属端子がカッコいい感じだ。

NIC装着(Windows)

まずは元々使っていた玄人志向 GBE2.5-PCIE(Realtek RTL8125BG)を抜く。これはマザボ側のインターフェースが不安定なので使っていたカードだ。WindowsとIntelのネットワークインターフェースはここ数年相性が最悪レベルなのが困りものだ。

次に今回買ったNICを挿す。買う前から解ってはいたが、見事にスロットからはみ出ている。

こちらは抜き取ったRJ45端子のNIC(2.5GbE)。

配線状況

大まかな外観はこんな感じになった。逸般の誤家庭には程遠いが、それっぽさはあり、個人的には満足している。

しかしR86Sのファンはお世辞にも長生きしそうにない上に、凄い勢いでファンに埃が詰まっていっているのもあり、このまま使っていくのならば、ちゃんとしたクーラーを用意した方がいい気配がしている。

配線状況を図にするとこんな感じ。WiFi APを2.5GbEや10GbEに対応させることも考えたが、SFP+に対応したものは巨大すぎるので置き場所に困るし、SFP+とRJ45の変換は端子が90度に達するとも聞くので、運用できる気がしない。2.5GbEに絞ってみても高い端末や、やけにでかい端末しか見つからなかったので諦めた。

特に関係ないが、おまけで物理ネットワーク全体と言う事で、現在のデスク風景も残しておく。

感想

機材コストはそこそこしたものの、思ったよりトラブルなく移行できたのは良かった。

PCIeのリンク速度が8GT/sだったため、10Gbps出るかどうか懐疑的だったが、実効速度としては9.5Gbps出ており、1Gbps時代も950Mbpsだったことを考えればフルで出ていると考えて支障ない数値だ。8GT/sとは一体何なのかという感じだが、深く考えないでおこう。

ファイル転送速度も爆発的に上がり、LAN内でNASを運用する場合にも支障がだいぶ減った。とはいえ、流石にローカルのNVMeと比較すると全然物足りない速度ではある。

1GbE時代のファイル転送速度 10GbEになった後のファイル転送速度

ストレージ面ではSATA IIIの速度が6Gbpsであるため、10Gbpsになったことにより、LAN内でSATAを扱う場合に遅延が無くなったと言える。NVMeSSDは7GByte/sとかなので、全く足りないがSATAを扱う場合は十分な速度といえるだろう。NVMeSSDをネットワーク越しに扱う場合には100GbEクラスが必要になってくると思われるが、ここまで来るとHPC(High Performance Computing)クラスになると思われるので、流石にやりすぎだとは思う。

但し実現自体は不可能ではなさそうで、アリエクでは100GbE対応NICであるMellanox MCX455A-ECAT ConnectX-4 EDR+100GbEが1.3万程度で売られているし、10Gtekも4~5000円で100GBASEのDACを売っているので、その気になれば構築は不可能ではなさそうだ。但しスイッチはMikroTik CRS504-4XQ-INでは13万円ほどし、ルーターは見つけることが出来なかったので、100GBASE対応NICを挿した適当なマシンでルーターPCを組む必要があると思われる。

今回の対応ではルーターまでが10Gbpsとなったため、宅内にボトルネックが仮にあればWANの速度も増えるかと思ったが、そんなことはなく、普通に据え置きで終わった。正直平均以上出てるので、ないとは思っていたが、まぁ、そうだよねという…w

それはさておきとして、一旦機材面では整ってきたと思うので、次はネットワーク機器やサーバーの監視体制を整えていきたいところだ。

投稿日:OS::Linux::Ubuntu

完全には解消していないが、とりあえず日本語が打てるようになったので記す。

確認環境

Ubuntu 24.04.3 LTS

起きていた事象

Ubuntu Serverとして導入した環境をUbuntu Desktop(GNOME)に置き換え、Xubuntu Desktopにマイグレーションしたところ、Ubuntu Desktopでは問題なかった日本語入力ができなくなった。

状況

IbusとMozcが自動起動せず、手動で起動させても日本語が打てず、systemctl --user show-environmentを叩いたときに以下の内容が出る状況だった。

HOME=/home/hoge
LANG=ja_JP.UTF-8
LOGNAME=hoge
PATH=/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/usr/games:/usr/local/games:/snap/bin:/snap/bin
SHELL=/usr/bin/zsh
USER=hoge
XDG_RUNTIME_DIR=/run/user/1000
GTK_MODULES=gail:atk-bridge
QT_ACCESSIBILITY=1
XDG_DATA_DIRS=/usr/local/share/:/usr/share/:/var/lib/snapd/desktop
DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS=unix:path=/run/user/1000/bus
DISPLAY=:10.0
GSM_SKIP_SSH_AGENT_WORKAROUND=true
SSH_AUTH_SOCK=/tmp/ssh-80h84ldKtdNU/agent.2702
XAUTHLOCALHOSTNAME=

参考までに正常に動作する環境では以下の出力となる。こちらはUbuntu Desktop→Xubuntu Desktopと辿ってきており、Server由来要素がない環境だ。

HOME=/home/hoge
LANG=ja_JP.UTF-8
LOGNAME=hoge
PATH=/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/usr/games:/usr/local/games:/snap/bin
SHELL=/usr/bin/zsh
USER=hoge
XDG_RUNTIME_DIR=/run/user/1000
GTK_MODULES=gail:atk-bridge
QT_ACCESSIBILITY=1
XDG_DATA_DIRS=/usr/share/xfce4:/usr/share/xubuntu:/usr/share/gnome:/usr/local/share:/usr/share:/var/lib/snapd/desktop
CLUTTER_BACKEND=x11
CLUTTER_IM_MODULE=ibus
DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS=unix:path=/run/user/1000/bus
DEBUGINFOD_URLS=$'https://debuginfod.ubuntu.com '
DESKTOP_SESSION=xubuntu
DISPLAY=:0
GDMSESSION=xubuntu
GDM_LANG=ja_JP
GPG_AGENT_INFO=/run/user/1000/gnupg/S.gpg-agent:0:1
GSM_SKIP_SSH_AGENT_WORKAROUND=true
GTK_IM_MODULE=ibus
GTK_OVERLAY_SCROLLING=0
IM_CONFIG_PHASE=1
LANGUAGE=ja_JP
PWD=/home/hoge
QT_IM_MODULE=ibus
QT_QPA_PLATFORMTHEME=gtk2
SHLVL=0
SSH_AUTH_SOCK=/run/user/1000/gnupg/S.gpg-agent.ssh
XAUTHLOCALHOSTNAME=
XAUTHORITY=/home/hoge/.Xauthority
XDG_CONFIG_DIRS=/etc/xdg/xdg-xubuntu:/etc/xdg
XDG_CURRENT_DESKTOP=XFCE
XDG_GREETER_DATA_DIR=/var/lib/lightdm-data/hoge
XDG_SESSION_CLASS=user
XDG_SESSION_DESKTOP=xubuntu
XDG_SESSION_TYPE=x11
XMODIFIERS=@im=ibus
_=/usr/bin/dbus-update-activation-environment

対処法

/etc/environmentに以下の内容を追記し、OS起動ごとにWhinsker MenuからIbusの設定を叩いて起動させることにした。自動起動の実現は結構面倒そうだったので試していない。

GTK_IM_MODULE=ibus
QT_IM_MODULE=ibus
XMODIFIERS=@im=ibus

あとがき

本来あるべき姿で起動させたいが方法が全くわかっていないのが厳しい…。何より環境変数が圧倒的に足りていないので、色々不都合が起きてそうだ。

まぁ当該端末をデスクトップユースで使うことは滅多にないのでいいっちゃいいのだが…。

コネクタを傷めないための備忘録。

死ぬほど硬いのでなかなか抜けなかったり、挿したつもりが刺さっていなかったりする。

抜き方

普通は紐をまっすぐ引っ張れば抜けるが、どうしても抜けない場合にロックを外す方法。

こう刺さっている場合、手前の凹の出っ張り部分に爪楊枝を差し込み、てこの原理で持ち上げるとロックが外れるので、この状態で紐を真っすぐに引っ張る。

挿し方

まず刺さっているかどうかの確認方法。確認環境はUbuntu 24.04.3 LTS。

  1. ethtool enp1s0f0np0の出力に以下の内容が含まれることを確認
    Speed: Unknown!
    Duplex: Unknown! (255)
    Link detected: no
  2. 以下のコマンドでカーネルレベルで抜けていることを確認
    sudo dmesg | grep -i 'mlx5' | grep -i 'Cable unplugged'
    
  3. NICのコネクタのランプが点灯していなければ挿しなおす