AMD SocketAM4 A320チップセットマザー、ASUS PRIME A320I-Kを使ってみての感想です。
M2SSDが認識不能になる
このマザーはM2スロットの真下にチップセットがあるという構造上、M2が熱を持ちやすい特徴があり、そのためか起動ドライブにしているとM2SSDが認識不能になるケースが多々有りました。ヒートシンクなしだと運用不能なレベルだと思います。ヒートシンクがあっても冷却していないとすぐ止まります。この状態になっていると火傷するくらいの熱になっているので最悪壊れても不思議ないレベルだと思います。
ケースファンを止めたら起動中にブルスクになった挙げ句、BIOSからも認識不能に。扇風機で強制的に冷やしたら、その場はなんとかなりました。
但し調べた限りASRockとBIOSTAR以外のMini-ITX規格のSocketAM4マザーはどれもチップセットの上にスロットを実装しているのでなかなか厳しいなと感じました。
逆にASRockとBIOSTARはマザー裏面にスロットがあるので、比較的冷却面ではマシではないかと思いますが、検証してないので不明です。裏にあるということはケースにSSDを密着させることで結構大きな冷却をできるのでは?という気はしてます。
因みにCrystal Disk Mark程度の負荷では落ちなかったので、Windows 10起動時程度の大きな負荷が必要なようでした。
この点は致命的な欠点とは言えないかもしれませんが、いつ落ちるか予想できないので厳しいですね。取り敢えずこの点はPCIeM2拡張を買ってきて解決を図るつもりです。下手にファンステーとか買ったほうが高くなっちゃう…
因みにケースファンを回しても止まるときは止まるので、多分スロットの手前にメモリが刺さっていること、側面にはPCIeスロットがあることで風の周りが良くないんでしょうね…。
たぶんこの構造でもROG Strix X570-I Gamingほどの冗談みたいなクーラーがついてれば大丈夫だとは思います。
ファンコンなどのUtilityを使うには付属DVDが必要
ASUS公式でもAI Suite IIIが配布されているのですが、何故か温度モニター程度しか付属していないようです。なんでかは不明です。
付属DVDには、上図のようなUtilityインストーラーが付属しており、ここからインストールすることでファンコンなどの各種Utilityの導入が可能となりました。