お知らせ

現在サイトのリニューアル作業中のため、全体的にページの表示が乱れています。
投稿日:
開発::設計ジャンル::名前サービス::AWS

ここ数年見かける有効期限付きのURLの名前をPrivate Cache Distributionパターンというらしい。

これはFantiaみたいな課金サービスを利用している人にはもはや当たり前だと思うが、ページを表示してから一定時間たつと画像が表示できなくなるが、一定時間内であればそのURLは誰でも見れるみたいなやつだ。要するにURLに短めの有効期限を付けて認証されたユーザーにしか見えなくする仕組みのことだ。

参考

投稿日:
サービス::AWS

Athenaクエリ周りのメモ。

Athena前提知識

Amazon Athena とはによると、次のようにあるが、癖があることは覚えていた方が良い。

Amazon Athena は、標準的な SQL を使用して Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) 内のデータを直接分析することを容易にするインタラクティブなクエリサービスです。

関数についてはAmazon Athena の関数を見るとよいのだが、Prestoのサイトを見たほうが多分早い。

UTCのISO日付書式文字列をJSTロケールのtimestampに変換する

SELECT
  date_parse('2020-01-05T23:21:00.53Z', '%Y-%m-%dT%H:%i:%s.%fZ') AT TIME ZONE 'Asia/Tokyo' AS jst

timestampをdate型に変換する

SELECT
    CAST(TBL.TSTMP AS date)
FROM (
    SELECT timestamp '2020-11-20 01:00:00' AS TSTMP
) TBL

TO_DATEはtimestampを受け付けないので役に立たない。TO_CHARはドキュメント上扱えるように見えるがフォーマット文字でエラーになる。

以下の様にしてもサポート外の数値型が渡る様で上手くいかない

TO_CHAR(year(TBL.TSTMP)) || '-' || TO_CHAR(month(TBL.TSTMP)) || '-' || TO_CHAR(day_of_month(TBL.TSTMP))

date型をWHEREで比較

date YYYY-MM-DDとして、型を明示しないと上手くいかない

SELECT
  *
FROM
  TBL
WHERE
  TBL.createAt = date '2023-11-22'

IPv6のOCNバーチャルコネクト環境ではwell-known portsが利用出来ずWebサーバーを公開するのに支障がありますが、今回はそれを乗り越えるための手法を紹介します。

自宅サーバーにhttps://service.example.com/のようにポート指定なしのサブドメインでアクセスできるようにするのがゴールです。

構成

自宅サーバーの手前にCDNを挟み、CDNを経由して接続させるようにします。要するに手前にリバプロを生やしておくわけです。

user-cloudfront-foreign_server.png

前提

前準備

DNS レコードに次のドメインを作っておく

用途 ドメイン レコード データ
CDN 用のドメイン cdn.example.com A サーバーの IP
公開用のドメイン service.example.com A サーバーの IP

自宅サーバーを公開可能な状態にする

叩き台程度ならserveを使うのが手っ取り早いですが、Node.jsでサーバー立てるのもありだと思います。今回は叩きなのでHTTPにしていますが本番運用するときはHTTPSにしましょう。

以下サンプル

const http = require('http');

const port = 12345;

const server = http.createServer((req, res) => {
    res.writeHead(200, { 'Content-Type': 'text/plain' });
    res.end('Hello world!');
    console.log(req.headers.host, req.socket.remoteAddress);
});

server.listen(port, () => {
    console.log(`Running at http://localhost:${port}`);
});

手順

  1. CloudFrontを開く
  2. 「ディストリビューションを作成」
  3. 「オリジンドメイン」にcdn.example.comを設定
  4. 「プロトコル」を選ぶ
  5. cdn.example.comの「ポート」を設定する
  6. 設定までスクロール
  7. 「代替ドメイン名 (CNAME) - オプション」で「項目を追加」しservice.example.comを入力
  8. 「カスタムSSL証明書 - オプション」で「証明書をリクエスト」
  9. 「パブリック証明書をリクエスト」
  10. 「完全修飾ドメイン名」にservice.example.comを入力し「リクエスト」
  11. 「証明書を表示」
  12. DNSレコードに「CNAME名」で「CNAME値」を追加
  13. 「保留中の検証」が終わるのを待つ
  14. 「カスタムSSL証明書 - オプション」で作成した「ACM証明書」を選択
  15. 「ディストリビューションを作成」
  16. service.example.comのDNSレコードをCNAMEにし、データを「ディストリビューションドメイン名」に変更
  17. https://service.example.com/にアクセスできればOK

参考資料

トラブルシュート

ディストリビューションを削除したい

  1. ディストリビューションの一覧で消したいのにチェック入れて無効化
  2. しばらく待つ
  3. 消したいのにチェック入れて削除

参考:ディストリビューションを削除する (docs.aws.amazon.com)

後書き

副次的効果ですがCDN挟んでキャッシュされてるお陰で連続アクセスしてもサーバーまでリクエスト来ないので感動しました。

CloudFrontには他にも様々な機能があるみたいなので活用できれば便利そうです。