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前回の記事で「がんばっていきまっしょい」を見るためだけに松山まで飛んだ話をしたが、この記事を書いている現在、予告通りまた松山にきて「がんばっていきまっしょい」をまた見た。

今回は聖地巡礼も兼ねてきているので、現地泊をしている関係で、明日もう一度見て戻る予定だ。これは結局いつまでシネマサンシャイン衣山で上映が伸びるのかというので、上映終了予定が12月下旬→1月上旬→01/02と変遷があり、明日も無事見れることになった。

これは一般的に映画作品は木曜に打ち切られるので、それを超えた場合もう一週することが多いため、12月末終了予定の場合、明日の上映はなくなるのが基本なのだ。

がんばっていきまっしょいで好きなところ

まぁそんな前置きは置いておいて、「がんばっていきまっしょい」のどんなところが好きかについて、ちょっと書いていこうと思う。

端的に言うとどん底に落ちたところから這い上がって成長していくスポ根的な成長単が好きなのだと思う。

具体的に言うと、主人公である悦ねえは小学校から中学校に上がる過程で深い挫折を経験しており、これ以上の挫折を避けようとする余り、極度の無気力に陥ってしまう。そしてボート部に入った時もそうだった。

しかし悦ねえは再び過熱する。過熱するのだが紆余曲折あり、また別の意形で挫折してしまう。もう二度と元に戻らないのではないかという勢いでだ。しかしそこからまた復活し凄い勢いで巻き返す。ご都合ストーリーなのはまぁわかるが、そういうところは言ってはいけない。

そしてその雑の前後に起きる伏線がことごとく回収されず、別の形で生かされる。これらは悦ねえを復活させるための材料として機能する。そういうストーリーにも個人的にはかなり惹かれるものがあった。

何より最後に負けたけど、それでもやれてよかったよね…的な筋書きから、まだ敗者復活戦の可能性があるという尾びれを残した終わり方もよかった。

キャラクターはみな魅力的で、あだ名という設定が明示的に存在するのもよかった。私は割とべたな人間なので、悦ねえと姫が一番好きだ。名前の響きではダッコとイモッチも外せない。

表現のぎこちなさ

しかしキャラクターの3Dアニメーションには微妙に違和感というか、ぎこちなさみたいなのがあったように思う。ちょっと無理があるというか。2Dだったらああならなかったのかというと微妙なところだが、不自然なシーンがそこそこあったと思う。特に感情的に見せるシーンやコミカルさを強調したいようなシーンで追う言った箇所が多いように感じた。

3Dアニメーションに限らずセリフ周りにも不自然な個所があったので、ちょっと全体的にそこはイケてないなと感じた。ただまぁ、キャラクターの稚拙さを引き立てるようなシーンでは貢献しているように見えた。

バンドリを制作しているサンジゲンだと「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」のころはそういった表現が目立ったが、バンドリになってからは一切なくなったので、もしかすると、こういった事柄は3Dアニメに不慣れだったりするとあることなのかもしれない。そういった些末な部分は個人的にはあまり気にしない性質なのでどうでもいいっちゃいいのだが。

意外と入場者数が多い

ちなみに今日のシネマサンシャイン衣山の上映は年末とは言えどまだ平日で、更に18:40開始と、仕事帰りによるには厳しい時間の中、私を含め8名も来ており、この手のジャンルとしては中々盛況だったように思う。

トラペジウムは土日でも5人割ってるとかザラだったし、比較的人気が出た後でも樟葉で8人くらいだったので、そう考えると、比較的地方部である松山で、しかも前述の条件で8人来ているのはかなりすごいと思う。12/14の話で言えば95席の4割が埋まってたのでなおのこと凄い。

だからこそ上映終了を一週間延ばしたのだと思う。しかし一週間なのが寂しくもある。とは言え、いつか終わりが来るものなので仕方ないが…。

旅行記

今日は主に松山市内中心部を巡ったが、その旅行記については、また別の記事で書こうと思う。

明日は三津周辺を中心に回る予定だ。今回は松山市が力を入れているのもあるが、個人でも聖地巡礼用の地図や情報を提供していてくれている人がいて、本当に助かっている。

TAKAさんが作成された、がんばっていきまっしょい地巡礼(愛媛県松山市・今治市) - Google My Mapsは非常に情報が豊富なので、行く場所に悩んでいる人の大きな助けになるだろう。

もちろん、公式のARスタンプラリーをやるのも悪くないと思う。