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Google Search Consoleで状況を確認してみることにする。(Google Analyticsやレンサバのログ解析も似たような結果になっている)
アクセス数は以前よりかなり落ちている。これはタイミングの問題かもしれない。もし、CMS変更が原因であれば、URL変更やHTMLの構造変更が影響しているのだろう。少なくともコンテンツは丸ごと移してるし、URLのリダイレクトもほとんどは機能しているはずだ。いや実際に機能しているかまで確認はしてないが…。
まぁアクセスが多くても負荷が高まってサーバーが落ちたりするので、このくらいが程よいのかもしれない。
またインデックスについては未登録URLがグッと増えた。グラフを見る感じWordPressのURLがまるっと未登録になり、adiaryの分が増えた感じだろう。adiaryの方が記事URLに対してサイトマップの登録率が高いが、これはadiaryとWordPressでサイトマップのファイル構成が異なることに起因している可能性がある。例えばadiaryはサイトマップが1ファイルなのに対し、WordPressは複数ファイルであるため、Google側の解釈に差が出ているとか、そもそもXMLの内容も違うはずなので、色々影響しているのかもしれない。
インデックス状況についてはWordPressの頃は手動登録しないとインデックスされないことが少なくなかったが、adiaryでは何もせずともインデックスされるので、ここについては大きく満足している。やはりこれはWordPressよりadiaryの方が早いことに起因しているだろう。
- 投稿日:
以前WordPressで構築していたサイトが頻繁に落ちていることについて記事にしたが、adiaryに変えてからどうなったかというと、恐らく落ちなくなったと思う。
何故そう思ったかだが、今までGoogleにインデックスさせるときは毎回Search Consoleから手動登録していたが、そんなことをしなくても勝手にインデックスしてくれるようになったからだ。BingにもIndexNowを使わずとも勝手にインデックスされている。いや、BingのクローラーについてはIndexNowの有無による差を検証したことがないので有意に改善しているかは正直不明だが…w
少なくともこれでインデックスされやすくなり、以前よりアクセスしやすくなることだろう。読み込み時間が0.3秒変わるだけでブラウザバックが減るとかいう話も昔どっかで読んだ気がするし、0.3秒どころか6秒くらい改善してそうなので、効果はかなり期待できると考えている。
Markdownのレンダリングについても作者に要望を出しまくったので大分改善した。とはいえ、まだ問題点は残るので、そこはMarkdown parserを自作する事で上手いことやっていきたいと思う。結果としてadiaryへの乗り換えは大成功だったといえる。
adiaryは非常に素晴らしいCMSだと思うので、WordPressを使っていて重さに悩む人や、CDNなどの費用を節減したい人は検討されてもいいのではないだろうか?WordPressのように素晴らしいテーマや有益なプラグインは存在しないが、なければ作ればいいので、そういう気概のある人には非常にお勧めできると思う。
また本体やプラグイン、テーマが勝手にアップデートされることがないので「何もしてないのに壊れた」が起きないのもいいところだ。当然、その分の保守能力はサイト管理者に求められるが、本来ホームページ運営というのはそういうものである。一定のリテラシーがないとできないのは当然のことだ。少なくとも昔のインターネットでは常識だった筈だ。
何よりこのCMSは日本製だ、日本人なら日本製に拘ってみるというのもありだろう。
改善の余地は山ほどあると思うので、最近開発から遠ざかっていた人にも大変お勧めできる。adiaryはOSSなので、コントリビュートするのもよし、フォークするのもよしだ。逆にシンプルで複雑さがないので、これで必要十分というケースもあるだろう。
この機会に昔懐かしいPerlに触ってみるというのも一つの経験になるだろう。かつてCGIを書いていた人も、使っていただけの人も、どっちでもない人も、Perlという言語の魅力に触れてみたり、新しく発見してみる一つの機会になると思う。Perlの言語仕様はもしかしたら余り良くはないかもしれないが、夢中になって書いていれば、そんな言語でも新しい発見があったりして、きっと楽しいと思う。
いろんな意味で自分のホームページを作るという意味では非常に良いCMSだと思うので、私はそこが好きだ。
余談だが記事ID「0268」以降がadiaryの記事で、それ以前がWordPressの記事となる。厳密にいうとWordPressの記事の中には、はてなダイアリーやQiitaで書いた記事も入っているのだが、区別する術がないのでWordPressの記事ということで一緒くたにしている。特にない限りCMSの乗り換えはもうしないと思うので、この法則がずれることは恐らくないだろう。
因みに私がフォークしているバージョンでは暫定的にクリップボードの画像を直接アップロードできるように改造している。実験的な機能であるため動作保証などは一切しないが、もし画像が貼り付けられずに不便を感じる人がいたら使ってみてほしい。
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adiaryは高速に動作し、検索機能やタグツリーがすこぶるいい。そこはいいのだが、MarkdownのパーサーがMarkdown.plをベースに作られているようで、個人的に合わなかった。
また投稿画面もシンプルでいいのだが、膨大にタグがある場合設定に非常に苦労するUIになっていて、これもイマイチだ。
他にも見栄えの問題がある。PCとSPのUIをサーバーサイドで切り替えるというかなり古典的な実装になっていて、ここを潰すだけなら簡単なのだが、全体的にレスポンシブにするにはフルスクラッチで書き直す必要があり、これが非常に骨が折れそうだ。WordPressのテーマを一本書く並みの労力はかかるのでプロのデザイナーに頼めば100万以上はするだろう。
まだ他にも画像に設定されるAlt属性の値がおかしいなど、様々な問題があり今は一旦採用を見送ることにした。
これらを解決するためにはGFMベースのMarkdownパーサーを書き、タグの絞り込みUIを作り、レスポンシブテーマをフルスクラッチで書き、A11y周りの実装を直す必要があるのだが、全部やっていたら一年は掛かるだろうし、正直きついなと思ってしまった。
何より実装言語がPerlというのも厳しさを加速させている。幸いadiaryのコードは比較的奇麗なので、手の入れようはあるのだが、余りにもやることのボリュームが大きすぎる。最低でもMarkdownパーサーとUIとA11yだけは何とかしたいが、そこに注力するほど気力が持つかも怪しいので、ここは努力目標としたい。
因みに現状のサイトhttps://test.lycolia.infoで公開しているが、いったん整備が終わるまで更新はしないつもりだ。途中で飽きて消す可能性すらある。
Markdownパーサーについては、今WordPressで使っているものにもバグがあり、結構運用でカバーしている部分があるので、せめてここだけでもちゃんと作ることができればadiaryに移行してもいいかもしれない。いやでも、テーマも作りたいかも…。
正直今のWordPressサイトを90点とするとadiaryは87点くらいで、かなり惜しい感じなのだ。なお、改造はGitHubのリポジトリをフォークして行っている。
2024/01/29追記
MarkedでMarkdown部分をパースすればうまくいくかと思ったが、さつき記法との兼ね合いで、そう単純ではなかった。ToCと画像挿入、注釈周りがどうにかできればワンチャンありそうな気もするが、adiary本体の処理がかなり密結合してるので骨が折れそうだ。
MarkedにMarkdownをパースさせてやるだけのテキストDBブログならフルスクラッチで自作も考えたものの、adiaryがかなりパフォーマンスに固執した書き方をしているらしいので、どっちかといえばadiaryのMarkdownパーサーを何とか自分好みに改編して解決したい気がした。Marked互換ならとりあえず満足であるが、adiaryの注釈の仕組みはMarkedより優れている部分もあるので、この辺りを取り入れたいとかいろいろあり、前途は多難そうだ。
ただ正直後方互換をあんまり重視する気がないWordPressのアップデート体制や、プラグインやテーマの謎アップデートにも辟易しているところはあるので、乗り換えたいような気もするし、微妙な気持ちである。
- 投稿日:
adiaryという和製CMSがある。昔どこかで見たような懐かしい見た目のCMSだ。
書き口ははてなブログが近い。あちらは、はてな文法とMarkdownが使えるように、こちらはさつき文法とMarkdownが使える。
お試しで簡単に作ってみて、こちらのブログの記事をある程度移植してみたのだが、使い勝手もいい。
まずサイドバーのタグツリーだ。WordPressではこんなものは作れないし、ツリーのタグをクリックすると記事の一覧が取れて更にそこからフィルタをかけることができる。
正直言ってこれはかなり魅力的だと思う。WordPressの検索プラグインは使い勝手が悪いものばかりで、ここまで本格的なものは私は知らない。これはブログをログ代わりに使っている私にとって非常に魅力的な機能だ。
しかも表示速度も速い。以下は測定サイトで比較した結果だが、adiaryの速さは明らかだ。というか普通に操作していても全然違う。
WordPress | adiary |
---|---|
この圧倒的な速度差を見るとadiaryに惹かれてしまう。ぶっちゃけ今すぐにでも乗り換えたいぐらいだ。
しかし、個人的にはいくつか物足りない部分がある。それはadiaryがGitHub Flavor Markdownをそんなにサポートしていないことや、A11yやレスポンシブデザインへの対応状況が今一つなところだ。この辺りはリポジトリをフォークしたので時間があるときに自分好みにカスタマイズしていきたいと思う。
とはいえ、WordPressもそれはそれで捨てがたいところがあり、悩むところである…。あとあちらはプレビュー機能がないので書きづらい(WordPressのエディタと違ってチープなのでスマホで書くときは便利そうだが
しかしMarkdownさえ快適に書ければ今にでも乗り換えたいので、やはり乗り換えたい気がする。というか乗り換えないと一生手出ししない気もするしなぁ…。とはいえ表示バグってるしなぁ…(記事として一部読めないのがある
- 投稿日:
FocalboardというNotionクローンがあるらしく試してみた結果のメモ。
外部に公開することは一切考慮していません。ローカルマシンでの個人利用を想定しています。
確認環境
Env | Ver |
---|---|
Ubuntu | 20.04.4 LTS |
WSL2 | 1.0.3.0 |
Focalboard | 0.15.0 |
MySQL | Ver 15.1 Distrib 10.3.37-MariaDB |
前提条件
- MySQLはセットアップ済み
手順
基本的なセットアップ
wget https://github.com/mattermost/focalboard/releases/download/v0.15.0/focalboard-server-linux-amd64.tar.gz
tar -xvzf focalboard-server-linux-amd64.tar.gz
sudo mv focalboard /var/lib/
cat <<'EOF' | sudo tee /etc/nginx/conf.d/focalboard.conf
upstream focalboard {
server localhost:15001;
keepalive 32;
}
server {
server_name focalboard.test;
access_log /var/log/nginx/focalboard.access.log;
error_log /var/log/nginx/focalboard.error.log;
location ~ /ws/* {
proxy_set_header Upgrade $http_upgrade;
proxy_set_header Connection "upgrade";
client_max_body_size 50M;
proxy_set_header Host $http_host;
proxy_set_header X-Real-IP $remote_addr;
proxy_set_header X-Forwarded-For $proxy_add_x_forwarded_for;
proxy_set_header X-Forwarded-Proto $scheme;
proxy_set_header X-Frame-Options SAMEORIGIN;
proxy_buffers 256 16k;
proxy_buffer_size 16k;
client_body_timeout 60;
send_timeout 300;
lingering_timeout 5;
proxy_connect_timeout 1d;
proxy_send_timeout 1d;
proxy_read_timeout 1d;
proxy_pass http://focalboard;
}
location / {
client_max_body_size 50M;
proxy_set_header Connection "";
proxy_set_header Host $http_host;
proxy_set_header X-Real-IP $remote_addr;
proxy_set_header X-Forwarded-For $proxy_add_x_forwarded_for;
proxy_set_header X-Forwarded-Proto $scheme;
proxy_set_header X-Frame-Options SAMEORIGIN;
proxy_buffers 256 16k;
proxy_buffer_size 16k;
proxy_read_timeout 600s;
proxy_cache_revalidate on;
proxy_cache_min_uses 2;
proxy_cache_use_stale timeout;
proxy_cache_lock on;
proxy_http_version 1.1;
proxy_pass http://focalboard;
}
}
EOF
sudo cat << 'EOF' | sudo tee /etc/init.d/focalboard
#!/bin/sh
## BEGIN INIT INFO
# Provides: focalboard
# Required-Start: $syslog $network
# Required-Stop: $syslog
# Default-Start: 2 3 4 5
# Default-Stop: 0 1 6
# Short-Description: A self-hosted Git service written in Go.
# Description: A self-hosted Git service written in Go.
## END INIT INFO
. /lib/lsb/init-functions
# PATH should only include /usr/* if it runs after the mountnfs.sh script
PATH=/sbin:/usr/sbin:/bin:/usr/bin:/usr/local/bin
DESC="Focalboard server"
NAME=focalboard
SERVICEVERBOSE=yes
PIDFILE=/run/$NAME.pid
STOP_SCHEDULE="${STOP_SCHEDULE:-QUIT/5/TERM/1/KILL/5}"
do_start()
{
start-stop-daemon --start --quiet --pidfile $PIDFILE --make-pidfile \
--background --chdir /var/lib/focalboard \
--exec /var/lib/focalboard/bin/focalboard-server
}
do_stop()
{
kill -9 $(cat /run/focalboard.pid)
# does not work
#start-stop-daemon --stop --quiet --retry=$STOP_SCHEDULE --pidfile $PIDFILE --name $NAME --oknodo
rm -f $PIDFILE
}
do_status()
{
if [ -f $PIDFILE ]; then
if kill -0 $(cat "$PIDFILE"); then
echo "$NAME is running, PID is $(cat $PIDFILE)"
else
echo "$NAME process is dead, but pidfile exists"
fi
else
echo "$NAME is not running"
fi
}
case "$1" in
start)
log_daemon_msg "Starting $DESC" "$NAME"
do_start
;;
stop)
log_daemon_msg "Stopping $DESC" "$NAME"
do_stop
;;
status)
do_status
;;
restart)
log_daemon_msg "Restarting $DESC" "$NAME"
do_stop
do_start
;;
*)
log_daemon_msg "Usage: $SCRIPTNAME {start|stop|status|restart}" >&2
exit 2
;;
esac
exit 0
EOF
sudo chmod 755 /etc/init.d/focalboard
sudo update-rc.d focalboard defaults
mysql -u XXX -pYYY
DBの作成
CREATE DATABASE boards;
GRANT ALL on boards.* to 'boardsuser'@'localhost' identified by 'boardsuser-password';
exit
DBとportの変更
nano /var/lib/focalboard/config.json
port
とdbtype
を以下の内容に書き換え
"port": 15001,
"dbtype": "mysql",
起動
以下を叩き http://focalboard.test/ にアクセスできればOK
sudo service focalboard start
感想
Notionっぽいけどかなりしょぼい
ボードが作れてmdが書ける程度
2カラムレイアウト作るとか、画像をドラッグで移動するとかはできない
表組みへの画像挿入は「画像添付 -> 表のmdを書く -> HTMLからblob URLを貼る」で可能だが、見切れるので微妙
今のところ実用性はあまりないかも